goo blog サービス終了のお知らせ 

年間500店以上を食べ歩く飲食店プロデューサーの食日記

仕事柄、日本中を飛び回っていて、その出張先での外食を日記にしています
たくさんのコメントを待ってます

東京メトロ有楽町線銀座一丁目駅:「ニューキャッスル」  昭和が香る銀座名物「辛来飯」が三代目で復活

2014-09-16 22:42:35 | 関東
P9161061-1.JPG

今日も所用で銀座
さぁ出掛けようってタイミングで地震があって… それが結構大きな揺れでありましたので、交通機関などの情報収集や安全確認をいたします
最も心配したエレベーターの停止も無く、何事も無かったかのように銀座へと向かいます



P9161053-1.JPG
おしゃれブランドが立ち並ぶ銀座の街にタイムスリップしたかのような木造の傾いた建物で営業をされていた「ニューキャッスル」
その佇まいや看板のレトロ感に惹かれて一度は訪ねてみたいと思いながらも、東日本大震災の影響で地盤の沈下が進んだとのことで惜しまれつつも2012年7月に閉店してしまったのだけど…
同じ柳通りではありますが、昭和通りとの交差点近くに三代目によって復活していたのであります
その三代目とは二代目と親族関係にある方では無く、1946年創業だと言う歴史と味を絶やしたくないと申し出た常連だったお客さまだとのこと
目頭が熱くなるような話ではないですか…


P9161064-1.JPG
そこで提供されるのは「辛来飯」と書かれる「カライライス≒カレーライス」でありまして、品川から川崎までの駅名でボリュームが決められている、ネーミングとともにユニークなお店なのです
大井(多い)や大森(大盛り)からヒントを得たようで、品川がダイエットする方に向けた小盛、そこから川崎へ近づくにつれボリュームがアップしていくのだとか…
川崎とはどのくらいの大盛りなのかと尋ねてみたところ常識的な大盛りサイズだとのことですから、それをいただくことにいたします


P9161060-1.JPG
カライライスでありますから、確かに辛く、それをマイルドにする目玉焼きが乗せられています
と言っても、頭皮から汗が噴き出すようなモノでは無く舌先で辛さを感じるほどの程よさでありまして、そこにはプロセッサーで細かく刻んだ玉ねぎやニンジンなどがたっぷりと入っているようで、その辛味の中にも旨味がしっかりとしている濃厚カレーでありまして…
安いカレースタンドが提供するそれをはひと味もふた味も違いますよ



氷が入ったキーンと冷えたお冷と一緒に、そのお替わりようにと小さなピッチャーが提供されるサービスも堂に入っていますし、使われている器も旧店舗と同じものであるようですが…
レトロなお店の佇まいと提供する商品とがマッチすることや、その二代目のお人柄に触れたいお客さまが集まっていた面もあるでしょうから、新しくなったお店でカレーの味だけで勝負するとなると厳しいところもありそうですね
とは言え「辛来飯」の火を消さないように頑張っていただきたいものであります



【ニューキャッスル】
東京都中央区銀座2-11-1 銀座ランドビルB1F
03-6264-0885