『むろまち 鳥や』 お昼にはラーメン目的のお客さまが列を作る焼鳥屋さんでいただく「焼き鳥丼」

うなぎの老舗『伊勢定』と蕎麦の老舗『利久庵』の間にある路地を入りますと一軒の焼鳥屋がありまして…
それほど目立つことはないのですが、お昼の時間にはラーメンを目的に集まるお客さまで行列ができていることもしばしばなのであります






焼鳥屋でラーメン？
と思ったりもするのですが、きっと鶏肉つながりでのスープが魅力なのでありましょう
そろそろお昼のピークが終わるころかと13:00にお邪魔してみますと、タイミングよく空いたテーブル席に、先に待っておられた女性と相席で案内されます



ラーメンには焼き鳥小丼が付くようで、先の女性も塩ラーメンを注文しておられましたが、ワタシは「焼き鳥丼」をいただくことに…
内臓系は大丈夫かと確認してくださりますし、それが苦手だと伝えるえと〝ささみ〟に代えてくれるとのありがたいお言葉をいただきます
〝つくね〟〝正肉〟〝ささみ〟〝うずらの玉子〟〝葱巻き〟と5種の焼鳥は炭の香りが感じられるだけでなくふっくらと焼かれていますし…
つくねに練り込まれた軟骨のコリコリっとした食感だけでなく、塩焼とタレ焼が合わせてあることでの味の変化もあって飽きることなくおいしくいただけました



相席になった女性が召し上がられた塩ラーメンも美しく澄んだ清湯スープがおいしそうですし、小丼とは言えボリュームも満点であることから、人気があるのも頷けますね



【むろまち 鳥や】
東京都中央区日本橋室町1-5-13 ツカコシビル1F
03-3241-5288

『新広東菜 嘉禅』 オープンから一年半 ハイクォリティーなお料理がいただけるとの評判なヌーベルシノワ

オフィス近くに1年半ほど前にオープンしたお店
マンダリンホテル出身の方がシェフを務められると聞いてはいたのですが、しばらく様子を見ようと先送りしていたのでありますが…
お昼にはリーズナブルなお値段でハイクォリティーなお料理がいただけるとの評判でありますので、お邪魔させていただくことにいたします






銀座西5丁目交差点近くでビルの2階
路面にも目立つ看板が置かれていますし、エントランスとなる階段もオープンであることから敷居の高さを感じることもなく…
もちろんエレベーターでも昇れますが、それほど長いものでのありませんので、階段で上ることにいたします
40席ほどのお店はシースルーのカーテンで区切られていまして、時には個室的な雰囲気で使用されるのであろう、8人ほどが掛けられるエリアへ案内していただけます



「本日は鉄観音をご用意させていただきました」とティーポットとともに提供されるお茶のサービスがありがたく…
その温かいお茶で喉を潤すとともに、ホッと気持ちを落ち着かせメニューを眺めます
平日限定として時間がないビジネスパーソンのために提供されるサービスランチの用意もありましたが、ふかひれ料理に自信があるように思えましたので「ふかひれ姿煮込みランチセット」をいただくことにいたします



「本日の2種蒸し点心」
今日は〝ドラゴンフルーツで色付けしたチャイニーズオリーブ〟と〝筍〟の蒸し点心であるとのことで…
鮮やかに色付けられたピンク色にはかわいさを感じますし、何もモチモチとした皮の食感とシャキシャキとした餡の歯ざわりが楽しくいただけます



「薬膳蒸しスープ」
今日は〝根菜と豚肉の薬膳スープ〟だとのことで…
15mm角ほどの豚肉がゴロゴロっと3片に人参と大根、それに黒豆が入っています
ホロホロと箸でも崩れるほどに柔らかく煮込まれた豚肉もおいしいですし、如何にも身体に優しそうなスープが染みた大根のおいしさは素晴らしいですね



「ふかひれの姿煮込み」
メインの登場であります
お値段的にもそれほど大きなふかひれではありませんので、それほどシャキッとした食感はありませんが、トゥルンとした滑らかな舌ざわりが楽しめまして…
何より、それを煮込んだスープが実においしく、添えられたもやしとニラを加えることでの食感の変化や、黒酢でアクセントをつけることでの味の変化をも楽しみながら、レンゲで残すことなくいただきます



「デザート」
〝タピオカ入りマンゴースープ〟だとのことで、プチプチとしたタピオカがアクセントが楽しいですし、プリンではなくスープというところも新鮮ですね



【新広東菜 嘉禅 − Cantonese Kazen –】
東京都中央区銀座 6−5−13 銀座美術館ビル2F
03-6264-5851

『LE BRILLANT EMU』 ピンクのクロスが掛けられるオシャレなフレンチでお一人さまランチ

ハンバーグが食べたい気分でありまして…
オフィスへと出かける用事もあったために、オフィス近くの『Sun-mi TAKAMATSU本店』へお邪魔させていただくことにいたします








10階建てのビルには〝日〟〝仏〟〝伊〟と三味のお店がフロアごとに分かれていまして、ハンバーグがいただけるのは4階にある日本料理の『香川』と7階にあるフランス料理の『ル・ブリアン エミュ』の2軒であるとのこと
お箸でいただくかナイフフォークでいただくかという悩ましい選択に迷わされながらも、久しぶりに気取った食事も良いだろうと『エミュ』選びます
ピンクのクロスが敷かれるテーブルでのひとりランチは寂しいものでありますが、おいしいお料理がいただけるのであればそれも厭わず…



シンプルにハンバーグだけをいただくことができるセットメニューもあったのですが、折角なのでとコースを選びます
先ずはオードブル
プリフィックススタイルであることから3品からお料理を選択することになるのですが、アワビ、真鯛、帆立貝とどれもが魅力的で…
しばらく迷ったあと「北海道産帆立貝のやわらかムース ガスパチョソース」をチョイスし、滑らかな舌ざわりを楽します



続いてはスープ
これまた3種が用意されている中から「本日のクリームスープ」をいただくことにいたします
今日のスープは〝人参のポタージュ〟であるそうですが、全くえぐ味がなく甘みがもあって…
ざらつきが出ないよに裏ごしされたスープはとてもマイルドでクリーミーであります



今日のお魚料理は〝真鯛のグリル〟でありまして、白ワインソースにバジルソースやトマトソースで彩られます
お魚の下に敷かれたナスのパン粉焼きはトマトソースとの相性が良いですし、まったりとしたフレンチらしい白ワインソースにバジルの香りが加わることでのアクセントが効いたソースでいただく真鯛はカリッと焼かれた皮とキリッとした塩味が見事なものでありました



メインとしていただく肉料理は、もちろん「黒毛和牛ハンバーグ」
ソースが選べるとのことで、浅葱ソースやキノコクリームにも惹かれましたがチーズ焼きをチョイスいたします
「黒毛和牛のビーフシチュー」と横並びの価値観というのは如何なものかと思うところではありますが初志貫徹ということで…
ハンバーグにはポテトグラタン、カリフラワー、ヤングコーン、ペティーオニオン、ミニ大根と添えられていまして、それだけでも贅沢な感じがしますし、ふっくらと焼きあがった厚みがあるハンバーグから滲み出る肉汁も見事でありました



デザートは「カラメリゼしたレモンのタルト 瀬戸内海産レモンのソルベ」をチョイス
3日もすれば12月になろういうこの時期にレモンなんて思ったりもしたのですが、今日は20℃を超えたこともあり、館内は暖房で暑く…
レモンの爽やかさをとてもおいしくいただくいただくことができました



【LE BRILLANT EMU】
東京都中央区銀座6-3-9 Sun-mi TAKAMATSU本店7F
03-5568-3300

『めん処 一ぷく』 惜しまれながらも20数年の歴史に幕を下ろす吉川駅高架下のお蕎麦屋さん

数年前に知人の焼肉店の開業祝いで訪れた際に、お汁のおいしい香りに惹かれたことを思い出し…
来月にオープンすることとなったお店へ訪問した帰りに立ち寄ってみますと、入り口に今月末日の営業をもって閉店するとの貼り紙があるではないですか






最期にお邪魔することができて良かったような、最初で最後になることが寂しいような複雑な気持ちで引き戸を開けますと…
10席にも満たないようなカウンター席の中にいる気が良さそうなおばちゃんが笑顔で迎えてくださいますし、ピカピカに磨かれたステンレスの眩さが目に入ります





一番奥に置かれる券売機で買い求めたのは「かけそば」「かき揚げ天」「ミニカレー」の3点
お蕎麦やカレーは正直なところ、お値段なりのものであり特筆することはないのですが、お蕎麦に乗せて良いかと尋ねられたかき揚げはお店で揚げられているものであるようで…
サクッと軽い衣が程よい食感でありますし、かき揚げにはサツマイモが入れられていることでの甘みが良い感じであります



20数年もの間お客さまに愛され続けたお店であるようですが、駅のリニューアル工事の影響や、お店にある機器が老朽化していることもあって閉店することとなったそうで…
かつては武蔵野線沿線を中心に10数店舗を展開されていたようですが、これで3店舗を残すだけになってしまうとのこと
何とも寂しい限りであります



【めん処 一ぷく】
埼玉県吉川市吉川町大字木売1-6-1 吉川駅改札外
048-981-4670

『GINZA うおぬま』 毎朝、その日に使う分だけを精米するという〝魚沼産コシヒカリ〟のおいしさが光ります

ちょっと贅沢なお昼をいただこうと目指したお店が、なんと貸し切り営業だとのことでありまして…
そのお隣にあったお店にもおいしいものがいただけそうな雰囲気を感じ飛び込んでみることにいたします






扉を開けますと、そこには10人ほどが座れるL字型のカウンター席がありまして、その中にはちょっと強面な職人さんが…
テーブル席があればそこへ逃げたかったのですが、あいにく目につくところに無く、勇気を持って職人さんを目に前にするカウンター席をいただくことにいたします







お昼に提供される商品は4種類
今は移転してしまいましたが、築地市場からすぐ近くのお店でありますので「焼き魚定食」や「鯖みそ定食」は頷けるのですが…
何故だか新潟の名物である「たれカツ丼」が先頭にありますし、魚沼産のお米が使われるなど新潟贔屓の方がいらっしゃるようですね
そんなお店でいただいたのは「天然お刺身と焼き魚定食」
鮪の中とろと一緒に盛られるのは旬である〝イトヨリダイ〟でありましょうか
身が締まったコリコリとした食感を美味しくいただきました
そして〝鰆〟の焼き物は脂が乗っていることでふっくらとした食感を楽しむことができるのですが、ちょっと塩味が足りないように感じ…
大根おろしが添えてあればそれに醤油を垂らして一緒にいただくところなのですが、残念ながらそれは添えられていませんでした



毎朝、その日に使う分だけを精米するという〝魚沼産コシヒカリ〟の新米が提供されているようですが、それはお米のおいしさに頼られたものではなく、その炊き方や保管も見事なものでありまして…
一粒ひと粒がとてもおいしいものでありました



【GINZA うおぬま】
東京都中央区築地7-4-4 恒陽サンクレスト築地102
03-6278-8553

『炭焼・寿し処 くし路』 北海道のおいしいものがいただけると期待していたのですが…

夜
先日、新橋にある寿司屋さんの名物である鉄火巻きの話をしていたこともあってか急にお寿司が食べたくなって…
それで回転寿司にでもお邪魔してみようとKITTEの5階にある『花まる』を覗いてみますと、驚くことに150分ほどの待ち時間だとのことであります






それで、6階にある『くし路』
こちらも満席ではありましたが他に待ち客はおらず、カウンターに座っておられたカップルがタイミング良く席を立たれまして…
待つことなくその席をいただくことができましたし、大きめの椅子が置かれていることでゆったりと寛ぐことができるものでありました



お刺身の盛り合わせは〝本鮪〟〝サーモン〟〝帆立〟〝ボタン海老〟など6点が盛られる「根室」をいただくことにいたします
ねっとりとした舌ざわりがおいしいマグロの赤身も然ることながら、格別なのはボタン海老でありまして…
濃厚な甘みが口いっぱいに広がる新鮮なおいしさを堪能させていただくことができました



そして「浜茹で毛がに」
ダイナミックさではタラバ蟹に座を譲るものの、味の濃厚さやかにみその風味などは他を圧倒するものがありまして…
その旨みは十分に楽しむことができたのですが、冷蔵庫で長い時間を過ごしていたのでありましょう
身が少し乾燥していたことが残念でありました



続いては旬の味覚である「鱈白子の天ぷら」
サクッと揚がった衣の中には熱々かつとろりとした舌ざわりの白子
濃厚なコクと旨みは天つゆとともに添えれらたお塩を付けていただくことで一層においしくいただけます





〆でいただくのは「いくら丼」と「海鮮丼」
何れも〝小丼〟とあるのですが、たっぷりとネタが乗せられていますので、期待以上の満足度が得られます
ボリュームがあることはうれしいのですが、丼に押し詰めるように盛られたシャリが冷たく固まっていたことにはがっかりでありました



「遅くなって申し訳ありません」とお刺身とほぼ同じタイミングで提供されたお通しは良いとして、注文したすべてのお料理が一気に提供されたことで広めだと言いながらもカウンタートップは料理の置き場も無いほどなりまして…
そんな気遣いの無さにはガッカリとしたお店でありました



【炭焼・寿し処 くし路】
東京都千代田区丸の内2-7-2 JPタワー6F
03-6256-0817

『スペインバル GIRONA』 気軽な雰囲気でスペイン料理を楽しめるバル

おいしいパエリアが食べたいという友人からのお誘いで虎ノ門ヒルズ
地上52階という高層タワーではありますが、その中心がオフィスとなっていることから週末には閑散としてしまうようで…
店舗が入る3〜4Fも閉まっているお店が多いことから薄暗い感じがいたします






そんな一角にある『スペインバル ジローナ』
五反田にある本店の2号店として暖簾分けされたお店であるとのこと
40席ほどと小さめなお店ではありますが、入店時には1組だったらお客さまも次第に増えていって…
予約をされていた6名さまが来店されると一気に賑やかになりました
ワインリストなどドリンクのメニューは用意されているものの、お料理は黒板に書かれた商品から選ぶようでありまして、その時々で一番おいしいものがいただけるようですね





まずはタパスからスペイン風オムレツ
折角ならばと、旬のおすすめである「特選白子のオムレツ」をいただくことにいたします
スパニッシュオムレツということでジャガイモなど大きめにカットされた具材を溶き卵で焼き固めたようなものを想像していたのですが、提供されたオムレツはスフレのようにふわふわでありますし…
その卵の中にはゴロッとした白子がが入っていまして、そのトゥルンとした舌ざわりと濃厚な旨みをたのしませていただきました



さらに旬のおすすめから「生ハムとフレッシュイチジクのサラダ」をいただきます
たっぷりな葉野菜の周りに添えられたイチジクはそれほど皮が厚いものではありませんでしたので、その栄養分を残しことなくいただきましょうと皮ごといただきますと、身ではそれほど感じられない強い甘みを味わうことができました



そしてスペインバルといえばアヒージョだということで、店頭に大きな写真入りで紹介されていた「エビのアヒージョ」を…
ゴロッとした海老のプリッとした食感のおいしさはもちろんのこと、厚めにスライスされたニンニクがたっぷりと使われていることでの香りやほっくりとした食感と甘みをも楽しませていただきました





続いては魚料理をと「新鮮なヤリイカのフリット」と「厚切りスモークサーモン」を…
慣れ親しんだフリッターの味はホッとするものでありましたし、スモークサーモンの薫香はそれだけでおいしさがわかってしまうものでありまして…
これまたたっぷりの野菜とともに、メニューにも謳われていたとおりに皮のパリパリとした食感としっとりとした舌ざわりをいただくことができました



肉料理は「イベリコロース肉のグリル」
脂身がおいしいお肉は余計な調味をすることなく…
塩コショーだけでグリルすることで、自分の脂身から溶け出た脂がおいしいソースとなりますし、シンプルであるからこそ楽しめる赤身の旨みを楽しめます
敷かれたオニオンですが、固定観念からソテーされることでの甘みがあるものを想像していたのですが、実はビネガーでマリネされたものでありまして…
そも酸味でさっぱりといただけるのも面白いですね



そして〆には「魚介たっぷりパエリア」
想像していたサフランの黄色ではなく茶褐色ののものが出てきた時には驚きましたが、有頭海老やムール貝などたっぷりな魚介が乗せられていまして…
その魚介の出汁が染みたご飯もおいしくいただくことができました



デザートはサービスを担当してくれた女の子が好きだという「クレームダンジュ」をいただくことにいたします
フランス生まれのデザートではありますが、濃厚なチーズの香りとふわふわの食感が口いっぱいに広がって…
ベリーの酸味も加わることで、女の子が大好きであることも頷けますね



【スペインバル GIRONA】
東京都港区虎ノ門-1-23-3 虎ノ門ヒルズ 森タワー4F
03-6257-3858

『Pizzeria MERI PRINCIPESSA』 ワンコインでいただけるピッツァマルゲリータは驚くほどのハイクオリティーでありました

豊洲にあるめぼしいレストランには行き尽くした感があったのですが、やはり街は奥深いものでありまして…
豊洲運河沿いに建ち並ぶ高層マンションのひとつに、渋谷や銀座にもお店を持つ『ピッツェリア メリ プリンチペッサ』があると知ったのであります






そこは近隣のマンションにお住いの方でなければ通ることがないようなところでありまして、近くには住民サービスとして誘致されたであろうクリーニング店など小さなお店がいくつかあるものの、レストランがあるとは思えないのですが…
マンションの資産価値に直結するとも言われる通り敷地内には多くの植栽や芝生が敷かれていて、それを借景するかのような外観がステキなレストランへ辿り着きます
週末ということもあって、利用されているお客さまは近くにお住まいであろうファミリーが中心でありまして、小さなお子さまを連れて来られる方が多いために入り口に置かれたベビーカーが通路を遮るほどであります



お昼にはピッツァランチとパスタランチがそれぞれ1,000円で提供されていまして…
セットとなるフリードリンクにはオレンジジュースやアップルジュースなどのほか、アップルティーやミントティーなどのフレーバーティーが充実していますし…
自家製だというフォカッチャやバゲットも入り口に置かれるフリードリンクコーナーから好きにいただくことができます
更に…
添えられるサラダは〝広島県田邊農園オーガニックグリーンサラダ〟とあってたっぷりな葉野菜をいただけることもうれしいですね





パスタランチから〝グリルチキンとフレッシュトマトと玉ねぎのアーリオオーリオ〟をチョイスいたします
正直それは決して満足いくものではありませんでしたが、メニューにあるピッツァは単品でもいただけるとのことで…
添えていたピッツァマルゲリータは納得なクォリティーであります
マンションの一階ということで薪釜というわけにはいかないのでありましょうが、短時間に高温で焼き上げられたであろうことが見てわかるものでありまして…
サクッとしていながらもモチっとした生地の食感はホンモノでありますし、スッキリとした酸味が効いたトマトソースやモッツァレラの食感も納得のおいしさであります



驚くべきはそんなピッツァがワンコインでいただけることでありまして…
次回はピッツァ目的でお邪魔し、数枚をいただいてみたいお店でありました



【Pizzeria MERI PRINCIPESSA】
東京都江東区豊洲3-6-8 シティータワーズ豊洲 ザ・シンボル1F
03-5547-4407

『地粉うどん 福福』 スパイシーなカレー粉と館林産の上州地粉のムチッとした平打ちうどん

夕方からは雨になるとの予報だったのですが、お昼をいただこうと出かけたタイミングでもパラパラっと小雨が落ちてきまして…
急に冷え込んできましたので、温かいおうどんで身体を中から温めるといたしましょう






向かったのは〝地粉つけうどん〟と看板にある『福福』ってお店
30席に満たないほどの小さなお店ではありましたが、お昼の時間を過ぎていたにも関わらず半分ほどの席が埋まっていまして…
カウンター席に座っていた女性が店内に全てに聞こえるような声で電話していたことで気を遣っていただけたのか、ひとりでお邪魔したにも関わらずテーブル席へと案内していただけました





看板にもある通り、冷たく〆たうどんを温かい汁につけていただく〝つけうどん〟が名物なのでありましょうが、身体を温めようとお邪魔したお店でありますから…
たっぷりとお野菜がいただけるであろう「けんちんうどん」も魅力でありますし、大きな海老の天ぷらが乗せられた「海老天カレーうどん」も捨てがたく、散々迷った挙句により身体が温まるであろうカレーうどんをいただくことにいたします
いわゆる蕎麦屋のカレーうどんなのだけど、スパイシーな味わいはお気に入り
そして館林産の上州地粉が使われるというおうどんは平打ちでありまして、そのムチっとした歯ざわりと小麦の香りは癖になりそうであります
そして海老天
想像以上に大きな海老でありますし、多くのお店が使っているような保水されたものではありませんので、ムチっとした歯ざわりと、海老本来の甘みと香りを楽しめるものでありました



【地粉うどん 福福】
東京都中央区八丁堀3-11-8 ニチト八丁堀ビル1F
03-3553-2929

『そば處 相馬屋』 肉厚なかつ丼とのど越しが良いお蕎麦で心もお腹も満足です

〝かつ丼〟が食べたい
サクッとした歯ざわりが楽しい〝とんかつ〟も良いのですが、丼タレが染みた〝かつ〟も捨てがたいものでありまして…
それで、お気に入りのお蕎麦屋さんへと出かけます






月島駅から歩いて5分ほど
近年の開発で高層マンションが建ち並ぶエリアではなく、古くからある住宅地にあるお店なのでありまして…
40余年の歴史に裏付けされるように、ご近所にお住いの方だけでなく、わざわざここを目的に集まってくるビジネスマンなどでいつも賑わっているのであります





いただくのは「かつ丼セット」
ホワイトボードに手書きされたメニューから選んだのですが、壁面に掲げられる木札にある単品の「かつ丼」とお値段が一緒であったことから、きっとハーフサイズの丼であるに違いないと…
お蕎麦を大盛りにしてもらったら、なんと普通サイズのかつ丼に添えられたお蕎麦がとんでもない山盛であったことに驚かされます
お蕎麦は喉ごしが良いものでありますし、つゆにはほどよい出汁の旨みと甘みがあって…
かつも15mm弱とそれなりの厚みがあるお肉でありまして、たっぷりな玉ねぎの甘みとともにおいしくいただけるものであることから〝かつ丼が食べたい〟って気持ちを十分に満たしてくれるものでありました



【そば處 相馬屋】
東京都中央区佃2-6-3
03-3531-4405

『九州の旬 博多廊』 九州の“旬”を落ち着いた雰囲気でいただくことができます

福岡を発つ前に落ち着いた雰囲気の中でおいしい〝和〟を楽しもうと…
宿泊していたホテルから5分ほどのところにある『博多廊』を訪ねてみますと、お昼のお席は全て予約で埋まっているとのことでカウンターヘと案内されます






満席とあれば仕方ないと、渋々ではありましたが、その案内に従いますと…
板場を目前とするカウンターはゆったりとした設えとなっていますし、目の前から聞こえるまな板を叩く包丁の音が心地よく、思いのほか居心地良い空間でありました
また和服姿で接客されるスタッフの所作も上品さを感じさせるものであることから、願った通りの落ち着いた雰囲気でのお昼がいただけそうだと期待が高まります



いただいたお料理は1日15食限定で提供される「九旬 花籠御膳」
黒染めの竹籠が使われていることから、漆黒の中に浮かぶお料理の数々はどれもおいしそうに映えていまして…
〝ごまカンパチ〟〝小ふぐの唐揚げ〟をメインに〝ごぼうサラダ〟〝カンパチのあら炊き〟〝里芋まんじゅう〟〝ごま豆腐〟〝的鯛の味噌焼〟〝切り干し大根〟〝舞茸煮物〟〝卵焼き〟〝海老のお寿司〟などと並べられた季節のお料理は、ご婦人受けすること間違いないものでありましょうし、どれもおいしくいただくことができました





そして季節の釜飯
普段であると炊き込みご飯が提供されるところらしいのですが、新米がおいしい時期であるからと銀シャリであります
ひと粒一粒がきちんと立ったご飯には甘みがあって…
おこげもできていることでの芳ばしさも味わうことができるおご馳走であります



食後にはコーヒーとともに、揚げたてだという〝かりんとうまんじゅう〟が提供されまして…
その熱々でカリッとしたかりんとうの皮と餡をおいしくいただくことができました




【九州の旬 博多廊】
福岡県福岡市中央区大名1-1-38 サウスサイドテラス5F
092-687-5656

『食堂 うめぼし』 郷土料理である「ごまカンパチ」や名物とある「肉豆腐」などおいしくいただきました

なかなかスケジュールが合わずご無沙汰していたお仲間との会食であります
ちょっと肌寒さを感じる日でありましたので夜は冷え込むかもと、人生初となる〝あったかインナー〟を購入してみますとじんわりと汗が滲むほどの暖かさに驚かされました








お邪魔したのは6月にオープンした『食堂 うめぼし』
昭和レトロをコンセプトにしたお店であることから、懐かしいお料理がいただけるのであろうと気になっていたのですが…
お料理にプラス300円で定食にすることができるとはいえ、15:00からしかやっていないためにランチ使いすることはできず機会を窺っていたのであります
店内には木札に書かれたメニューや短冊メニューが並びますし、奥の小上がり席には〝ちゃぶ台〟が置かれるなどレトロ感満載でありまして…
きっとアラフィフ世代のお客さまで賑わっているのだろうと思っていたのですが、今日は20代であろう若いお客さまが中心であります



まずは福岡の郷土料理「ごまカンパチ」
コリコリとした歯ざわりに新鮮さを感じますし、ごまの香りが食欲を掻き立てるものでありまして…
わさびの風味とともにいただきました





そして寒い日にはやっぱり…
ごぼう天や玉子、大根など8種のほどの種がそれぞれ100円でいただける「おでん」メニューから、ごぼう天、玉子、大根、鶏つみれ、しらたきと5品をいただきます
さらに「肉豆腐」
しっかりと味が染みたお豆腐が実においしくて…
日頃は脇役であるお豆腐も、この時ばかりはとお肉の甘みを含んだ煮汁の助演を受けて、しっかりと主役を演じていますね



昭和レトロといえばハムカツ
「分厚いチーズハムカツ」とのネーミングにも惹かれていただいてみることにいたします
10mmちょっとの厚みにカットされたハムの間にたっぷりとチーズが挟まれていまして、そのとろけるチーズの濃厚なコクがうれしい一品でありました



続いて「ねぎ玉だし巻き」
想像していただし巻きとは異なるビジュアルにはびっくりでありますが、ふわふわっとした玉子に紅生姜が良いアクセントになった一品でありまして…
お料理にはいろんな工夫があるものだと感心いたします



昨日のテレビ番組で蛯原友里さんが故郷の味として紹介されていた『おぐら』のチキン南蛮のジューシーなあじわいを思い出し…
こちらのメニューにもあった「チキン南蛮」をいただきます
宮崎でいただくものとは異なるオリジナルなチキン南蛮ではありますが、これはこれでカリッと唐揚げされたチキンをおいしくいただくことができました



福岡を中心に30店弱を展開するアトモスダイニングって会社が運営するお店でありまして、マニュアルに縛られることのない自然な会話ができるサービスは心地良いもので…
常宿としているホテルから近い場所でもありますし、ひとりでも抵抗なくお邪魔できるカウンター席もありましたので、またふらっとお邪魔させていただきたいと思います



【食堂 うめぼし】
福岡県福岡市中央区大名2-2-57 藤和サンコープ大名1F
092-406-6300

『うどん和助』 8月30日オープン 天神から移転した行列ができるうどん屋さんでいただく名物「ごぼう天うどん」

いつ雨が落ちてきてもおかしくないような、どんよりとした曇り空
肌寒さを感じるような日は温かいおうどんで身体を温めましょう






かつて天神にあった行列店『うどん和助』
それがいつの間にかなくなってしまっていて、どうしたことかと思っていたら…
どんな経緯があったのかは知る由もありませんが、こちらに移転されていたようですね
かつての天神店にあった趣を感じる木彫りの看板はなくなりましたが、店内はシャープなカフェのような明るさがあって…
どちらを好むかはお客さま次第でありましょう





メニューに書かれる〝うどん和助といえばごぼう天うどん〟との文字
関東では馴染みがないかもしれませんが、福岡のうどん屋さんではごぼう天は当たり前のようにある商品でありまして…
そんな一品を名物としているのですから、よほど自信がある一品なのでありましょうと、それをいただくことにいたします
器に蓋をするかのように、丼に乗せられたごぼう天
食べやすいように別皿でお出しすることもできますが… と注文時に言われたことが頷けるます

薄くスライスされたごぼうがサクッとした衣に包まれていまして、そのサクッと感を楽しむも良し、つゆに浸していただくも良しであります
そして〝切りたて〟〝茹でたて〟で提供される裏打会特有の半透明に透き通り輝く細麺は柔らかく茹でられていながらも強いコシを感じることができるものでありまして…
出汁のおいしさだけでなく、麺の歯ごたえや喉ごしを楽しませていただくことができました




【うどん和助】
福岡県福岡市中央区大名2-2-43 イーエルケイ大名ビル101
092-733-0202

『中国料理 梦想』 上品なお味の中国料理がリーズナブルにいただける「チョイスランチ」でお昼

佐賀市での用事があって…
どこかでおいしいお昼をいただきたいと思いを巡らせていたときに思い出したのが、少し前に通りすがりで見つけていた『中国料理 梦想（モンシャン）』
おいしいお料理をいただくことができそうだとの直感でブックマークしておいたことに助けられます






国道沿いにある一軒家レストランでありまして、きれいに手入れされた植栽が施されていることでの温もりが感じられますし、少し照度が落とされた店内はテーブルごとにパーテーションで仕切られていることで落ち着きを感じることができます
そんなお店がお昼に提供するのは、8種の麺料理から好みの一品をいただける「麺ランチ」や、花・鳥・風・月とある4品のお料理から2品を選ぶことができる「チョイスランチ」
それとちょっと贅沢な「ランチコース」でありまして…
麺じゃちょっとつまらないとコースをいただこうかとも思ったのですが、2人でお邪魔していたことから4品のお料理全てをいただけるチョイスランチを選びます



ご飯やお粥とともにバイキングスタイルでいただけるサラダをいただこうとしたタイミングで提供された週替わりのスープは春雨のスープでありまして…
そのツルツルっとした食感も楽しいのですが、干し海老が加えられることでの風味が、これからいただくお料理への期待を高めるには十分なものでありました







サクッとした衣がおいしい「海老のフリッター」に続いて提供された「ホイコーロー」は甜麺醤の甘みとコクがあり、そこにかけられた辣油の辛味がアクセントとなったもの
「中国野菜の腐乳ソース炒め」ではブロッコリーのような味わいである〝カイラン〟という野菜が使われているそうで…
チャイニーズブロッコリーであるとかチャイニーズケールなどと呼ばれることもあるものなのだとか
最後に提供された「玉子とトマトの炒め」ではふわっとした玉子のおいしさが印象的でありました



白ご飯だけでなく、お粥までもがバイキングでいただけまして…
それほど期待することもなかったのでありますが、しっかりと出汁が効いたお粥はそれだけでもおいしくいただけるのでありますが、春巻きの皮やザーサイ、ネギなど7〜8種の薬味までもが準備されていているであります



デザートはごま団子と杏仁豆腐でありまして…
豊かなごまの香りや杏仁の香りがお店から出た後にも鼻から抜けるようで、しばらくの間おいしさの余韻を楽しむことができました
機会があれば、夜にお邪魔させていただき、もっといろんなお料理をいただいて見たいものであります



【中国料理 梦想】
佐賀県佐賀市高木瀬町長瀬932-4
0952-37-6010

『いけす割烹旅館 呼子』 半島の先端にある割烹旅館で海を眺めながらいただく「光ぶり丼」

9月くらいのこと
長崎県西海市と地元の飲食店が力を合わせて開催する「丼めし」の祭典〝さいかい丼フェア〟なる企画を知り、面白そうだと調べているうちに『呼子』という割烹旅館が提供する「光ぶり丼」に惹かれてしまったのであります
それで10月の福岡出張の際にお邪魔してみようかと計画はしたのですが、やっぱり鰤はもっと寒くなってからのほうがおいしいであろうと…






本来であれば、もっと冷え込む1月や2月の方が良いのかも知れませんが、何と言ってもお店があるのが西彼杵半島の先端でありますので…
国道から県道へ
そしてさらに車がようやくすれ違えるような細い道をクネクネと走った先のどんつきにあるのが目的とした『割烹旅館 呼子』であります
お店に着いた12:00の時点で法事的な集まりがあっていまして…
一般のお客さまの案内は12:30頃になるとの貼り紙がありましたが、注文を伺うまでには少し時間をいただきますが店内で待ち下さいとの優しいお言葉をいただき、奥の座敷席へと案内していただけました



提供された「光ぶり丼」
メニューには〝寒ぶりと鯛で荒波に咲く一輪の花を表現した…〟とあるのですが、残念ながらメニュー写真にある〝とびこ〟は乗せられておらず、仕入れの都合からか鯛を見つけることもできませんでしたし、その鰤は余分な脂を落とすためか湯引きされたものでありまして…
ちょっと残念にも思えましたが、大好きな鰤でありますから大した問題ではなくおいしくいただくことができました



そしてもう一品
「あらだき」をいただきます
鰤のカマやエンガワなど思いのほかにたっぷりと盛られていますし、その煮汁はほんのりと甘みがあって…
これをおかずに白ご飯をいただきたい気分でありました



【いけす割烹旅館 呼子】
長崎県西海市西海町中浦北郷1736
0959-32-9545