『仏蘭西肉食堂 CHEAT』 昨年12月にオープンした肉好きのための肉食堂

8月も最後だと言うのに、お盆前のような暑さが戻ってきたようで…
吹き出る汗を拭いながら、東京駅から三越前へと歩きます






午後一番でのお約束の前にと、開店時間を狙ってお邪魔した『仏蘭西肉食堂 CHEAT』
路地を入ったところにありますし、通りに看板が出されることもないために少し迷いましたが無事にたどり着くことができました
開店間もない時間でありますが、カウンターには先客がふたり
その間に掛けようかとも思いましたが、ちょっと遠慮してお店の隅にある2人掛けのテーブルをいただきます



カウンターの彼女たちはローストビーフ丼を召し上がっておられるようでしたが、ワタシは「牛ロースステーキピラフ」をいただくことにいたします
正直言って、120gほどのペラペラなステーキが乗っているのだろうと期待もしていなかったのですが…
提供されたステーキピラフには200gを超えているのではないかと思うほどに立派なお肉が乗せられていたのであります
いただいてみても硬さを感じることはありませんし、噛みしめるたびにお肉の旨味が広がります
ソースは少し濃いめに思えますが、これが合わさることで、シンプルなおいしさだったピラフにアクセントが付いて一層おいしくいただくことができました



帰りにはセルフでアイスコーヒーを持ち帰ることもできるようですし、見送ってくださるスタッフの声には優しさを感じ…
20席足らずの小さなお店ですが、居心地の良い空気が流れるお店でありました



【仏蘭西肉食堂 CHEAT】
東京都中央区日本橋室町1-11-5
03-3516-3755

『八重洲大飯店』 八重洲で50年続く老舗中華で「冷拌翡翠麺」をいただきます

大阪の焼肉屋さんから連絡があって…
来週お伺いすることになりましたので、事前にそのお店の商圏人口やその分布、そして年齢別人口や年収別世帯数などを調べておくことにいたします
なんとかお昼までにその作業を終えランチへ出かけます








1967年に開業した八重洲の老舗中華料理店『八重洲大飯店』
高級なお店を指す〝大飯店〟と称している通り、重厚な梁が掛けられた玄関には落ち着いた雰囲気が漂っていて…
その扉を開けて店内に入りますと、中華料理店とは思えないモダンな設えに上品さが窺えます





こちらの名物である「鶏の煮込みそば」をいただこうかとも思ったのですが、もう少し涼しくなってからの方がおいしくいただけるに違いないと…
激辛とある「本麻婆豆腐」をいただこうかと思っていたときに見つけた〝冷拌翡翠麺〟と書かれた「冷やしヒスイ麺」
甘酢系やゴマだれ系の冷やし中華はどこでいただいても代わり映えしないためにそれほど惹かれることもないのですが、翡翠麺がいただけるということで今日はこれをいただくことにいたします
蒸し鶏、きゅうり、チャーシュー、玉子、クラゲ、トマト、海老と言ったオールスターの具に加えてかに身までもが…
そんな具材と別盛りされた麺にもレモンとミニトマトが飾られることでグッと見映えが良くなりますね



【八重洲大飯店】
東京都中央区日本橋3-3-2
03-3273-8921

『天麩羅 えびのや』 8月13日オープン 海老の天ぷらをメインとした天ぷら定食や天丼がいただけます

中央通りと八重洲通りが交わる日本橋三丁目交差点近くであり東京駅八重洲中央口から歩いて5分ほどという場所でありながら、なかなか飲食店が定着しない物件がありまして…
『EXCELSIOR』が撤退した後、ワタシの記憶にあるだけでも
2012年3月『東京チカラめし』
2013年3月『鶴丸饂飩』
2016年3月『博多もつ鍋 ふくいち』
2018年1月『駅前パーラー』
と、数年おきに新しいお店がオープンしているのであります






そんな場所に今回オープンしたのが『天麩羅 えびのや』でありまして…
関東初出店ということで3年ほど前に高田馬場のお店を訪ねたことがあるのですが、その際にいただいた海老天丼がおいしかったことを思い出してお邪魔させていただくことにいたします
かつてお店の中央にあった厨房が壁際へと移されていますが客席はそれほど変えられることなく…
高田馬場で感じた専門店らしさや本物感はありませんね





いただいたのは「海老三本丼」
多くのチェーン店が使う保水海老ではなくムチっとした歯ざわりの海老がおいしかったことから三本丼をいただくことにしたのですが…
保水海老ではないもののドリップが抜けてしまったようなパサパサに痩せた海老でありましたし、衣もガリガリと海老好きにとっては残念という言葉しかなく、ご飯も柔らかすぎてべちゃっとした感じでありました
添えられた玉子の天ぷらはトロッと黄身が流れるレアな状態でおいしくいただけますし、白身魚もふっくらと揚がっていただけに残念ですね

明太子がいただけるってことで、他のところでコストダウンをしているのでしょうか
身がプリッとしたあさりがたっぷりと入ったあさり汁は僅かにお麩とネギが浮かんでいるだけの赤だしになっていたことも残念でありました




『天麩羅 えびのや』
東京都中央区日本橋3-5-13 三義ビル1F
03-3510-6240

『日本料理 松風』 博多のおいしいものがあれこれといただける「はかた和朝食膳」

東京へと戻るフライトの前にホテルで朝食をいただきます
ホテルの朝食といえばビュッフェスタイルが普通になっているのですが、こちらではビュッフェのほかにも和朝食を提供してくれるレストランがありまして…






地下にある『松風』
お部屋からエレベーターで地下へと降りてみますと、他のお店はまだ営業時間前ということでひっそりとしていて…
不安になりながらも案内表示を頼りにお店へと向かいますと、白色の大きな暖簾と格子の引き戸がお出迎え
中では着物姿の仲居さんに迎えられ、4名掛けのテーブルがふたつと2名掛けテーブルふたつが置かれる落ち着いたお部屋へ案内していただけます









「はかた和朝食膳」
まず最初に出されたのは美容や健康に効果があるとのことで昨年辺りから話題になっているビネガードリンクでありまして…
トレンドに敏感であることも流石だと感じますが、いただいた「桃のビネガードリンク」の鼻から抜ける桃の香りは見事でありました

お膳には、名の通り〝おきゅうと〟〝がめ煮〟〝明太子〟と言った博多のおいしいものが集められていますし、メインとなる焼き物の鯵もしっかりとしたボリュームで…
それだけでも満足なのに、テンションが下がり気味だったキャベツの千切りサラダの冷たさとみずみずしさが実においしいものでありましたし、あさりの味噌汁では甘みがある白味噌とにキリッとしたミョウガの香りが加わったことでのハーモニーが実に見事で…
思わずお替りまでいただいてしまいました



【日本料理 松風】
福岡県福岡市中央区大名2-6-60 西鉄グランドホテルB1F
092-781-0421

『BARCLAY』 40余年続くハンバーグとカレーの名店で「噂のハンカレー」をいただきます

夏バテ防止にはカレーが良い？
朝の情報番組で、カレーには野菜やお肉が溶け込んでいることからビタミンやタンパク質を摂ることができるうえ、スパイスが消化を助けることから夏バテ対策に良いとの報道がされていて…








天神から地下鉄でひと駅
川端通商店街にある『バークレー』へお邪魔させていただきます
この商店街は博多で最初に栄えた商業の町だということで130年の歴史を持っていることから多くの老舗が並びますので、40余年の歴史を持つお店もここではまだまだ若輩ものなのかもしれませんね
創業期は喫茶店であったのでしょうか
如何にも昭和な喫茶店と思える、落ち着きと安らぎを感じることができるお店でありました





夏バテにはビタミンが効くということで、カツカレーをいただこうかとも思ったのですが…
自ら〝噂のハンカレー〟と名乗る「ハンバーグカレー」が一番人気であるようですから、それに海老フライを添えていただくことといたします
琥珀色のソースは艶々とした輝きを放ち、そのサラッとした舌ざわりとスパイスの香りでおいしくいただくことでできるものでありますし、20mmほどの厚みであるハンバーグは煮込みであることからそれほど肉汁を感じることはありませんがしっとりとした柔らかさを楽しむことができます
それ以上に満足させていただいたのが、名古屋城にそびえるシャチホコのような姿が見事な海老フライでありまして、保水されたむき海老では決して味うことのないムチっとした歯ざわりがサクッと揚がったパン粉とともにいただけたのであります



12:00前から満席となるほどに忙しいお店でありながらも、溢れるお客さまを〝こなしたり〟〝回したり〟するのではなく、一人ひとりのお客さまを大切にする丁寧な接客を感じることができました
こう言った姿勢が、メディアで紹介されることでの一見客だけでなく、地元の常連客を引きつけて離さないのでありましょう




【バークレー】
福岡県福岡市博多区上川端町11-8 川端中央ビル名店街
092-271-6640

『大漁海鮮屋 魚真』 その日に仕入れたというお魚を選び、好みの調理法でいただくことができる「おけもり定食」

久しぶりに煮魚が食べたい気分でありまして…
どこかに良いお店はないものかと探してみるのですが、この辺りで日曜日のお昼にやっているところとなると、ラーメンやおうどんのお店ばかりが目に入ります






そこで、福岡空港から久留米へと向かいうリムジンバスの車窓から目にしていたお店へとお邪魔してみることにいたします
黒い外壁に書かれた黒文字の店名が高級感を醸し出していますし、その高級感を崩すように手書きの看板が貼られていることにおもしろさを感じたのであります



お昼には海鮮丼や鮪の丼と言った商品がメインではあるようですが、その日仕入れたお魚から好みに合うものを選ぶことができるだけで無く、焼魚や煮魚、さらには唐揚げと好みの調理法を選べるという「おけもり定食」をいただくこととし
〝天然鯛〟〝あらかぶ〟〝ぶりカマ〟〝カマス〟〝いとより〟〝カレイ〟〟アジ〟〝平アジ〟〝ホッケ〟と用意された鮮魚の中から選んだのは〝天然鯛〟
塩焼きでいただいてもおいしいのでしょうが、今日は煮魚の気分であったことから迷うことなく…
濃いめや薄めなど好みの味付けでお願いすることもできるようですが、初めてお邪魔したお店でありますから普通でとお願いしたのですが、これが大正解
しっかりと身に味が染みているものの濃いすぎることはなく、ご飯のお供として薄すぎることもなく、おいしくいただくことができました



定食にはお刺身も添えられていまして…
鮪赤身、カンパチ、イカが少しづつではありましたが、その身の艶からも鮮度が窺い知れるものでありますし、シコシコとした歯ごたえも満足いくものでありました



会計の際に気付いたのですがレジの後ろには大きな生簀が置かれていまして…
〝大漁海鮮屋〟という名の通り、おいしいお魚がいただけるお店であるようですね



【大漁海鮮屋 魚真】
福岡県久留米市朝妻町1446-3
0942-44-8933

『港屋 久留米』 東京虎ノ門の行列店が久留米にオープン 硬めに茹でられたたっぷりのお蕎麦とたっぷりのしゃぶ肉 そして辣油が入ったそばつゆが特徴です

東京の虎ノ門にある行列が絶えることのない名店『港屋』
人気店となっても多店舗展開をすることなく…
オーナー自らが厨房に立ち続け、妥協することのないこだわりのクォリティーを提供することが2002年7月の創業から行列店であり続ける秘訣なのでありましょう








そんなお店を真似た商品を提供するお店は多くあることから、ここ久留米にもパクリのお店ができていたのかと思ったのですが…
こちらは姉妹店として正式に認められているようで、店舗デザインから調理に至るまで虎ノ門のオーナーが指導されたのだそうです
虎ノ門同様に立ち喰いスタイルではありますが、ゆったりとしたレイアウトとなっていることから窮屈感なく食事をいただくことができますね



提供される商品は「冷たい肉そば」の一品のみでありまして…
固めに茹であげられたおそばの上にはたっぷりのネギと豚しゃぶ肉が乗せられ、さらにその上にはビックリするほどの刻み海苔と胡麻が乗せられています
歯ごたえのあるお蕎麦は結構あごの力を要しますが、噛むほどにそばの香りがお口の中に広がるおいしさを楽しめますし、ネギやゴマ、それに刻み海苔と言った薬味の風味でおいしくいただくことができ…
と、虎ノ門と変わることないおいしさでありました



プラス150円で大盛りにもできますが、通常サイズでもしっかりと食べ応えがあることでの満足度も高いですね



【港屋 久留米】
福岡県久留米市新合川2-6-7 EVO3内
0942-41-0505

『炎のステーキ』 2018年8月11日 ガバ厚なステーキがリーズナブルにいただけるステーキ店が久留米市郊外にオープン

平成の時代も残り数ヶ月となっているのに未だ高度成長期に培われた昭和のビジネスモデルに執われている経営者が多いのが現状でありますが、いま新しいビジネスモデルとして注目されているのが『いきなりステーキ』でありまして…
2013年12月のお披露目当時には〝非常識〟と失笑するような声もあったようですが、5年足らずで300店を超えるチェーン店へと成長した今、それを模したお店が全国的に広がっているのであります






今日、お邪魔した『炎のステーキ』もそんなお店のひとつでありまして…
〝ガバ厚ステーキを召し上がれ！〟をコンセプトとして8月11日にオープンしたのであります
ガバ厚の〝ガバ〟とは〝とっても〟であるとか〝すごく〟と言ったことを意味する筑後地方の方言でありますから、分厚いステーキを召し上がれってことでありましょう
提供される商品はリーズナブルにいただける「牛ももステーキ」をはじめ「牛サーロインステーキ」「牛ヒレステーキ」「牛リブロースステーキ」の4種でありまして、それぞれにレギュラーサイズとされる200gのほか、300gのラージ、400gのビッグと選ぶことができます

ラーメン店だったお店をリニューアルされているのですが…
それほど雰囲気を変えられることなく使われていますので、2000円を超えるであろう単価のお店としてはチープに感じてしまうことが残念であります







ラージサイズでお願いしたリブロースはふたつの塊で提供されまして、そのひとつは50mmを超える厚みであったことに驚かされます
特に焼き方を聞かれることはありませんでしたが提供されたお肉にナイフを入れますとミディアムレアほどの焼き加減でありまして、そのままでももちろんおいしくいただけますが、熱々に焼かれた溶岩石に乗せられ提供されますので、自分好みに火を通していただくこともできますね
同じくラージサイズでお願いしたヒレもふたつの塊でありまして…
これで300gかと思うほどに豪快な塊であります
いずれのステーキも表面はしっかりと焼かれていますので香ばしさを感じることができますし、中心部分ではしっとりとした舌ざわりを楽しむこともできる厚切りならではの魅力を堪能することができました
ただ、下味としてのお塩が足りていなかったことは残念でした




9月1日にはA5ランクの和牛ステーキをリーズナブルに提供していた『銀座亭』が『ぶっちぎりステーキ』として生まれ変わるようでありますし、野伏間でオープン準備中の『いきなりステーキ』も間も無くでありましょうし…
それぞれのお店の距離が2kmほどであることもあり、ステーキ戦争が白熱しそうで楽しみであります



【炎のステーキ】
福岡県久留米市安武町安武本1681-2
0942-27-1101

『中華料理 彩鳳』 2018年7月18日オープン 1963年羽田空港にオープンした中華料理店が復活

福岡へのフライトを前に空港でお昼をいただくことにしたのですが…
大幅なテナントの入れ替えも含めたリニューアルが行われているようで、あちこちが白いボードで覆われていたのであります






そんな中でお邪魔させていただいたのは『中華料理 彩鳳』でありまして、先月『赤坂離宮』の後にオープンしたばかりとのことでありまして…
前回の東京オリンピック当時、世界からの窓口となる羽田空港に最高級の料理とサービスを兼ね備えたレストランをとのことでお店を構えていたそうで、今回もまたオリンピックを前に復活することになったとのことであります
店舗はほとんど改装することなく使われているようですし、時流ということもあってイチオシとして提供される商品が担々麺だということもあり、変わり映えしないことから気付かずに利用される方も多いのではないでしょうかね









〝8つの彩鳳セットランチ〟と銘打って用意された商品の中から選んだのは「細切り豚肉つゆそばセット」
台風の影響もあってか蒸し暑さを感じることから冷たい麺をいただこうかと思ったですが、一品だけ用意されていた「五目冷やし中華」に魅力を感じることができず…

オイスターソースが香る細切り豚肉と筍は片栗粉で綴じられているために麺との絡みが良く、テッパンとも言える醤油味のスープとの相性は期待を裏切ることなくいただけます
また、150席ほどもあるお店で提供するランチメニューの半数ほどにハーフサイズのチャーハンが添えられるのですから、その一品一品が都度作られるはずも無く、ある程度まとめて作られるのでしょうがパラパラに炒められたご飯がおいしくいただけました



【中華料理 彩鳳】
東京都大田区羽田空港3-3-2 第1旅客ターミナル3F マーケットプレイス
03-5757-8839

『ハンバーグレストラン Gyu-sha 牛舎』 牛肉100%のハンバーグは数あれど… ミディアムでいただく滑らかな舌触りのおいしさは群を抜いてます

お昼をいただこうと末広町
銀座線末広町駅から歩いて2分ほどのところにあるハンバーグレストラン『Gyu-sha 牛舎』が今日の目的であります






蔵前橋通りに面するビルの2F
外階段を上り店内へと入りますと、すぐ左手にガラス張りになった厨房がありまして…
鰻の寝床のように長細い店内の奥へとテーブルが並べられています
満席に近い状況ではありましたが、奥にある2名掛けのテーブルがタイミングよく空いていましたので待つことなく着席することができました





ビジュアル的には500g 300g 200gのハンバーグが重ねられた「黒い3連バーグ」といきたいところではありますが、さすがに1000gともなりますと遠慮する気持ちが強くなりまして…
かと言ってデフォルトであろう300gでは、その辺のハンバーグよりも少し大きいだけだということで400gをいただくことにいたします
牛肉100％のハンバーグだということで、焼き加減のおすすめはミディアムであるとの言葉通りに滑らかな舌ざわりを楽しむことができますね
2種選べるということでチョイスしたペッパーソースとガーリックソースはハンバーグにかけられた状態で提供されますが、その何れもがハンバーグと上手く調和しますし、一番人気だというペッパーソースでは焼かれたことでのブラックペッパーの香りと程よい辛みがハンバーグの味を引き締めてくれるものでありました



濃いめの茶が使われるテーブルや腰壁、そしてアイボリーの壁紙などから落ち着いた雰囲気があり…
ゆっくりとおいしいバンバーグをいただくことができるステキなお店でありました



【お酒も飲めるハンバーグレストラン Gyu-sha 牛舎】
東京都千代田区外神田6-5-9
03-6803-0529

『御膳處 柚』 落ち着いた空間でいただける〝和〟のあじわい

落ち着いた雰囲気の外観においしさを感じて、一度お邪魔して見ようと思いながらもお昼どきにはいつも席待ちのお客さまが並んでいますし…
13:30までに入店しなければならないということもあってなかなか機会を作ることができなかったのですが、昨日の夜お店の前を通りがかったときに明日お邪魔させていただこうと決意したのであります






13:00間近に伺いますとちょうど先客がお帰りになるタイミングでありまして、ベストなテーブル席を陣取らせていただいたのですが、その後も途絶えることなくお客さまが来店されて…
その方々もお一人であったことから席を譲ることなく済みましたが、ちょっと精神的に落ち着くことができず居心地の悪さを感じてしまいました







できれば煮魚膳をと思って出かけたのですが、案の定、それは完売されていまして…
メニューの先頭に書かれた「鮪ゴマだれ丼」をいただくことにいたします
ご飯の上に乗せられた鮪の赤身にゴマだれがかけられ、レタスと錦糸卵がトッピングされた丼には
たっぷりのゴマが振られていまして…
シャキシャキっとみずみずしいレタスの爽やかな歯ざわりと、ゴマだれが塗された鮪のまったりとした舌ざわりを楽しむことができますし、抗酸化作用があるとされるゴマのセサミンが若々しさを保ってくれるとなると、これ以上にうれしいことはありませんね
小鉢として添えられるがんもどきはたっぷりとお出汁を含んでいますし、茶碗蒸しはきめ細やかな舌ざわりでありまして…
メインとなる丼だけでなく、脇役までもにお店の力量を感じることができるものでありました



【御膳處 柚】
東京都中央区八丁堀2-21-9
03-3551-5522

『とんかつ、焼鳥 かつ新』 身が厚いロースの歯ごたえとしっかりとした旨みがおいしい生姜焼き

出先から戻った八丁堀
どこかで夜ごはんを食べて帰ろうと、町を散策していた時に見つけた路地に風情を感じて…




そんな路地には、お邪魔した『かつ新』ってお店だけでなく、中華料理の『生駒軒』や炭火焼の『弐平次』、のどくろの『中俣酒造』と言った看板が並んでいまして…
引き戸を開けてみますと、そこはビッシリとお客さまに埋め尽くされているではないですか



それで、お客さまの手カバンやキャリーバッグなどが置かれていたカウンター席の端っこを片づけていただき着席
お店の方には狭いところで申し訳ございませんと気を遣わせてしまいましたが、決して居心地は悪くありませんでしたし、下手に両脇にお客さまがいらっしゃる席よりも寛げたかも…



看板にも〝とんかつ、焼鳥〟と書かれている通りお客さまの大半が居酒屋利用されているようですが、ワタシがいただくのは「ロースの生姜焼き定食」であります
想像と異なるビジュアルに驚きましたが、身が厚いロースには程よい歯ごたえがあって…
しっかりと旨味を感じることができる豚肉でありますし、生姜の風味が広がることで食欲も掻き立てられます
添えられるのはキャベツではなく白菜であったことも特徴的で、ソースやドレッシングではなくたっぷりなタレでいただきましたが、これがまた良い相性でありました



お伺いをしたわけではありませんので定かではありませんが、きっとご家族で切り盛りされているお店なのでありましょう
とびっきり感じが良い女性の接客や、既製品に頼ることのない一品料理などがこれほどまでのお客さまを惹きつけているのだと感じます



【とんかつ、焼鳥 かつ新】
東京都中央区八丁堀2-18-3
03-3552-7348

『肉バル ブッチャーズ八百八』 30mmを超える厚みでふっくらと焼き上げられた「とろけるチーズハンバーグ」

ビルの建て替えで無くなってしまったけれど…
北の玄関口として賑わった上野駅前で1959年の開店からから50年ほどの間、多くの方に愛さ続けた『聚楽台』
今でもいくつかの支店は残っていますが、どこも古びた感じが否めなくなっているのであります






今ではいろんなフランチャイズに加盟されているのですが、そんなひとつに時流である肉バル業態の『ブッチャーズ八百八』がありまして…
ちょっと興味深かったために水天宮前のお店へお邪魔してみることにいたします
水天宮前と言いましても人形町とを結ぶ賑やかな通りではなく、茅場町へと向かう通りにあることからビジネスパーソン狙いということでありましょう







希少部位であるザブトンが盛り放題だという「ザブ丼」を看板商品とするランチメニューには、カットステーキやハラミステーキなどステーメニューが並んでいまして…
そこにひとつだけあるハンバーグが「とろけるチーズハンバーグ」でありまして…
多くはノーマルなハンバーグがあった上でのチーズハンバーグなのでしょうが、これ一品しかないとなると余計に気になりますのでいただいてみることにいたします

ビーフ100％だというハンバーグはふっくらと焼きあがっていまして、その厚みは30mmを超えていそうなほど
ミディアムレアほどに焼き上げられていることでしっとりとした舌ざわりが楽しめますし、程よく香辛料が使われていることでの香りや旨みをも感じることができるものでありました
熱々に焼かれたペレットで自分好みに仕上げることができることもうれしいですね



【肉バル ブッチャーズ八百八】
東京都中央区日本橋蛎殻町1-28-4 岩崎ビル1F
03-6661-9379

『尾崎牛焼肉 銀座 ひむか』 銀座の景色を見下ろしながらいただく「尾崎牛と雲丹・いくらの宝石箱」

ミッドタウンの開業で閑散としていた日比谷に賑わいが戻り…
添好運には未だ衰えを知らない行列ができていますし、入場制限は解けているもののミッドタウンの中は人人人で息が詰まりそうであります





それで東急プラザ銀座へと移動し、お邪魔したのは『銀座ひむか』
ひむか(日向)の名の通り宮崎県産黒毛和牛のひとつで、日本一との呼び声がある〝尾崎牛〟がいただけるお店なのであります
大きな暖簾に高級感がありますし、店内も落ち着いた雰囲気でありまして…
窓側には銀座の風景を見下ろすことができるカウンター席が並んでいます





焼肉スタイルで尾崎牛をいただくことをメインとするお店ではありますが、お昼の時間に限定10食で提供される「尾崎牛と雲丹・いくらの宝石箱」をいただくことといたします
ステンレス製の2段重でありまして、上段には3種のナムルやもずくが乗せられますし、脇にはサラダのほか牛骨スープとキムチが添えられます



そしてメイン
まさに玉手箱とのネーミングがぴったりでありまして…
主役である尾崎牛のローストビーフを彩るj脇役は雲丹といくらだけでなく、蟹身や海老がゴロゴロと入っていまして…
その豪華なキャストにテンションが高まりっぱなしであります



【尾崎牛焼肉 銀座 ひむか】
東京都中央区銀座5-2-1 東急プラザ銀座11F
03-6264-5298

『麺処 東行』 あっさりとした鶏清湯と自家製だという細麺の相性が抜群な「冷や塩ラーメン」

駅東口から高架線沿にある南浦和商店街を歩くこと5分弱
商店街が終わってしまうと不安になった先にお店を発見
開店の5分ほど前に到着したのですが既におひとりさまが開店待ちをしていらっしゃいまして…
ちょっと期待が持てますね






開店時間である11:30ちょうどに暖簾が掛けられ店内へ
まず入り口にある券売機で食券を購入し、奥へと伸びた10席ほどのカウンター席の一番手前を陣取ります
その後10分もせずに満席となる人気ぶりでありますし、男性客だけでなく母娘で来られた方もいて、地元の方々に愛されているお店であることが窺えます









濃厚な鶏白湯とあっさりとした鶏清湯がウリであるようでありまして…
提供される商品は鶏白湯ラーメンと塩ラーメン、それに醤油ラーメンとつけ麺を加えた4種類を基本に、それぞれトッピングによってグレードアップした商品を選ぶことができます
目的は鶏清湯を使った塩ラーメンだったのですが、夏季限定として1日20食限定で販売される「冷や塩ラーメン」をいただくことといたします
澄みきったスープに泳ぐ細麺
すっきりとしていながらもしっかりと旨味を感じることができるスープもすばらしいのですが、固めに茹でられたことでの歯ごたえが特徴的な麺がスープとうまく絡むことできちんとお口にスープを連れてきてくれて…
実に完成度が高い冷やしラーメンでありました



【自家製麺 麺処 東行】
埼玉県さいたま市南区南浦和2-28-13 カーサブリランテ1F
048-628-2484