『LA BETTOLA da Ochiai』 圧倒的なコストパフォーマンスと洗練れされた調理技術が魅力的なイタリアン

平成最後の日のディナーはひと月ほど前に予約をしておいた『ラ・ベットラ・ダ・オチアイ』
と言っても狙ってのことではなく、たまたま予約が取れたのがこの日だったというだけのことなのですが…






銀座一丁目駅から歩いて10分弱
昭和通りを渡り新富町方面へと向かった先にある京橋公園を目印に、しとしとと降る雨の中を歩きます
予約の時間は18:00
15分ほど前にお店に着きますと、同じように18:00の予約を持つ方であろう20人近いお客さまが開店を待っています
多少は予約が取れるようになったとはいえ、かつて〝日本一予約が取りづらいレストラン〟と称されたお店は、今でも人気が絶えることはないようですね



ディナーでいただけるのはプリフィックスでいただけるコースがひとつだけなのですが、その選択肢は前菜、パスタ、メインと、それぞれに20品ほどと選びきれないほどであることから、何度足を運んでも飽きることがないのであります

〝Antipasti〟からは「ヤリイカのグリル 辛いトマトソース サラダ添え」
いつも盛り合わせばかりをいただいていましたので、今日はしっかり一品をいただこうと…
ふっくらと柔らかなヤリイカと唐辛子の旨味と辛味を感じるトマトソースの相性は良いものですね



〝Primi〟から選ぶのは「桜海老とキャベツのアーリオオーリオスパゲッティ からすみかけ」
こちらもウニのスパゲッティをいただくことが多かったので、今日はからすみをいただくことにいたします
アルデンテに茹であげられたパスタとアーリオオーリオ
それにからすみの程よい塩味が加わることで一層のおいしさを味わうことができます



〝Secondi〟からは「千葉県産スズキのグリル ズワイ蟹と長葱のソース」
こちらでいただくお魚料理は皮目をカリッと香ばしく焼き上げていただけることがお気に入り
そんなカリカリ感とふっくらとした身のアクセントが良いんです
そして中華風にも思える蟹と長葱のソース
薄味の餡であることから蟹の風味や葱の香りが活きていて、これから旬を迎えるスズキのクセのない味わいとよく合っていますね



担当者に恵まれなかったためサービス面には不満を感じましたが、お料理のおいしさは期待を裏切られることなく…
満足であります




【LA BETTOLA da Ochiai】
東京都中央区銀座1-21-2
03-3567-5656

『新川 津々井』 1950年創業 ご飯によく合うジンジャーソースがおいしいポークジンジャー

10連休3日目
朝のニュースでは高速道路や観光地の渋滞や混雑が報じられ…
銀座エリアも混雑しているに違いないと茅場町周辺でお昼をいただこうと出掛けたのでありますが、証券会社を中心とするオフィス街であることから営業しているお店は少なく…






ダメもとで伺ったのは1950年から70年近く続く、著名な老舗洋食店『新川 津々井』でありまして…
営業されているだけでもありがたいことなのですが、お昼の営業を終える時間が近づいていたこともあり、待つこともなくスムーズに客席がある二階へと促されるという幸運に恵まれます
20日掛けて仕込むというデミグラスソースを始め、オリジナリティ溢れるオムライスが人気のお店でありまして…
先客のほとんどが「トロトロオムライス」や「ハンバーグ丼」を召し上がっておられます





ハンバーグやシチュー、オムライスは既にいただいたことがありましたので今日はポークジンジャーをいただくことにいたします
先ずは細かく刻まれた海老と野菜が入ったチャウダースープと一緒にアルファルファが山盛りにされたミニサラダ
栄養豊富なアルファルファは〝野菜の王様〟とも呼ばれているらしく…
たくさんの野菜を食べるよりも毎日アルファルファを食べる方が栄養のバランスが良いというありがたい野菜なんですね
で、メインとなるポークジンジャー
厚切りにされたロースはサクッとした歯ざわりがおいしいものでありまして…
たっぷりと生姜が使われたジンジャーソースの辛味と香り
これがまたご飯との相性が良いもので、満足なランチとなりました



【新川 津々井】
東京都中央区新川1-7-11
03-3551-4759

『札幌鮨 棗』 道外初出店 日本橋高島屋にオープンした札幌の人気寿司店でランチ

先日『不二楼』へお邪魔したこともあってか、お寿司をいただきたい気分になりまして…
昨年9月に日本橋高島屋S.C.新館の開業に伴い、道外初出店に至った『棗』へお邪魔させていただくことにいたします




札幌・すすきのに本店構え、市内にいくつかの支店を持たれているですが、その創業は比較的新しく2010年であるとのこと
居心地がよい空間で上質なネタがいただけると評判が評判を呼び10年足らずで東京への出店となったようであります
そんなお店でありますから行列も必至であろうと覚悟を決めて伺ったのですが…
タイミングが良かったのか、大した待ち時間もなくテーブル席へ案内していただくことができました











もちろんおまかせでいただくこともできるのですが、お昼に提供されるメニューは〝にぎり寿司〟と〝ちらし寿司〟の二本柱でありまして…
にぎり3種とちらし4種が用意されています
両隣のテーブルにはにぎり寿司が提供されていたのですが、そのビジュアルにご馳走感を感じなかったため「ミニ生ちらしとミニイクラ・カニ丼のセット」をいただくことにいたします
生ちらしに乗せられるネタはサーモン 鯛 カンパチ 中とろ ボタン海老などと豪華であるだけでなく、どれもが新鮮かつ上質であることが窺えるものでありますし、イクラ・カニ丼には想像以上にたっぷりな蟹のほぐし身が乗せられることで満足度が高いものでありました



【札幌鮨 棗】
東京都中央区日本橋2-5-1 日本橋高島屋S.C.新館6F
03-6262-3982

『すきやきの若松』 A5ランクの松阪牛が使われるハンバーグはふっくら柔らかなものでありました

どこで何をいただこうかと思いを巡らせていたのですが、なかなかココというお店を思いつくことなく、銀座、東銀座、築地とブラブラと歩きます






そんなときに見つけたのが、一年ほど前にオープンした『すきやきの若松』
開業当時から気になりながらも初めてお邪魔させていただくことにいたします
ビルの2階にあるお店は、派手な看板が出されてはいませんので目立つことは無いのですが、上品さを感じることができるものでありまして…
観光客でごった返す築地ではありますが、場外市場から5分ほど離れたこの辺りは人通りも疎らで、階段を上った先にあるこじんまりとしたお店は待つこともなく席をいただくことができました









A5ランクの松阪牛がいただけるすき焼き定食と魅力的な商品もありましたが、ひとりですき焼きというのも寂しさがあると、数量限定で提供される「厳選黒毛和牛100% すき焼きハンバーグ定食」をいただくことにいたします
南部鉄で作られたというすき焼き鍋で提供されるハンバーグは箸で持ち上げるのも難しさを感じるほどにふっくらと柔らかいものでありまして…
好みに合わせて山椒を振っていただく上品な味わいに満足であります
ハンバーグだけでなく、付け合わせのお豆腐やエノキ、そしてシイタケなども割り下で焼かれていて、こだわりの那須御養卵を潜らせていただくらしいのですが、温泉卵であることで食べづらさを感じることが残念ですね



【すきやきの若松】
東京都中央区築地2-12-16 EAST GINZAビル2F
03-6264-2825

『広島式汁なし担々麺 ぐりんぐりん』 辣油の辛みと山椒の香り 硬めに茹でられた麺がタレと絡むおいしさを楽しみます

先日、餃子やチャーハンがいただきたいと向かったお店が先月末で閉店していて…
それでどこかに良い感じの町中華がないものかと歩き回っていた時に見つけたのが〝広島式汁なし担々麺〟の専門店『ぐりんぐりん』






そのときはちょっと気分が違うとスルーしたのですが、おいしい担々麺がいただけるとの勘が働いていましたので、改めてお邪魔させていただくことにいたします
カウンター6席とハイチェアの2名掛けテーブルが2つ置かれるだけの小さなお店ではありますが、キレイに整頓されていることもあって居心地は悪くありませんし、ご夫婦かと思われるスタッフの感じ良い対応にも好感が持てます





提供されるお料理は専門店らしく「広島式汁なし担々麺」のみであることから商品に対する自信を感じることができ、辛め、肉増量、麺大盛でいただくことにいたします
運ばれてきた瞬間から山椒が香りますし、ちょっと硬めに茹でられることでタレとの馴染みがよく…
おいしくいただけるのですが、もっと辛味が欲しいと卓上に置かれた辣油を加えながら好みの辛さを探します



てっきり最近オープンしたお店であろうと、いつオープンされたのですか？と尋ねますと。なんと3年目になるのだとか…
あまり通ることのない場所だとはいえ、これまで気付かずにいたことが残念であります



【広島式汁なし担々麺 ぐりんぐりん】
東京都中央区月島4-16-3
03-5560-7022

『SALON GINZA SABOU』 升で提供されるお洒落な和パフェが魅惑的

ランチをいただいたあと、ちょっと時間に余裕があったのでカフェタイム
普通にコーヒーを飲むだけじゃつまらないと、どこへ行こうかと思案いたします






それで思い立ったのが『SALON GINZA SABOU』
東急プラザ銀座の地下にあって、升で提供されるパフェが有名なお店であります
これまでにも何度かお邪魔したことがあるのですが、今日は福岡からのお客さまと一緒ということで…
土鍋で炊きあげるご飯がおいしいとランチ目的で来店されているお客さまも多く、40席弱の店内は埋められていたのですが10分も待つことなく席をいただくことができました





春限定だという「茶房パフェ -SAKURA-」をいただきます
升の表面を覆うホワイトチョコレートの蓋をスプーンで割った下には、ほんのりと香るさくらのアイスクリームをメインに桜ムースや寒天、わらび餅などが入っていまして…
いろんな味わいを楽しむことができる上品なパフェでありました



【SALON GINZA SABOU】
東京都中央区銀座5-2-1 東急プラザ銀座B2F
03-6264-5320

『銀座オリーブ』 和の雰囲気を感じるカウンター席がお洒落なイタリアン

お昼をいただこうと、今年2月に開店したばかりの『銀座オリーブ』を訪ねます
店名からもわかるようにオリーブオイルへのこだわりが強いお店であるとのことで、驚くことに自社で所有するオリーブ畑で採れた実で作るオリーブオイルを活かしたお料理がいただけるというのであります









えっ、ココがイタリアン？
そんな驚きがあるエントランスを抜けたところで迎えてくれたスタッフに「カウンター席とテーブル席はどちらにしますか？」と尋ねられ、昨日までの疲れもあってゆったりと座れるであろうテーブル席でお願いしたのでありますが…
フリードリンクを取りに行った際にカウンター席を覗いてみますとこれがとっても雰囲気あるものでしたのでちょっと後悔であります





お昼に提供されるのは「ピッツァランチ」と「パスタランチ」のふた種類
となれば、そのふたつをいただきシェアすることにいたしましょうと…
先ずはピッツァランチ
選べるのは定番のマルゲリータと日替わりで用意されたシラスのピッツァとのことでしたので、マルゲリータをチョイスいたします
高温で一気に焼き上げることができるピッツァ専用オーブンで焼かれているためにサクッとモッチリとした食感をいただくことができました



そしてパスタ
日替わりで用意されたアラビアータも魅力的であったのですが、定番であるボロネーゼをいただくことにいたします
使われているパスタはフェデリーニでありましょうか
細い麺はアルデンテに茹でられていますし、オイルとの絡みもよいもので、ピッツァ同様にこちらもおいしくいただくことができました



【銀座オリーブ】
東京都中央区銀座8-8-8 銀座888ビル3F
03-6263-8808

『不二楼』 雰囲気が良い高級すし店のようなカウンター席でいただく焼鳥

風邪を引いてしまったのか最悪な体調ではありましたが、無事に新入社員研修を終えることができ…
ご一緒した講師の方とお邪魔したのは、かねてより一度お邪魔したいと思っていたお店でもあった『不二楼』であります
偶然にもそこの女将とご一緒した講師が友人であるとのことで席を取っていただけたのであります






煌びやか外観が印象的なお店はフロアによって形態が異なっていまして…
3階で提供されるお寿司をいただいてみたいところでありますが、流石に予算オーバーだということで、1階のカウンター席で焼鳥をいただくことにいたします
焼き場を囲むカウンター席をいただいたのですが、そこが料理出しをする一角の隣であったことから全てのお料理がおいしそうで…
ついついあれこれと頼んでしまいそうな危険を感じます



お通しとして提供されたのは「鞍掛豆」
青大豆の一種だとのことですが、馬に蔵を掛けたような模様があることから名付けられたとのことでありまして…
枝豆と似たような味わいではありますが、栽培が難しいことからあまり流通することにない希少なものであります



焼鳥が焼き上がるまでにと「お刺身3点盛り」
〝鮪〟〝鯛〟に加え、初夏を旬とする〝イサキ〟でありまして、どれもが身が締まっていて鮮度を感じるもの
ツーンと香る山葵とともにいただきます













焼鳥は「六本コース」
〝ねぎま〟に始まり、ミディアムレアに焼かれた〝胸肉〟
締まった身質とジューシーな味わいがおいしい〝せせり〟
〝手羽元 〟に続いて、旬の味覚である筍がいただける〝筍の豚巻き〟
ハツ元であるとか心残りと呼ばれることもある、心臓と肝臓をつなぎぐ部位である〝つなぎ〟
と、順番に一本づつ丁寧に焼かれ提供されますのでガツガツ食べ進めるなくて良いこともうれしいですね



名物でもある「熟成鶏つくね」
表面はしっかりと焼き固められているものの、その中はふっくらとしていて…
カリッと焼かれた食感とふわふわ食感とのコントラストを感じることができます



「佐賀牛すき焼き串」
おいしそうな響きでもありますし、いったいどんなものなのかとお願いしてみますと…
えのきと春菊をそれぞれにお肉で巻いたものが焼かれていまして、卵を潜らせていただきます



〆の食事は「手打ち板そば」
しっかと冷水で締められているために喉越しが良く、粗挽きのそば粉で打たれているであろう香りを楽しむこともでき…
満足な一品でありました



そして最後に焼鳥6本コースに付く鶏白湯スープをいただいたのですが…
これがそんじょそこらでいただけるような鶏スープではなく、どれだけの鶏肉で出汁が採られているのかと思うほどの濃厚なのであります
コラーゲンは食べても美肌効果はないと言われますが、これだけのものでしたら効きそうな気がしてきます



【不二楼】
東京都中央区日本橋茅場町2-9-12
03-6661-2657

『日本料理 あら井』 横須賀を代表する日本料理店でいただく月替わりの会席料理

横須賀に来ているのだからと、近くに住む親しい友人を誘い会食を楽しむことにいたします
選んでいただいたお店は歴史ある日本料理店『あら井』
横須賀という地の利を活かした旬の地魚や野菜を使ったお料理は月替わりで提供されることから、四季それぞれの味わいがいただけると期待が膨らみます








偶然にも宿泊しているホテルの最上階ということで、研修を終えホテルに戻った後にひと休みすることができたこともありがたいのですが…
約束の時間にお店へとエレベーターで昇ってみますと、そこには雅な金屏風の前に五月飾りが飾られるなど想像以上に格式を感じる雰囲気であります
店内は全てが個室だとのことで〝蔵王〟と名付けられたお部屋をいただいたのですが、ミシュランガイドで快適度の評価が〝非常に快適〟と掲載されたことも頷けます



おもてなし会席とある〝雪〟〝月〟〝花〟と3つのコースから〝月〟を選びます
大中小とあればついつい真ん中の中を選んでしまうのが心理というものでありまして…
最初に提供される「前菜」には〝小肌桜葉寿司〟〝帆立磯辺焼〟〝ホタル烏賊沖漬け〟〝もずく酢〟〝白だつ吉野煮〟〝空豆ヨーグルト和え〟〝よもぎ麩田楽焼〟が盛られます
里芋の茎だという〝白だつ〟の歯ざわりに新鮮さを感じますし〝小肌桜葉寿司〟ではほんのりとした桜の香りが印象的でありました



続く「椀替り」は〝栄螺つぼ焼〟とのことでありまして…
コリコリとした歯ざわりや肝のほろ苦いお味、そしてスープからは醤油の香りと磯の香りを感じて…
蒸し雲丹の甘みとともにおいしくいただきました



曲げわっぱの器に盛られる「造り」
刷毛で醤油を塗っていただくお寿司や、青葱の緑が映える泥酢でいただく地魚のお刺身、そしてとろけるような舌ざわりがおいしい鮪の大とろと、趣向が凝らされた楽しさとおいしさを堪能させていただきます



「強肴」として提供されるのは〝わらび鍋〟とのことでありますが…
サシが美しい牛ロースは実に柔らかく、脂身の甘みもあっておいしくいただけますし、薄味のおつゆは飲み干したくなるほどに上品なものでありました



強肴をいただいたあと、食事の前の口直しとして提供される「止肴」は〝うなぎの白焼〟でありまして…
口当たりがやわらかな加減酢の爽やかさが良い感じでありますし、見事な包丁さばきを感じる胡瓜や茗荷とともにいただきます



「食事」は〝筍ご飯〟
シャキッとした歯ごたえが楽しめる旬の筍がやさしいお味で炊き込まれていまして、結構お腹は満たされていたのですが山椒の香りとともにおいしくいただけるものであります
仲居さんからお替りを勧められましたのでつい…



「デザート」は〝抹茶羊羹〟と〝胡桃菓子〟
それに苺と甘水が添えられていまして…
前菜からデザートまで全てに満足できるお料理でありました



【日本料理 あら井】
神奈川県横須賀市若松町2-8 セントラルホテル9F
046-824-1234

『チャイニーズレストラン 凛』 おシャレなお店でいただくヌーベルシノワ コストパフォーマンス高いフカヒレスープは必食

明日からの新入社員研修に向けて前泊する横須賀
宿の近くでどこかおいしいお店は無いものかと探っていたところヌーベルシノワを提供する一軒のお店を見つけます
ご一緒していただける方のリクエストが野菜が食べたいとのことでしたので、こちらであればコテコテの中華料理ではなく、野菜を使ったお料理も多いに違いないと…






地図アプリに頼って向かったのですが、ディープなスナック街に迷い込み…
不安になっていたところで、場に合わないほどにオシャレ感ある外観のお店に辿り着きます
丸く抜かれた外壁を潜って店内に入りますと、1階はウェイティングバーのような雰囲気でありまして…
2階にあるメインとなる客席は個室風に仕切られたエリアと厨房を臨めるダイニングとに分かれます



フレンチスタイルで提供されるコースもあるとのことでしたが、好きなものだけを好きなだけってことで…
先ずは今月のおすすめ料理から「皮付きトロトロ豚バラとキューリのピリ辛ソース冷菜」をいただきます
ボイルされた豚バラを辣油をベースとしたピリ辛なソースで和えていただくのですが、みずみずしいキュウリやパクチーの香りもあって辛味だけでない爽やかさを楽しむことができます





続いて「干し貝柱入りフカヒレスープ」をいただいたのですが…
まさかこれほどにたっぷりなフカヒレが入っているとは思いもしませんでした
とろみがある濃厚な醤油風味のソースに干し貝柱から出た旨味を感じることができ、歯ごたえの良いフカヒレとともに満足いくものであります



そして「焼きショウロンポー」
これも今月のおすすめ料理からでありまして、モチっとした皮に包まれるたっぷりな肉汁をいただくことができました



玉子料理から「剥きエビと玉子のふんわり炒め」をいただきます
大人の小指くらいの大きさでしょうか プリッとしたエビがゴロゴロと入っていますし…
程よい塩味がおいしさを引き立てています



今月のおすすめ料理からもう一品「エビ、イカ、生ホタテと、季節野菜の塩炒め」
これまた肉厚なホタテやエビがゴロゴロと入っていますし、オクラやズッキーニなどの夏野菜もたっぷり
塩ダレの塩味も見事ですし、歯ごたえを残すほどに炒められる技術も見事であると感じます





飯類からは「アサリ大葉チャーハン」をチョイス
「タラバガニチャーハン」との2択で迷っていたのですが、それはどこでもいただけるような気がして…
この選択が実に大当たり
ご飯がパラパラになるまで丁寧に炒められたおいしさも然ることながら、生姜で煮込まれたのではと感じるアサリがアクセントになっていますし、大葉の香りが爽やかで感動しました



中華料理の後は杏仁豆腐で〆でしょってことで「フルーツ杏仁豆腐」
缶詰フルーツが乗っているとばかり思っていたのですが、大きめにカットされたフレッシュフルーツが乗っていて大満足
ちょっと甘めなシロップもおいしくいただけました



オシャレでありながらもクリーム色を基調ととした落ち着いた雰囲気でありますし…
おいしいお料理だけでなく、オーナーやその奥さまのお人柄もステキなお店でありました



【チャイニーズレストラン 凛】
神奈川県横須賀市若松町3-12 平成若松ビル1~2F
046-821-5565

『そば処 浅野屋』 120年続く老舗蕎麦店でいただくリーズナブルなたぬき蕎麦とかつ丼

4月も後半となりますと、穏やかな春の陽射しから照りつけるような夏の陽射しへと変わってきているようで…
日中にはシャツ一枚で心地良く過ごせるようになりました






月島からテクテクとバンクシーの絵があると噂の相生橋を渡り、1899年創業だと言うお蕎麦やさんを訪ねます
高級そばを提供する老舗は多くあるのでしょうが、こちらは〝かけ〟や〝せいろ〟がワンコインほどでいただける庶民的なお店であることから地元の方たちに長く愛されているのでありましょう
小学生くらいにお子さまを連れベビーカーを押しているファミリーや天ぷらをツマミにビールを楽しんだあとせいろで締めるおひとりさまなど多くのお客さまが…





そんなお店でいただいたのは「たぬき」
たぬきそばといえば揚げ玉が入ったお蕎麦なのでしょうが、こちらではイカのかき揚げが乗せられているのです
分厚い衣を纏ったかき揚げはサクッとしていると言うよりもたっぷりとつゆを含んでいまして…
そば屋の天ぷら衣が厚いのは、こんな風に蕎麦つゆがしっかり染みこむようにするためと言われてますよね
お蕎麦は細打ちされたものでありまして、せいろでいただくと喉越しが良いであろうことが窺えるものでありました





そして「かつ丼」
とんかつはしっかりと割り下で煮込まれていることでキチッと味が染みていますし、厚切りであることでの歯ざわりもよく…
開店から間がない時間であったこともあり、熱々な炊きたてのごはんでありますし、歯ざわりが良いわかめたっぷりな味噌汁もおいしくて、全てに満足なお料理でありました



【そば処 浅野屋】
東京都江東区牡丹1-1-1
03-3641-5316

『いぞら』 日本の四季に合わせた食材を"和"の雰囲気でいただくイタリアン

ちょうど一年ほど前に銀座の路地裏にオープンした『いぞら』
〝和〟な雰囲気を感じるお店で提供されるのは日本の四季に合わせた食材を使ったイタリアンだと言いますし、白金に本店を持つ『ISOLA』の系列であるとのことから期待をもってお邪魔させていただくことにいたします






細い路地ではありますが、お蕎麦の『泰明庵』や中華料理の『東生園』といった歴史あるお店も並ぶ泰明通りは、ちょっとしたグルメストリートでありまして…
新しいところでは、有楽町の交通会館にあるラーメン店『ひょっとこ』が支店を出したところでもあります
着物地のような暖簾が掛けられた格子戸から入った先には厨房があり、階段を上がった2階が客席となっていますね



温菜2点と冷菜3点、それにピッツァかパスタの何れかとドルチェがいただけるという「休日ランチ」をチョイスします
温菜はワカサギのフリッターと鶏肉の煮込み、冷菜はフリッタータ、カポナータ、ヤリイカのリピエニでありまして…
冷菜はそれなりに納得できるものであったのですが、鶏肉の煮込みに関してはちょっと味がボケているように感じますしお肉が固く締まっていましたね
とはいえ、お昼から5種もの前菜をいただけるなんて嬉しいことですよね





そしてメイン
2人でお邪魔していましたので、ピッツァとパスタをそれぞれにいただきシェアすることにいたします
5種のピッツァと4種のパスタが用意されていますので選ぶ楽しさもあって…
迷いながらもピッツァは〝自家製サルシッチャと長甘唐辛子、モッツァレラチーズ〟
パスタは〝ズワイ蟹と浜名湖産生海苔、セリ、チェリートマト、淡路産タリオリーニ〟をチョイス
いたします
薪窯で焼かれたピッツァはモチっとした食感がおいしく、サルシッチャの程よい塩味もあってさすがISOLA系列であると納得なのですが…
パスタに関しては生海苔の風味やタリオリーニのモチモチ感もあっておいしくいただけはしたのですが、タラバ蟹の存在が情けなくプラス800円への満足度はありませんね



柚子のシャーベットとフィレッシュな苺が添えられた豆乳のパンナコッタはなめらかな舌触りを楽しむことができるものでありまして…
高すぎる期待を持たずにお邪魔していればもっと満足できたのかもしれません



【いぞら】
東京都中央区銀座6-3-14
03-5537-7371

『唯一無二の焼肉丼 丼やまの』 臭みがないやわらかいハラミがいただけることで人気だというハラミ丼

秋葉原へ出掛ることとなって…
駅を出て昭和通りを渡ったところで、細い路地の先に〝ハラミ丼〟と大きく書かれたのぼり旗を見つけます
興味津々で近づきますと〝お肉屋の丼〟と書かれたバナーもあり、おいしお肉がいただけそうだと直感いたします






引き戸を開けた先にはコの字型のカウンターがあり、10人ほどでいっぱいになってしまう小さなお店であります
入り口のに置かれる券売機で食券を買うこととなるのですが、人気No.1だと言う「ハラミ丼」のほか、数量限定だと言う「和牛カルビ丼」や「和牛ロース丼」
それに「煮豚丼」と言うラインナップでありまして、期間限定とある和牛ロース丼なるものまで…
それぞれに肉増量、肉ダブル、肉トリプルと、ご飯の量だけでなくお肉のボリュームを選ぶこともできるとは肉好きには堪りませんね



和牛という響きに惹かれカルビ丼をいただこうかとも思いましたが、初めてお邪魔するお店でもありますし、人気メニューだという「ハラミ丼」を肉ダブルでいただくこといたします
一人前に乗せられるお肉は100gほどであるようで…
ダブルでお願いしていましたので、そのお肉が2列
と十分に満足できるボリュームでありますし、鮮度が落ちると匂いが出やすいハラミでありながらも全く臭みを感じることはなく柔らかさも納得なものでありました

サラッとした上品なタレであることからちょっと物足りなさを感じる人にはと、卓上には特製タレやコチュジャンが置かれるのも優しい気遣いですね



【唯一無二の焼肉丼 丼やまの】
東京都千代田区神田佐久間町3-1
03-5823-4829

『上海ダイニング』 ライトアップされた中央大橋が望めるオシャレな空間でいただくおいしい中華料理

佃小橋の袂にあるお店でおいしい中華をいただこうと友人と待ち合わせたのですが、残念なことに今日は予約でいっぱいだと言うことで…
人気店であるとはいえ、平日の夜だしと予約をしなかったことを悔やみます








それで中央大橋へと移動し、石川島公園にある『上海ダイニング』 にお邪魔いたします
こちらもカフェのようにオシャレな店内からライトアップされた中央大橋が望めるってこともあり人気があるお店ではありまして…
仕事帰りであろうと思われるネクタイ姿の男性や近隣にお住まいであろうご婦人方で賑わってはいましたが、80席ほどを有することから待たされることはなく席をいただくことができました





折角こちらへお邪魔しているのだから、麺飯料理だけで終えるのはもったいないと…
「前菜盛り合わせ」をいただきますと、定番である〝クラゲの冷菜〟や〝棒棒鶏〟のほか、〝蕪の甘酢漬け〟〝サザエのオイスター和え〟とたっぷりと4種が盛られていまして、サザエやクラゲの歯ごたえのほか、ゴマだれの甘みや甘酢のさっぱり感を楽しむことができました
ふっくらとした蟹のすり身とサクッと揚がった衣の食感がおいしい「蟹爪の揚げ物」にも満足であります







そして、おいしいホタテがいただきたいと「ホタテと野菜の塩炒め」
しっかりとした旨味と甘みを感じることができるようにと、ミディアムほどに火が通された肉厚なホタテがゴロゴロと入っていますし、希少であることから高級食材とされるマコモダケも惜しむことなく…
その独特な食感を楽しむこともできる期待を裏切らないおいしさに満足であります
また、ハーフでいただいた「海老のチリソース」では豆板醤の辛さが効いた四川風のソースがお気に入り
これをごはんに乗せていただきたいですね



さらに、名物である「黒の麻婆豆腐」
しっかりと水抜きされた木綿豆腐に味が染みている絶品でありまして…
豆豉をたっぷりと使ってあるのが名物たる所以なのでありましょう
程よい辛味が食欲を掻き立ててくれますね



〆でいただくのは「上海炒め焼きそば」
中国醤油の風味も然ることながら、もっちりとした中太麺であることから食べ応えも十分でありますし…
豚肉の細切りやピーマンなどの具材もたっぷりな一品でありました



【上海ダイニング】
東京都中央区佃2-1-3 共同通信社研修交流センター1F
03-5166-0105

『おそば 照庵』 ボリュームたっぷりな丼とのど越しが良いお蕎麦のセットがリーズナブルにいただけます

オフィスから歩いて5分ほど
コリドー街のどこかでお昼をいただこうと出かけたのでありますが…
お店の前を通りがかる度にどことなくおいしさを感じる店構えが気になっていたお蕎麦屋さんへお邪魔させていただくことにいたします






外から店内を覗けないお店であることから敷居の高さを感じるのでありますが、店頭に出されたA看板にはリーズナブルなランチメニューが並んでいまして…
思い切って飛び込んでみますと、そこにはふらっとひとりでランチをいただくにはステキ過ぎる雰囲気を感じるカウンターがあります
10人ほどでいっぱいになってしまいそうな小さなお店かと思いきや、2階や3階にも客席があるようで食事を終えたお客さまが次々に降りてこられました





ランチメニューから豚丼のセットを選びます
お茶碗サイズの丼にはたっぷり過ぎるほどのお肉が乗せられていますし、粉を付けて焼き上げられていることでニンニク風味が良く馴染んでいておいしくいただけます
ちょっと甘みを感じますし、お肉がとても柔らかいことから、隠し味にお味噌が使われてるのか思ったのですが、にんにくと生姜、それにお醤油のほか幾つかの調味料は加えてあるだけでお味噌は使っていないとのこと
お味噌でなければ麹なのかなとあまりのおいしさに追求心が高まります

そしてお蕎麦
宗田節が使われているのでありましょうか
ほんのりと酸味を感じる老舗店のような辛汁にもおいしさを感じますし、それを潜らせる二八蕎麦は細打ちであることから喉越し良くいただくことができ…
これだけのボリュームとクォリティーがお値打ちにいただけるありがたいお店でありました



【おそば 照庵】
東京都中央区銀座7-2-12
03-3571-1048