年間500店以上を食べ歩く飲食店プロデューサーの食日記

仕事柄、日本中を飛び回っていて、その出張先での外食を日記にしています
たくさんのコメントを待ってます

『すし屋の新八』 新鮮だからこそのおいしさを味わえる鯵と鰯、それにとろける舌ざわりのトロがいただける「三色丼」

2020-04-30 21:24:59 | 関東
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カレンダー通りであれば、昨日の祝日を挟んで今日と明日を頑張れば5連休、さらに2日間頑張ればまた週末のお休みとなる飛び石連休であるのですが…
有給休暇を絡めた長い〝ステイホーム週間〟を過ごされている方が多いのでありましょう
雲ひとつないほどにスッキリと晴れ渡った今日、隅田川テラスにはレジャーシートを敷きピクニック気分でお弁当を召し上がられる家族連れの姿が目立ちます



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そんなほのぼのとした光景を眺めながら心地よい風が流れる川沿いを散歩し、永代通りまで来たところでお昼をいただくお店を探そうと茅場町へと向かいます
ヴィラフォンテーヌってホテルまで歩いたところで、随分ご無沙汰している『新八』ってお寿司屋さんを思い出し…
こんな時期にやっていてくれるのかと不安に思いながらホテルの裏手へと回ってみますと"営業中"との大きな看板が出されているではないですか
年季が入った白木のカウンターには先客がひとりと寂しさを感じる状況でありましたが、すぐに会社の仲間であろう3人連れやカップルなどが来店されたことで大将の顔にも笑顔がこぼれます


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今は春鰹がおいしい季節であるとのことで「かつお丼」なんてお勧めもありましたが、前回いただいた「三色丼」のおいしさが忘れられずに…
メニューには丼とありますが、"梅トロ" や "トロたく" "ネギトロ"と3種から好みのものを選ぶことができるトロをメインに、新鮮な "アジ" と "イワシ" のたたきが添えられたお重でありまして…
トロのとろけるような舌ざわりと葱のシャキッとした歯ざわり、それに胡麻塩で調味されたアジやイワシの脂がのった旨みと新鮮であるからこそのおいしさを楽しむことができるのであります



【すし屋の新八】
東京都中央区新川1-7-2 IMAI BLD.1F
03-3553-7521




『そば処 松月』 細打ちされた喉越し良いお蕎麦とサクッと揚った天ぷらでおいしいランチ

2020-04-29 21:11:17 | 関東
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近くに多くの会社があることから平日には多くの人が行き交う八丁堀駅前周辺も、ビジネスパーソンの姿が消えた休日は寂しさを感じるほどに静かでありまして…
もともとやっているお店と言えばチェーン店くらいである上に、そこが〝緊急事態宣言〟を受けての休業中となるとお昼をいただくお店を探すのもひと苦労であります



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そんな中、ありがたいことに暖簾が掛けられていたのは『松月』ってお蕎麦さん
早速その暖簾を潜らせていただきますと…
後にひと組の来店があったとはいえ、4名掛けのテーブルが10卓ほど並べられた店内に先客がひと組だけという、平日とは全く異なる寂しさであります
通常は日祝日を定休とするお店でありますので致し方ないことではありますが、人件費を要しない家族経営のお店であれば頑張った分の粗利ほどが資金繰りの足しになるのですから、少しでもお客さまに来ていただけるのであれば… ということでありましょう


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いただいたお料理は「春野菜と海老天せいろ」
“ふきのとう” や “タラの芽” と言った春の山菜をメインに海老の天ぷらが添えられまして、そのサクッと揚げられた食感は蕎麦屋の天ぷらでは無く天ぷら屋さんでいただくものであるようで…
海老もムチッとした歯ごたえと甘味を感じることができる立派なもの

そしてせいろ2段で提供される細打ちのお蕎麦
これが、実にほど良い歯応えでありますし、喉越しの良さを楽しむことができるのであります
そばつゆは関東でよくある辛汁ではなく、かえしに使われる醤油の甘みが効いた甘汁であることからワタシ好みでもありまして…
初めてお邪魔させていただいたお店ではありますが、すっかりお気に入りであります




【そば処 松月】
東京都中央区八丁堀3-23-6 安達ビル 1F
03-3551-5261




『プラスエル』 ラグジュアリー感溢れるダイニングバーで「近江牛ハンバーグ」をいただくお昼

2020-04-28 21:43:33 | 関東
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今月に入って初めて銀座へと出かけてみますと…
大型の商業施設だけでなく並木通りや交詢社通りなどに面するお店もほとんどがお休みされていることからひっそりとしていまして、お昼をいただくお店を探すのもひと苦労であります



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そんなときクラブなどが入るナイトレジャービルのエントラスで「お弁当は如何ですか」と頑張っているスタッフを見つけまして…
店内営業もしてるの? どんなメニューなの?
と声をかけてみますと、マスク越しでありながらも感じが良い笑顔であることが伝わってくるとともにフレンドリーな対応できる方でありましたので、今日のお昼はこちらでいただくことにいたします

ラグジュアリーな雰囲気を感じる店内は、スタッフと対面するカウンターがメインとなるようですがボックス席や個室もあるとのことで…
先客もいなかったことから遠慮無くボックス席をいただきます
お冷やと一緒に厚手のおしぼりをいただいたのですが、入り口に置かれたアルコールで消毒をしたばかりだと気づくと、別に用意されていた保湿ジェルを持ってきていただけるなど気配りができるお店だと感心いたします


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朝5時までやっていたというダイニングバーではありますが、先週からランチの営業を始められたのだそうで…
多くの商品を提供していた夜のメニューから厳選したというランチメニューには近江牛を使ったメンチカツやハンバーグ、それにステーキなど6品が並びます

そんな中から選んだのは「近江牛のハンバーグ定食」
提供まで15分弱の時間がかかりましたが、厚みがあるハンバーグには黒光する濃厚なデミグラスソースがかけられていまして…
正直なところお料理にはさほど期待をしていなかったのですが、そのビジュアルや香りに期待が高まります
ハンバーグはしっとりと焼き上げられていることから断面から滲み出る肉汁においしさを感じますし、粗めのメッシュであるミンチの歯ざわりにも満足でありますし…
お店でひいたものではないのでしょうが、ほろ苦さを感じるソースのほろ苦さもおいしくいただくことができました

マグカップで提供されたお味噌汁には大根や人参、キャベツといったお野菜がたっぷりと入っていますし、なんとベーコンまで
その旨みが出ているのか、味噌の香りとともにおいしくいただくことができました



食後に次のお約束まで少し時間ありましたので、もう少しゆっくりしていっても良いかと尋ねた際には「19:00まで営業してますからごゆっくり…」と、夜のお店らしくスナックまで出していただけたりと…
ホントに感じが良いお店でありました



【プラス エル】
東京都中央区銀座8-5-1 プラザG8 7F
03-3572-4110



『旬菜魚や 棗』 しっかりとした和食の技を感じることができる割烹料理店でいただくランチ

2020-04-27 22:59:29 | 関東
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麺料理が続いていることにストレスを感じているとは言え、居酒屋さんが ”やっつけ” で開発したようなランチをいただく気にはなれず…
おいしい魚料理をいただくことにしようと、すずらん通りにある『棗(なつめ)』を訪ねることにいたします



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換気のためでありましょう
開け放たれた開き戸の先には上品さを感じる設えが広がっていまして…
30席ほどのホールのほか、奥には個室もあるようですね
そんなお店の壁面には日本酒の銘柄がずらりと貼られているのですが、整然としていることから居酒屋のような活気ではなく食事処としての落ち着きある雰囲気を感じることができます
ご夫婦でありましょうか
接客と担当される女性の感じ良い接客だけでなく、厨房に立つ男性も入口への気配りを忘れることなく元気な声で迎えていただけます


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そんなお店で「半銀だらカマ煮とまぐろぶつセット」をいただきますと…
ふっくらと柔らかく煮つけられた身に染みた煮汁の甘みに、キチッと和食の修業をされたであろう調理人の技を感じることができまして、夜には更にきちっとした割烹料理がいただけるのであろうことが窺えます
そして「まぐろのぶつ」
期待していた15mm角ほどのサイコロ状ではありませんでしたが、使われる部位は中落ちでありましょうか
濃厚なコクを感じる赤身にツーンと香るわさびを添えておいしくいただくことができ ”魚や” であることに偽りなしでありますし、添えられたご飯や味噌汁のおいしさにも満足なランチをいただくことができました



自宅近くにあるお気に入りの中華料理屋さんで中国系の小姐がお弁当の販売をされていましたので、八宝菜的な野菜料理がいただけるものが残ってないかと立ち寄ったのですが…
残念なことに唐揚げや豚肉の炒め物など肉系のものばかりでありましたので一度は帰ろうとしたのですが、元気な声で頑張っている姿に絆され、残っていた3種をひとつづついただこうとすると「そんなに食べられますか? ワタシ売りますから明日また来てください」と逆に気を使われたのであります
ちょっとお話をしてみますと、今日のお昼2時間ほどで210個のお弁当を売ったとのこと
やはり一生懸命な姿を見ると、人は応援したくなるんですね



【旬菜魚や 棗】
東京都中央区八丁堀1-8-6 ライムライトビル 1F
03-3552-5205



『支那麺 はしご』 ピリッとした辛みとゴマの風味がおいしい "だんだんめん"

2020-04-26 22:40:41 | 関東
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外出の自粛が呼びかけられ〝ステイホーム週間〟との新語までが生まれたゴールデンウィーク
飲食店にとっては書き入れ時となるはずの2週間も、この影響を考えると今年は前年の8~9割減にまで落ち込んでしまうことでありましょう



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そんな状況であることから休業しているお店が多いため事前にお店を決めて出掛けることもできず…
八丁堀から築地方面へと新大橋通りをテクテクと当てもなく歩いていますと、1964年に銀座で創業した坦々麺の名店『はしご』が営業しているではないですか
昨日、門前仲町でお邪魔しようとしたお店の店主が修行したのが“はしご”から独立されたお店であるとのことですから、直接の師弟関係はないものの同じ系譜にあるということで、今日はその総本山的なこちらへお邪魔させていただくことにいたします


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『はしご』といえば「坦々麺」
こちらでは中国語の発音に寄せた“だんだんめん”との読みであるようですね
そんな“だんだんめん”はシンプルなものから“搾菜”“鶏絲”“大肉”“排骨”とトッピングによるバリエーションが用意されているのですが、ワタシがいただくのは“大肉”か“排骨”のいずれかばかりでありまして…
今日も「排骨坦々麺」をいただくことといたします
中華料理店にある「担担麺」のようにたっぷりな炸酱が乗っているわけでは無いのですが、濃い胡麻の風味ビリッと辛いスープと、それに絡む加水の少ないストレートな細麺
カリッと揚げられたカレー風味の排骨の旨みとクセになる逸品であります



【支那麺 はしご】
東京都中央区入船2-2-13 ライオンズマンション入船 山口ビル1F
03-3553-2905




『四川料理 巴蜀百味』 辛いが旨い 麻辣のおいしさがいただける麻婆麺

2020-04-25 22:29:30 | 関東
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隅田川を流れる心地よい風を浴びながら、相生橋を渡って門前仲町へと出かけてみますと…
思いのほか人出はあるのですが、永代通りに軒を連ねる130軒ほどのお店は、大半が営業自粛だとのことでシャッターが下されているではないですか



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“門前仲町”交差点から永代橋へと向かった先で東京担担麺をいただこうとお店の前まで歩いてみますと、あまりにもお客さまが少なかったのか、コック服を着た店主らしき方がお店の入り口を塞ぐように仁王立ちされていたことから入りづらさを感じ…
オープン当時に一度お邪魔したことがあり、チャーハンとそれに添えられたハーフラーメンがお気に入りだった『巴蜀百味』ってお店へお邪魔することにいたします
入店時には先客がひとりと寂しい状況であったのですが、その後ファミリーでのお客さまや3人連れの男性客が続いて来店されましたし、卓上に置かれていたウォーターピッチャーが空であるなど、先ほどまで多くのお客さまがいらっしゃったであろうことが窺えます


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店名にある“巴蜀”とは四川地方の異称であるとのことですし、看板に四川料理を謳ったお店でもあることから“麻”の痺れと香り、そして“辣”の辛みとコクを期待して…
お昼のメニューにあった“担担刀削麺”や“四川焼きそば”に魅かれながらも「麻婆麺セット」をいただくことにいたします

ビリビリと痺れるのではなく程よく香る山椒と、辛さだけではない唐辛子の旨みを感じることができるような辣油のバランスが良く、ゴロゴロとした木綿豆腐には豆板醤や甜麺醤の旨みが染みている麻婆豆腐でありまして…
中細麺が上手く絡むおいしさを楽しんでいますと、じわじわと額に汗が滲みます



スタッフの元気な接客が心地よく感じましたので、気になっていた「四川焼きそば」を夕食にとテイクアウトさせていただきました



【四川料理 巴蜀百味】
東京都江東区越中島1-2-5―1F
03-5875-8918



『東嶋屋』 80余年変わらぬ佇まいで迎えてくれる老舗蕎麦店でいただくたぬきそば

2020-04-24 22:16:27 | 関東
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今日も人形町
お昼をいただこうと甘酒横丁を歩いていますと、趣があるお蕎麦屋さんを発見
普段は閉まっているであろう入り口の引き戸ですが、換気のためにか開けっ放しにされていたことから吸い込まれるようにお邪魔させていただくことといたします



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1887年に浅草で創業し1935年に現在の場所へと移転されたという老舗店でありまして…
キレイに改装は成されているのですがその外観は店内に掲げられた1941年当時の写真と変わることなく、店内の正面に掛けられた昔風のメニューに落ち着きと安らぎを感じます
4人掛けのテーブルが6卓と6人掛けが2卓
決してゆったりと掛けられる大きさのテーブルではありませんがキレイに磨かれたテーブルは気持ち良いものであります


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春の日差しに照らされながら歩いてきたこともあって、冷たいおそばをいただきたくなるところではありますが…
“ご自由にどうぞ”と天かすが卓上に置かれた福岡のうどん文化で育ったからでありましょうか
時折どうしても食べたくなるのが「たぬき」でありまして…
乗せられる“揚げ玉”は天ぷらを揚げときでに出る“天かす”ではなく、あみえびを絡めてわざわざ揚げられたものであることから香りもよく細打ちされたお蕎麦とともにおいしくいただけます


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それだけでは物足りない気がして「かつ丼」
丼ぶりとお蕎麦を一緒にいただけるセットメニューがあるとうれしいのですが、こちらにはそれらしきものは見当たらず…
とは言え、蕎麦屋でいただく「かつ丼」のおいしさを諦めきれずに別注することといたします
そば出汁で煮込まれたことで染み込んだ旨みはご飯との相性も抜群でありますし、とんかつ屋でいただくものとは異なる、蕎麦屋ならではのしっとりとした食感を楽しむことができました




【東嶋屋】
東京都中央区日本橋人形町2-4-9
03-3666-6964



『人形町 今半』 6畳ほどの個室でいただくプチ贅沢なお昼

2020-04-23 22:55:32 | 関東
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今週も人形町へと出掛ける用事がありまして…
お昼どきということもあってランチに出てきたビジネスパーソンも多いのでしょうが、百貨店などが休業している銀座や日本橋と比べ、営業している小規模店が多いからなのか人出が多く感じられます



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先週は満席のためにお邪魔できなかった『今半』ですが、今日はタイミングが良かったようで2階へと上がる階段の下に置かれた椅子で2分ほど待ったところで席へと案内していただくことができました
ひとりでお邪魔しているにも関わらず、いただいたのは6畳ほどの広さがある個室でありまして…
お料理だけでなく、雰囲気までも贅沢を味わうことができました


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いただいたお料理は「今半膳」
すき焼き弁当にしようかとも思いましたが、折角なのでプチ贅沢を楽しみましょうと…
“膳”というから一度で提供されるのかと思いきや、先ずは小付として“京水菜のおひたし”が提供されシャキッとした歯ざわりと鰹出汁の香りをいただきます


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そして御膳が登場
ミニだということでお肉のボリュームこそありませんが、サシが入ったお肉はとろけるように柔らかく…
添えられたお豆腐や白滝、それに春菊やネギ、しめじ、人参とお野菜と割り下で煮込まれたことでの甘みをおいしくいただけますし、たっぷりと割り下が染みたお麩も
良い感じですね

お造りはまぐろと鯛の2点盛りでありまして…
美しく盛られたビジュアルは“おいしさ”ですね


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〆の「グレープフルーツのシャーベット」とともにお茶の差し替えだけでなくおしぼりの交換まで…
ちょっとしたことですが、こう言ったサービスにもプチ贅沢を感じることができました



【人形町今半】
東京都中央区日本橋人形町2-9-12
03-3666-7006



『中華料理 山福』 経年による老朽は否めずともきれいに掃除されたお店でいただく青椒肉絲飯

2020-04-22 22:47:21 | 関東
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京葉線八丁堀駅からほど近いところ
鍛冶橋通りに面して『紅虎餃子房』や『餃子酒場 小星星』と特徴を打ち出した中華料理店と軒を連ねるように『山福らーめん』との看板を掲げる昔ながらの中華料理店がありまして…
その佇まいに魅かれるようにお邪魔させていただくことといたします



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店内は厨房を囲うⅬ字型のカウンター席をメインに、幾つかのテーブルが並べられる店内には先客がふたり
ワタシもひとりではありますが、そのカウンター席に並ぶ気にはなれず、入り口近くのテーブル席をいただくことといたします
経年による老朽化は否めまないものの掃除はきちんとやられているようで、客席だけでなく厨房内のステンレスもキレイな状態が保たれていることから丁寧なお料理がいただけるであろうとの期待が高まります


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お昼のメニューには麺類、ご飯類ともに9品が用意されていまして、ラーメンと看板にあることから半チャーハンが添えられるシンプルなラーメンをいただこうかとも思いましたが、シャキシャキのピーマンが食べたいと「青椒肉絲飯」をお願いします

注文してすぐに提供されたのは、キャベツの千切りサラダときゅうりのお漬物、そして玉子スープでありまして…
そのスープは "ラーメン" の看板を掲げられるだけであって、程よい獣臭とキレイに溶かれた玉子の甘みでおいしくいただくことができました

5分強で提供された「青椒肉絲飯」
火を通し過ぎることが無く期待通りのシャキシャキな歯ざわりとほど良い青臭さを感じることができるピーマン、そしてちょっと太めに切られていることでの歯応えがある豚肉が醤油ベースの餡でまとめられていまして…
ちょっと濃いめに感じる味付けではあるのですが、そのハッキリとした味わいでご飯をよりおいしくいただくことができました



【中華料理 山福】
東京都中央区八丁堀4-9-5 玉清塩部ビル1F
03-5566-0524



『RESTAURANT SAKAKI』 ゴルフボールをひと回り大きくしたようなメンチカツはジューシーであるだけでなく玉ねぎのシャキッとした歯ざわりを楽しむことができます

2020-04-21 22:33:23 | 関東
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減便の影響で予定よりも早く羽田へ到着することができたのですが、空港内の飲食施設のほとんどが閉まっていますし、豊洲へと向かうリムジンバスまでの時間も空いていましたので…
京浜急行で宝町まで移動し憧れの天ぷら屋さんを目指したのですが、残念なことに今日もまたリーズナブルにいただくことができる「かき揚げ天丼」の販売はなくコースのみとの札が掛けれてあるではないですか



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それで気分を新たに近くにある『サカキ』を訪ねますと、お気に入りであるポークジンジャーは既に完売であったもののいつものような行列はできておらず…
相席で良ければすぐにご案内できますとのことではありましたが、前に待っているお客さまは1人だけでありますし、向かい合っての食事は感染リスクを高めるとの専門家のご意見もありますので待たせていたくことにいたします


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待つこと5分
入り口近くの2名席をいただくことができ、先に注文していた「メンチカツ」に付くスープが提供されます
野菜たっぷりなスープはその旨みを楽しむシンプルなものでありまして、身体への優しさを感じます

そしてメンチカツ
山高に盛られたみずみずしいキャベツの千切りとともに提供されたゴロンとしたメンチカツ3貫
ゴルフボールをひと回り大きくしたくらいの大きさにボリュームを感じますし、サクッとした歯触りのパン粉と、シャキッとした玉ねぎが良いアクセントになっていまして…
卓上に置かれたソースのスパイシーさが加わることで一層おいしくいただくことができました



【RESTAURANT SAKAKI】
東京都中央区京橋2-12-12
03-3561-9676




『古4季』 目立ち看板もなくひっそりと営業されているちゃんぽん屋さんでランチ

2020-04-20 22:21:30 | 九州・沖縄
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福岡の新しいスポットとして挙げられるのは、国体通り今泉付近から薬院六つ角へと抜ける“上人橋通り”でありまして…
日蓮宗香正寺や曹洞宗長圓寺などが並ぶ歴史ある通りには、天神の喧騒から離れた情緒溢れる雰囲気を感じることができるばかりか、近年オープンしたショップやレストランなどが並んでいるのであります



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長圓寺脇の小径へ入った先にある『古4季』ってちゃんぽん屋さんを訪ねてみますと、特に目立つような看板が出されることもなく、マンションのエントランスであろうところの柱に巻かれたシートに書かれる店名だけが目印であります
壁面に貼られた小さな案内を頼りに狭くクネクネとした迷路のような通路を入っていった先にお店を見つけ不安な気持ちでいっぱいでお邪魔したのですが、迎えてくださった年配男性の優しいあいさつにそんな不安はかき消されました

ひとりで大きなテーブル席をいただくのは気が引けましたが、まだお昼前だということで…
いただいた奥の席には壁に沿うように作られたベンチシートが置かれていまして、お客さまの人数によっては隣の窓に向けて置かれるテーブルと合わせて対応することができるようになっているなど小さなお店ならではの工夫を感じることが出来ました


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提供されるお料理は黒板に書かれた6品とご飯だけとシンプルなものでありまして…
その筆頭には “ちゃんぽん” と “皿うどん” とあるのですが、あとに続くのは “ソース焼きそば” “塩焼きそば” “ニラもやし焼きそば” と焼きそばメニューが並ぶことからどちらがメインなのかと迷うほどであります
さらにもう一品用意された “オリーブオイル炒め つけ麺焼きそば” には怖いもの見たさもあったのですが、迷いながらも先ずはオーソドックスに「ちゃんぽん」をいただくことにいたします
大きめな器であることから Instagram などで映えるような“山盛り”ではありませんが、野菜の大盛りをお願いしたこともあって、キャベツやもやしがたっぷりと盛られますし、ゲソや殻付きのアサリも入っていて…
唇に脂の膜ができるほどに濃厚なスープを提供するお店が話題になったりもする中、こちらのスープはスッキリとしたキレの良いものであることから女性受けしそうですね



【古4季】
福岡県福岡市中央区今泉2-4-4 ヴィラージュ天神 103
090-5384-8237


『郷土料理 彩座』 とろけるような舌ざわりの馬肉と甘めのタレがおいしい「馬重」が看板料理

2020-04-19 22:11:10 | 九州・沖縄
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熊本に来たのなら“馬肉”でしょと…
九州最大級の木造温泉“さくら湯”や室町時代から続く“山鹿灯籠まつり”などで知られ、1,300年以上もの歴史を持つ山鹿温泉を目指します



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そんな温泉街の中心部にある『彩座』ってお店
入り口は一階にあるもののその開き戸を開けてすぐにある階段で二階へと上りますと、広々としたエントランスホールに飾られた“くまモン”に迎えられます
案内していただけたのは6人掛けのテーブル3卓が置かれるお部屋でありましたが、他にも座敷であったり個室であったりと異なるタイプのお部屋があるとのことでした


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いただくお料理はお店のイチオシであろうと思われる「特上馬重」
熱々のお出汁遠潜らせたという馬肉がお重一面に敷き詰められていまして、そこに粗めにすられた山芋とろろと卵黄が乗せられています
添えられたタレは薄味ではありながらも甘みを感じることができるものでありますが、お肉の下に敷かれたもやしのシャキッとした歯ざわりや生姜の風味がアクセントととなり飽きることなくいただけます


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そして折角ここまで来たのだからと「馬炙りのにぎり」もいただいてみます
こちらは甘みがあるタレがかけられているためにそのままいただくのですが、淡白な馬肉の香りととろけるような舌ざわりを感じることができ…
各々の注文にこれを一皿加え、シェアしていただきたい一品でありますね



【郷土料理 彩座】
熊本県山鹿市山鹿1699 油屋ビル 2F
0968-43-8880




『森のレストラン OTTO』 川上峡に沿う風光明媚な場所でいただく石窯で焼きあげるピッツァ

2020-04-18 22:21:13 | 九州・沖縄
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天然酵母で発酵させた生地を石窯で焼き上げるピッツァを提供するお店があるから視察しましょうと…
佐賀市内から川上峡沿いの国道を大和温泉方向へ向け30分ほど車を走らせます



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駐車場に植栽された赤く映えるレッドロビンの新芽を愛でながら緑に囲まれるログハウスの店舗へと入りますと、無垢の太い丸太が組まれた雰囲気に癒しを感じることができます
予約して頂けていたこともあり店内のゆったりとしたテーブル席をいただくことができましたが、今日のようなスッキリとした春の日差しを感じる日にはデッキでの食事も悪くないでしょうね


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2人でお邪魔していましたので、ピザコースとパスタコースをいただきシェアしましょうと…
先ずはスープ
今日はミネストローネでありまして、トマトの爽やかさを感じるスープにゴロゴロとした野菜が入っています
続いての前菜の盛り合わせにはサーモンのマリネやピクルス、生ハムが乗せられたバゲットなどが盛られていまして、出汁巻きかとお超えるほどにふわふわしっとりなキッシュや、葉が付いた鉛筆のように細いニンジンには甘みを感じることができました


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そしてピッツァとパスタ
黒板に書かれる日替わりメニューには6種のピッツァと4種のはパスタが用意されていまして…
選んだピッツァは「マルゲリータ」
店内の真ん中に置かれる大きな石窯で焼かれるのですが残念なことにそれは薪窯ではなく、温度もそれほど高く設定されていなかったようで5分以上も窯の中で焼かれていましたので、生地の水分が飛んでしまっていたようでモチっとした食感を楽しむことができませんでした
パスタからは「魚貝たっぷりのペスカトーレ」を選んだのですが…
使われた魚貝はムール貝3個とアサリが5個、それにカットされた小イカが一杯と“魚貝たっぷり”とのネーミングとはほど遠く、プラス料金を払うだけの価値を感じることができず残念でありました


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食後にいただくデザートの盛り合わせには、りんごのタルトとパンナコッタ、それにカシスのシャーベットが添えられます
タルトとパンナコッタは自家製であるようで、リンゴのシャキッとした歯ざわりと甘み、そして生地のサクッとした食感はおいしいタルトは見事なものでありました



【森のレストラン OTTO】
佐賀県佐賀市大和町大字梅野1563-1
0952-64-2011


『あずさ』 封鎖されているのではないかと思うほどに静まり返った空港でランチ

2020-04-17 20:29:28 | 関東
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引き籠り生活を満喫しているワタシではありますが、全ての予定をキャンセルする訳にもいかず、定例の九州出張へ出発しようと羽田空港へ到着してみますと…
減便等々の影響で北ウィングが閉鎖されたことは聞いていたのですが、まさかこれほどに人がいないとは思いもしませんでした
まさに“静寂”という言葉がぴったりとくるほどの静けさに、自分の靴音だけが響きそうです



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お土産などの物販は全て閉まっていますし、やっている飲食店も極僅かであるようでしたので、案内係の方の教えてもらった『あずさ』というお蕎麦屋さんへお邪魔してみますと、入り口は2か所あるもののお隣のにある『東京ラーメン』とひとつのお店であるようなのでして…
こんな時期ですのでどうしても移動しなければならなかったビジネスの方がほとんどであることから、店内にはおひとりさまばかりのですが10人ほどしか先客がいない寂しい営業でありました


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お蕎麦とラーメンが並ぶメニューから選んだのは『鴨つけ蕎麦」
そんなお店であったことから期待値を上げず、お腹を満たしてくれるだけでもありがたいといただいてみますと…
冷凍であろうと思われる麺ではありますが、キチッと冷水で締められていることでの歯ごたえと喉ごしを楽しむことができますし、鴨汁だってお出汁と鴨の旨みがあっておいしくいただくことができました



前月のフライトでは座席を埋めるために減便していると不満を漏らしていたのでありますが、今日のフライトは300人弱が乗れる機材に80人ほどの乗客しかおらず…
こんな状況ならば、朝、昼、夕方と1日3便ほどまでに減便して、 ロックダウンに向かっても良いのでは無いかと同情的な見方になりました



【あずさ】
東京都大田区羽田空港3-3-2 羽田空港第1旅客ターミナル1F 北ウィング到着ロビー
03-5757-8895


『ビーフかつれつ そよいち』 厚みあるロースとニンニクの香りが決め手のポークソテー

2020-04-16 20:14:08 | 関東
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人形町へ出掛ける用事があって…
ここのところ節約ランチが続いていましたので、『人形町今半』本店を訪ね贅沢ランチをしようと思っていたのですが残念なことにすき焼きをいただくことができる二階席は満席であること
40分ほど待つと空くであろうとのことしたが、それでは時間に間に合わないと『そよいち』へお邪魔することにいたします



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ご承知の通り、同じ人形町にある老舗洋食店『キラク』の娘さんが独立したお店でありまして…
当初は先代の名を取り“そときち”との名で営業をされていたようなのですが、商標問題もあり現在の“そよいち”に落ち着いたのだとか
そんなお店は目立つことのない裏通りにあるのですが、今では“キラク”を凌ぐ人気店となっているようで行列が絶えることがないほど
白木のカウンターには15人ほどが掛けることができ、その全ての席から娘さんが大きなフライパンを使って調理する姿を臨むことができる臨場感も魅力であります


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前回お邪魔させていただいた際にビーフかつれつをいただきましたので、今回いただくのは「ポークソテー」
お昼どきであるにもかかわらずニンニクは大丈夫ですかとの問いに思わずOKを出してしまったのですが、やはりこのお料理の魅力はたっぷりなニンニクを使うことでの香りと旨味でありまして…
たっぷりと掛けられるソースは添えられるキャベツのドレッシング代わりとしていただくこともできますが、絡めたお肉をオンザライスするに留まらず半分ほど残しておいたご飯を余ったソースに投入する強者もいるほどであります
もちろんお肉もおいしく…
豚肉の良し悪しを左右する歯ざわりや脂身の甘みも満足なものであり、ビーフかつれつと並ぶお店を代表する逸品でありますね




お隣の席を片付けに来たスタッフのマスクが話題の “ハンカチマスク” であるように思えましたので、思い切って訪ねてみますとまさにその通りであるとのこと
忙しさも一段落したタイミングでもあったことでマスクの話題で盛り上がっていますと、そこに近くにいたスタッフも加わってきまして…
こんなアットホームなお店って良いですね



【ビーフかつれつ そよいち】
東京都中央区日本橋人形町1-9-6
03-3666-9993