年間500店以上を食べ歩く飲食店プロデューサーの食日記

仕事柄、日本中を飛び回っていて、その出張先での外食を日記にしています
たくさんのコメントを待ってます

『かやば町 長寿庵』 創業1907年 110余年愛され続ける老舗でいただく年越しのそば

2019-12-31 22:56:28 | 関東
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今年も早いもので大晦日
となれば風習に従い年越しそばをいただきたくなるところでありまして…
夕食としていただいたり除夜の鐘を聞きながらいただくことが一般的ではあるようですが、その時間に営業している蕎麦屋さんは限られているのであります



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ここ数年の年越しは現存する400軒ほどの“長寿庵”の中で最も古いお店だと言われる『かやば町 長寿庵』のお蕎麦をいただいているのですが、こちらも類に漏れず16:00に閉まってしまうのでありまして…
少しでも遅いタイミングでお蕎麦をいただこうと15:00近くにお邪魔するのですが、同じように考える方が多いのか毎年多くのお客さまで賑わっているのであります
今年は入り口を入ってすぐにある客席ではなく奥に入った小上がりの席へと案内されたのですが、そこは坪庭を臨むことができるステキな空間でありました


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繁忙営業だということで温かい天ぷらそばや天せいろ、鴨南蛮など代表的な商品に限定されていることもあって、いただくお料理は大きな海老の天ぷらが2本添えられる「天せいろ」であります
年越しそばには諸説あるようですが、細く長く伸びることから、寿命を延ばし家運を伸ばしたいという願いが込められていると言いますし、海老は腰が曲がるほどに長寿を願うものでもありますし…
どんなに忙しいときでも妥協や手抜きをすることなく、いつものクォリティーを提供し続けるのが“名店”なのでありまして、毎年変わることのないおいしさをいただいています



【かやば町 長寿庵】 
東京都中央区日本橋茅場町1-9-4
03-3666-1971



『日本橋 天ぷら魚新』1890年に鮮魚店として創業 その目利きの力を活かしたタネをランチメニューでお手軽に!

2019-12-30 21:22:48 | 関東
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『魚新』
天ぷら屋さんらしからぬ店名は、1890年に赤坂で開業されたという鮮魚店に由縁したネーミングであるようで…
ミシュランガイドにも選ばれる『赤坂 とゝや魚新』の系列店でありますし、魚屋の目利きにかなったタネを使った上質な天ぷらをいただけると聞きお邪魔させていただくことにいたします



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お店があるのはCOREDO日本橋の4Fにある飲食フロアでありますが、店内を臨むことができない半間ほどの入り口に敷居の高さを感じてしまい…
少々たじろぎはしましたが思い切って暖簾を潜ります
10席ほどのカウンターと4名掛けテーブルがふたつ置かれる店内はスポットの照明で照らされるおしゃれなものでありますし、奥には個室としても使うことができるお座敷もあるとのことですから、いろんな利用動機に対応しそうですね


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揚場の目の前に席をいただき「かき揚げ天丼」をお願いします
丼タレを潜ったことで得たしっとり感と旨み
想像以上にたっぷりな小海老が使われているだけでもうれしいことであるのですが、その海老はよくある保水ものではなく、しっかりと海老の香りを感じることができるものであることに“上質”であることを感じます
そしてタレの甘みにアクセントを付けているのが柚子の皮でありまして、こういったひと工夫こそが名店の逸品なんですよね



いつかは塩でいただく「元祖 天ばら」もいただいてみたいものであります



【日本橋 天ぷら魚新】
東京都中央区日本橋1-4-1 COREDO日本橋4F
03-5205-7661




『かつ吉』 牡蠣がおいしい季節になったら思い出す大粒な"かきフライ"

2019-12-29 21:09:49 | 関東
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早いもので今年も残すところあと3日
となりますと、新しい年を迎える準備で忙しい方も多いのでありましょう
築地やアメ横は多くの買い物客で混み合っているようですが、お邪魔した“日本橋高島屋S.C.”は閑散としていまして…



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牡蠣がおいしい季節だからと伺った『かつ吉』も静かでありまして、1人でお邪魔したにもかかわらずゆったりとしたテーブル席をいただくことができました
今年は台風の影響などで出荷が少ないとのニュースで心配していた三重県産の牡蠣でありますが、今年も安楽島の牡蠣が入荷されているとのことで、あの大粒な”かきフライ”がいただけることの喜びを感じます


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そんなかきフライメニューから定番の海老かつがコンビネーションとなった「海老かつ盛合せ定食」を選びます
小海老を海老のすり身で繋いだ“海老かつ”は他でいただくものとは比べものにならないほどのプリプリ感であることからお気に入りの1品でありまして、今回もその期待を裏切ることのないクォリティーでありました
そして“かきフライ”
こちらも期待を裏切らない大きさでありますし、そのプリップリかつジューシーな牡蠣はココでしかいただけないであろう逸品でもありますね



【かつ吉】
東京都中央区日本橋2-5-1 日本橋髙島屋S.C.新館6F
03-6262-3252



『iL-CHIANTI』 1972年に笹塚で開業してから47年 肩肘張らずにスパゲッティがいただけると大人気

2019-12-28 21:47:00 | 関東
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1960年に創業し飯倉片町に本店を構える『CHIANTI』
そこでシェフを務められた方が独立され開業されたという『iL-CHIANTI』は敷居が高い本家とは異なりリーズナブルにイタリア料理を楽しめると人気となり、関東を中心に50店ほどを展開しているのであります



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そんなお店の名物とも言える逸品が「真夜中のスパゲッティ」でありまして…
深夜まで営業していた開業当時、夜中に来店されるお客さまのほとんどが"〆"のスパゲッティを目的とした方々であったことから、麺好きの日本人に喜んでもらえるスパゲッティを作ろうと開発されたものであるらしく唐辛子の辛味を効かせたスープスパゲッティに仕上げたのだとか
そんなスパゲッティと同名の商品を先日いただいたことで思い出した『イル キャンティ』を訪ねることにしたのであります


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店内の階段には席待ちのお客さまが列んでおられたのですが、1人だと言うことで待つことなくカウンター席へと促されまして…
「真夜中のでスパゲッティ」をいただこうかとも思いながらもメニューを眺めていますと、久しくいただいていない「明太子のスパゲッティ」が目に飛び込んできたのであります
どちらをいただくべきかとしばし迷っていたのでありますが、白いセーターを着ていたこともあり、ソースを飛ばしてはならぬと明太子をいただくことにいたします
提供時間を早めるためにと細麺や生麺を使うお店が増えている中、こちらでは1.8mmほどの麺がキチッとアルデンテに茹でられていて…
そのプリッとした歯ざわりをしっかりと堪能することができるのであります
もちろん明太子のソースもおいしく、プチプチとした食感も合わせて楽しむことができました



お邪魔した日本橋店はビル老朽化のために建て替えられるとのことで、今日の営業を持って閉店となるとのこと
1年半後に再びこの地でお会いできますように!



【iL-CHIANTI】
東京都中央区日本橋室町1-12-5 キャンティ第3ビル1F
03-3272-8200




『居酒屋 虎連坊』 50以上のブランドを持つ会社でありながらも個店のようなクォリティーを提供するダイナック

2019-12-27 21:31:06 | 関東
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今日を御用納めとする会社が多いようで…
大きめの手提げ袋に筒状に丸められたカレンダーを入れ、挨拶回りをしている営業さんの姿を多く見かけるのだけど、このIT時代にアナログなカレンダーを喜ぶ人は一体どのくらいいるのだろうかと思う今日この頃



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そんな年の瀬らしい光景を見ながらお邪魔したのは『虎連坊』ってお店
その店名や外観のつくり方から”際グループ”のお店であろうと思っていたのでありますが、50以上のブランドを展開する"ダイナック"の居酒屋業態でありまして…
東京駅一番街グルメゾンに出店した『コトブキ』ってお店が思いのほか良かったこともあり、今日のお昼はこちらでいただくことにいたします


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ランチのメニューにあった「海老と帆立のばら天丼」に魅かれながらも、産直鮮魚を謳うお店であることだしと期間限定で提供される「鰤三昧丼」をいただくことにいたします
丼には"づけ"や"焼霜造り""なめろう"と3つの味が楽しめる鰤が乗せられていますので、先ずはわさび醤油でそれぞれを半分ずつ程いただきます
その焼霜造りでありますが、焼霜というよりも"湯霜"と言った感じにも思えましたが、程よく脂が落とされていることでのおいしさを味わうことができますし"づけ"ではタレの甘みを感じることができます


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そして残り半分はお茶漬けで
ネギのシャキッとした歯ざわりや辛味がアクセントとなっておいしくいただけますし、お茶漬けをおいしくいただけるためにか、ちょっと硬めに炊き上げられたご飯の舌ざわりも良く…
出汁の香りとともにサラサラッといただくことができました



【虎連坊】
東京都中央区八重洲1-7-20 八重洲口会館B1F
03-3231-0330



『ナイルレストラン』 1949年創業 日本最古と言われるインド料理店でいただくムルギランチ

2019-12-26 22:47:24 | 関東
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まだインドカレーなんて文化がなかった1949年の創業から70年
南インドや北インドなどと細分化されたインド料理店が溢れるようになった今でも高い人気を集める『ナイルレストラン』
一度はお邪魔してみたいと思いながらも、いつもお店の前に行列ができていることから諦めていたのであります



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それが今日、たまたまお店の前を通りがかったときには列がありませんでしたので、このチャンスを逃す手はないと飛び込みますと…
席に座るなり「定番で良い?」と促されますし、他に何かないかと迷った顔をしているとようやくメニューを渡してくれたのですが、みんなこれを食べるために並んでるとかこれが一番おいしいとかしつこくそれを勧めてくださったのであります
もともとチキンのカレーをいただきたいと思っていましたので、そのお勧めに従い定番だと言う「ムルギランチ」をお願いいたします


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卓上に運ばれてきたお料理には骨つきのもも肉が乗せられているのですが、目の前で手際良くそれを解してくださいまして…
カレーをぐちゃぐちゃに混ぜることには賛否あることでしょうが、こちらではすべてを混ぜ合わせることがデフォルトであるようで、お勧めに従いライス、マッシュポテトなどプレートにある全てを混ぜ合わせていただきます
さすがにそのビジュアルはアップできるものではないのですが、マッシュポテトやキャベツの旨味がカレーソースと絡むことでスパイシーさの中にコクが生まれ、円やかな口当たりの奥に感じる辛味が後を引く癖になりそうなカレーでありました



【ナイルレストラン】
東京都中央区銀座4-10-7
03-3541-8246




『香妃園』 1963年創業 ここのとり煮込みそばを知らずしてバブルを語ることなかれ!

2019-12-25 22:29:46 | 関東
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先週のこと
八重洲にある中華料理店でいただいた「とり煮込みそば」を Instagram にアップしたところ、それを見たグルメ女子から六本木の『香妃園』とどっちがおいしいのかと問われまして…



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“六本木の夜は香妃園のとり煮込みそばで〆る”とも言わしめた名店であることからその存在は知っていたものの未だお邪魔したことがなく、その問いに答えられないことが悔しくて…
クリスマス寒波となった今日、お邪魔させていただくことにいたします
六本木通りからちょっと入った『瀬里奈本店』のお隣にあるビルの2階
ちょっと目立ち辛くはありますが100席を超える大箱でありますし、11:00の開店から準備中となることもなく深夜までやっていることもありがたいお店であります


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15分ほどで提供された「とり煮込みそば」は丸鶏をグツグツと煮込んだかのような白濁スープでありまして、コラーゲンなのか唇にぬめりを感じるほどに濃厚なものであるのですが…
不思議なことに後口はスッキリとしていますし、味を調える塩味が絶妙であることから飲めば飲むほど止められなくなるほどであります
そんなスープとともに煮込まれた麺はスープとの絡みが良いだけでなく、スープの味わいを邪魔することの無い優しいものでありました



【香妃園】
東京都港区六本木3-8-15 瀬里奈ビレッジ2F
03-3405-9011



『しんぱち食堂』 おいしい焼き魚定食がリーズナブルにいただけると評判の定食屋さん

2019-12-24 22:12:26 | 関東
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羽田からの帰り道
宝町から東京駅へと歩く途中でお昼をいただこうかと思っていたのですが…
ふっと思いたった三田で下車して『しんぱち食堂』を訪ねます



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越後屋が展開する定食業態でありまして、都内を中心に50店ほどに広がる人気店であります
ビジネスパーソンもお昼どきを過ぎた13:30にお邪魔したのですが、三田駅と田町駅を結び通りでもあることからか多くのお客様で賑わっていまして10分ほどの待ち時間の後に席をいただくことができたのですが…
カウンター席だけ30席ほどと小さなお店には焼き魚の香りや煙が漂っているのですが、女性のお客さまが多いことには驚かされます



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さていただくお料理でありますが…
“ほっけ”“あじ”“サーモン”などなどすらりと並ぶ干物のほか“豚生姜焼き”なんてメニューもあって、何をいただくべきかと迷いながら…
お願いした「本さわら西京漬け定食」は、さほど大きな切身ではないもののパリッと焼かれた皮目が実においしそうでありますし、西京味噌に漬け込まれながらもしっとり感は失われることのないものでありました
ちょっと硬めに炊かれたご飯も甘味を感じることができるものでありますし、汁も出汁が香るおいしさに満足であります



お隣の方が召し上がられていた"サバの開き"はお皿からはみ出そうなほどに大きなサバが丸ごと一匹乗せられていまして…
そのコストパフォーマンスの高さにも驚きであります



【しんぱち食堂】
東京都港区芝5-27-12 金井ビル1F
03-6435-4115



『パスタハウス ポモドーロ』 調理されたままのアルミパンで提供されるスタイルがユニークなパスタハウス

2019-12-23 22:27:52 | 九州・沖縄
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九州随一の繁華街“天神”からふたつ目の特急停車駅である大橋
そこに人気高い老舗パスタハウスがあると言うので早速お邪魔してみることにいたします



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東口から高架沿いに少し南下したところ
高架の向かいにあるマンションの1Fにある真っ赤な看板が目立ちます
吸い込まれるように入った店内には20席ほどが窮屈に並べられていまして、お昼前でありながらも噂に違うことなく満席に近い賑わいであります


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メニューを眺めますと、トマトソース、オイルソース、クリームソースと思いのほか種類が多く迷うところではありまして、店名にもなっている「ポモドーロ」をいただこうかともの思いましたが…
トマトソースに効かせた唐辛子の辛味が癖になると大人気となった『iL-CHIANTI』の看板商品と同名の「真夜中」なる商品を見つけたのであります

提供スタイルは調理に使われたアルミパン
大盛りでお願いしたこともあってか、φ26cmほどのアルミパンで運ばれて来たことには驚かされましたが熱々なままいただけるのはうれしいですね
スパゲッティーニが使われることでプリッとした歯ごたえはありませんがベストなアルデンテに茹であげられていますし、唐辛子の辛みとともに爽やかな酸味が楽しめるトマトソースはお気に入りでありました

さらに添えられたパンは京都祇園のボローニャデニッシュのようなたっぷりなバターが使われたものでありましたし、たっぷりなワカメにエノキが浮かべられたスープもおいしくいただくことができました



【パスタハウス ポモドーロ】
福岡県福岡市南区大橋1-4-20 ロワールマンション大橋3 1F
092-541-9565



『寿司膳 葉月』 おいしいお寿司をリーズナブルに… ちょっと奮発して上寿司をいただきます

2019-12-22 22:41:20 | 九州・沖縄
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リーズナブルにおいしいお寿司がいただけるお店があるからと久留米市郊外にある『葉月』を訪ねることにいたします



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コンビニの跡を改装されたとのことですが、黒塀をうまく使っていることでぱっと見ではそれに気づくことはありませんし、明るく清潔感がある店内にも好感が持てるのですが…
ちょっと色気がないと言うか無機質であることでの寂しさを感じてしまうことが残念に思えてしまいます


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お昼に提供されるお料理は…
基本となる「寿司ご膳」にプラス500円することで、お刺身付やあら煮付、上寿司へと変更することができるとのことでありまして…
折角ならばよりおいしいお寿司をいただこうと“上寿司”をお願いいたします
先付けとして提供された「大根の辛子味噌」は丁寧に面取りされた大根に昆布だしの旨味がしっかりとしみていましたし、天ぷらだってサクッとした揚げあがりであります
メインとなるお寿司には“中トロ”“ウニ”“いくら”と言った贅沢なネタからプリプリっとした新鮮さが感じられる“カンパチ”や“鯛”
それにキチッとした仕事が成された“穴子”と満足なものでありました



【寿司膳 葉月】
福岡県久留米市荒木町白口1494-1
0942-27-0887




『茶寮 千代乃園』 おいしいお茶とおいしいおにぎり そして添えられる田舎料理と景色に癒されます

2019-12-21 22:51:32 | 九州・沖縄
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“黒木瞳”好きなワタシのために友人が用意してくれた故郷を訪ねる企画
福岡県の南部にある“黒木町”を訪ね、通っていたと言う小中学校だけでなくご実家までもを拝見することができました



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今年9月にオープンしたばかりとのことですが、標高600mのところにある矢部村で育てられ“雪ふる山のおそぶき茶”と名付けられたお茶と奧八女の食文化を伝え残したいとの想いでオープンされた『茶寮 千代乃園』でお昼をいただくことといたします
以前はお蕎麦屋さんであったとのことですが、小学校や役場などに使われていた廃材を利用していると言うお店には太く立派な梁がありますし、天気が良い日には矢部川を見下ろしことができるテラスでの食事もここと良さそうであります


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いただいたお料理は「季節の山のごはん」
奥八女で育った野菜や山菜を使いおばあちゃんたちが作っていたお料理だとのことでありまして…
“椎茸や干したけのこの煮物”や“わらびの煮物”
そしてゆずの香りが爽やかな“田舎こんにゃく”に、お茶の葉が塗されたヤーコンの天ぷら
ちょっとおしゃれにクミンが香るキッシュなどのおかずとともにいただくことができるのが、棚田で育てられたお米で作られるおにぎりであります
“べにふうき”と呼ばれる紅茶用のお茶で炊き込まれたご飯やご飯や煎茶と柴漬けが混ぜられたもの、そしてシンプルにご飯のおいしさが楽しめる塩にぎり
どれも優しい味付けでおいしくいただくことができました



【茶寮 千代乃園】
福岡県八女市黒木町北大淵6338
0943-22-8552



『焼肉 新宿幸永』 空港店限定でいただける焼肉丼は美味しいタレで揉まれたお肉が芳ばしく焼かれています

2019-12-20 22:37:37 | 関東
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福岡への出発前に羽田空港でお昼
軽くお蕎麦でもって気分ではあったのだけど、そこは既に10人以上の列ができていて…
それでお邪魔したのは、新宿に本店を含め新宿に3店舗を持つホルモンの名店『幸永』であります



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ゆったりとレイアウトされた60席ほどの店内は、家族連れやグループ客など、笑顔でお肉を焼かれている光景に溢れていまして…
吊られるようにお肉を焼きたい気分になりますが、あまり時間に余裕がないことから焼かずにいただくことができるメニューを探します


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クッパにしようか冷麺にしようかと迷いもしましたが、やはりいただくのは羽田空港店限定で提供される焼肉丼
カルビのほか、牛タンやロース、豚カルビなど選ぶことができまして、先回お邪魔した際にはカルビ丼をいただきましたので今回は“ハラミ”をチョイスいたします
ご飯の上にはナムルやキムチ、そしてちょっと甘みを感じるタレで焼き上げられたハラミが乗せられていまして…
その芳ばしい香りは食欲を掻き立てるだけでなく、ご飯との相性も抜群なのであります
そして添えられるサラダも注文が入ってからごま油が香るドレッシングと合わせられているようですし、サラダ菜とともに盛り付けられるきゅうりは綺麗に面取りされているなど手間をかけたものでありました



商品説明を含め丁寧な接客が好印象でありますし、卓上には“美味しいごはんをお客さまに!! ライスの品質改善に関するアンケート”が置かれるなど、お客さまに満足していただこうという姿勢を感じることができますね




【焼肉 新宿幸永】
東京都大田区羽田空港3-3-2羽田空港第1旅客ターミナル5F
03-5579-7780




『八重洲とよだ』 大粒な旬の牡蠣と生姜焼きのコラボに大満足

2019-12-19 22:59:29 | 関東
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牡蠣がおいしい季節だということで…
フライもののランチがおいしい『とよだ』へ久しぶりにお邪魔することにいたします



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大正2年に『日本橋とよだ』から分家したという老舗料理店ではありますが、お昼の時間には手頃な定食メニューを提供してくれることからいつも多くのお客さまで賑わっているのであります
それでちょっと時間をずらした13:00にお邪魔させていただいたところ、先客の姿がないことにびっくりしましたが程なく数組のお客さまが来られまして…
13:30のラストオーダーまでお客さまが絶えることがないようですね


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目的は牡蠣フライ
大粒の牡蠣が4貫盛られるという定食をいただこうかと思っていたのですが…
コンビネーションになった商品にも2貫添えられるとのことで「カキフライと生姜焼き」をいただくことにいたします
大粒と聞いていながらもその想像を遥かに超える大きさでありますし、サクッとした歯ざわりがおいしい衣に包まれる牡蠣はとってもジューシーで…
その磯の香りに新鮮さを感じることができます
そして生姜焼きは厚めにスライスされた盤が大きなロースが2枚盛られていまして…
ナイフとフォークが添えられますが、それを使わずともいただけるほどに柔らかいのであります
もちろん程よい生姜の香りと辛みもあって、ご飯との相性もバッチリでありました



【八重洲 とよだ】
東京都中央区八重洲1-6-15 登代田ビル1F
03-3271-9235





『正泰苑』 上質なお肉を少しずついただきたいとお願いした「贅沢盛り」とコスパに優れた「中ロース」

2019-12-18 22:41:10 | 関東
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お昼をいただくお店を考えようと撮りためている画像を見返していたら、急に焼き肉が食べたい気分になって…
お昼からひとり焼肉と言うのも考えものだと、夜に仕事終わりの友人を誘い出すことにいたします



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とは言え、時は忘年会シーズン
果たして空いているお店などあるのだろうかと不安ながらに待ち合わせたのですが…
水曜日と言う中日が功をそうしたのでしょうか、周辺のどのお店にも空席が目立ちますし、お邪魔した『正泰苑』もすんなりと席をいただくことができたのであります
ららぽーとのテナントであるからなのか、店内に宴会風のビジネスパーソンはひと組もおらず、ファミリーでのお客さまばかりでありました


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先ずは「正泰苑サラダ」
いわゆる胡麻油とお塩を合わせたドレッシングでいただく“チョレギサラダ”でありまして…
オリジナリティーを出すために屋号を冠にした“正泰苑サラダ”としているのかと思いきや、韓国に“チョレギサラダ”と言うものは存在しないそうで、日本人が韓国をイメージして作り上げたお料理だと知りびっくりであります


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上質なお肉は食べたい
しかしそれをあれこれ注文したのでは財布が痛い
そこで“特選和牛塩上カルビ”
“厚切りタン”“特選和牛上ロース”など上質なお肉を少量ずつ盛り合わせた「贅沢盛り」であります
白い石のような器に乗せられたカルビは厚切りでありながらもとろけるような柔らかさでありますし、黒い台座に乗ったタンも顎を使うことなくいただけるようなものと納得なお肉でありました


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それだけではちょっと物足りないと「中ロース」をいただきます
メニューには大雑把にもも肉と書かれていますが、昨今希少部位として人気を集める“イチボ”もこの一部でありまして…
赤身ならではの旨味とコクを楽しむことができました


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そして〆の食事は「ユッケジャンクッパ」
メニューにはユッケジャンスープしか載せられてませんが、うどんやごはんを追加していただくことができるのであります
そしてもう一品「肉めし」
これは締めとしていただくと言うよりはお肉のお供として一緒にいただくべき一品なのでしょうが、“和牛入り超ふりかけご飯”とのサブタイトルが気になって…
お肉を切り分ける際に出る端材を活かしたふりかけなのでしょうが、こう言った売り方もあったのかと勉強になりました




【正泰苑】
東京都江東区豊洲2-4-9 アーバンドックららぽーと豊洲3F
03-6910-1588



『八重洲大飯店』 寒い日には土鍋で煮込まれる名物料理「爛鶏煨麺」をいただきます

2019-12-17 22:20:27 | 関東
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最高気温が10℃に届かないと予報されるほどに冷え込んだ日
こんなに日には熱々なお料理をいただきましょうと『八重洲大飯店』へお邪魔することにいたします
実は先週にも一度伺おうとしたのですが、その日はお店の前面道路が工事されるとのことで早めにお昼の営業を終えられていたのであります



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中華料理といえば油を使った調理が多いことから高カロリーであると控えられる方も多いのでしょうが、こちらでは専門家の指導によって作られる低糖質メニューも用意されているようなのですが…
残念なことに前日までに予約をしなければならないようですし、お二人さまからとのことでもあります


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そんなお料理も一度はいただいてみたいものですが、今日の目的はこの地に開業した1967年から変えられることなく提供されているという「爛鶏煨麺(特製鶏の煮込みそば)」であります
煮込みということで提供までは少し時間がかかるのかと思いきや10分も待つことなく運ばれまして…
良い香りが広がる白濁したスープを一口いただきますと、すっきりとした飲み口でありながらも旨味を感じる上品なものでありますし、煮込まれたことで柔らかくなった麺との絡みもよく、シャキッとした青梗菜も口直しとなっておいしくいただくことができました


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そしてプラス300円で添えることができる「ふかひれ餃子と焼売」
さすがに蒸したてではないようですが、ムチっとした食感は納得でありますね



【八重洲大飯店】
東京都中央区日本橋3-3-2
03-3273-8922