『fruits café pomp』 旬のフルーツでおもてなし 丸ごと一個分だと思われる岡山の白桃が乗せられた白桃ミルク

人形町へと出掛けた目的は、昨日オープンしたばかりのフルーツカフェを視察することでありまして…
岡山から取り寄せる白桃など、素材にこだわったパフェやかき氷がいただけると楽しみにしていたのであります






駅からはゆっくりと歩いても5分弱
人形町今半からは100ｍほどでありましょうか
今日は開店祝いのお花が出ていましたのですぐに見つけることができましたが、袖看板がないばかりか間口も狭く…
お店の顔づくりや、お店の前に置く看板など工夫が必要だと思いながら、店内へと入りますと白を基調とした清潔感ある店内に10席ほどのカウンターが並びます
両サイドの壁に向かうカウンター席の間にはゆったりとした空間がありますので、ベビーカーを押した奥様方も気兼ねなく利用することができそうですね



いただくのは当然岡山の桃でありまして…
梅雨が明けたかと思ったら連日の猛暑日でありますので、ふわふわかき氷の〝白桃ミルク〟をチョイスいたします
24cmほどの平皿に盛られたふわふわなかき氷
そこに15mmほどのダイスにカットされた桃がたっぷりと散らされているのであります
運ばれたときから感じる白桃の香りやお口に含んだときの甘みと、ほぼ一個分の白桃を堪能することができました
季節によって旬を感じるフルーツを惜しみなく使うパフェも用意されますので、一年を通じて楽しめるお店であるようですね



【fruits café pomp】
東京都中央区日本橋人形町2-21-4 加藤ビル1F
03-5843-6207

『芳味亭』 1933年創業の老舗洋食店が新しい時代に向けて新装オープン

人形町へと出掛ける用事があって…
折角ならばおいしい洋食をいただくことにしようと、1933年創業の老舗洋食店『芳味亭』を訪ねます
実はこの芳味亭
10年ほど前にオーナシェフが他界されたあとも奥さまを中心として営業を続けておられたのですが、一緒に頑張ってきた従業員を含め高齢となっていることから廃業を考えておられたそうで…
そんな老舗の火を消してはならないと、手を挙げたのが同じ人形町の老舗すき焼き店『人形町今半』であるとのこと






そんな新制『芳味亭』は2017年2月に開業した大手町ホトリア内の〝よいまち〟への出店に成功しただけでなく、老朽化していた本店を甘酒横丁に面した場所へと移転されたのであります
かつての本店は裏通りにあって迷いながらも辿り着いた趣ある数寄屋造りのお店に思い出もあるのですが、新しくオープンしたお店はメイン通りでありますしタイル張りの4階建てであることから迷うこともないでしょう
1階はオープンキッチンとなっていて、そのキッチンを臨むことができるカウンター3席と2名掛けテーブルが3つ置かれます
ひとりでお邪魔したこともあってそのカウンターへと案内されたのでありますが、汗を拭きふきしているワタシを見かねたのか「厨房の前は暑いですよね」と気遣っていただき2階へと促してくださったのであります
4名掛けのテーブルを中心とした2階席にはワタシよりも少しお姉さまであろうと思われるマダム3組が陣取っておられまして…
そのパワーに押されながらも、2名掛けの小さなテーブルでオジサンひとり食事をいただくことにいたします



お願いしたのは2段のお重にご飯とおかずとが分けられた「洋食弁当」でありまして…
艶やかに黒光りするデミグラスソースで煮込まれるビーフシチューとハンバーグをメインに、クリームコロッケと白身魚フライが盛られるだけでなくコールスローにポテトサラダとブロッコリーと添え物にも手抜きはありません
ハンバーグはしっとりふっくら
そしてビーフシチューは箸で崩れるほどにホロホロで…
熱々なクリームコロッケには滑らかな舌ざわりのベシャメルと、どれも丁寧にお店で仕込まれたものであろうことが窺えます
添えられたあさりのスープも実に優しい味わいで、身体に良さそうな気がいたします



【芳味亭】
東京都中央区日本橋人形町2-3-4
03-3666-5687

『つるとんたん UDON NOODLE Brasserie』 オシャレな雰囲気とおいしいおうどん それに行き届いたサービスで大人気

今日はかなり気温が上がっているようで…
ちょっとお買い物をしようと銀座を歩き回っていただけで汗びっしょりであります






遅くなったお昼ごはんをいただこうと『つるとんたん』
1989年に大阪・宗右衛門町で開業されたうどん専門店で、東京への進出は2005年の六本木店
これまでのうどん屋さんのイメージを覆すオシャレな空間と、釜玉うどんやきつねうどんなどの基本を押さえながらも「明太クリームのおうどん」や「カルボナーラのおうどん」などイタリアンのような商品群まであって、その数は50種を超えているのであります
さらにそれらの商品は驚くほどに大きなどんぶりで提供されるなど奇想天外なお店であったことから、2～3年で廃れていくのだろうと高を括っていたのですが…
未だに行列ができるほどの人気であるのですが、それは関西、関東ともに6店舗で抑えられていることで飽きられることが無いばかりか、それぞれのお店でコンセプトが変えられていることでの非日常感が続いているってことからなのでありましょう





そんなお店でいただいたのは〝夏の特選〟メニューにあるから「すだちのおうどん」
氷冷だしのおうどんとあることから凍らせたお出汁のかき氷が乗せられているのかと思っていたのですが、残念なことにそれは普通のお水を凍らせたものであるようで…
とはいえ味のバランスはきちっと考えられているようですし、薄まった場合にも添えられた白だしを加えることで最後までおいしくいただくことができるう工夫されていまして、酢橘のサッパリとした香りとともにいただくことができました



お料理や空間だけでなく、こちらは接客の感じ良さも優れていまして…
自然な笑顔とともに目線を合わせて会話ができるスタッフの素晴らしさは見事であります



【つるとんたん UDON NOODLE Brasserie】
東京都中央区銀座5-2-1 東急プラザ銀座10F
03-6264-5326

『Pasta & Rice Taverna Tokyo』 昭和期の喫茶店で見たような懐かしいお料理がいただけます

最近、銀座から日本橋にかけて店舗網を拡大している『虎杖』って会社
ウニをメイン食材とした寿司や海鮮丼を提供するお店を築地に出店したのを皮切りに、ラーメンやイタリアンなどさまざまな業態を展開しているのでありまして…
コンセプト作りに長けていることから、どこもつい入ってみたくなるような魅力に溢れているのであります






銀座インズ1 の地下フロアには『東京銀座食堂』『牛たんITADORI軽井沢』『タベルナ トーキョー』と3つの業態を出店していまして、今日はまだお邪魔していなかった『タベルナ トーキョー』を視察させていただくことにいたします
2016年1月の開業時はローストビーフ丼を看板料理とする洋食店、そのあとは『虎杖製麺所』としてワンコインほどでいただける生パスタを提供されていたのですが、一年ほど前に〝Pasta & Rice〟として生まれ変わっていまして…
どうもここに関しては苦戦されているようですね





虎杖らしく板うにを使ったカルボナーラやペペロンチーニが終了限定で提供されたりもしていますが、お昼のメニューのイチオシは鶏カツやビーフシチューが盛られる「タベルナプレートA」とハンバーグにカレーソースが盛られる「タベルナプレートB」のふた品であるようでして…
そのいずれかをいただこうかとも思ったのですが、ナポリタン、ミートソース、カルボナーラ、スパイシーカレーソース、和風と用意された5種のソースをバターライスかスパゲッティのいずれかでいただくという変わった商品群に興味を持ってしまったのであります
結果いただいたお料理は「鶏カツ スパイシーカレーソース」
Pasta&Riceでありますのでバターライスかスパゲッティを選ぶことになるのですが、今日はスパゲッティでお願いいたします
と、ここで思い出したのですが…
平日のお昼だと曜日ごとに決められた商品ではありますが、このカテゴリーの商品は200円の割引でいただけたんですよね

提供された商品には想像以上に大きな鶏カツが乗せられていまして…
サクッと揚がったカツはカレーソースでいただいてもおいしいのですが、スパゲッティと和えることを考えると足りなくなりそうでしたのでウスターソースをかけていただきました
カレーソースはその名の通りにスパイシーなものでありまして、モチっとした食感の生パスタとの相性も悪くありませんね
イタリアンと思ってお邪魔するとがっかりしてしまうこともあるのでしょうが、昭和期の喫茶店で見たメニューのような懐かしさを楽しませていただくことができました



【Pasta ＆ Rice Taverna Tokyo】
東京都中央区銀座西3-1先 銀座インズ1 B1F
03-6385-4193

『Asian Bistro Dai』 ショッピングセンターのテナントでありながら大箱 様々なシチュエーションでたのしめます

台風が近づいているとのことで午後からは雨になるとの予報でありまして…
出掛けようとしたタイミングで雨が降り始めましたが、陽射しもあることからそれほど強い雨になることは無いであろうと折りたたみ傘だけをもって日本橋へ








気になるお寿司屋さんは予想通りに定休でありましたので、日本橋髙島屋S.C.にある『アジアンビストロ Dai』を目指します
かねてより一際目立つ外観に興味を持っていたお店でありますが、なかなかお邪魔する機会が無かったのであります
色彩豊かな店内は思いのほか広く、バーカウンターをセンターに、テーブル席やソファー席、さらにはテラス席まであって…
いろんなシチュエーションで使うことができそうですね





いただいたお料理は、食前のドリンクに始まり、前菜、メイン、食後のドリンクまでを楽しむことができる「Holiday Lunch」
食前のドリンクは紅茶ベースのものがほとんどですが、差額を支払うことで泡やビールもいだけるようですね
前菜は12種ほど用意されたお料理から2種を選ぶことができるとのことで「ベトナム風生春巻き」と「パクチーサラダ」をチョイスしたのですが、どちらも一品として十分に満足できるボリュームとクォリティーでありました



メインとして用意されたお料理は
●海南チキンライス
●鶏肉のガパオ炒めご飯
●鶏肉と茄子のグリーンカレー
●パッタイ
●海鮮五目あんかけ焼きそば
●鶏肉のベトナムフォー
の6種でありまして、そのどれもがアジア料理を代表するものばかりであることから、何をいただこうかと迷いながらも「鶏肉のガパオ炒めご飯」をお願いいたします
万人受けを狙っているのでしょうか
辛みやバジルの香りが抑えられているようで…
ちょっと物足りない感じではありましたが、150席を超える大箱であることを考えると、それも致し方ないことなのでありましょう



最初の飲みものに口を付けないうちに前菜の2品が提供され、それも半分もいただかないタイミングでメインが登場するなど、お客さまよりも自分たちの作業効率を重視したかのような商品提供ではありましたが、サービススタッフは清々しさがある感じ良い人たちでありました



【Asian Bistro Dai】
東京都中央区日本橋2-5-1 日本橋髙島屋S.C.新館7F
03-5542-1133

『日本ばし やぶ久』 1902年創業 4代目が受け継ぎ進化させた名物カレー南蛮

今日は急に暑くなったこともあり冷たいお蕎麦を手繰ろうと、日本橋で120年近く続く『やぶ久』を訪ねることにいたします
創業から変わることなく同じ地で営業される数少ないお店でもあります






人気店であることから席待ちのお客さまが列を作っていることも多いのですが、今日はお昼の忙しさを終えたタイミングであったのでしょう
先客がお帰りになられたテーブルを片付ける時間を待つだけで席をいただくことができました
老舗蕎麦屋というと年配のお客さまが多いイメージがありますが、こちらには比較的若いお客さまが多く学生であろうカップルや女子友同士で来られる方も少なくないのです
と言いますのも、こちらが名物とするのはカレー南蛮でありまして、好みに合わせて豚肉か鶏肉を選べるだけでなく、辛さも辛口や大辛、さらには激辛とレベルアップすることもできるのであります







今日はおろし蕎麦的な冷たいお蕎麦を目的だったのですが、日替わりで提供される「重ねせいろ」のつけ汁がカレー汁だというのでそれをいただくことにいたします
残念ながら辛さのリクエストはできないようですが、運ばれてきた瞬間からスパイスの香りを楽しむことができますし、こだわりの出汁も感じまして…
ほかでいただくカレー南蛮とは一線を画しているように思えます
冷たいせいろにスパイシーなくカレー汁は食欲を掻き立ててもくれますし、豚肉も入っていることでビタミンの補給もできて、夏にうれしい一品でもありますね



【日本ばし やぶ久】
東京都中央区日本橋2-1-19
03-3271-0829

『グリル満天星 麻布十番』 1978年に開業 都内に8店舗を構える洋食屋さん

これまでに何度もお邪魔したことのある『グリル満天星』ではありますが、先日お店の前を通ったときに見かけた「ガーリックピラフステーキプレート」のパネルが実においしそうで…
その日はほかでランチを済ませたあとでありましたので、またの機会を狙っていたのであります








久しぶりにスッキリと晴れわたったってことでの暑さに耐えられないこともあり、東京駅から地下を通って丸ビルにあるお店を訪ねます
オープンキッチンとなったオシャレなお店は、おしゃべりに花を咲かせるご婦人たちの笑い声が溢れていて…
穏やかに流れる午後のひとときを過ごします





ふたつのお料理が一皿に盛られるお得感もありお客さまの大半が注文されるという「ワンプレートミックス」をいただくことが多かったのですが、こちらにはオムライスのほか、今回いただく「ガーリックピラフステーキプレート」という名物料理もありまして…
おいしいオムライスの秘訣だとも言われる、自家製のブイヨンで炊き込まれた〝ベーキライス〟にステーキを乗せたお料理なのであります
赤身肉のステーキは柔らかくいただくことができますし、旨味を感じるベーキライスにフライにされたオニオンとガーリックのサクサクっとした歯ざわりや甘味と香りがアクセントとなっていておいしくいただくことができました
また、スープは季節のお勧めにもある「ガスパチョ」をいただいたのですが、ひんやりとしたスープにほど良い酸味を感じて…
舌ざわりも滑らかなおいしいものでありました




【グリル満天星 麻布十番】
東京都千代田区丸の内2-4-1 丸の内ビルディング5F
03-5288-7070

『Hamburg Will』 列んででも食べたい岩中豚100％のハンバーグ

クライアントさまが上京されるというので、お昼をご一緒しましょうと『ハンバーグ ウィル』
新宿御苑前のお店にはいつも行列ができていることから錦糸町にある姉妹店へとも思ったのですが、初めてここを訪れるクライアントさまをお連れするのであれば本店でしょうと…








20席ちょっとの小さなお店は行列必至の人気店であることから、開店時間の30分前には列んでおこうと向かったのが大正解で…
到着した時点ではふた組の先客がいただけなのですが、その後もどんどんと列が伸びていき、開店時には全てのテーブルが埋まってしまったのであります
そんな状況であるために、近隣にお勤めの方々からなかなか利用することができないとの声もあったのでありましょう
お店から50ｍほどのところにテイクアウト＆デリバリー専門のお店をオープンされたようで…
7月1日にオープンしたばかりではありますが、そちらにもお客さまが列んでいましたね







さて、こちらのお店が提供するランチメニューは
●プレーン
●粗挽きブラックペッパー
●モッツァレラチーズ
●軟骨
●パンチェッタベーコン
●フォアグラ
とある6種のパテから好みのものをチョイスすると言うものでありまして、全てにスープとライスがセットになっているだけでなく〝地養鶏温泉卵〟を無料で添えることもできるというありがたいサービスや、〝デミグラスソース〟〝クリームマスタードソース〟〝柚子胡椒ソース〟とある3種のソースを選ぶことも出来るために飽きることなく利用することができますし、自分好みの組み合わせを作り出す楽しさもありますね

いただいたお料理はというと、ふたりでお邪魔したにもかかわらず〝粗挽きブラックペッパー〟〝軟骨〟〝フォアグラ〟の3品でありまして…
辛さというよりも香りを楽しむことができるブラックペッパー、そして食感にアクセントをつけた軟骨、さらにはコクを楽しむフォアグラと、それぞれにインパクトある特徴を楽しむことができるよう工夫されていて、淡泊である豚肉をおいしくいただくことができました
またソースは3種を別添えにしていただき組み合わせを楽しみましたが、私的にはフォアグラ＋デミグラスソースや粗挽きブラックペッパー＋クリームマスタードソースがお気に入りですね
今日いただいた〝とうもろこしの冷製ポタージュ〟は冷たさも然ることながらほんのりと香るトウモロコシの甘味など季節に合わせた提供されるスープも楽しさの一つでありますね



豚肉100％で作られるという個性的なハンバーグでありながら開業から10年以上が経っても衰えない人気の秘密はパテのおいしさにあるようで…
最高級とされるブランド豚〝岩中豚〟100％だと言うことだけでなく、使用する部位とそのバランスを試行錯誤した商品開発へのこだわりがお客さまに伝わっているのでしょうね



【Hamburg Will】
東京都新宿区新宿1-3-8 YKB新宿御苑ビル101
03-3358-4161

『魚河岸料理 青ゆず寅』 ふっくらと焼き上がたった銀だらがおいしい豊洲の居酒屋

福岡出張から戻った羽田
おいしい焼き魚を食べたい気分であるにもかかわらず、空港内にある和食系のお店は、お蕎麦やお寿司を提供するところばかりでありまして…






空腹を我慢しながら豊洲へと移動したのが14:00近くのこと
多くのお店はお昼の営業を終える時間ではあるのですが、お邪魔した『青ゆず寅』は16:00までやってくださってるとのことで…
50席ほどのお店には、同じように遅いお昼をいただかれている方々で半分ほどの席が埋められていたのであります
カウンターの席をいただくこととなったのですが、比較的ゆったりとしていますので全く嫌な感じではありませんね







こちらでいただく銀だらは身が厚くふっくらと焼かれていることからお気に入りで、今日もそれをいただこうとお邪魔したのでありますが…
定番のランチメニューではなく〝限定おすすめランチ〟とある手書きメニューに書かれた「銀だらの柚庵焼とお刺身3点定食」をいただくことにいたします
今日の銀だらは身が厚い一枚ものではありませんでしたが、箸を入れたときにほろっと身が崩れるほどのふっくらさは変わることなく…
おいしいご飯とともにいただくことができました



【魚河岸料理 青ゆず寅】
東京都江東区豊洲3-2-24 豊洲フォレシア1F
03-5534-9284

『博多屋台 福芳亭』 一杯360円でいただける本格的長浜ラーメンに大満足

とんこつラーメンの街として知られる福岡でありますが、そのラーメンには〝博多ラーメン〟と〝長浜ラーメン〟と呼ばれるものがありまして…
県外の方は総じて博多ラーメンと呼んでいらっしゃるのかも知れませんが、長浜ラーメンとは長浜の魚河岸で出されていた豚骨ラーメンをルーツとしていて濃厚な風味でありながらもサラッとした舌ざわりが特徴であります
今では多くのラーメン店にある〝替え玉〟が生まれたのも長浜ラーメンなのです
一方、博多ラーメンは濃厚なとろみがあったりクリーミーなものであったりとアレンジ系のお店が増えているようですね



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そんなラーメンを食べようと、ぶらぶらと天神の街を歩いていますと…
昭和通りから一本入った天神横丁って通りで、とんこつラーメン360円と書かれた看板を見つけます
激安中華料理店と言った雰囲気に入りづらさを感じながらも、小腹が空いていたこともあり冒険させていただくことにいたします
恐る恐る扉を開けますと、お店の奥まで続くカウンター席に先客は無く…
入り口に置かれる券売機の前で不安げな顔をしていたワタシに「ラーメンで良いですかぁ〜」と声をかけて下さった店員さん
両替をお願いした際の対応も良く、ホッと胸を撫で下ろします
『麺屋 福芳亭』としてオープンされたようですが、天神という場所でこの価格での勝負は厳しかったのか、居酒屋メニューを増やした『博多屋台 福芳亭』へとリニューアルされたというですね







提供されたラーメンは、昔ながらの長浜ラーメンといった感じで濃厚でありながらもスッキリとしたスープでありまして、浮かべられてラードの旨味も活きてます
トッピングもチャーシューにネギとキクラゲとベーシックではあるのですが、バラ肉を糸で巻いて作られたチャーシューは手間が掛かったものでありますし、しっとりとした舌ざわりでおいしくいただくことができました
そして麺でありますが、自社で製麺所をお持ちのようで…
〝カタ〟でいただきますと、小麦の香りをほんのりと残す低加水麺でありまして、これこそが〝長浜〟と感じることができるものでありました



シンプルであるが故に基本を忠実に…
そんなラーメンに感動であります
常宿からも近いことから、ちょくちょく通わせていただきたいと思います



【博多屋台 福芳亭】
福岡県福岡市中央区天神3-5-8 第2天神MKビル1F
092-517-6699

『COFFEE & OMELETTE RICE Big Ben』 厨房からこぼれるフライパンの音が小気味よい喫茶店

福岡市の繁華街店〝天神〟
その周辺には大名や赤坂、警固といった古くからおいしいお店が並ぶエリアがあるのですが…
地下鉄七隈線の開業以降、西鉄天神大牟田線との乗り換えに便利である〝薬院〟周辺に人気が集まっているようであります






そんな薬院駅から5分ほど歩いたところにある『ビッグベン』ってお店を訪ねてみますと…
11:30過ぎにお邪魔した時点では2組のお客さまがいらっしゃるだけだったのですが、12:00を回るや否や、あっという間に30席ほどのお店は近くでお勤めであろう方々で埋められてしまうほどの人気店でありました
メニューに〝SINCE 1979 blueberry〟〝SINCE 1999 Big Ben〟とメニューに書かれていることから、40年前に創業された『ブルベリー』ってお店を前身とする古くから親しまれているお店であるようですね



オムライスとピラフをウリとしているお店であるようで、そのいずれかをいただこうと思っていたときに目に入ったワンプレートランチに心を奪われまして…
オムライスをメインにハンバーグが添えられる「ワンプレートランチB」をお願いしようとしたのですが、さらに魅力的な「ワンプレートデラックス」をいただくことにいたします
ハムエッグが乗せられたトマトライスをメインに、ハンバーグやチキンと小海老ソテー、パスタと盛られているのであります
トマトライスは注文が入ってから炒めているようで、熱々であることが当然として優しい味わいにハマってしまいそうですね
ハンバーグやチキンは事前に調理されていたものであるようですが、作り置き感を感じることはなく、それに掛けられるデミグラス的なソースはパスタに絡めてもおいしくいただくことができました



オムライスに使われるチキンライスは注文が入ってから炒められているようで、厨房から聞こえてくるフライパンを振る音はBGMのように心地良く…
接客されるスタッフの方からも優しさを感じ取ることができるステキなお店でありました



【COFFEE & OMELETTE RICE Big Ben】
福岡県福岡市中央区薬院3-16-35 大山ビル1F
092-521-2640

『大連飯店』 上質な雰囲気でありながらもリーズナブルな中華は上品な味わい

朝4時過ぎ
鳴り響くスマホのアラームで叩き起こされ、何事かと思ったら【警戒レベル4】だという避難勧告ではありませんか
人生初の出来事にどうしたものかと狼狽えながらも、下手に動くよりここに留まったほうが安全であろうと決断したのですが、その後眠りにつくこともできず寝不足であります






お昼すぎ
なんとか雨も小康状態となりましたので柳川市にある中華料理店『大連飯店』を訪ねます
駐車場からのアプローチに設置された千本鳥居を模したようなオブジェを潜り抜け店内へと入りますと、近くにお住いの方たちが気軽に家族で利用するようなお店だと聞いていたのですが、そのイメージとはかけ離れる上質な雰囲気に包まれた客席が広がっているではないですか
メニューを眺めますと雰囲気が素敵なお店なのにリーズナブル
これは一皿のボリュームが少ないに違いないと思いながら注文したのですが…



先ずは「自家製水餃子」
自家製とあるだけあって皮はモッチリとしていて包まれる餡にはたっぷりな韮が…
旨みたっぷりなスープでありましたので、何も付けること無くおいしくいただくことができました





そして「麻婆豆腐」と「ニンニクの芽と豚肉の醤油炒め」
メニュー写真ではもう少し赤みがあって辛そうに思えた「麻婆豆腐」ですが、家族客が多いと言うことからか万人受けするものでありまして…
ちょっと薄味でしたので卓上に置かれたお醤油と辣油を垂らしていただきます
程よく食感を残すニンニクの芽がおいしい「ニンニクの芽と豚肉の醤油炒め」も上品な薄味でありまして…
ガツンと来る男町中華が苦手なご婦人方にも好まれる味付けで提供されているようです



〆にいただいた「揚州炒飯」
しっかりとネギが香る葱油で炒められているようですが、残念なことにその油が多かったのかベチャっとした食感でありましたし、お塩も全体に回っておらずところどころにしょっぱい固まりが…
とは言え、それも許容の範囲内だと言うことでおいしくいただくことができましたし、お値段以上のボリュームにも大満足であります



【大連飯店】
福岡県柳川市田脇137
0944-72-2018

『お菓子村 杏都 -あんと-』 庭園の中にあるひと坪ほどの庵でいただくスィーツ

『田中鰻屋』でおいしい鰻をいただいたあとは、甘いものをいただきながらまったりと過ごしましょうと…
ちょっと面白いお店があるからと、新鳥栖駅近くまで足を延ばすことにいたします












目的としたお店は地元で有名なケーキ屋さん『Ange Coco』が姉妹店として昨年6月にオープンさせた『お菓子村 杏都 -あんと-』
県道17号線を福岡方面へと進み、パフェで有名な『Cafe de Blue』がある平塚交差点を1㎞ほど西に入ったところにお店があるのですが…
通りに面した大きな看板があるわけでもありませんし、駐車場の奥にあるお店は生垣で覆われていて目立つことが無いのであります
駐車場に車を止め門を潜りますと…
和菓子だけでなく本店で提供されるオシャレな洋菓子が売られる母屋のほか、庭園のようにきれいに手入れされた庭の先には、古代へとタイムスリップしたかのように思える一坪ほどの〝庵〟が5棟並んでいるのであります





そんな〝庵〟で購入したスィーツをいただくことができるとのことでしたので迷うことなく…
いただいたケーキは「花てまり」
艶やかな赤がショーケースの中でひときわ美しく輝いていた一品でありまして、中はいちごと抹茶のムース
そのフワッと柔らかで滑らかな舌ざわりは人気店であることも納得なものでありますし、小雨が降っていたこともあり庵まで傘を差してエスコートしてくれるなどサービスもしっかりとしていますね



【お菓子村 杏都 -あんと-】
佐賀県鳥栖市原古賀町519
0942-85-7780

『田中鰻屋』 1804年創業 9代目が受け継ぐ家伝のせいろ蒸し

久留米でお昼
何をいただこうかと迷うところでありますが、土用の丑の日も近いことから鰻をいただくことにいたします
この辺りで鰻といえば柳川の〝せいろ蒸し〟が有名なのでありますが、久留米にも名店がいくつかあるということで…








お邪魔したのはJR久留米駅からほど近いところにある『田中鰻屋』でありまして、店先の暖簾や看板には〝旧藩主有馬家御膳寮奉仕〟〝蒲焼元祖〟とあります
なんでも有馬藩主の命を受け江戸で修業をした初代が蒲焼を調理する「御膳寮奉仕」の役を務めたことが始まりでなのだそうで、店内には〝文化元年創業以来事業の発展と地域経済の振興に尽力されました〟との表彰状も掲げられています





2階にある個室をいただくこととなったのですが、そこへと上がる階段はピカピカに磨かれていますし、お部屋の掃除も行き届いていて…
昔の建物は良い材料が使われていることが多いため、キチッと磨き上げることで老朽ではなく歴史を感じる雰囲気になるんですね





先ずは「うなぎせいろ」
こちらで使用される鰻は天然物であるようで…
養殖物のような大きさや脂はありませんが、身が締まっていることでの歯ごたえを感じることができます
そして、甘すぎず濃すぎずのタレは己を強く主張することが無く鰻とのバランスの良さを感じます
「せいろ」は炊き上がったご飯にタレを塗したあと蒸しあげるためベチャっとしたものなっていることが多いのですが、こちらで提供されたものはお米ひと粒一粒がしっかりと立っていておいしくいただくことができました





続いて「うなぎ丼」
丼の蓋を取ってビックリ
ご飯の中に鰻が隠されたビジュアルには驚きますが、これを見てもご飯のおいしさは一目瞭然でありまして…
せいろ同様にひと粒一粒がしっかりとしていることから、お店の方に二つのごはん炊き分けているのかと尋ねてみますと…
「それは企業秘密です　200年の歴史ですから…」と嫌味を感じることのない笑顔で答えていただけました



もうひと皿「うなぎ蒲焼」
蒲焼のおいしさも然ることながらタレのおいしさを最も味わえるモノでありまして、芳ばしく焼かれた鰻の香りを損なうことのない優しい味わいでありながらもご飯が欲しくなるような…
これが永年継ぎ足される老舗の旨味なのでしょうね



【田中鰻屋】
福岡県久留米市中央町15-32
0942-34-3000

『cuud』 フライト前の空港でいただくカレーうどん

九州への出張でありまして…
心配していた台風5号の影響も、朝鮮半島へと向かっているとのことでありますから、大きな支障はなさそうだとひと安心であります
とはいえ、期間中はずっと雨模様になることは避けられないでしょうね






タイミングが良かったのか、いつも席待ちの列ができている『cuud curry udon』に空席がありましたので、今日のお昼はこちらに決定
うどん屋さんとは思えないようなスタイリッシュなデザインでありますし、そのライティングは舞台を照らすかのように厨房へと向けられていますので、スタッフの一挙手一投足や表情を楽しむことができます








提供される商品は「カレーうどん」と「トマトカレーうどん」
そして、そのふたつを半分ずついただく「ハーフ＆ハーフ」と3つだけでありまして…
欲張りなワタシは当然のように「ハーフ＆ハーフ」をお願いしたのですが、迷ったのはここからでありまして、スタンダードなカレーうどんからいくべきか、それともトマトカレー？ とふたつの丼と睨めっこしていたのであります

結果、先にいただいたのはトマトカレーうどん
思ったほどトマト トマトしておらず、ほんのりと爽やかな酸味と甘みがを感じることができるほどでありました
スタンダードなカレーは濃厚でクリーミー
しっかりとコクや旨味を感じることができながらも脂っぽさを感じることはありません
どちらのカレーもスパイスが効いた大人カレーであり、箸が進むおいしさだったのでありますが…
お昼のピーク前ってことで茹で置きでもしていたのでしょうか
以前いただいたときに感じたもっちりとした歯ざわりがおいしい細麺が、子どものころに学校給食でいただいた〝ソフト麺〟かと思うほどにぶよぶよであったことが残念でなりません



麺を食べ終えたあとは、トマトカレーはお出汁で割っていただき、スタンダードなカレーにはごはんを入れて…
口直しのピクルスは甘酢が程よく効いたものでありますし、セロリの食感と香りが実においしく、お替りすることができないかと思うほどでありました



【cuud】
東京都大田区羽田空港3-3-2 羽田空港第1旅客ターミナル2F 南ウィング出発ロビー
03-5757-8857