年間500店以上を食べ歩く飲食店プロデューサーの食日記

仕事柄、日本中を飛び回っていて、その出張先での外食を日記にしています
たくさんのコメントを待ってます

東京メトロ日比谷線茅場町駅:『長寿庵』   100年以上続く老舗でいただく、ムチッとした海老がおいしい天せいろ

2017-12-31 18:25:18 | 関東
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小雨降る寒い大晦日
今年を振り返ってみますと、プライベートな出来事に半年以上も振り回されました年でありまして…
多くの方にご心配いただいたことを感謝いたします



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さて、年越しのお蕎麦をいただくのは例年通りの『茅場町長寿庵』
今年で5年連続でお邪魔してはいるものの、大晦日以外でお邪魔したことがないんですよね


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今日という日は、お蕎麦屋さんにとってはお祭りのような日であるのでしょう
14:00を過ぎた時間でありながらも満席の賑わいではあったものの、入口近くにテーブルで相席させていただくことができたのですが…
その後、次々と来店されたお客さまで店内には行列ができてしまいました


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いただくのは「天せいろ」
毎年のように同じものをいただいているのですが、お蕎麦のおいしさも然ることながら、海老の天ぷらのムチっとした食感が実においしくて…
おいしいものを提供するために手間暇を惜しまない老舗ならではの天ぷらであります
そんなお蕎麦をいただいていますと…
そば湯はきてますか?
と気遣っていただけただけでなく、いただいてますよと指差した湯桶にそっと手を添えて温度を確認をされる仕草に、お料理以上の感動をいただきました



さらに、会計を担当されていた、店主の奥さまと思われる女性に「お久しぶりですね」との挨拶をいただき…
前回お伺いしたのが一年前であることを伝えますと、来年は普通の日にもゆっくりといらしてくださいねと笑顔で返してくださいます
どんなに忙しくてもおもてなしの気持ちを忘れない姿勢こそが永く繁盛を続けることなのだと改めて勉強させていただくことができた一年の〆でありました



【茅場町 長寿庵】
東京都中央区日本橋茅場町1-9-4 長寿ビルB1F
03-3666-1971

東京メトロ有楽町線銀座一丁目駅:『三州屋』   身が厚くて照りが美しいぶりの照り焼きでランチ

2017-12-30 21:56:58 | 関東
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今年も残すところ二日となりまして、明日のカウントダウンパーティーをどうしようかと計画されている方も多のでしょうが、おせち料理やお雑煮すら食べることの無いワタシには、明日の年越し蕎麦と年始の初詣くらいしか年越しらしい予定はなく…



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お刺身や天ぷら、お寿司といったものでなく、お魚の煮付けのような心がホッとするような和食が食べたいと思い『三州屋』
通りから数メートル奥に入ったところに入り口があることから全く目立つことの無いお店でありますが、営業中には表通りにメニューボードが出されていますのでそれを目印に…
とは言え、まさかこんな暮れも押し詰まった時期に看板が出されているなんてことは思いもせずにいたものですから、それを見つけたときの喜びは一入であります


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暖簾をくぐりますと…
ほぼ満席といった賑わいではありますが、相席が当たり前であるお店でありますのでひとりくらいは座れる場所はあるものでして…
入り口に近い大テーブルの一角をいただくことができました


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先ずは「鶏豆腐」
こちらへお邪魔した際には必ずいただく一品でありまして…
お店の名物と言っても過言ではないであろうと思われる、この一品を目的に来店されるお客さまも多いことでしょう
柔らかく煮込まれた鶏肉がおいしいことはもとより、熱々なお豆腐やポン酢までもが見事なのであります


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優しい味で煮付けられたお魚をいただくつもりだったのですが…
こちらへお邪魔するたびに金目鯛の煮付けばかりをいただいていましたし、ブリがおいしい季節でもありますので、今回は「ブリの照り焼き」をいただいてみることにいたします
厚めの切り身と美しい照り
見るからにおいしそうでありますし、ふっくらと焼きあがっていることで身離れも良く、タレのおいしさとともにご飯がすすみますね
添えられるなめことお豆腐に赤出汁も熱々でおいしいものでありました



【三州屋】
東京都中央区銀座2-3-4
03-3564-2758

東京メトロ有楽町線銀座一丁目駅:『CHEESE KITCHEN RACLER』   10月5日オープン 銀座の夜景とともにチーズ料理とワインを楽しめます

2017-12-29 22:41:43 | 関東
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先ほどパスタをいただいたばかりではありますが…
あまりにも店頭に置かれたパネルの写真がおいしそうですし、早速お邪魔してみることといたします



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渋谷ヒカリエに続いてオープンした〝ラクレット〟や〝チーズフォンデュ〟をメインとするチーズ料理の専門店であるようでして…
夜にはチーズとともにワインを楽しむことができるお店であるようですね


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いただくのは「とろっとろチーズのスキレットハンバーグステーキ」でありまして…
先ずは、それに添えられる〝チーズフォンデュサラダ〟から
小さなお鍋に入れられたチーズでブロッコリーや紅芯大根、さつまいもなどのお野菜をフォンデュしていただくのですが…
メインだけでなく、サラダまでもがたっぷりなチーズでいただけるなんてうれしいですね


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そしてメインとなるハンバーグですが、小ぶりは見えるもののしっかりとした厚みがありますので150gほどのボリュームはあるでしょうし、何よりナイフを入れた時に溢れる肉汁が魅力でありますし…
これまた、たっぷりなチーズに埋もれていることで、チーズを残さずいただくことの方が難しいほどであります


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パンがビュッフェスタイルとなっていまして、6種ほど用意されたパンをいただくことができるのですが、いただいた「はちみつ豆乳パン」やレーズンが入った「ライブレッド」ともにおいしいものでした



お邪魔したタイミングで空いていた席は、多くのお客さまが好まないであろうところだけであったのですが…
「間も無くお帰りになれれる方がいらっしゃいますので、そちらの席を用意しますね」との気遣いができるスタッフでありますし、お店を出る際にも感じ良い笑顔で見送っていただけました



【CHEESE KITCHEN RACLER】
東京都中央区銀座2-2-14 マロニエゲート銀座1 10F
03-6263-2971

東京メトロ有楽町線銀座一丁目駅:『スパゲッティ そら』   10月26日オープン 具だくさんなスパゲッティを気軽な雰囲気で!

2017-12-29 21:22:25 | 関東
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マロニエゲートも開業から10年を迎え、契約期間を終えたお店があるようで…
10月には2軒のお店がオープンしていると聞き、お邪魔してみることにいたします



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エスカレーターで10Fへと上った正面というわかりやすい場所にある『スパゲッティ そら』
スパゲッティの専門店ということで、比較的アッパーなお店が多い施設の中で唯一ひとりでも気軽に利用することができるお店という位置づけになるのでしょうか


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小洒落た雰囲気を感じるお店にはテーブル席だけではなく、ゆったりとしたカウンター席があるのですが…
お昼時であるにもかかわらず先客はふた組だけという状況でありましたので、入り口に近いところにある4名掛けのテーブルをひとりで占領させていただくことができました


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トマトソース、アーリオオーリオといった王道に和風醤油や和風クリームなど、季節のお勧めを含めて30種弱のスパゲッティが用意されていまして…
〝具沢山〟であることが商品の特徴であるようですね


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何をいただこうか迷うところではありますが、和風系の商品が多いことから「粗挽きソーセージとベーコンの和風醤油」をいただくことにいたします
大好きな粗挽きソーセージでありますし、焼かれたことでの芳ばしく香る醤油を期待していただいたのでありますが…
それほど醤油が香ることもなく、乳化していないオリーブオイルの香りが強くて和風って感じもなく…
決しておいしくないというレベルではありませんが、ちょっと残念に思えます



〝暇〟と言うのはホントに人やお店をダメにするものでありまして…
ひとりで卒なく作業をこなしている接客スタッフからは、やる気の無さが伝わってくるんですよね
ステキな雰囲気のお店であるだけに繁盛されることを願います



【スパゲッティ そら】
東京都中央区銀座2-2-14 マロニエゲート銀座1 10F
03-6263-2717

東京メトロ銀座線三越前駅:『土佐料理 祢保希』   仕事納め 20kgを超える天然真九絵をいただく日本橋の夜

2017-12-28 23:32:20 | 関東
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御用納めである今日
今年の締めとしておいしいものを食べましょうと日本橋で待ち合わせをいたします
そこから目的としたお店がある三越前まで歩いていたのですが、冷たい風が吹いていることで気温以上に寒さを感じるだけでなく鼻水までもが…



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三越前にあるYUITOって施設の3F
お気に入りである『桃花林』へお邪魔する度に、お隣にある土佐料理のお店が気になっていたのでありますが…
土佐料理と言われて思いつくのは「鰹の藁焼き」程度であることから伺う機会がなかったのでありますが、なんとこちらで九絵鍋がいただけることを知り今年最後の会食の場といたします
2週間ほど前に予約をしよと電話を入れてみますと、28日しかお部屋が取れないとのことであったのですが、これが運よくワタシの予定とピッタリだったのであります


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「九絵ちり鍋コース」をメインに、お店のお勧めだといういくつかのお料理をいただくことといたします
まずはコースにある〝前菜三種盛り〟
秋から冬にかけて旬を迎えるという「四方竹のきんぴら」と「バイ貝のうま煮」
そして「九絵肝和え」
九絵の身を肝で和えてあるのですが、九絵の肝だけだと癖が強いということで鮟鱇の肝を混ぜてあるとにことでしたが、これが癖になるようなおいしさでありまして…
次回はアラカルトとしていただきたい一品であります


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続いてもコースの一品である「九絵薄造り」
透き通った輝きを放つお刺身は癖や匂いを感じることが無い白身でありまして…
適度な歯ごたえはもちろんのこと、淡白なフグとは異なり、程よい脂を感じることができるのも九絵ならではのおいしさであります


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そして、高知と言えば〝鰹〟
やはりたたきをいただかなければとアラカルトからいただこうとしますと、質の良い鰹が入った時だけにお勧めしていると言う「塩たたき」が用意できるとのことでありまして…
10mmを超える厚みに切り分けられた鰹は、しっとりと舌にまとわりつくような木目の細やかさでありますし全く嫌な癖もなく…
塩によって引き出された旨味と、芳ばしく焼かれたことでの香りが活きてます


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そのほかにもいくつかのお料理をいただきます
シコシコとした食感がおいしい「自家製刺身かまぼこ」に、秘伝のタレに漬け込まれたという奥深い旨味と薫香が決め手の「鯨うねす燻製」
そして特に土佐とは関係ないであろうお料理ですが、大好きな「海老真丈の蓮根挟み揚げ」
更には「鯨串カツ」や「自家製かつおコロッケ」「四万十鶏の手羽先餃子」といただいて…
一品一品しっかりと丁寧に調理されているものであり、何をいただいても満足できるおいしさであります


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いよいよ、メインとなる九絵鍋
厳選した20kg以上の天然真九絵のみを長崎から仕入れているとのことだけあって、ぶつ切りにされた切り身も大きくたっぷりと身が付いていて、これまでにいただいた九絵とは別格でありまして…
東京で一番おいしい九絵を提供していると自負していますとの言葉も頷けます


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〆の雑炊はお酒を少し加えた後にきちんと味見をして…
こんなちょっとしたことで間違いないお味のお料理がいただけると安心するんですよね
そして洗いご飯を加えたら一煮立ちさせて、溶き卵を入れるのですが、これがなかなかふわっと仕上がらないんですよね
最後に蓋をして少し馴染ませたら出来上がり
九絵の脂で出た出汁でおいしくいただける雑炊でありました


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デザートとしていただいた「直七ゼリー」
直七とはスダチの中である柑橘だそうで、高知県に特産品であるらしく…
さっぱりとした酸味が後味をすっきりとさせてくれますね
添えられた〝蜜りんご〟も程よい甘みに仕上げられていています



いただいたお部屋からは、向かいにあるオリエンタルマンダリンホテルの灯りを眺めることができるだけでなく、中央通りを走る車のライトが流れるを眼下にできて…
素敵なサービスだけでなく、雰囲気も最高でありました



【土佐料理 祢保希】
東京都中央区日本橋室町2-4-3 日本橋室町野村ビルYUITO3F
03-3275-9640

東京メトロ有楽町線豊洲駅:『すし屋 銀蔵』   1貫130円均一でいただけるにぎりたてのお寿司とボリューム満点なサバの太巻き

2017-12-27 22:45:37 | 関東
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パスタが食べたい気分だということで自宅近くのお店へ伺おうかとも思ったのですが、ひとりでパスタだけをいただくのも寂しい感じがしまして…
友人を誘って『PIZZA SALVATORE CUOMO』を訪ねてみたのですが、残念なことに満席であるとのこと
気を取り直して、お隣のお店でお寿司をいただくことといたします



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大きな通りに面したビルに入るお店ではあるのですが、メインとなる交差点からは少し距離があることや、通りから視認することができない場所にあるために…
多くのお客さまに認知されるまでには苦労されたであろうと思われるのですが、今ではいつも満席になるほどの賑わいである『銀蔵』
運よくひとつだけ空いていた小さな2名掛けのテーブルをいただくことができました


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大トロでもアワビでもウニでも…
にぎりたてのお寿司が全て一貫130円均一でいただくことができるということで、お財布を気にすることなく、大トロや中トロをはじめゆず塩でいただく真イカやエンガワなどなど食べたいものをあれこれと注文させていただきます


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そして「サバの太巻き」
きゅうりなどと一緒に巻かれているだけでなく、バッテラのように太巻きを覆うようにシメサバと昆布が巻き込まれているのが特徴でありまして…
サバ好きには堪らない一品であります


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熱々であることは当たり前のこととして海老やイクラなどが入っていることでの贅沢感がある「茶碗蒸し」
プリッとした身がおいしいあさりがたっぷりと入った「あさり汁」
いずれもお値段以上の価値を感じる一品でありますね



気配りが行き届いているとまでは言いませんが、対応は親切で笑顔もあって…
決して不満を感じることにない接客にも好感が持てるお店であります



【すし屋 銀蔵】
東京都江東区豊洲3-3-9 豊洲センタービルアネックス1F
03-3532-2526

福岡地下鉄空港線福岡空港駅:『HAKATA洋膳屋ROYAL』   厳選した九州素材を使う洋食屋として生まれ変わったようです

2017-12-26 23:25:13 | 九州・沖縄
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東京へと戻るフライトがお昼の時間と重なっているために、早めの時間にランチをいただくことにいたします
宿泊をしていた天神辺りでとも思ったのですが、11:00という開店の時間を待ってからだとバタバタになりそうなので…



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とりあえず空港へ移動したあと、いずれかのレストランでいただくことにしようと…
うどんやラーメンは滞在中にいただいていたので、今日はちょっと違うものをとターミナルビルの3Fにある『洋膳屋』へお邪魔することにいたします


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空港のリニューアル前には200席ほどあるのではと思えるほどに大きなコーヒーショップを出していたロイヤルの運営でありますが、2Fにフードコートがオープンしたこともあり、パスタや喫茶と言った軽食メニューを捨て、厳選した地産の牛肉や鶏肉などを提供する洋食屋として生まれ変わったようですね


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そんなお店でいただいたのは「ハンバーグカレー」
牛カツやトンテキなど興味深い商品もあったのですが…
時間が早いということで、それほどお腹が空いていないため「ハンバーグカレー」をいただくことにいたします
昔からロイヤルが提供するカレーはおいしいとの定評があるところでもありますし、ハンバーグもロイヤルホストで提供されるものとは異なる手作りらしさを感じるふっくらとしたものでありました
さらに、 添えられているスープはマリリンモンローが連日召し上がられたというロイヤルを代表する商品「オニオングラタンスープ」に使われるものであろうオニオンスープでありまして、玉ねぎの甘みがおいしいものでもありました



おいしいお料理だけでなく、お替りができるコーヒーでフライトまでの時間を潰すこともでき…
お昼前のゆったりとした時間を過ごすことができました



【HAKATA洋膳屋ROYAL】
福岡県福岡市博多区大字下臼井778-1 福岡空港国内線ターミナル3F
092-710-5085

福岡地下鉄空港線天神駅:『真』   ふっくらと焼き上がったさばには脂がのっていて薄塩でおいしくいただけます

2017-12-25 22:31:10 | 九州・沖縄
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福岡に出張すると言ったら、おいしそうなお店があるから是非一度行ってみてとの友人からのメッセージがあって…
エリア的にも近いところだったので、早速お邪魔して見ることにいたします



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天神の中心部から歩いて5分ほど
福岡アクロスって施設の道向かいにある水鏡天満宮ってところの脇道に飲食店が立ち並ぶ〝博多名物うまいもん通り〟の一角
このお店を紹介されていなければ、一生歩くことがなかったであろうところであります


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看板は大きくありませんがお店の前に人集りが出来ていますのですぐに見つけることもできましたし、開店と同時に入られたお客さまがお帰りになられるタイミングでもあったのでしょう
5分も待つことなく、カウンターの席をいただくことができました


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お昼に提供される商品は「鯖の一枚焼き」のみでありますからメニューも無ければ注文を取ることもなく、座って5分ほどでお料理が運ばれてきます
それほど大ぶりではありませんがしっかりと脂がのっていますし、薄塩で調味されていることで鯖が持つ旨味を感じることができますし、皮目がパリッと焼かれていることでの芳ばしい香りがおいしさを際立たせているのであります
〝九州の鯖は別物〟とワタシは良く言っていることではありますが、いつまでも脂の臭みが残るような後味の悪さは全く感じることがありません



お替りもできるというご飯はつやつやとしていて甘みを感じることできるものでありますし、味噌汁は揚げや豆腐がたっぷりと入ったご馳走汁でありますし…
これだけ満足度が高いにもかかわらず、1000円でお釣りがいただけるというありがたさが人気なのでありましょう


【食事と酒処 真】
福岡県福岡市中央区天神1-15-3
092-712-0201

JR鹿児島本線久留米駅:『来福軒』   1953年創業 昔ながらの久留米ラーメンをいただくことができます

2017-12-24 23:08:08 | 九州・沖縄
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今年は久留米でとんこつラーメンが生まれて80年を迎えた年であったそうでありまして…
発祥とされる「南京千両本家」も現存でありますし、他にも70年近い歴史を持つラーメン店が今でも元気に営業されていたりもするのであります



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そんな一軒でもある『来福軒』
駅舎がキレイに改築されているJR久留米駅東口ではありますが、駅前に並ぶビルの老朽化や人通りの少なさからは寂れた感が漂っていたりもしまして…
キレイな暖簾が掲げられた、こちらのお店だけに活力を感じることができます


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そんなこともあってか30席ほどのお店は満席近い賑わいでありますし、厨房からはスタッフの元気な声や鍋を振る音が聞こえてきまして…
心地よい騒々しさであります
ほとんどのお客さまはラーメンを注文されているようではありますが、ちゃんぽんや皿うどんなど久留米の老舗ラーメン屋さんらしい商品もメニューに並んでいますね


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とんこつラーメンと一括りにしていまいがちではありますが、久留米ラーメン、長浜ラーメン、博多ラーメンと、それぞれに似て非なるものでありまして…
久留米ラーメンのスープは継ぎ足しながら使われる〝呼び戻し〟と呼ばれるものでありますし、長浜のような極細麺ではなく中細麺が使われるのであります
さて昔ながらの味が引き継がれているというこのラーメン
スープには骨粉が入っていることでの舌ざわりと風味を楽しむことができるのですが、濃厚さではない昔懐かしく優しい味わいがありますね


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そして「チャンポン」
〝野菜たっぷり増し〟でお願いはしましたが、想像を超える野菜の量でありますし、もやしだけでなくキャベツがたっぷりと盛られることが嬉しいですね
麺は極太麺が柔らかく茹で上げられていまして、スープと絡むおいしさが魅力的ですね


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ラーメンと一緒に餃子や焼きめしをいただくことができるセットも用意されてはいましたが…
ボリュームあるチャンポンにはセットの用意がないんですね
ってことで、ラーメンセットではなく、単品で焼きめしと餃子をいただくことにいたします
この焼きめしはラーメンダレを加えて焼かれているとのことでラーメンに継ぐ人気メニューだということですし、一口サイズの餃子もパリッと焼かれていることでのおいしさも魅力的ですね



そんなおいしさとともにうれしいのが接客の感じ良さでありまして…
アルバイトだと思われる男の子の爽やかな笑顔と気遣いがお料理のおいしさに華を添えてくれるものでありました



【来福軒】
福岡県久留米市城南町3-14
0942-33-7957


西鉄天神大牟田線津福駅:『久留米荘』   1948年創業 唯一無二の煮込みうどんは久留米市民のソウルフード

2017-12-23 22:43:20 | 九州・沖縄
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とんこつラーメン発祥とも言われる久留米にうどん文化も根付いていて、ラーメン店よりもうどん店の方が多いのではないかと思うほどなのでありまして…
老舗店や新興店がしのぎを削っているようですね



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中でもちょっと珍しいうどんを提供するところがあるからと連れてこられたのが『煮込みうどん 久留米荘』ってお店でありまして…
こちらが提供するうどんは久留米市民のソウルフードとも言われているそうであります


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うどん文化が根付いている町だとは言え、うどん店で席待ちをすることになるとは…
比較的年配のお客さまが多いようではありますが、小さなお子さまを連れた若いファミリーやカップルなんてお客さまもいらっしゃることからもソウルフードとして多くの方に親しまれていることが窺えます


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煮込みうどんと言いますからてっきり鍋焼きうどんのような煮込みうどんを提供するお店だと思っていたのですが、メニューを見ると特に代わり映えもしない普通のものでありまして…
多くのお客さまが注文されている「ごほう天うどん+丸天」をいただいて見ますと、なんとおつゆが泡立っているではないですか
聞いて見ますと、それが煮込みうどんの特徴でもあるそうで、茹で上げらたうどんを更におつゆの中でさらに煮込んで提供されるために泡立っているのだとことであります
ぶにゅっとするほどに柔らかく茹でられた麺と煮干しと昆布で出汁をとったスープの絡み合いを楽しむことができますね


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そしていっしょにいただくのは「かしわおにぎり」と「いなりずし」
いなりずしを提供するお店は全国的にも多いのですが、かしわおにぎりは久留米というか福岡県ならではのことでありましょう



まだまだ久留米にはいくつものB級グルメがありまして…
とり皮は有名なところではあるのですが、骨付カルビなど食べてみたいお料理がいっぱいであります



【煮込みうどん 久留米荘】
福岡県久留米市津福本町1377
0942-39-6676

福岡地下鉄空港線福岡空港駅:『RED BROOKLYN』   赤身肉の旨みがおいしい肉厚パティーのハンバーガー

2017-12-22 23:18:41 | 九州・沖縄
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福岡へ出張
いつもだと豊洲でお昼を済ませた後に羽田へと向かうのだけど、今日は1便早いフライトとなっているためにそれでは間に合わず…
空港でゆっくりとランチをいただこうと早めに出かけたのですが、湾岸線での事故の影響を受け、リムジンバスが大幅に遅れるというトラブルがありまして…



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ロビー内の立ち食い蕎麦やカフェテラスのようなところでの軽食ならば食べられないこともなかったのでしょうが、 お腹を空かせたまま福岡へ着いたワタシは真っ先にターミナル2階にあるフードコート〝the food times〟


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カツ丼 やラーメン、福岡市民のソウルフードだという〝ビーフバター焼〟なるものを売るお店など8店舗で構成されていまして…
お腹が空いているワタシにはどこも魅力的に思え、散々迷った挙句に『レッド ブルックリン』
シンプルなバーガーをいただこうと思っていたのですが、我慢ならずに「タブルチーズバーガー」をオーダーしてしまいます
15分ほど待って出来上がったバーガーは、バンズのサイズこそ小さめでありますが、挟まれるパティは厚みあるものでありまして、粗めなメッシュで挽かれていることでの、お肉をぎゅっと噛みしめる食感がありますし、何と言っても滲み出る肉汁が素晴らしく…
たっぷりなチーズとともにダブルのパティをペロリと平らげちゃいました



【RED BROOKLYN】
福岡県福岡市博多区大字下臼井778-1 福岡空港第2ターミナル2F
092-624-1005

JR中央本線市ヶ谷駅:『辛味噌麺 かのと』   11月13日オープン 創業57年のどさん子プロデュースの新ブランド

2017-12-21 23:01:17 | 関東
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お昼に高カロリーなカレーを食べていたのだけど…
お肉と炭水化物に目がない友人からの誘いを受けて、滅多に行くことのない市ヶ谷へと向かいます



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国内のフランチャイズチェーンの草分けでもあり昭和中期の花形ラーメンチェーンであった〝どさん子〟の新しいコンセプト店である『辛味噌麺かのと』
どさん子で培ってきた味噌ラーメンを特化させたお店であるようで…


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券売機で食券を買うと自動的に厨房へオーダーが流れるシステムでありまして、大きな表示板に調理中として食券の番号が表示され…
出来上がりが表示とともに電子アナウンスで案内されるとカウンターまでお料理を取りに行くというセルフシステムであります


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こちらで提供されるラーメンは辛味噌と激辛のふた種類
チャーシューを選ぶことでのバリエーションがあるものの、チャーハンはもとより餃子すら置かない潔さでありますして…
いただいたのは「辛味噌麺かのと4cm」
4cmとはチャーシューの厚みでありまして、10mmほどの厚みがあるチャーシューが4枚だから4cmなんですね


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こちらは「辛味噌かのと市ヶ谷盛 8コロ」
20mm角ほどのサイコロにカットされたチャーシューが8個入っているから〝8コロ〟
そのネーミングもユニークでありますが、媚びを売ることのない辛さでありまして…
オリーブオイルやビネガーを掛けていただくことでまろやかに味変させることもできるようでありますが、辛味の少ないラーメンを提供することをしない〝尖がり〟にもこだわりを感じます
逆に激辛商品のラインナップがあるのですが、いったいどれほどの辛さなのかと怖いもの見たさのような気持ちが湧いてきますね



人手不足の飲食業界とはいえ、高速道路のサービスエリアではお馴染みのシステムが街場のお店に導入されていまして…
一人で営業することを前提としたシステムと言うことでありますが、スタッフのモチベーションを維持することができるかが課題でありましょう



【辛味噌麺 かのと】
東京都千代田区九段北4-2-11 第2星光ビル1F
03-6261-1930

東京メトロ銀座線三越前駅:『SINCERITY』   ステーキ屋さんで使う上質なお肉で作られるビーフカレー

2017-12-21 22:19:42 | 関東
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午前中に予定していた用事を終えて…
ステーキとして提供される上質なお肉の切り落としで作られるビーフカレーが絶品だとの評判を耳にして以来、ずっと気になっていたお店でお昼をいただくことにいたします



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COREDO室町の裏手にある路地で、いつも多くのお客さまが列を作っている天ぷら屋さんから道幅2mもなさそうな路地に入ったところにそのお店はありまして…
いくつかの飲食店が集まっているエリアではありますが、まさかこんな所にあるなんて驚きであります
店内を覗くことができない木の扉を開けるとカウンター席がありまして…
その10席ほどのお店かと思ったのですが、2階にも席があるようですね


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ランチメニューとしてハンバーグやビーフシチューなんてメニューも用意されてはいますが、やはりメインとなるのはビーフカレーでありまして…
いくつかのトッピングが用意されていましたので、目玉焼きをトッピングにていただくことにいたします
確かに評判通りにおいしいお肉ではありますが、3片ほどがコロコロっと入っているだけと、寂しさを感じてしまいます
トッピングにお肉増量なんてものがあったら、間違いなくワタシはそれをいただくことでありましょう



〝中〟〝大〟〝特大〟とあることから、大とはどれほどのボリュームなのかと尋ねてみたのですが、その答えは「わかりません」との素っ気ないものでありまして…
自分でご飯をよそっているのにわからないとはどういうことなのかと思いますがね



【SINCERITY】
東京都中央区日本橋本町1-4-5
03-3270-1099

東京メトロ日比谷線東銀座駅:『パリのワイン食堂』   リーズナブルにおいしいお料理がいただけるフレンチビストロ

2017-12-20 23:02:30 | 関東
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夜、ちょっとした仕事仲間と忘年会じみたことをしようと銀座
お相手の仕事終わりがハッキリとしていないとのことで、終わった時点での連絡を待つというアバウトな予定であります



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で、その連絡があったのは20:00近くになってからのことでありまして…
向かったのは『パリのワイン食堂』
銀座と言ってもちょっとハズレにあることからお伺いする機会は多くないのだけどお気に入りの一軒であります


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ほぼ満席と言った状況ではありましたが、ちょうど会計をしているお客さまがいらっしゃったために程なく席をいただくことができまして…
近くにいたお客さまの楽しそうな笑顔と弾む会話からも、こちらのお店のステキさが窺えますね


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アラカルトでいただくこともできるとのことではありましたが…
オードブルメインといくつかのお料理から好みのものを選ぶことができるプリフィックスコースをお願いし、それぞれに異なるお料理をいただくことといたします
まずはオードブル
「ズワイガニとアボカドのディル風味ガトー仕立」
「ハモンセラーノの生ハムとミモレットチーズの山盛りサラダ」
「真サバとじゃがいもの温かいテリーヌ」


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そしてメインはグループでシェアすることができる、1kgの肉塊を焼きあげる「特大骨付牛ロースのグリエ」に惹かれたのですが、残念なことに1日1食限定とのことでありますから、この時間にいただけるはずもなく…
「サワラのポワレ」
「牛ホホ肉と牛バラ肉の赤ワイン煮」
「ブラックアンガス牛肩ロース肉のステーキ」
時流なのでありましょうか
10品ほど用意されているメイン料理のほとんどが肉料理でありまして、お魚料理は〝サワラ〟を使った一品のみであったことにはびっくりですね


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デザートはChristmasも近いことだしとモンブランをチョイス
と言っても、このモンブランはアイスクリームの上にマロンのクリームをかけたものでありまして、アイスクリームの冷たさが心地よく、クリームの甘さが優しく…
満足な時間を過ごすことができました



【パリのワイン食堂】
東京都中央区銀座3-13-11 銀座芦澤ビル1F
03-3547-4120

JR山手線東京駅:『博多かねふく ふく竹』  明太子屋さんが作る明太子パスタをいただくお昼

2017-12-20 22:31:53 | 関東
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今日も東京駅でランチをいただこうと八重洲口の一番街にオープンした〝諸国ご当地プラザ〟
その名の通り、東京に居ながらにしていろんな地方の名物料理がいただけると人気のエリアでありまして、いつも多くのお客さまが列を作っているのであります



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そんな中にある『ふく竹』
博多を代表する明太子ブランドのひとつである博多かねふくの直営店でありまして…
その明太子を使ったお料理を提供してくれるというのであります


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外観の写真を撮ろうとしている間に数組のお客さまが列に並んでしまいまして…
一度は諦めようとお店を離れたのですが、やはり明太子が食べたくて戻ってみると、カウンターならということで待つことなく着席


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明太子料理なんて言いながらもお昼に提供されるのは焼鮭や鶏南蛮、お刺身といったものの定食が中心であることも残念なことでありますが、明太子食べ放題なんてお店が増えていることからそのような期待が膨らむところに、半腹ほどの明太子が小鉢のように添えられているだけであることも残念でありまして…

そんな中に見つけたのが「明太子パスタ」でありまして、迷うことなくそれをオーダーしたのですが、それは〝たらこ〟で和えられたスパゲッティに明太子をコロコロっと乗せられているだけなんですね
まぁ、それはそれで大葉の風味もあっておいしくいただけたのでありますが、火を通したたらこを好まないワタシとしては残念でありますね



【博多かねふく ふく竹】
東京都千代田区丸の内1-9-1 東京駅一番街B1F
03-6268-0311