年間500店以上を食べ歩く飲食店プロデューサーの食日記

仕事柄、日本中を飛び回っていて、その出張先での外食を日記にしています
たくさんのコメントを待ってます

『にぎにぎ一』 赤酢を使ったシャリがおいしいお寿司屋さんでいただく北海丼

2020-02-29 23:12:22 | 関東
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政府が発表した「新型コロナウィルス感染症基本方針」の影響もあってか一気に人出が少なくなったようで…
それでなくても人通りが絶える週末の八重洲は閑散としていて、お昼をいただこうと入った東京建物ビルの地下にある飲食フロア「八重仲ダイニング」に並ぶお店はどこもガラガラな状況でありました



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お邪魔したのはのは『にぎにぎ一』
江戸の寿司屋台をコンセプトにされているとのことで、江戸前寿司の草創期には主流であったとされる“赤酢”のシャリを提供してくれるお店でありまして…
市場から仕入れる新鮮なネタであるにもかかわらず、一貫百円から提供してくれるお寿司を気軽につまむことができるとのことで、ここ八重洲本館のほか、新川本館、中野本館、西荻本館、西荻別館と系列店もあるようですね


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ビジネスランチの需要が多い場所だからなのか、こちらでは丼ぶりメニューが充実していまして…
蟹のほぐし味がたっぷりと載せられたメニュー写真に魅せられ「北海丼」をいただくことにしたします
5分ほどで提供された「北海丼」には蟹のほか、イクラ、ホタテ、サーモン、甘海老、まぐろ、うにと満足な具材がキレイに盛られていることから、お値段的にも十分に満足なものであるのですが…
丼ぶりから溢れんばかりに盛り付けられたメニュー写真が"誇大広告"であるようで、そのギャップに残念な思いを拭うことができず折角のネタをおいしくいただくことができませんでした



【にぎにぎ一】
東京都中央区八重洲1-4-16 東京建物八重洲ビル B1F
03-3527-9946




『中国料理 新橋亭』 1946年創業 老舗中国料理店でいただく「カニ肉入りふかひれ煮込み丼」

2020-02-28 23:57:54 | 関東
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新橋駅から虎ノ門方向へ5分ほど歩いたところにある『新橋亭』
ずっと前からお邪魔したいと思いながらも、なかなか新橋まで足を伸ばすことができずにいたのですが…
横浜での打ち合わせを予定していたクライアントさまから築地での用事で都内へ出ると連絡をいただき急遽新橋で待ち合わせることに…



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打ち合わせを終えたのが13:00前
このチャンスを逃す手はないと急ぎお店へと向かい、1Fにあるフロントで受付をしますと奥にあるエレベーターで3Fへ上るようにと促されます
エレベーターの扉が開くと、そこには笑顔で迎えてくれるスタッフがいまして、客席の中央にある円卓へと案内してくださったのであります
ひとりであることだし、こんな立派な席はもったいないと伝えたのでありますが、端にある2名掛けのテーブルには予約が入っているとのことでしたので、遠慮無くその席をいただくことといたします
白いクロスが掛けられた円卓が並ぶ店内には、いわゆる“新橋のサラリーマン”ではなく、役員クラスであろう思われる年配男性で賑わっていましたので、ちょっと萎縮しちゃいそうな空気を感じてしまいます


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お料理2品に焼売までもが付く月替わりのビジネスランチに魅かれたのですが、ひとりでもありましたしそれほどゆっくりと過ごすこともできないと「カニ肉入りふかひれ煮込み丼」をいただきます
ご飯に掛けられた餡には“散翅”と呼ばれる細切りにされたふかひれが使われていまして…
その弾力とプルンとした食感と風味を味わうことができますし、ともにスープで煮込まれたえのきや黄ニラの歯ざわりも良く、卵白で綴じられていることでの円やかさもあっておいしくいただくことができました


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デザートの杏仁豆腐は、生クリームをたっぷりと使った流行りの濃厚対応では無く、昔ながらのスタイルを守っておられるようで…
爽やかな杏仁の香りで後味もスッキリであります



【中国料理 新橋亭】
東京都港区新橋2-4-2
03-3580-2211




『京ばし とり安』 実家だという鶏肉卸から仕入れる九州産のひな鳥がおいしい焼鳥屋

2020-02-27 23:41:13 | 関東
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お昼をいただこうと京橋をぶらぶら
豪華な天ぷらが添えられるお蕎麦屋さんへ行こうか、それともおいしい洋食をいただこうか…
などと考えているだけでどんどんお腹が空いてきます



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そんなときに見つけた『とり安』って焼鳥のお店
赤く大きな提灯が店先に出されているものの、その入口は奥まっていることから薄暗く…
どうしたものかと掲げられたメニューを眺めていますと、それに気づいた女将らしき年配の女性が出て来られ「50年の歴史があるお店ですよ ランチは全部900円」と元気な声で声を掛けて来たのであります
となれば、その場から立ち去るのも心苦しく…
連れられるように店内へと入り、入口近くのカウンター席をいただくことにいたします
この女性、近隣にお勤めであろうビジネスパーソンを顧客として抱えているようで、話題の韓国映画“”は観た?
どうして見てないの? などとコミュニケーションもバッチリですね


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さてさて、6品用意されたランチメニューから何をいただくべきかと迷うところでありますが、やはり初めてのお店では定番である「きじ焼き重」をいただくべきであろうと…
やはりこれが一番人気なのでありましょう
5分ほどで提供されたことから、注文が集中してもスムーズに提供できるようにと事前に焼いておかれたものであろうと察することができるのですが、決して冷めて身が締まってしまったようなものではなく…
ふっくらとした食感と、タレを潜らせながら焼かれたことでの香ばしさを感じることができますし、そぼろとのふた味を楽しめるなど満足感ある一品でありました

なんでも店主のご実家は100年以上続く鶏肉専門の卸業者であるそうで、そこから仕入れる九州産のひな鳥を提供しているのだとか
なるほどあの柔らかさはこのこだわりによるものなのかもしれませんね



【京ばし とり安】
東京都中央区京橋2-6-14 日立第六ビル1F
03-3561-2340



『銀座 らん月』 1947年創業 銀座の真ん中で70余年続くすき焼きの名店でいただく「すき焼重」

2020-02-26 23:26:14 | 関東
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松屋銀座の向かいにある『らん月』
ここへお邪魔するのは30年ほどぶりのことでありまして…
前回に何をいただいたのかさえも覚えていないのでありますが、インスタ仲間がアップしていた「すき焼き重」があまりにもおいしそうでしたので、さっそくお邪魔させていただくことにいたします



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中央通りとガス灯通り
その何れからも入店することができますが、まずは2Fの受付へ
4Fは個室、5Fは宴会場となっているため、予約もなくひとりでお邪魔したワタシは2Fか3Fのテーブル席へと案内されることとなるのですが…
それぞれに異なった雰囲気を持っているとのことですから、どちらへ案内されるのかとワクワクしながら受付前の椅子に掛けて待たせていただきます
程なく促されたのは、受付に最も近い2名掛けの席でありまして、その呆気ない対応に雑な扱いを受けたかなとも感じましたが大した問題もなく着席山陰地方の網元屋敷をイメージしてあるらしいのですが、いただいた席からそれを感じることができなかったことが残念であります


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お昼のお薦めはA5ランクのお肉が使われる「ステーキ重」と「すき焼重」であるとのことですが、最初からすき焼き重をいただく気が満々でありましたので、迷うことなくすき焼きをいただくことにいたします
火が通ってしまっていることから全体的に茶色で見た目でのおいしさは感じられなかったのでありますが、創業期から受け継がれるという割下の上品な甘みが、厚みあるお肉にを一層おいしくしていますね
添えられた白滝や椎茸などにもその旨味がしっかりと染みていますので、ご飯も余すことなく最後のひと粒まできれいにいただくことができました

“しゃぶしゃぶ・かに”と看板にあるように、かにもおいしいお店であるとのことで…
サラダに乗せられた蟹爪も甘みがあるもので、サラダに乗せるものとしては十分に満足いくものでありました



【銀座 らん月】
東京都中央区銀座3-5-8 らん月ビル
03-3567-1021


『蕎麦處 阿さま』 シャキッとした歯ざわりと甘みがおいしい玉ねぎが決め手の「冷やしたぬき」

2020-02-25 23:12:20 | 関東
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羽田へ戻ったお昼過ぎ
東京駅へと向かうリムジンバスが着く鉄鋼ビルには10軒ものレストランが並ぶ“TEKKO avenue”があって…
この一週間ほど食べ過ぎが続いていましたので、軽くお蕎麦でも手繰ることにしようと『阿さま』へ伺うことにいたします



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鉄鋼ビルが建て直される前から近隣のビジネスパーソンに愛され続けるお店でありまして…
リニューアルオープン後も列を作るほどの人気なのでありますが、さすがに14:00近い時間になりますと待つことなく席をいただくことができますね
とは言え、閉店間際までお客さまが絶えることはなく、ワタシがお邪魔した後にも数人のお客さまが…


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いただいたのは「冷やしたぬき」
創業から50年以上続く人気メニューで、つけカレーと並ぶ2枚看板のひとつであるとのこと
軽く湯通しすることで甘みを増したと言う玉ねぎには辛みを感じることがなく、シャキッとした歯ざわりと甘みだけを楽しむことができまして…
後から来られた常連風のお客さまは“ねぎ増し”でと注文されていましたし“おろし”を別注される方も多いのだとか
コシが強いお蕎麦は大盛りにせずとも満足できるボリュームでありますし、お値段もリーズナブルであることから大人気となるのも納得ですね



【蕎麦處 阿さま】
東京都千代田区丸の内1-8-2 鉄鋼ビルディング B1F TEKKO avenue
03-6256-0871



『ムッシュさかい』 ふっくらと焼き上げられた牛肉100%のハンバーグと甘味を感じるジャポネソースの相性が抜群であります

2020-02-24 23:11:15 | 九州・沖縄
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鳥栖市にある人気店『フレンズ』でハンバーグをいただこうと出かけてみますと既に10組を超えるお客さまが待たれていまして…
10組ほどしか入れないであろうお店であることから、1時間ほどの待ち時間は必死であろうと断念することにいたします



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それで移動したのは筑紫野市にある『ムッシュさかい』ってお店
福岡市早良区に本店を持ち、ここ筑紫野市のほか大牟田市にも支店を構える人気店であり、いずれのお店にも行列ができているとのことであったのですが…
駐車場がガランとしていたことから、ちょっと拍子抜けな感じを受けましたが、待ち客は無いもののほぼ満席の状況が続いていました


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ステーキとハンバーグをメインとしたお店であるようで、サイコロステーキ80gとハンバーグ100gがコンビとなった「スペシャルコンビセット」が一番人気であるとのことですが…
それだと物足りなさを感じてしまいそうだと、感謝メニューにあった「ムッシュハンバーグセット250g」遠いただくことにいたします
牛肉100%で作られるハンバーグであるとのことで、レアで提供されるハンバーグを熱々の鉄板で好みの焼き加減に仕上げるスタイルかと思っていたのですが、細かなメッシュで挽かれたミンチをふっくらと焼き上げたものでありまして、その滑らかな舌ざわりにクラシカルな上品さを感じることができます

提供されたときには酸味がたった香りがしていたジャポネソースではありますが、鉄板で焼かれることで程よく酸味が飛んで…
甘みを増したソースがハンバーグと絡み合うことで一層おいしくいただくことができました



【ムッシュさかい】
福岡県筑紫野市塔原東5-3-15
092-922-5955




『寿し政』 1975年創業 変わらぬ味で参拝者だけでなく、県外に出た人が帰省の際に訪れ「ふるさとの味」

2020-02-23 22:51:47 | 九州・沖縄
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先日のテレビ番組で人気急上昇だと紹介されていた“祐徳稲荷神社”
日本三大稲荷の一つでもあるとのことでもありますし、金運アップのパワースポットでもあるとのことで…
せっかく近くまで来ているのだから参拝しない手はないでしょうと鹿島市へと足を伸ばします



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そんな神社の参道近くにある『寿し政』ってお店
地元の方が足繁く通うという人気店であると聞き、お昼をいただこうとお邪魔してみますと…
暖簾を潜った先には3組ほどのお客さまが列んでいましたし、ワタシのあとにもあっと言う間に数組のお客さまが列ばれるほどの賑わいであります
順番が回ってきた際にカウンター席であればすぐにご案内できますがと声をかけていただいたのでありますが、そこは後ろの方へお譲りしテーブルが空くのを待つことにしたのですが、程なく広間に並べられた6人掛けのテーブル席へと案内していただくことができました


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いただいたお料理は「海鮮ぶっかけ丼」
10mmほどのサイコロにカットされた“イカ” “カンパチ” “サーモン” “シメサバ”のほか“明太子”や“いくら”が乗せられていまして、その真ん中には温泉卵が…
それに専用の特製ダレをかけ全体を混ぜるようにいただくのだそうで、レンゲですくったご飯とネタを豪快に大きな口を開けて頬張ることにいたします
程よい甘みを感じるタレとイカの歯ごたえ、それに明太子の辛みなどが合わさった幸せを感じることができましたし、添えられた大判の海苔を適当に千切り、それで巻き込むようにいただきますとまた異なった風味と食感を楽しむことができますね


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そして「海鮮巻」
“シメサバ”や“サーモン”と先の丼に使われたネタに加え“海老”や“ウニ” そして“卵焼き”や“きゅうり”といった巻物の定番も加えられていまして…
これまた豪快に頬張りますと大葉の香りがアクセントとなって飽きることなくいただくことができますね


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不思議なのはほとんどのお客さまがお寿司とともに“うどん”を召し上がっておられることでありまして、大きな配膳盆に人数分のおうどんを運んでいる姿を目にしていたのであります
中でも“肉うどん”が人気であるようで、就職や進学で県外に出た人たちが「ふるさとの味」として懐かしむほどに愛されているのだと聞けばいただかざるを得ないでありましょう
お肉は牛丼チェーンなどでもよく使われる“ショートプレート”であるのですが、上品な甘味で調味されていることや脂身と赤身のバランスが良いことからおつゆとの相性も良く…
厚めの平打ち麺の食感とともに、ここでしかいただけない“逸品”に仕上げられていますね



【寿し政】
佐賀県鹿島市古枝1442-1
0954-62-5617




『そば切り 杜鶴』 庭木が素晴らしさに見惚れるお店でいただく、外二のお蕎麦の喉越しとそばつゆの香り

2020-02-22 22:37:55 | 九州・沖縄
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1958年創業だという老舗料亭がプロデュースしたお蕎麦屋さんがあると言うので…
福岡天神駅から特急で1時間ほど
西鉄天神大牟田線の最終駅となる大牟田へと足を伸ばしてみることにいたします



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駅から歩いて2分ほど
“お勝手口”かとも思える小さな入り口を潜るように入りますと、そこには立派な松などが植えられる立派なお庭がありまして…
庭木に見惚れながら石畳を進んだ先にある引き戸を開けて店内へと入りますと、そこは落ち着いた和風の設えの個室や半個室が用意されています
そんな素敵な空間でいただけるリーズナブルなお料理が奥さま方の心を掴んでいるのでありましょう
お昼どきともあって多くのお客さまで賑わっているようですね


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お昼のお品書きは、四つ仕切のお重に並べられたお料理とお蕎麦をいただくことができる「蕎麦定食」をメインに、ごま鯖定食やごまアジ定食、まぐろづけ定食
更には蕎麦定食の蕎麦をお造りに変更した「杜鶴定食」、お蕎麦とお造りの両方がいただける「蕎麦杜鶴定食」とあって…
有明海の新鮮な魚介を使ったお料理がいただけるとの評判を聞いていたことから、最も贅沢な蕎麦杜鶴定食をいただいたのであります
しかし…
日替わりで提供されるというお重に入るのは、クリームソースが掛けられたロールキャベツをメインとし、ぶり大根や南蛮、サバの塩焼きといったものでありまして…
決してそれがおいしくなかったわけではないのですが、老舗料亭がプロデュースしたお料理というよりも家庭的なものであったことが残念さを感じてしまったのであります


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こちらで提供されるお蕎麦は、通常の二八に比べ技術を要すると言われる外二で打たれたものであるとのことで…
サクッと揚がった天ぷらとともにおいしくいただくことができましたので、次回お邪魔することがあれば会席料理をお願いすることにいたします



ちょっと店名の由来が気になったものですから、若女将らしき方に尋ねてみますと…
当て字ではあるそうですが、先代のご主人“もりお”氏とその奥さまである“つるよ”さんからお名前の一文字ずついただいたのだと教えてくださいました



【そば切り 杜鶴】
福岡県大牟田市本町3-2-1
0944-54-3737




『らーめん 一』 手間暇を惜しむことなく、妥協することも無く… ただただおいしいラーメンを提供することに一生懸命なラーメン屋さん

2020-02-21 22:56:54 | 九州・沖縄
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柳川駅前のロータリーから小径に入ったところにある飲食店街
と言っても昼間にやっているお店は少なく、カラオケスナックのようなお店が並ぶことから、陽が落ちるとポツポツと明かりが灯り始めまして…
あちらこちらからカラオケの歌声が溢れ始めます



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そんな通りにある『らーめん 一』ってお店
“呼び戻し”とも言われる久留米ラーメンの製法で丁寧にとられたスープがおいしいとの評判でありまして、一度お邪魔してみたいと思いながらも20:00から深夜までの営業であることからその機会がなかったのでありますが…
ちょうど開店時間近くに柳川を通ることになりましたのでこの機会を逃してはならぬと伺いますと、どうやらワタシが一番乗りであったようで先客の姿がありませんでしたのでカウンターの後ろにある4名掛けのテーブルをいただきます


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提供されるラーメンは一種のみでありますが…
呑んだ後に軽く〆たい方向けにミニラーメンが用意されていますし、玉子やメンマ、ネギなどと言った好みに合わせたトッピングを選ぶこともできます
肉増しでいただきたいところではありますが、時間も遅いことですし…

スープは“The 久留米”といった感じの濃厚豚骨であるのですが、丁寧に下処理をされているからなのでありましょう
全く嫌な臭みを感じることなくいただけます


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そして麺はと言いますと、ラーメンのために開発された“ラー麦”という小麦を使う使っているそうで…
そのおいしさで、ついつい替え玉をお願いしてしまいました
せっかく卓上に良いされているのだからと辛子高菜で味変も!
かなり辛味が効いた辛子高菜ですが、スープの旨味やコクと合わさることで良いバランスになるんですね



【らーめん 一】
福岡県柳川市三橋町下百町33-9
080-1196-3708




『中国名菜 紅蘭亭』 ご当地グルメである太平燕に始まり、人気のお料理がいただける「円卓料理」

2020-02-21 19:22:09 | 九州・沖縄
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今日は熊本
大きな茶碗蒸しが名物だという居酒屋があると言うのでお邪魔しようと思ったのだけど、なんと金曜日はランチの営業をされていないそうで…
ならば、熊本のご当地料理である“太平燕”をいただこうと『紅蘭亭』へお邪魔することにいたします



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3年前にお邪魔した本店は長い歴史の中での老朽化と震災によるダメージもあってビルの建て替え中でありましたので、それと入れ替わるように営業が再開された「上通PAVILION店」へ伺うことにいたします
平屋建ての商業施設である“パビリオン”には中庭を囲うように『紅蘭亭』とその系列であるカフェ『SWISS』がありまして…
一面がガラス張りとなっていることでの開放感もありますし『紅蘭亭』にはテラス席も用意されるオシャレな空間でもあります


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このお店が発祥だとも言われる熊本名物『太平燕』のほかいくつかの中華料理をいただくことができる「円卓料理」をいただくことにしますと…
5分も待つことなく「太平燕」が提供されます

一見するとちゃんぽんに匹敵する麺料理のように思えますが、提供される順番から察しますと春雨スープと言った位置付けなのでありましょう
スッキリな味わいのスープの上にはたっぷりな野菜が盛られるヘルシーなお料理であります


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そんな太平燕を楽しんでいる最中に提供されたのは「酢排骨」
トロミがある黒酢餡で絡められた酢豚はカラッと揚げられていますし、パプリカやオニオンのシャキッとした歯ざわりも残されていまして…
第2の看板料理との評判に違うことの無いおいしさでありました
また一緒に運ばれてきた「清炸鶏」もサクッとした歯ざりとジューシーさがありまして…
ニンニクなど強い下味をつけることの無いシンプルな唐揚げでありましたので、添えられたお塩でおいしくいただきました

そして「干焼蝦仁」
プリッとした海老がゴロゴロと入った海老のチリソースでありまして…
しっかりと辛みが効いたチリソースがお気に入りであります


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食事ものは「炒飯」
パリパリ焼きそばへの変更もできるとのことですが、焼きそばは前回いただいたので…
玉子でご飯ひと粒ひと粒がコーティングされた炒飯はチャーシューとネギだけを具材とするシンプルなものでありますが、程よく水分を残しながらもパラパラに仕上げられていますし塩味も絶妙でありました


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追加でいただいたのは焼売と菜肉蒸餃子の2種がいただける「双点心」
たっぷりの具材を包み込んだ餃子は溢れるほどの肉汁を楽しむことができましたし、ムチッとしたお肉の歯ごたえを感じる焼売は醤油を点けなくともおいしくいただけるものと満足いく一品でありました


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お料理の〆にいただくのは「杏仁豆腐」
最近よくある生クリームをたっぷりと使った濃厚な杏仁豆腐ではなく、シンプルにスッキリとした風味とツルンとした舌ざわりがおいしい昔ながらのスタイルでありまして…
後味がとっても良いデザートでありました



【中国名菜 紅蘭亭】
熊本県熊本市中央区上通町1-15
096-352-3812



『うなぎのふじ井』 関西風と関東風 その何れかの焼き方を選ぶことかできる珍しい鰻屋さん

2020-02-20 23:38:44 | 九州・沖縄
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せっかく鹿児島に来ているのだからおいしい鰻をいただいて帰ろうと、地元の方に尋ねようとしたところ「松重でしょ」と食い気味に教えていただけましたので…
開店時間を目掛けて伺ったのでありますが、なんと“定休日”のとの札が掛けられているではないですか



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それで気を取り直し向かったのが『ふじ井』ってお店
いずれのお店も大通りに面することもなく、住宅街に溶け込むようにあるのですが…
お店へ着いた時には開店を待つお客さまが列を作っていまして、ちょっと心配したのですが、ギリギリ1巡目で坪庭を臨むことができるカウンター席をいただくことができました


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こちらのお店では関東風と関西風の焼き方を選ぶことができるとのことですから「うな重」を“関西風”で焼いていただくことにいたします
鹿児島の鰻屋さんで言う“うな重”とは、うなぎの蒲焼をお重で提供することを指すようで、多くの地域でいうお重に装われたご飯の上に蒲焼が乗せられるものとは異なるのであります
そのようなオンザライス的なスタイルを好まれる方は“うな丼”を頼まれるようで、鹿児島では“うな重”も“うな丼”も同じお値段であることが多いようですね

待つこと30分ほど
提供されたうな重は大隈産のうなぎが使われているとのことで、身が厚いうなぎが香ばしく焼かれています
確かに“焼き”は蒸すことのない関西風ではありますが、“割き”は背開きと関東風
きっと関東の鰻屋さんで修行された店主なのだろうと思いながらいただいたうなぎは身も厚いのですが皮も厚く、皮の腹が黄色味を帯びていることから天然物が使われているのでしょうか
甘めのタレに負けないほどに力強い旨みをいただくことができました

そして肝吸い
こちらも味噌汁との選択でありまして、些か肝入りの味噌汁には違和感を感じるのですが、鹿児島ではそれが一般的であるようですね



隣に座っていた20代前半かと思える女の子
ひとりで鰻屋にやって来ていることや、いろんな角度から料理の写真を撮っていたことからブロガーなのかなと思いながらも気にすることなくいたのですが…
ひとしきり写真を撮り終えると、小さな声で「いただきます」と手を合わせたのであります
今どきこんなにお行儀が良い子がいるのかと感心しますし、その食べ姿がうつくしいこと
やはりきちんとした所作を身につけるってことは人の価値を高めますね



【うなぎのふじ井】
鹿児島県鹿児島市荒田1-53-20
099-250-3235




『鹿児島ラーメン 我流風』 創業から50年近く愛され続ける鹿児島ラーメンの老舗店

2020-02-19 23:23:54 | 九州・沖縄
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毎月の定例となっている九州出張でありますが、今月は鹿児島からスタートであります
先ずは腹ごしらえをしようと、空港からリムジンバスに乗り天文館へと向かいます
天文館とは県内随一の“歓楽街”だと思っていたのですが、実は老若男女が集うアーケード街が広がる“繁華街”でもあるんですね



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そんなアーケード街のメインとなる通りへと入ってすぐのところにある『鹿児島ラーメン 我流風(ガルフ)』
1972年に創業した鹿児島ラーメンの老舗的な存在であり、県内に8店舗を展開する人気店でもあるとのことで…
1軒半ほどの間口から店内へと入りますと、鰻の寝床かと思えるほど奥深い店内に30席ほどのカウンターが並び…
奥にあるカウンターでは、調理する姿を臨めることからの臨場感を楽しむこともできるようですね


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“元祖ラーメン”や“特製ラーメン”など迷うところではありますが、メニューの一番目立つところにある「炙り焼豚ラーメン 極」をいただくことにいたします
丁寧に焼豚を炙っていたからでありましょうか
ラーメン店としては提供までの時間が長かったように思えますが、80gほどありそうなロース肉の焼豚が2枚鎮座するビジュアルに納得であります
ザックリと言えば“豚骨ラーメン”として括られるのでしょうが、博多や久留米のものとはスープも麺も全く異なるものでありまして…
クリーミーなスープ腹少々濃い目の味わいなのでありますが、焼豚の下に隠されたキャベツの千切りが良い仕事をしてくれていて、シャキッとした歯ざわりとともにおいしくいただくことができました
もちろん大判の焼豚も柔らかく、タレの旨みが染みた味わいに満足できるものでありました

大根のお漬物が添えられていたことに違和感を覚えていたのですが、これが良い口直しとなって…
ちゃんと意味があってものものだと納得であります



【鹿児島ラーメン 我流風】
鹿児島県鹿児島市東千石町14-3 オークルビル1F
099-227-7588



『BAR & DINER Beverly』 12種から選べるパスタランチはMサイズからMEGAサイズまで統一価格

2020-02-18 23:09:06 | 関東
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日本橋三丁目交差点の角に建つオフィスビル「日本橋フロント」
その地下に飲食店舗があることは知っていたのですが、これまで一度もお邪魔したことが無く…
お肉をいただきたい気分であった今日、その案内板を見てみますと“BAR & DINER”と書かれるお店があることから、初めて階段を下ってみることにいたします



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店内を覗きますとマイケルジャクソンのポスターやギターが飾られていたりと、ダイナーらしい雰囲気が漂っているのですが…
600人ほどが籍を置くコーセー本社が入るビルでありながら、13:00を前にして先客がひと組だけというガラガラな状況に不安を覚えますし、店先に置かれたランチメニューはパスタを中心としたものでありましたが、きっとステーキメニューもあるに違いないとお邪魔させていただいたのであります


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しかし残念なことに期待したステーキメニューは提供されておらず、“4SIZE PASTA LUNCH”とある12種のパスタと、黒板に書かれたオムライスやチキングリルだけであるとのことでして…
楽しみにしていたステーキがいただけないことにはガッカリでありましたが、3段階の価格が設定されてパスタは M(200g) L(300g) LL(400g) MEGA(600g) とお腹の都合に合わせていただくことができますし、どのサイズを選んでもお値段が変わることが無いとのことで…
気分を新たに「ツナとチーズとブロッコリーのバジルトマトソース」をLLサイズでいただくことにいたします

LLと言っても増量されるのは麺とソースだけであることから具材が寂しく感じることは致し方ないとしても、折角のブロッコリーが麺に埋もれてしまっていることでビジュアルからのおいしさ感が感じられないことは残念に思えるのですが…
オニオンからの甘みがトマトソースと上手く馴染んでいますし、プリッと茹で上げられた麺のアルデンテもしっかりとしたものでありまして、チーズのコクとバジルソースからの風味も加わっておいしくいただくことができました



【BAR & DINER Beverly】
東京都中央区日本橋3-6-2 日本橋フロントB1F
03-6262-0729



『大衆割烹 三州屋』 お昼も夜も、いつも多くのお客さまで賑わう銀座の大衆割烹

2020-02-17 22:27:04 | 関東
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久しぶりの三州屋
新橋から日本橋にかけて同名のお店が数軒あるのですが、それぞれに蒲田にある本店から暖簾を分けられた店主が独自に営まれるお店であるようで…
似たような商品を提供されていながらも、お客さまによって贔屓にするお店が異なるようですね



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ワタシが贔屓にするのは銀座2丁目にある銀座店
並木通りに面するビルとビルの隙間に出される看板を頼りに、そこから数メートル奥に入った先にある引き戸を開けますと…
いつもと変わることなく多くのお客さまで賑わっていますね


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こちらでは煮魚の定食をいただくことが多いのだけど、今日はホタテのフライが食べたいと、大きなエビフライにサーモンフライとホタテフライが盛られた「フライ盛り定食」をいただくことにいたします

キャベツの千切りだけでなくマヨネーズで和えられたレタスのサラダまでもが添えられるなどたっぷりなお野菜がいただけることはうれしくありますし、サクッと揚がった衣などおいしいフライではあるのですが…
目的としたホタテがあまりにも小さかっただけでなく、エビフライはしっかりと火が通っていることで身がギュッとしまっていたことがとっても残念んで、これまでにいただいたことのあるお料理がおいしかっただけに“ハズレ”を引いたような残念感がありました



食後に立ち寄ったお店のスタッフさんも三州屋をよく利用されているらしく…
フライ盛りのハズレ感には共感するところがあったようで三州屋談義で盛り上がります
次回は彼女のイチオシである海鮮丼をいただいてみることにいたします




【大衆割烹 三州屋】
東京都中央区銀座2-3-4
03-3564-2758



『THE PIG&THE LADY』 2019.11.30 国内初上陸 ホノルル発のベトナム料理店がオープンしました

2020-02-16 21:54:39 | 関東
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またも Hawaii の人気店が日本へ上陸したとのこと
と言ってもパンケーキやハンバーガーではなく、ハワイの五つ星フレンチレストランでシェフを務めた経歴を持つベトナム系2世のオーナーが、子供の頃に母親が作っていたベトナム料理に自らが培ってきたフレンチのエッセンスを加えた“モダンべトナミーズ”であるとのこと
と聞けば一度お邪魔してみたくなるのが人の性というものでありましょう



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そんなお店があるのは恵比寿駅西口
雑然とした雰囲気を感じる“恵比寿銀座”へと入って直ぐにある、白い格子が目を惹く商業施設『EBISU GINZA CROSS』の2階でありまして…
多くの受賞歴があるというシェフであるとのことから、その賞状が飾られる階段を上りましたが、木の温もりを感じるエントランスの先にあるエレベーターで店内へと向かうこともできるようですね
店内へと入りますと、一面がガラス張りになっていることでの開放感がありますし、高い天井から下げられたアジアンテイストなペンダントライトやウッディーな設えはバリのリゾートホテルにいるかのような落ち着きや寛ぎが感じられます


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お昼のメニューは“バインミー”や“フォー”をいただくものが中心となっていますが、その何れかだけでは物足りないとシェフの名を冠とする名物料理「アンドリューのフライドチキン」をいただくことができる「ALOHA LUNCH」をいただくことにいたします

最初に提供されたのは発酵させた茶葉で作られたドレッシングでいただく「バーミーズ ティーサラダ」でありまして、グリーンパパイヤやカボチャの種、アルファルファなど多くの具材が盛られるサラダを混ぜ合わせていただきますと…
茶葉の香りも新鮮でありますし、ナッツの食感もあって楽しくいただくことができました


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そして「アンドリューのフライドチキン」
皮目がカリッと揚げられた手羽はジューシーでありますし、甘みと酸味を感じるソースの味わいは鷲づかみでかぶりつきたくなるほどにおいしいものでありまして…
虜になってしまいそうな逸品であります


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メインとなるプレートにはバインミーとフォー、それにピクルスが添えられていまして…
“牛バラ” “ベジタブル” “BBQポーク” と用意された3種のバインミーからチョイスしたのはベジタブル
ハーフカットされたズッキーニをメインにナスやもやし、それにエリンギとパクチーが挟まれます
バゲットにはハーブペーストが塗られていることからそのままいただいても十分に満足できるのですが、添えられたスープを浸していただきますと、バゲットに染みた野菜スープの旨みが加わり別の味わいを楽しむことができました

フォーも“牛肉” “ベジタブル” “チキン”と3種からチョイスすることができるとのことでありますので「牛肉のフォー」をいただくことにいたします
トロトロに煮込まれた牛肉の甘みもおいしいのですが、モチッとしたフォーの歯ざわりとのど越しが見事なものでありますし、ライムを絞ったことでの酸味を感じるスープが格別においしくて…


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デザートで選んだ「ソフトサーブ」の爽やかな甘みにも満足でありましたが、サービスを担当してくれた“磯村勇斗”似のイケメン君も感じ良く…
これはハワイだけでなく日本でも人気が爆発しそうだと確信いたします



【THE PIG&THE LADY】
東京都渋谷区恵比寿南1-4-15 恵比寿銀座クロス2F
050-1743-1650