同じ作家を連続して読むとろくなことがない。
と思ってはいても、
ハゲタカシリーズがおもしろかったこと、
ハードカバー時代から狙っていたこと、
書かれたのは原発事故の前だけど
くしくも原発がテーマであること等々。
いろんな事情が重複し
誘惑に負けて手にとってしまう。
結果から言うととても面白かった。
いろんなテーマを盛り込みすぎて
咀嚼しきれない感は十分すぎるくらいなんだけど、
それをおいても
「プロジェクトX」のような裏話と
「インファナルアフェア」のようなひりつくような黒い陰謀に
グイグイひっぱられてあっと言う間によんでしまった。
エンディングも好きだなー。