ハコスカ廣場 掲示板風味 壱枚目 はこちらから
モデルのエンジンに「クラッチケース」と「トランスミッションケース」が取り付けられたことで
エンジンのディスプレイスタンドも「改訂版」となってしまいました。(^^;)
で、やはりディスプレイするのならば車載されている状態、
所謂「ボンネットを開けた時に見える感じ」を再現したいと思います。
まず20号で組み立てた「クラッチケース」と「トランスミッションケース」を見てみます。
写真は下側から見ていますが、
するとクラッチケースの中心とトランスミッションケースの後端がずれていることが判ります。
しかし実車ではトランスミッションケースの後端には、
プロペラシャフトという後輪を動かすための軸が取り付けられ、
それが車体の左右の中心位置に配置されるので、
結果としてクラッチケースの中心は車体の左側にオフセットしている(ずれている)事になります。
その事を踏まえて上から見ると・・・
次に側面から見た時、水平の基準となるのはエンジンブロックのラインです。
今回のハコスカはクラッチケースとエンジンブロックが抜き差し出来るようになっているため、
そのクリアランスによってちょっと垂直が出にくいですが概ねこんな感じです。
また、前後から見た時の垂直はエンジンブロックの勘合部分で合わせます。
コレによりシリンダー/ビストンが垂直ではなく傾斜が付けられていることが判ります。
この状態を前方から見ると「オイルパン」の傾斜が判り、
実車でオイル交換をする時の廃油口(ドレンボルト)が最下部に設けられていることが判ります。
(モデルでこのドレンボルトは再現されていません)
今回のモデルの「オイルパン」は「ラジエターコア」に続きちょっと残念なパーツです。
というのはS20型エンジンではエンジンオイルの油量を稼ぐために、
まさに“とってつけた”ような「パンの耳」が特徴的なのですが、
パーツは“金型一発ヌキ”となっているためそのディテールが再現されていません。
(おおよその形が黄色の線です)
モデルの商品化にはいろいろな制約があるのだろうと察しはしますが、
折角のエンジンを見た時に「オイルパンの上部に穴がある」のはなんとも不自然ですxxx。
なのでこれまたS20型エンジンのディテールアップポイントとしておきたいと思います。φ(..)
さて「改訂版 エンジンのディスプレイスタンドを工作する。」の次回は「~実技編~」にて。
konaki。
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そういうことなんですね。
詳しい解説ありがとうございました。
オイルパンの耳に関しては、プラ板で塞いで
こぼれないようにしました。^^
「プラ板で塞いでこぼれないように・・・」
ナイスですね!(^_^)v
いくら“模型”でも「穴が開いてる」なんて絶対にあり得ないところです!(`⌒´)
ましてや“スケールモデル”という事で「実車の構造」をイメージされる方も多いと思います。
あくまで私個人の意見ですが、
音や光、動きのギミックよりもこういったところに拘って欲しいと思っています。
でも、それだと売れないのかしら・・・(^_^;)
後80号、先は長いですが末永くよろしくお願い致します。m(_ _)m