さぁ、いよいよターボチャージャーをエポキシ樹脂系接着剤で接着します。
まずは仮組みをして手順を確認しておきます。
大きいカタツムリと小さいカタツムリは凹凸の形を合わせるようにはめ込んで、ここが接着面になります。
そして大きいカタツムリはインタークーラーへ接続されます。
ここははめ込むだけです。
そして大きいカタツムリのど真ん中とサイドポンツーンがターボインレットダクトにより接続されます。
先に大きいカタツムリにあわせてからサイドポンツーンに接続します。
これがターボチャージャーへの空気の取り入れ口になり、この3箇所の位置関係で「ターボチャージャーの取り付け位置」が決まるわけです。
この仮組みを何回か繰り返して、スムーズに作業が出来るようになっておきましょう。
とここでその接続部をよくみるとそれぞれに微妙な角度がついていて、これが組み立て時に発生する個体差(誤差?)を吸収しているようですが、密着面をより多く必要とする瞬間接着剤ではちょっとつらいものがありそうです。
そこで今回は「エポキシ樹脂系接着剤」を使用します。
MP4-23で使用されていた「多用途タイプ」でも恐らく良いのですが、私自身が「多用途」という言葉になんとなく胡散臭さを感じてしまうため「落選」。
通称「エポキシ」は、主剤と硬化剤(A剤・B剤と表記されています)を同量搾り出し、十分に混ぜ合わせます。
※攪拌する限度時間や硬化時間はそれぞれの取り説をよく読んでください。
ちなみに使用しているヘラは全然別の接着剤のものですし、敷いているプラ板はPP(ポリプロピレン)製の板を切り出したものです。
一般的な接着剤はPPを接着することが出来ないので、残ったエポキシが固まってしまえば「ペリッ」と剥がすことが出来て、また攪拌に再使用できます。
十分に攪拌したら、ターボチャージャーの接着面に薄く均一に塗り広げます。
と、ここからは時間との勝負なので写真に収めることが出来ませんでしたが、先ほど練習した仮組の手順です。
各接続部がちゃんと密着していることを確認します。
更に念押し圧着しておきます。
更に更に、マスキングテープで固定して静置します。
それぞれのエポキシによって硬化時間は異なりますが、私は大事をとって半日程度はそのままにしておきます。
また、攪拌したエポキシをそのまま残しておき、その変化でも硬化が確認できます。
もし時間がたっても硬化していなければ、それは攪拌不足によるなので、もう一度最初からやり直しですxxx。
ということで、エポキシの硬化が確認できたらマスキングテープを剥がし、接続面を確認します。
これでターボチャージャーが「きちんとした位置」で接着できました。。。
さぁ、次はターボチャージャーから伸びているホースBをエンジンブロックに接続します。
(64号の先取り作業です)
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