この写真はテスト版に掲載されていたものです。
で、nori さんのご指摘の通り全国版のフィギュアはドライビングポジション(両手でハンドルを持っている)です。
そして画像処理はされていますが、イラストでは無いので試作品かと思います。
今回のドライバーフィギュアで一番気になるのが足元です。
ダイキャスト製ミニカーに乗っているF1パイロットは膝下が作られていません。
確かに着脱するわけではないのでかまわないのですが、今回のフィギュアは「着脱」しますよね。なのでおろしておくことも考えると、膝下はあるのだろうか?
MP4-23 の時はペダルの再現などで十分に膝下が入るスペースが確保されていたので、MP4/4でも期待してしまいます。
また「セナの膝下が無い」ではセナ財団がOKを出さないかもしれませんね。
次に気になったのが、なぜ手が下ろされたのか…です。
で、よくよくイラストを見てみると、いくつもの「おや?」が見つかりました。
1)セナの着座位置が高いため、腕が肩からあがっている。
当時の写真を見ると、ドライバーの肩とほぼ同じ高さまでボディが来ています。
また非常に幅が狭いのと両肩にシートベルトがあるため、肩から腕を突き上げることは困難です。
2)イラストのフィギュアがグローブをしていない。
これは完全な粗捜しですxxx。
確かに鈴鹿GPでゴールした時、セナはその喜びを手を上げて表しました。
でもそれは肘を曲げて、こぶしがヘルメットの高さ位までしか上がっていないのです。
でも、天に腕を突き上げている印象、ありますよね。
それは…73周目の130Rを抜けてからセナはしきりに天を指差します。シケインを抜ける時は右手で、グランドスタンド前を通る時はピットに向けて左手を出来るだけ高く上げています。
この動作を観客は当初「勝利宣言」と誤解しましたが、セナが伝えたかったのはコースの西側では雨が降ってきていることでした。
鈴鹿サーキットは東西に長くグランドスタンドは東の端、スプーンカーブは西の端にあり、西側のコンディションがピットでは把握できなかったのです。
そんなこんなでもしフィギュアが手を上げるなら、ゴールした後のウィニングランで見せた、手をあまり高く上げないガッツポーズか、こぶしをバイザーの前にあてた「泣ポーズ」がいいかなぁ。
で、改造なら1970年代に「人形改造コンテスト」で慣らした腕が…(その頃は小学生だったので、ただただ感心していただけですがxxx)
ということで材質がソフビのフィギュアでなければいいなぁ。。。
検証するにはもうVHSも残っていないので何処からか映像を探すしか裏付けできません。
コメントをありがとうございます。
当時の映像のLD(1988年シーズン 5枚組BOX)を持ってます。
ただこの頃の編集は実況も無く、放送された映像と必ずしも一致していない気がします。
またセナのウィニングランもちょっとしか写っていないので…
(でも、レース後にセナとプロストがコース脇で取材を受けるシーンがあって、何気に特典映像付きです。。。)
お役に立てず申し訳ありませんxxx。