「明日って言ったじゃないぃ」 「いやいや、仕事でさぁ~」
と、妄想を膨らませながら27号、行きます。
トラックロッド、フロントサスアーム、
トラックロッドブラケット、フロントサスアームブラケット、
ビスG/Q/P。
でも、今回の作業では袋から出している「トラックロッドブラケット」だけ使用します。
と言いながら、まずは「モノコックとコクピットの組み合わせを確認」します。
おそらく私のは「要調整作業」のようです。
調整として「削る」所は外から見えなくなる所なので思いっきり削ってしまいます。
「慎重な確認と、大胆な行動」
はい、完了。
さぁ、いよいよ「トラックロッドブラケット」の登場!ステアリングラックに取り付けます。
シャフト部分は出来るだけ短く持って、ブラケットを押し付けながら回していきます。
この作業、ブラケットにあるネジ山をプラのシャフトに写していく、所謂「タップを切る」と言うヤツですね。
組み立てガイドには「ねじ込みすぎないように」とありますが、ここはしっかり根元までねじ込む必要があります。
と言うのは、ここの長さがタイヤの「トー角」に影響します。
詳しくはググって頂くとして、トラックロッドが前輪の中心より前方についているこの車では、
ここが長くなると前輪が外側を向いてしまいます。(トーアウト)
ステアリングラックとブラケットの上下をあわせ、
左右ともしっかりとねじ込んであることを確認したら、
瞬間接着剤で接着します。
続いて、このステアリングロッドをステアリングラックギアに接着するのですが、
ここでの注意点は、ラックの先端がギアの方に飛び出さないことと、
ラックとギアを平行にすることです。
でも、組み立てガイドの「瞬間接着剤での接着」では心もとないです。
と言うことで、補強します!
まずはステアリングラックギアの接着面を整えます。
ステアリングラックの接着面は四面とも剥がします。
たまたまそばにあった(?)プラバンの破片です。
これにギアの溝部分の形を写します。(現物合わせなので、寸法はあくまで参考です)
切り出した「駒」をギアに差し込んで、この穴にステアリングラックを差し込みます。
合いの確認が取れたらプラスチック(スチロール樹脂)用接着剤で接着し、
1時間程度静置します。(静置=静かに置いておくこと)
…。
接着が確認できたら、念のためギア側に出っ張りがないようにヤスっておきます。
で、完成。
ステアリングシャフトにピニオンギアを瞬間接着剤で接着します。
この時、ピニオンギアの向きに注意します。
モノコックフロントプレートにステアリングギアガイドを接着しますが、
この部分の接着面がかなりしっかりしているので、
瞬間接着剤で接着しちゃいます。
少量塗布、1分間圧着。
いよいよモノコックにステアリングシャフトを差し込んで、
ピニオンギアの下にステアリングラックのギア部をもぐりこませます。
モノコックフロントプレートのギアガイドをピニオンギアの先端に合わせて取り付けます。
ここでは仮組みなので、ステアリングシャフトの位置については気にせず、
回転をさせてみて、ステアリングラックの動作を確認します。
ここでちょっと気になったのが…
カドとカドなので、万が一引っかかる事があるかもxxx。
ならばヤスっちゃいましょ!
ヤスリ跡はMr.カラーのNo.92 セミグロスブラックでタッチアップ。
また、そんなに頻繁に動かす部分ではないのだけど、
やっぱり可動部ということで「シリコンオイル」を少量塗布しました。
※後にオイルだと染み出しがあることが判明しました。
もちろん拭き取れば問題ないですし、
そのうちそれも無くなるのですが、
摩擦の低減や潤滑するなら
「シリコングリス」の方が適しているかもしれません。
再度動作確認をして完成です。
組み立てガイドではマスキングテープの仮止めで保管ですが、
私はせっかく調整したコクピットとフロントアンダーボディを取り付けて保管します。
さぁ、全国版28号は…もちろん発売中!
「ステアリングギアボックスを組み立てる③」のレポートはこの後?