内蔵したモーターの出力(6枚歯のピニオンギア)を、
どうやってモデルのスターターモーターのギアに伝えるか。
と、試行錯誤の結果、φ10mm、t=7mmに切り出した丸棒に、
6枚歯の切り込みを入れたジョイントパーツを作りました。
ホントに試行錯誤だったので製作写真がありません。m(_ _)m
このパーツをモーターに合わせて、
フロントカバーをかぶせます。
ギヤを差し込んで動作確認しました。
ギヤが飛び出しているのは、シャフトをカットする事で問題ないのですが、
ジョイントパーツのセンターが出ていないために回転に偏りが出てしまい、
モーターがウィンウィンと唸ります。
ん~、旋盤が欲しいなぁ・・・。( ´・3`・)。oO
という事で、スターターモーターの中に収まったので、次は配線です。
配線は実車同様マグネットスイッチのところから出したいので、
フロントカバーの間に道を作ります。
ボトムケースにφ1.2mmの穴を二つ開けます。
因みに日本車の場合(-)はボディアースなので、つながる線は2本ともプラス線になりますが、
仕込むモーターには+と-の2本です。
ディテールを「メタル」でメイクアップしました。
実車のオーディオ配線で使われる色分け、常時接続(黄)とアクセサリー(赤)で配線しました。
スターター内は細い線を使いたかったので、エナメル線にしました。
セロハンテープで絶縁して、ボトムケースを接着します。
フロントカバーに接着します。
モーターに繋ぐエナメル線の長さを決めます。
配線したらヨークをかぶせます。
ギヤを差し込みます。
最後にボトムカバーを接着します。
ブラケットの向きに注意して接着します。
軸受けはかぶせるだけにします。
いよいよエンジンに取り付けます。
ネジ2本で固定します。
取り付け完了です。
やっぱりコードが太すぎるかなぁ・・・。(;^^)ヘ..
おそるおそる火を入れてみました。
Starter Motor 2
今後の課題。φ(..)
やっぱりモーターのウィンウィンという唸りが気になるので、
ジョイントパーツの精度を上げて換装したいです。( `,_・・´)
また、仮組みでカムシャフトも稼働させましたが、
カムチェーンからきしむ音が出ているので、そこも対策したいです。
回転スピードですが、6Vでもゆっくりかなと思いつつ、
これ以上早いとカチャカチャしておもちゃっぽい?と思ったりしています。
という事でまだまだ試行錯誤しますが、ひとまずはここまで。
konaki。
スターターモーターに小型モーターを仕込んでエンジンを動かす!
という事で今回Amazonで入手したのがこちら。
Newone 静かな遊星ギヤーボックスセットモーター
714 減速コアレスモータ 3V-6V DC 15MA-28MA 160RPM-360RPM 全長20mm/直径10mm
でもこれ、内蔵するにはちょっと太くて、長いです。
と思いきや、ケースや正転逆転のスイッチを外すと・・・
なんとジャストサイズ!\(^O^)/
内蔵するにはボトムケースの内側を少し削ります。
同様にフロントカバーの内側も。
すっぽり。
↓
ヨークをかぶせて、
フロントカバーを合わせて、
ギアを差し込みます。
モーターが入った分ギアが飛び出しますが、モーターが内蔵出来ました。(^_^)v
さて、このモーターは先端に遊星ギアのギアボックスがあって、
回転を減速してトルクを増しています。
そんなこのモーターの動作電圧が3V~6Vなので、まずは4.5V試運転してみます。
Starter Motor_1
ちょっとゆっくりかなと思うので、実際には6Vで動作させたいと思います。
次の課題は、このモーターの出力軸が6枚歯のピニオンギアになっているので、
それをモデルのギアにどうやって伝えようか、です。
工作は更に続きます。
konaki。
スターターモーター、所謂「セルモーター」を仮組みしていきます。
マグネットスイッチ(ソレノイド)のボディとボトムケースを合わせます。
フロントカバーはスターターモーターとマグネットスイッチが一体になっています。
スターターモーターも同様に合わせます。
因みに本誌では「ヨーク」ありますが、これはモーターの中にある磁石を繋いでいる部分の事で、
日本語では「継鉄」と呼ばれます。
同じくフロントカバーに合わせます。
スターターモーターとマグネットスイッチ(仮組み)です。
ブラケットを合わせます。
ピニオンギアの付いたシャフトを差し込みます。
軸受けとなるカバーを合わせます。
1/5スケールなので存在感があります。
エンジンに取り付けるとフライホイールとかみ合います。
ブラケットをビス止めしてみます。
スターターモーターのギアを合わせてみると、ちゃんと連動します。
ただ、実車ではスターターモーターのギアは通常、フライホイールとはかみ合っていません。
そうしないと、エンジンが動いているとき、ずっとスターターモーターも回転している事になります。(゚-゚)
キーを回すとスターターモーターが回転すると同時に、
マグネットスイッチがピニオンギアを押し出してフライホイールを回転させてエンジンが始動します。
エンジンがかかるとキーを戻すので、ピニオンギアがフライホイールから外れる仕組みです。
なので、エンジンがかかっているときにキーを回すと「ギャギャギャ!」と大きな音がするのは
そのためです。
このモデルでは常時かみ合っているので、
このスターターモーターが回転すれば、ピストンやカムシャフトが動いてくれます。
ん?∑(*゚ェ゚*)
という事は、ここにモーターが仕込めればこのS20エンジンを”電動化”出来るはず。(*p’∀’q)
次回の工作は「スターターモーターを回したい」、
本誌は第128号は11月8日(水)発売、クラッチを取り付ける」 です。
konaki。
はい、今号はこのまま保管します。(;^^)ヘ..
次回、第127号は11月1日(水)発売済み、「スターターモーターを組み立てる」 です。
konaki。
今号ではエンジンの後ろ側にプレートを長いビスで取り付け、
フライホイールを短いビスで取り付けます。
プレートにある6本の突起を、エンジン後部の穴に合わせます。
長いビス5本で固定します。
フライホイールの突起は太いので、取り付けるアナも大きい方に合わせます。
長いネジ3本で取り付けます。
今号の完成です。
フライホイールを回転させるとピストンが連動して動きます。
S20 Flywheel
次回、第126号は10月25日(水)発売済み、「リアホイールを組み立てる(2)」 です。
konaki。