適当に折り合いをつけながら・・・

 

自分探しの旅に・・・

そして、未来に・・・

つながれ~!

4月句会

2014-04-16 | かきつばた会

4月15日 句会

今月の兼題は 花   花といえばサクラを差します! 桜の句は山ほどあります。易しいようで難しいのであります。

・浮き浮きとむすび一つの花見かな・女高生声沸きたちて朝の花・・・・などなど 思い浮かんだものに、すべて花を入れて 詠んでいったのでありますが・・・・花花花花???? こればっかり考えて 季語集は全く見なかったというふとどきものでした。だから 新鮮な きらりと光る語彙の入った句は、全くできませんでした。

さてさて あっという間にやってきた第3火曜日。次の3句を持っていきました。

 1. 故郷に母ひとり居り花を待つ

・・・ホームに会いに行った3月。桜の木がたくさん植えてありました。しかし、まだ蕾は固く寒い日でした。早く花が咲けばいいのに!と思いました。母は桜が好きで、古民家に桜の木を植えています。この花が咲くと、いつも喜んでいた母です。ホームのサクラも咲くと母は喜んで眺めるだろうと思ったのです。

 

 2. 花咲きて子は父となり我は祖母

・・・自分のことしかできないと思っていた息子が、なんと優しい父親の顔で孫を抱っこしていたのは、驚きでした。3月の初めでしたがカワズ桜が咲いていました。

 

 3. まるでイルミネーションのごと辛夷かな

・・・先日姉たちと 島根いこいの村一泊しました。そこへ行く道中の山道、山々にみごとにタムシバの花が咲いていました。タムシバはコブシの仲間です。木は△すいに伸びていく性質を持っています。白い花が丸く膨らんでいて、まるで、クリスマスツリーのイルミネーションのように、美しく見えました。タムシバとコブシは、素人では見分けがつきません。ですから、だれもがよく知っている辛夷(こぶし)としました。

 

さてさて・・・

1の句は無事通過。

2の句は・・・? 花咲きて・子は父となり・われは祖母・・・これらのすべてが説明になっている。

3の句は・・・句渡りの句。それはいいのだけど、最初が6字(まるでイルミ)になっているので「まるで」をふた文字で表現できないか?

いろいろ考えたのですが、上手いことばが浮かばず、結局このままになりました。

 

 1. 故郷に母ひとり居り花を待つ

 2. 桜満つ子は父となり我は祖母

 3. まるでイルミネーションのごと辛夷かな

 

今回のお勉強

 「本歌とり」・・・元歌がありその歌のことばを使って歌う。すべて取ると盗作になる。

「母逝きし日を思い出す桜かな」・・・彼は有名な元歌を知っていて、あえて、どこまでが許されるのか、問題提起のための句をつくってきていました。

私はもちろんのこと、言われるまで元歌があるとも知らなかったけど・・・

「様々なこと思い出す桜かな」この句が有名な松尾芭蕉の歌だそうだ!

100年近い昔に歌った松尾芭蕉。なにげなくすらっと詠んだ現代でも立派に通じる歌です。桜といえば、これくらいは知っておいた方がいいようですが・・・ すぐ忘れる私です~

「本歌とり」は、いけないことではないようです。真似して俳句に入門もいいような??しかし、真似するためには、有名な歌人の歌集を読まねばなりません。

あ~~あ やっぱり駄目だ!! 季語集すら読まない私です・・・

「本歌とり」なんて できない~~~クチュン

コメント (2)
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