4月15日 句会
今月の兼題は 花 花といえばサクラを差します! 桜の句は山ほどあります。易しいようで難しいのであります。
・浮き浮きとむすび一つの花見かな・女高生声沸きたちて朝の花・・・・などなど 思い浮かんだものに、すべて花を入れて 詠んでいったのでありますが・・・・花花花花???? こればっかり考えて 季語集は全く見なかったというふとどきものでした。だから 新鮮な きらりと光る語彙の入った句は、全くできませんでした。
さてさて あっという間にやってきた第3火曜日。次の3句を持っていきました。
1. 故郷に母ひとり居り花を待つ
・・・ホームに会いに行った3月。桜の木がたくさん植えてありました。しかし、まだ蕾は固く寒い日でした。早く花が咲けばいいのに!と思いました。母は桜が好きで、古民家に桜の木を植えています。この花が咲くと、いつも喜んでいた母です。ホームのサクラも咲くと母は喜んで眺めるだろうと思ったのです。
2. 花咲きて子は父となり我は祖母
・・・自分のことしかできないと思っていた息子が、なんと優しい父親の顔で孫を抱っこしていたのは、驚きでした。3月の初めでしたがカワズ桜が咲いていました。
3. まるでイルミネーションのごと辛夷かな
・・・先日姉たちと 島根いこいの村一泊しました。そこへ行く道中の山道、山々にみごとにタムシバの花が咲いていました。タムシバはコブシの仲間です。木は△すいに伸びていく性質を持っています。白い花が丸く膨らんでいて、まるで、クリスマスツリーのイルミネーションのように、美しく見えました。タムシバとコブシは、素人では見分けがつきません。ですから、だれもがよく知っている辛夷(こぶし)としました。
さてさて・・・
1の句は無事通過。
2の句は・・・? 花咲きて・子は父となり・われは祖母・・・これらのすべてが説明になっている。
3の句は・・・句渡りの句。それはいいのだけど、最初が6字(まるでイルミ)になっているので「まるで」をふた文字で表現できないか?
いろいろ考えたのですが、上手いことばが浮かばず、結局このままになりました。
1. 故郷に母ひとり居り花を待つ
2. 桜満つ子は父となり我は祖母
3. まるでイルミネーションのごと辛夷かな
今回のお勉強
「本歌とり」・・・元歌がありその歌のことばを使って歌う。すべて取ると盗作になる。
「母逝きし日を思い出す桜かな」・・・彼は有名な元歌を知っていて、あえて、どこまでが許されるのか、問題提起のための句をつくってきていました。
私はもちろんのこと、言われるまで元歌があるとも知らなかったけど・・・
「様々なこと思い出す桜かな」この句が有名な松尾芭蕉の歌だそうだ!
100年近い昔に歌った松尾芭蕉。なにげなくすらっと詠んだ現代でも立派に通じる歌です。桜といえば、これくらいは知っておいた方がいいようですが・・・ すぐ忘れる私です~
「本歌とり」は、いけないことではないようです。真似して俳句に入門もいいような??しかし、真似するためには、有名な歌人の歌集を読まねばなりません。
あ~~あ やっぱり駄目だ!! 季語集すら読まない私です・・・
「本歌とり」なんて できない~~~クチュン
zeroさんありがとう。
無駄な悩みは悩むだけ無駄!! という哲学にはまりまして、悩むのはやめました~~
自分なりに自己流かもしれないけど・・・今のところ楽しんで気楽にいこうかと~~~
まあ~また 心境変わると思いますが・・・へへへ