90歳になった義母 認知症になって数年
わたしゃあ~なんでもできるけえ~ヘルパーさん ことわってえや!
週4日のヘルパーさん訪問に お茶を コーヒーを 茶菓子を用意し・・・
調理してもらうため、冷蔵庫からあらゆる食材を出して 並べて待つ。畑から 野菜を採ってきて待つ。 ジャガイモや玉ねぎは、あるだけすべて皮をむいて待つ。
冷凍庫からも出すので チャイルドロックをかけた。トッププレートで 鍋や電気ケトルまで焦がして セキュリティーに数回通報が行き ついに電気調理具も電源を落とした。
電子レンジに あらゆるものを入れるため 鍋や電気ケトルは大きなものに 急須は粉茶に変えた
恥じらいと 見栄と プライドと・・・この三つの感情が 立派に残っているからやっかいだ。 やっかいだけれども、一人暮らしをささえる 力にもなっている。
ばあちゃんが 何か起こすたびに どうしたら義母が混乱せず 安泰に暮らせるか 考える
どうやら トイレが間に合わないことが多いようなので お風呂の脱衣場に便器を据えることにしたのだが・・・
月曜日に便器をとりつけてもらい、水曜日の朝 夫が行くと~~~
こんなことに~~!?!?
脱衣場を覗くたびに 便器のふたが 勝手に開くものだから~~びっくり仰天の義母は、何度も何度も おそらく閉めたのだろうけど~~~
それでも 開くものだから~~
これならどうだ!!! とばかりに 重しの 重たい木を持ってきて・・・!!!
考えて 考えて の妙案!!・・・・ ばあちゃん してやったり~~ピースサイン・・・したかどうかは知らないが これで落ち着いたのかな・・・ハハハ
これには この日ひと足早くやってきたトイレ業者さんびっくり!! ふたに 小さな傷が付いていて、慌てに慌てた業者さん・・・大慌てで 古民家に向かって運転中の夫に 電話してきたようだ
納品したときには たしかに傷がついてなかったのですぅ~~
慣れて来るまで 自動開閉は 手動開閉にしておこうかね
ここを押すと あいたりしまったりするからね
わからんよ~
じゃあ~手で持ち上げんさい そのうち わかるよ!
わからんよ~
わからんかったら 今までのトイレを使いんさい! (水曜日 夫の会話)
昨日(木曜日) 私が 古民家に行ってみると ヘルパー日誌に こう書いてありました
「 お風呂にトイレができて 便利になりました」と言って喜んでおられました・・・と!
ハハハ 使っているのでしょうか? まだ使ってないような気もするけど~~? 見栄張ってヘルパーさんに対して こんな会話は じゅうぶんできるのが 認知症の不思議なところです!
いろんなことが できなくても 周りの助けがあれば 自分ができないことは 忘れるのでしょうか。
ヘルパーさんあっての 一人住まいなんですけどね!