梅雨の時期 兼題は もちろん 梅雨
梅雨の表現はいろいろあって みんなどんな梅雨を使ているか 楽しみです。
梅雨満月 走り梅雨 梅雨休み 梅雨晴れ間 雨あがり などが使われていた
さて 私ですが 毎度毎度苦しみますが・・・前日前夜になってから・・・テヘッ
① 暗闇に謎めく響きほととぎす
5月半ばから 夜中に 何か 啼きます。深夜 1時過ぎた頃 トッツァンコケタカ と啼きます。子どもの頃は トッキョトキャキョク と啼いていると教えられましたが~ 最近は トッツァンコケタカ と聞きました。
古民家で農業していると 昼間でも啼いています。
目に青葉山ほととぎす初鰹・・・これは芭蕉の有名な句。昔からよく啼く鳥なのでしょう。しかも全国どこでもいる鳥なのでしょうか??
② 葉野菜の薹立ち(とうだち)急かす走り梅雨
古民家の畑に 4月に蒔いたホウレンソウや小松菜が良く育ちました。しかし、梅雨に入り雨が降り注ぎ、一気に伸びたのはいいけれど~よく見ると、花を咲かせようと茎が伸び始めています。こうなると 早く収穫しないと食べられなくなってしまいます。
③ 母に似て猫背姿や新茶汲む
この時期になると お茶っ葉を摘み、大釜で蒸し、むしろの上で揉み、お茶をつくっていた母を思い出します。晩年の母は猫背になっていました。母の歳に近づくに連れ、うしろ姿が母に似てきました!
さてこの3句・・・どんなふうに評されるか???
①謎めくって、意味が分かりにくい
②薹立ちするのは、葉野菜に限ったことではない。急かしているのは梅雨なのか?薹立ちなのか?
③これはよくわかり、いい句だけど 敢えて言えば、新茶汲むと断定しない方がいい。
などなど 助言があり~~しかし、みんな 自分の句の直しに必死で、自分は自分で考えていかないと、時間切れになってしまう~~。
焦るし、なんとか時間内にまとめなければいけないし、助言があったのは手直ししなくてはいけないし~~
結果 こういうことになりました!
① 暗闇に一声響くほととぎす・・・自分で言っておきながら気に入りませんが時間切れ!
② 薹立ちを急かすがごとく走り梅雨
③ 母に似て猫背姿や新茶汲み
五月晴れとは・・・・5月に晴れた日のことではなく、梅雨の晴れ間を言う
一部したての句・・・散りてなほ花そのままに夏椿 この句のように季語その物のことを歌った句(チコさん 素敵な句なので、無断でお借りしました。ゆるせ!)
二部したての句・・・母に似て猫背姿や新茶汲む この句の季語は新茶。母に似た猫背姿は新茶とは関係が無い。関係が無いけどマッチしている。というのが 二部したてというらしい。
俳人の句を見ていると、どうしてここにこんな季語が???と、理解できないこともしばしば。ことばや情景、もろもろのことを知っていないと理解できない。
あ~~あ やっぱ 難しいなあ~~!!