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適当に折り合いをつけながら・・・

 

自分探しの旅に・・・

そして、未来に・・・

つながれ~!

10月句会

2017-11-18 | かきつばた会

実は10月7日句会をしてた!!!

あまりの忙しさに アップできなくて そろそろ 11月句会が来そうで 慌ててます!

兼題は 秋に関する魚。落ち鮎・鰡・鱸・鯊・秋鯖・鰯・秋刀魚・など すべて秋の季語に入ります。ちなみに おちあゆ・ぼら・すずき・はぜ・あきさば・いわし・さんま と読みます。

私が読めなかったので わざわざ 良かれと思って 鰡にボラと振り仮名を打ったら 叱られました~~テヘッ

 

 ① 堰堤の淀み波打つ鰡の群・・・古民家傍の川の堰堤 流れがとどまっている場所なのに 何かきらきらと波打っている。よく見ると 鰡の群れが泳いでいたのです。ちなみに、堤防の上部の部分を堰堤と呼んでいます。

 ② 「おいもごはんおいしいね」と栗ご飯・・・栗ご飯をつくったとき、2歳の孫が言った言葉をそのまま句にしてみました。

 ③ 秋雨におののき箪笥掻きまわし・・・残暑の中、一夜にして急激に気温のさがった今年の秋。あわてて冬物を探しました。

 

①はOK。ただ 「えんてい」や「ぼら」などの振り仮名は、要らぬお世話でした!

②「おいもごはんおいしいねと」これで12文字ですが、ゴロが悪いということで、あれやこれやと考えました。だんだんと 孫の実際のことばとづれてきます。結局形を整えて、無事通過。

③「おののき」なんていうことばは要らない。

 

手直し句

 ① 堰堤の淀み波打つ鰡の群

 ② 「お芋ごはんおいしいねえ」と栗ご飯

 ③ 秋雨に掻き回したる箪笥かな

 


9月句会

2017-09-22 | かきつばた会

9月19日 かきつばた会

兼題は 「月」

 ① 満月や煩悩あまた照らしをり・・・きれいな満月なのに、どうして人間はこれに満足しないのだろう。満月をきれいだと思う もっとまだ見たい さらに見たい 

十三夜 待宵 十五夜(中秋の名月) 十六夜 立待月 居待月 臥待月(寝待月) 更待月 と月を語る季語が8日間に渡って連なる

人間の欲とは 永遠に続くのだろうか。人間はこれで満足と、思わない動物なのだろうか。

かというわたし、仕事を終え 子育てを終え よわい七十 なぜ満足をしないのだろう。まだまだ やりたいことが 増え続ける。 この欲の矛先をどこにもっていったらいいのだろうか。

最高に満ちた月の光が わたしの隠し持っている強欲な煩悩を 照らし 暴き出していく。

 

 ② 円陣で昭和を唄ふ秋公園・・・先日50年前に歌を歌っていた仲間たちと再会し、平和公園の傍で懐かしい歌を唄った。

 ③ 夕暮れて無人の故郷白むくげ・・・実家が無人になって何年だろう~?ふと立ち寄った故郷の家。白いむくげの花が咲いていた。母の顔・父の顔・そして兄の顔。

 

①煩悩とは仏教的表現過ぎる。もっと素直に詠んでいいのではないか。

②昭和を唄うの表現はいい。秋公園という季語が合っているか否か。

③「夕暮れて」「無人」あまりにも寂しい。

などの 意見をいただきました。

 

手直し句

 ① 満月や捨てきれぬ欲照らしをり

 ② 円陣で昭和を唄ふ秋時雨

 ③ 白むくげ故郷の庭にひとり立つ


8月句会

2017-09-04 | かきつばた会

8月22日 兼題 「残暑」

慌ただしく過ごした8月。やっとのことで3句作って参加ができました。

 ① 空き缶の袋五つ目残暑かな・・・飲みました飲みました ビール缶の袋が山のように・・・

 ② 帰省子の去りてミニカーちゃぶ台に・・・帰省子の去りて気怠し(けだるし)ぬいぐるみ どっち?? 気怠いは暗いイメージかなあ~~と思って、ちゃぶ台にしたけど、ちゃぶ台はないし・・・!!

 ③ 一つづつ手のひらに留め零余子飯・・・零余子収穫は下側に手のひらを添えないと、ポロリと落ちてしまいます。ちなみにお盆の人気メニューは、零余子とトウモロコシのかき揚げでした!

 

さてさて 今月もにわか俳句を持って いざ鎌倉へ!!

 ① なんで五つなんて袋の数が必要?? ごもっともです。

 ② う~~ん 情景はわかるけど~~あと一歩

 ③ 零余子の様子はよくわかる。零余子飯にする必要はどこにある?

 

結果 発表~~!!

 ① 客果てて空き缶の山残暑なり

 ② 帰省子のミニカー一つ残しをり

 ③ 一つづつ手のひらに溜む(たむ)零余子かな

 

分かりました。私の欠点が・・・

 素直さが足りないということ!   がってん!


7月句会

2017-07-28 | かきつばた会

もう忘れちゃったよ~~

7月の句会 たしか 18日だった!

 ① よっこらしょ今朝もよいしょと土用入り・・・兼題は「土用」 最近は,よいしょの声が 我が家で 大流行でして 2歳も真似して よっこらちょ!

 ② 蔓茘枝のすだれ虫らの喫茶店・・・庭のニガウリ、日よけにしているのですが、黄色い小さな花に、いろんな虫が飛んできます。蝶・蛾・蜂たち、花から花へ飛び回り、一通り回り終えると去っていきます。すると、待っていたかのように、次の虫が飛んできて、また花すべてを回って蜜を吸っています。まるでニガウリは、虫たちの喫茶店だね!!

 ③ 案外に照屋の次男麦茶かな・・・2歳の孫は次男坊。自由奔放でわがまま放題に振る舞っている・・かと思っていたら、客が見えたとき後ろに隠れてそっと覗いている。以外に照れ屋なんだな~!!

 

①は、メンバーも共感したのかスムーズにパス!

②は、ニガウリ(秋の季語)・すだれ(夏の季語)・虫(秋の季語)はい~~季語祭りってとこでしょうか???へへへ

③は、案外に…ってのはどうかなあ~~?? 私はというと、「案外に」が、案外にいいと思ったけどなあ~~!

 

手直し句

 ① よっこらしょ今朝もよいしょと土用入り (評価が良いわけではないけど直し無し)

 ② 野の花やまるで虫らの喫茶店 (秋の句になりました。ゴーヤの簾が消えて残念)

 ③ 頬染めて照屋の次男麦茶飲む (意外な面を詠んだのが、素直な照屋になってしまいました)

 

まだまだ 表現力が足らない自分が浮彫された今月句会でした!


5月句会

2017-05-21 | かきつばた会

出来ない愚痴を書くのも そろそろ飽きてきた!

毎度のことなので 書く方が飽きるのなら 読み手は もっと うんざりしているはずだ!!

愚痴を書くのはもうやめよう~~!!

 5月兼題 「新緑} 5月16日

今年の新緑は 特に 古民家に通うたびに 

 きれいだなあ~きれいだなあ~~・・・と うなってしまう。

ふと 気づいたんだけど 今年の春は とにかく寒暖の差が激しく 5月になっても 

おもわず さむい~~ なんて ことばに出してしまう日が 続いた!

だからか 新緑の時期が とにかく長かった!

やっと 昨日今日 みどりが濃くなってきた!

お気づきだと思うけど

新緑の中に 身を置き 新緑を 堪能したからといって 新緑の句ができるという 法則は成り立たない!

 

 ① 新緑や故郷の山に這い登り・・・5月3日妹にくっついて 実家のすぐ近くの山 唐代山に登った。小さいころ 父に連れられて 正月登山をした山。新年1月1日朝暗いうちに起こされ、リンゴ一つを持ち黙々と父の後を追った山。朝日を観ながら丸かじりしたリンゴの味は忘れられない。その山に この歳で登ると きつかったあ~~!

 ② じゃが芋の花摘み取りて雉の鳴く・・・ジャガイモの花は芋を太らせるために摘み取って捨てる。しかし薄紫の可憐な花は、初夏の香りで心を癒してくれる。そんな時、裏山から雉の鳴く声が聞こえた。なんとなんと 素敵なひと時ではないか!!

 ③ 母の日や孫の写真の添付あり・・・いつの間にか母の日のプレゼントが途絶えた二人の息子たち!期待もしてなかった私に一通のメールが届きました。孫の写真の添付き・・・! そうだよね~~一番私が喜ぶプレゼントを 知ってるね! 本当は 「母の日や指一本でプレゼント」 なんて俳句にしたかったんだけど。

 

とまあ~~こんな3句を持って 今月もクリア~しようと!

 ① 這い登りということばで、しんどさが伝わってきた

 ② じゃがいもの花・雉が鳴く、二つとも美しい言葉だけど、どちらも夏の季語。つまり季語重なり!

 ③ 写真の添付??って言葉がどうかな? 写真添え・・では、他のプレゼントがあって写真が添えてあったと思ってしまう。添付ということばに、電子メールとかスマホメールだという意味が入っている。俳句の世界に あまり新しい言葉は似合わないようだけど、この場合は まっいいか!!てことに。

今回の感想としては、良くもなく悪くもなくって感じでした。

手直し句

 ① 新涼や故郷の山に這い登り

 ② じゃが芋の花摘み取りて駕籠に挿し

 ③ 母の日や孫の写真の添付あり

 


4月句会

2017-04-23 | かきつばた会

毎日毎日 超多忙を極める

 教育 教養 今日行く 今日用(事) が あって いいではないか・・・

毎朝 自ら 言い放つ!!

そんな中での 句会18日! 当然いい句ができるわけはないのだが 今回は兼題が「花」

珍しくというか 初めて花見旅行した今年の春です。

津山の 聚楽園(津山藩松平家の庭 しゅうらくえん)に 投句ボックスと用紙が置いてあり 無理やり考えた句を もうひとひねりして 持っていきました!

 ① 老木の苔生す先の花一枝(ろうぼくのこけむすさきのはないっし)

 ② 曲水の花列をなし聚楽園・・・奈良・平安時代に宮中や貴族の邸宅で行われた遊園。 流れてくる盃が自分の前を通り過ぎるまでに、歌を作り、盃の酒を飲むという曲水の宴。

 ③ 三十五歳刻む墓石にふぶく花・・・お墓参りに行った時のことです。あまりにも若い数字にショックを受けましたが、春の日差しは暖かく、35年という月日は充実した幸せな年月であったと信じたい。季語は桜散るなどの寂しさを伴うものではなく ちょっと華やかにして あちらでも楽しく過ごしているんだよね!! という気持ちを込めたかったのです。

さてさて・・・

 ① こんな老木あるよねえ~~! 無事通過!

 ② 曲水が、すでに季語であるという事実。ひゃ~~ 桃の節句に行われた宴、ひゃ~~3月の季語?花は桃の花だよねえ~!そんなことは知らない私は、曲がりくねった流れる水が 曲水だと知って、そこに桜が散っている様を、意気揚々と詠んだのであります。

 ③ふぶく花 この季語が?? もう少し ぴったり合う季語はないか??花びらがひらひらと、春風に乗って舞い上がる様子を例えたかったのですが・・・

 

そこで 手直し

 ① 老木の苔生す先の花一枝

 ② 曲水の透き通りをり聚楽園

 ③ 三十五歳刻む墓石に桜まじ   ※まじ=南よりの暖かな風


2月句会

2017-02-22 | かきつばた会

2月21日 句会

会場にしていたコーヒー喫茶。メンバーであったオーナーが亡くなり、2月で閉店とのこと。私たちは会場を失うこととなった!

3月からは、広島市勤労青少年ホームに場所を移します。

全員勤労青少年では ないんだけど~~

もともとは 確かに 勤労青少年でしたし~~ へへへ

 部屋が空いてるし、有料ですが・・・・ということで、お借り出来て ホッ!!

一安心です。

 

さて 私の 今月の 一押し句は~~

 ・みちてるくん大好き暖かい風・・・5歳の孫が初めて書いたみちてるくんへの手紙。 ばあばとしては、なんだかほんわかして とっても温かい気持になって にんまりなのです~~

しかも 5・7・5とはいかず、17文字の冒険作。

 

しかし~~

メンバーの顔を思い浮かべると、「みちてるくんって誰よ?誰が好きだって??ええ歳こえて・・・好きな人ができたんかい!」

きゃ~~こんな声が聞こえてきて 私のほんわか暖かい風が 雪混じりの寒風に突如変わり、吹き荒れる事態になるのは必至。 だめだ こりゃあ~~ メンバーにはこんなデリケートな気持ちはわかるはずもないや~

 

そこで 気を取り直して

 ① 菜畑に痕跡残し寒鴉・・・古民家の畑 まだじゅうぶん巻いてないキャベツ。雪の上からのぞいているキャベツの葉を食い荒らしている。これは、私の愛すべき鴉の仕業。

 ② 単線の列車無言の春コート・・・単線の可部線JRに乗ると 単線ゆえに駅でしばらく対向列車待ち時間があります。たくさん人がいるのに、全員いつまでも辛抱強く、じっと無言のまま待っています。季語を「春寒し」と考えていたのですが、「列車が無言なのか??」って 突っ込まれそうで人物を想像する春コートにしました。

 ③ 鎮魂の煙昇るる凍てる堂・・・初寅祭で毘沙門堂に行きました。焚火に掛かっていた自在鉤・厄落としなど使って何かできないか???結果・・・できません。

ふと見ると 線香からの煙り・焚火の煙りが2年前の土砂災害で崩れた崖を上っているように見えました。ああ~これは鎮魂の煙りが沢山の亡くなった人に向かって昇っているのだと。毘沙門堂にしたかったけど季語がありません。そこで考えたのが ”凍てる堂”

 

 ① これは状況がよくわかる。この時期、カラスやヒヨドリが菜を食い荒らすんだよね! 手直し無し!

 ② 季語がちょっと明るすぎて合わないね

 ③ るるるって どうも気になるねえ~~

 

というわけで 手直し句

 ① 菜畑に痕跡残し寒鴉

 ② 単線の列車無言の花疲れ・・・季語「花疲れ」

 ③ 鎮魂の煙昇るる初寅祭・・・「初寅祭」は季語でした。

やれやれ 今月も終わった!!

 春うらら宿題提出お疲れさん


2017・1月句会

2017-01-22 | かきつばた会

17日 初句会です

最近 区会を続けるのは罪ではないかと思うほど 俳句に心を寄せない時間が多い

やるべきことがいっぱいありすぎるといえば その通りなのだが・・・

とまあ~今年も 恒例となりつつある 俳句ぼやきからの導入でした!

それでも 何が何でも作らなければならない3句

 季題は 「新年」

新年会をしたとき きれいな月が出ていた。終電車に乗る人も多くいたし~ 幼馴染との気を使わない会を、どうにかして表現したい

 ① 「~ちゃん」と呼ぶ新年会の終電車

孫たちと行った初詣。山の中の日頃は無人の神社です。白い息を吐き出しながら石段を上ると、村の青年団が大きなたき火をして、甘酒を振る舞ってくれました。年に一度、正月三が日だけにぎわう神社です。見上げれば石段孫に背を押され 季語ないし~~。孫は可愛いのが当たり前と言われ、孫句には気を使います。

 ② 燃え盛る火に熱る顔初詣

句会の前前日より大雪に見舞われ、道路は凍結大渋滞。バスも遅れ、高校生は坂道を、滑らないように気を使いながら、一列になって、息を弾ませて、登校していました。その光景を連日観た私です。

 ③ 雪道の高校生の息荒し

 

きれいな日本語 感動を呼ぶ語彙 お洒落な言い回し 粋なセンス・・・な~~んにもありません

案の定 「」がどうなん?? 燃え盛るって大仰な 息荒しって高校生がなんで息巻いてんのよ!!

はい~~ おっしゃる通り で ございます

みなさんの知恵をお借りして どうにかこうにか 以下のようになりました

 ① ちゃん呼びの新年会の終電車

 ② 山中の神社賑わう初詣

 ③ 雪道の登る生徒の息荒し

俳句って 難しい~~!!


12月句会

2016-12-21 | かきつばた会

20日 兼題 「年用意」 「北風」

相変らずの ばたばた生活。俳句を考える暇もなく 心の余裕もなく かといって 句会欠席も ままならず・・・

相変らずの 孫写真に 苦心の5・7・5

 ① くじ引きで運を引き寄せ年用意・・・くじ引き作ったよ!の言葉を添えた写真を見て!

 ② ジャンパーや少年の顔映しをり・・・まだまだ幼児だと思っていた5歳の孫。ジャンパーを着て笑ってる顔は、少年の顔に成長していた。

 

そう言えば 第九を歌ったのに 浮かばない。

 

そう言えば 高知にも行ったなあ~。太平洋を見て 四万十川の沈下橋を渡って 砥部焼の絵付けをした

こんな楽しい経験をしたのだから 一句だけでも 作らなくては~~・・・・

ずっと悩んで やっとできた一句

 ③ 千年の変わらぬ土佐の冬の波

 

さて どうでしょうか???

 ① 運を引き寄せなんて 理屈っぽい!

 ② 顔映しをり この意味が解らん

 ③ 太平洋の波は 千年なんて 時間を区切ることはできない。千年よりも もっと以前から波は押し寄せてきていた。命あるもの 例えば 千年の桜 と詠むのはわかる。

 

きびしい批判をいただき~ 手直ししました

 ① 神籤(みくじ)引く運を占ひ年用意

 ② ジャンパーの似合う少年顔になり

 ③ 太古より変わらぬ土佐の冬の波

 

いやだいやだと 言いながら 句会に通って 4年たちました。過ぎ去る月日の なんと早いこと。4年もたってるのに 一向にうまくならない自分ですが 4年も辞めずに 続けられたのは ひとえに 仲間たちがいたこと これに尽きます!

仲間に感謝して 来年も苦会に 通います!


11月句会

2016-11-19 | かきつばた会

いつまで たっても ぶつぶつ 呟く 苦会

11月15日 

心に余裕のない私は 相変らずの 古民家句!!

 ① 秋耕や鉄塔のカラス群れてをり・・・秋にカラスが群れているのは 今年の8月頃 巣立ちしたカラスと 昨年巣立ちした先輩カラス・生後1~2年の若造たち。未成年カラスは 彼氏彼女も無く、群れて虚勢を張っている。まるで コンビニの前に○○座りして たむろってる少年たちのようではないですか!つい 見かけると 「ははあ~ん 若造たちだな!」と にやけてしまいます!! 私が古民家の畑に行くと決まって鉄塔の上に飛んできて、カア~カア~鳴いて、「なにしに来たんや~」と いちゃもんつけてくるんですよ、このカラスたち!カッコつけて 粋がって ぎゃあ~ぎゃ~鳴いて騒いでも しょせん、チンピラの青二才でしかないのです。「こちとら 伊達に歳とってねえんだよ!ぎゃあ~ぎゃあ~騒ぐな!!」へへへ 

「カラスの教科書」の本を読んだ後は、こんな会話が、カラスとの間で繰り返されます~~!

 ② 詰み込んで車山家へ冬支度・・・今月の兼題は「冬支度」 古民家の冬支度は早々に始まりました。いろいろ車に積んで古民家通いの今日この頃。

 ③ 藤の実のぶらり揺れるや竹しだる・・・そこかしろ自由自在に伸びていく藤。花はきれいだけど厄介者です。秋には沢山の実をつけて、ゆらりゆらりと巻き付いた竹ごと揺れていて、竹が実の重さに耐えてしだっています。

とまあ~古民家3句を持って いざ句会!!

手直し句

 ① 秋耕や鉄塔の先カラス群れ・・・惜しいかな「鉄塔のカラス」は8字。中は7字でなくてはいけなくて、無理やり手直し!

 ② 職引きて夫と山家へ冬支度・・・車に詰め込んでなんて、説明はいらん!!

 ③ 青竹の藤の実ぶらり揺れてをり・・・竹が最後で可愛そうということで、青竹を前に持ってきたけど~~ 今思うに「竹しだる藤の実ぶらり揺らしをり」はどうだろうか??

 

俳句は 美しい日本語と 美しい自然風景!!!

を 詠むのだと 分かってるんですけどねえ~~


相変らずの苦会

2016-10-20 | かきつばた会

10月18日 かきつばた会

相も変わらず ばたばた続きで 俳句という風流な世界と無縁の生活

パソコンに動画が送られてくる孫の写真に 575で返信するのがやっと!!!

 運動会動画に向かい大声援

 人が好き自分が好きです鶴来たる

 山粧ふドーナッツチョコを頬張りぬ

例えば こんな どうでもいい言葉に 何とか季語を押し付けて返信

そんなこんなで ついに かきつばた会の日が やってきて・・・・

無理やり どうにか ごまかせそうな 句を持っていく

 ① それぞれの遊びに興じ馬肥ゆる・・・1歳と5歳の二人。同じ部屋の 同じ場所に居ながら それぞれが勝手に遊んでいる動画を見て。それぞれなのに それぞれが楽しそうに鼻歌やひとり言が聞こえてくる。

 ② 出番待つ炬燵恋しや父のひざ・・・父親の膝に1歳がちょこんと座っている写真。

 ③ 早稲の香やオーケストラのバイオリン・・・子供用のギターと卓上ピアノで遊んでいる。

 

で・・・手直し

 ①は具体性がない ②は主語が二人いて意味が解らない ③まあ~なんとか

何を言われても どう評価されても 文句はありません!

で・・・手直し句

 ① 背を向けて遊びに興じ馬肥ゆる

 ② 秋寒やせりてもぐりぬ父の膝

 ③ 早稲の香やオーケストラのバイオリン

 

 以上 とりあえず 報告! 俳句は ハイ 苦!


弔辞

2016-09-22 | かきつばた会

かきつばた会の創設者メンバーであり、

会場のオーナーであり、

我ら素人メンバーの師であるS氏の訃報が 突然入ってきた・・・

 

昨年 季節が冬に向かおうとしていたころ 

 家に居ても寒いからねえ~~・・・奥様の ことばで 入院を知った

 

入院先から 師は必ず俳句を届け 選句も 毎回加わってくださった

S氏が 私の句を 選んだとわかると・・・

なんだか 金メダルを もらったような 気分に なって・・・

秘かに 

ほくそ笑んだ

 

新聞への 投句も していた

紙上で みつけたS氏の名前

彼が メンバーでいることを 誇りに思い

なんだか 自分も 偉くなったみたいに なって・・・

秘かに 

ほくそ笑んだ

 

 かきつばた会の日に 外出届けだして 参加してもらえないかねえ~~

本気で思っていた

 

涼しくなる秋になると ひょこり 句会に現れるのではないかと・・・

秘かに 

期待も していた

 

去る 9月1日

星月夜 しめやかに 通夜が営まれた

 

  君逝きし読経吸い込む星月夜

  初月や君逝きし夜のさびしき夜

  君去りて無月の庭に風もなく

  中秋の名月君の句は聞けず

  君の遺志継ないで句会秋の朝

                  (9月20日 かきつばた会)


8月句会

2016-08-03 | かきつばた会

2日は かきつばた俳句会の日だった。

もちろん私はこんな状態なので出席はできない。

そこで、病床日記にのせた下手な俳句を、状況報告のつもりで 手渡した

 みんな心配してくれるだろうから・・・これはすぐに誰が作ったのかわかるし、選句の中に入れなくていいから・・・

しかし 姉は その中から3句を いつものように無記名で書いてくれたようだ

 ① 安静という名の苦行雷熾る

 ② 点滴のチューブに引かれ土用入 

 ③ 高層のベッドに夏の身を委ね

 

夜 ちこさんと 姉から 添削結果のメールが入る

 ① いかづきや・・・いかづき???  いやいや いかづち=雷 のことでした

 ② そのままでパス

 ③ 問題はこの句 高層のベッド?? 身をゆだね?? ぎゃ~~~~きゃ~~ なんだ これ~~?? ラブホテルか~~?? 誰に身を委ねるんじゃ~~??

だれも そんな深読みしなかったみたいだけど みれば見るほど 怪しいネオン街のラブホ・・・そんなもの あるのかないのか 知らないけど~~へへへ 考えすぎですか??

 

とまあ~~ 以下のようにしてくださいました。 

 ① いかづちや安静という名の苦行あり

 ② 点滴のチューブに引かれ土用入

 ③ 病院のベッドの窓に夏灯

みなさん ホントに ありがとうございました!

来月は 元気で 出席いたします! 


7月句会

2016-07-06 | かきつばた会

7月は 夏休みを控え 孫育て年齢の会員は 忙しくなる~~ってんで 早めの開催

  5日 かきつばた会

兼題は 「西瓜」「鈴虫」「マツムシ」

季語を入れるため 毎年同じ季節 同じようなものに 同じくらいの心が動く。だいたい 人間の思考回路は、そうそう変わるものではなく ましてや 単純回路の私は 同じ路線をぐるグル回り 路線地獄に陥って 抜け出せなくなってくる・・・

7月は 父の忌 夏椿 西瓜・・・

昨年の記録を見ると まさに この路線

 深山裾楚々としたるや夏椿

 父の忌や故郷の路合歓の花

 縁側に並び西瓜の種飛ばし・・・・・と この3句

兼題の西瓜は 一年たっても 種飛ばし以外 一向に考えが 思いつかない状態~一年たっても 全く 進歩ないなあ~

仕方ない お付き合いください!

 

 ① 父の忌に咲きいる沙羅の陽の優し・・・父の忌と夏椿を一句に纏めるという志向!7月になって 野山の花を見ると どうしても父のことを思う。生前の父が そんなに大好きだったとは 思えないのだけど なぜだろう~? 謎です。

 

 ② 夕暮れて主亡き山家蛼跳ぶ(ゆうぐれて ぬしなきさんが いとどとぶ)・・・歳時記の虫の項を見ていると 「いとど」という虫がいた。別名「えびこほろぎ」「えんのしたこほろぎ」「かまどむし」など。「キリギリス科の昆虫であるが 羽がないので鳴く音を出さない」とある。

突然 子どもの頃 暗い納屋とか小屋で 羽のない裸の虫を見たことを思い出した。この歳になって 初めて知った「いとど」という名。暗がりで ぴょ~んと足元に跳ぶものだから、びっくりしたり、怖かったり・・・という思い出がある。

 

 ③ ワンワンもニャンニャンも好きパナマ帽・・・孫写真俳句から一句。1歳のパナマ帽子を被った孫が ウサギの置物を見ている写真「ワンワンと言っています」のコメントが添えられていた。2枚目の写真はヤギの置物「にゃんにゃんと言ってます」

 

想像力・発想力・日本語力 などが大事な俳句だと思うのだけど、新鮮な発想や 美しい日本語が浮かんでこない。会が迫ると 焦って 歳時記をぺらぺらめくり なんかいい言葉はないかなあ~~ 

こんな 安易な考えで 作っていくものだから 自分で作った俳句の読み方を 忘れてしまう始末!!! 笑うに笑えない 嘘のようなホントの話!

さてと・・・

 ① 父の忌と沙羅は相性良し。(釈迦ブッダが亡くなったときその傍に4本の沙羅の木ががあったという。仏教の聖木となっている) 陽の優し という表現は どうなのか??

 ② 主という字を あるじ・ぬし・しゅ この中からどう読むのか? 山家は さんが・やまが?? 

 ③ 近頃は 犬も猫も ずいぶんと お洒落してもらっているが パナマ帽まで 被せてもらっているのか・・・私の思ってたのと 全く違った解釈でしたが、それはそれ 読み手の解釈でいいのです!!!

 

というわけで 手直し句は 以下の通りとなりました!

 ① 父の忌に咲きゐる沙羅の陽の淡し

 ② 夕暮れて主なき家蛼跳ぶ

 ③ ワンワンもニャンニャンも好きパナマ帽

 

はい 今月も 終わりました! ふ~~~ やれやれです~~


6月句会

2016-06-22 | かきつばた会

最近 パソコンに ライン?で 孫の動画や写真が入ってくる! コメントを返すのに 季語を入れて 575にまとめて 入れると あんがい好評を得ている

 4歳児ふらつきながら田植えかな

 ドーナツを食らふ童や立葵

 初鰹宴盛り上げる口三味線

 夏帽子砂場に水を運び込み

 芸人のデビュー喝采夏公園

 散歩する兄と弟夏木立

てまあ~ こんな風に 写真を見て 適当な いい加減な季語入り575

その中の 一つを持っていく

 ① 手マイクの歌い手二人庭花火・・・適当に歌を作って,適当に歌う4歳児(ばあばに似たか?) それを真似て1歳児がことばにならない言葉で歌っている写真を見て!

 

先日 萩一泊旅行に行った! どうしても 萩の句を作りたかった! 萩といえば長州藩

長州藩といえば、松下村塾・吉田松陰率いる門下生の 久坂玄随・高杉晋作の名が浮かぶ

城下町跡には 武家屋敷の建物なくても 石垣が幕末の名残を忍ばせていた

 ② 萩の志士学び舎跡の石灼けり

 

兼題「新涼」を使ってみようと 考える。新涼は秋の季語になる。初めて涼しく過ごしやすい季節になってきたことをいう。涼しくなってきたところで、何か始めてみようかなという気持ちになるのではないか!

ということで

 ③ 新涼や還暦越えて初登山・・・初をつけると正月年が明けて初めてすること となるかも~と思いながら、でもでも 退職して時間もできて、健康にもいいことを始めたよと 言いたかった!

 

さて みんなの評価は??

 ① 庭花火という季語から想像して、歌い手は幼い子供だろう~と ぴったり読んでもらって このまま通過! 歌い手→歌ひ手 に直す。旧仮名の使い方が いまいちわからない。

 ② 「灼けり」という季語をうまく使っていて良い 珍しく褒めてもらった。

 ③ やはり 初登山が引っ掛かった。だいたい 登山事態が季語だということで 季語重なり! 初の使い方もまずい。 それでは これでどうだ「新涼や還暦過ぎの初挑戦」と言ったら、具体性がなくなってダメ と即却下!!!

 

結果 こうなりました!

 ① 手マイクの歌ひ手二人庭花火

 ② 萩の志士学び舎跡の石灼けり

 ③ 一念発起還暦越えて登山かな

 

ひゃ~~今月も終わった~~~

やれやれです。

「匂い立つ泰山木の花崩れ」は、ブログに書いてしまったものだから、やはり持っていくのは止めました。みんなで好きな句を投票するのですけど、誰が作った句か分からずに選びます。かきつばたのメンバーの中に ブログ読者が数人いるので 止めました!

誰作か 知らない方が 選ぶとき公平に選べるような気がします。