goo blog サービス終了のお知らせ 

適当に折り合いをつけながら・・・

 

自分探しの旅に・・・

そして、未来に・・・

つながれ~!

2月句会

2019-02-28 | かきつばた会

2月句会(2月19日)

兼題 「梅」

 前日(18日)三滝山に登ったとき 尾根まで竹が侵入してきており まるで山全体に侵略しそうな勢いです。

竹問題は 古民家でも頭を悩ましている問題。放置すれば必ず山全体に広がっていきます。管理あっての竹藪なのですが・・・・

過去 人々が貴重な食材として重宝していた梅。花の香りと可憐さ、梅の実の焼酎漬けや 保存食 防腐効果もある梅干

人と梅との関係は太古の時代から受け継がれ いつの時代も 人々の身近に寄り添っていた

その梅の木が いつの間にか 放置され 忘れ去れようとしている・・・

 ① 竹藪の増殖先に梅二輪・・・増殖ということばに違和感を覚えるが、竹に日差しを絶たれ根を張る場所も侵され、やっとの思いで二輪の花を付けていた梅を詠みたいと思った。

 ② 石段の先老木の梅の花

 

2月16日 孫たち(3才・7歳)を連れて 安佐動物園に行きました。日差しはなく 寒い一日。傍の見通しの効く食堂に入店。子たちはランチを終え駆け出すも、すぐに引き返して来て、上着を脱ぎ捨てて、再び駆け出して行きました。

 ③ セーターを脱ぎ捨て子らの動物園

 

 

①やはりというか やっぱりですね!増殖という意思は竹には 当然ありません。この描写は 俳句には似合いません。解っていたのですが それだけ竹の侵略に危機感をつのらせていた私の意地が、この言葉を使ってしまったのです。

わかっていたのなら使うなや~~てことです。

②③は一応俳句の体裁は整っているということで、良くもないけど悪くもない・・・という 嬉しくも悲しくもない批評で終わりました~~いや ちょっと悲しいかな!?

まあ~前日にみた三滝山の光景を、当日の朝考えて作った句です。当然のことといえば当然のこと!俳句に取り組む基本的な姿勢がなっていないということは、充分承知です。

が、 一応 今月の句として記しておきます

 ① 竹藪の広がる先に梅古木

 ② 石段の先老木の梅の花

 ③ セーターを脱ぎ捨て子らの動物園


1月句会

2019-01-17 | かきつばた会

1月15日 かきつばた会

兼題は「寒」

考える余裕もなく 年末年始を過ごしたため 俳句なるもの 頭に浮かばず・・・

お正月 孫たちが来て ばたばたとして~~年末には雪が降って かまくら作って・・・七輪持ち込んで牡蠣を焼こうか?餅を焼こうか?? 私の発想はこんなところですが~~

 チョコフォンデュしましょう~~!!

さすが 若者の発想は違います。

さっそく マシュマロとバナナと板チョコを買ってきました。

 ① かまくらに八つの瞳チョコフォンデュ

 

残る2句。突如 11日に 大久野島に行きました。

久しぶりに見る海 忠海港にカモメが列をなして 泳ぎ始めました

静かな海に 波が生まれます。

扇形に生まれる波が 日の光を受けてきれいです

二つの集団カモメが なぜ同じ方向に 一心不乱に移動しているの?? 

何を目指して何処へ行くの??・・・答えはわかりませんが~~

 ② 一列のカモメ東へ冬の海

 

大久野島は ウサギが親しみを込めて寄ってきてくれ とても穏やかな 優しい島に見えました。国民休暇村のホテルもあり、レストランも充実しています。夏には海水浴もできるし、いつか孫たちを連れて来ればいいなあ~~と、ばあば的には思いました。

しかし、防空壕址があり 毒ガス資料館で改めて歴史を知ったとき、ウサギたちの楽園として見るだけでは済まされないとの思いが強くなりました。戦争の悲惨な歴史を忘れてはいけないとの思い。

悲しい歴史を背負って、現在の平和な姿があることを なんとか詠みたい

 ③ うさぎ跳ねる大久野島に初明り

 

大きな直しはなかったものの ③に関して問題があった

ウサギがなんと冬の季語 そして 初明りも季語であり つまり季語重なり。

しかし 悲しい過去を背負った大久野島に、明るい希望を感じさせる初明りという季語ははずせない。そして初明りを感じさせるのが、元気に跳ねまわるウサギであるということで、今回の季語重なりはOKということになりました。

季語が重なっているということを知ったうえで詠んだのならいいけど、気づかずに読んだ私は反省です

ということで 今月の句

 ① かまくらに八つの瞳チョコフォンデュ

 ② 一列の鴎東へ冬の海

 ③ うさぎ跳ね大久野島に初明り


12月句会

2018-12-20 | かきつばた会

12月18日 かきつばた会

 嬉しいことがあった!

病気で休んでいた俳句の先生が 復帰!! 

みんな大喜び!

これで ああでもないこうでもないと 悩みに悩んで その結果 決まらない!!という最悪事態を回避できる。

やはり その場で 決断できるということは 素晴らしい! 前に進むこともできるから、こうして その月のうちに ブログに記載することも 出来るという塩梅だ!!

 

さてさて

 兼題は 「師走」

とはいえ 師走です! 毎日 ぐずぐずと目まぐるしく過ぎていくばかりで、俳句を考える時間も 心の余裕もなく 今月も又 当日を迎えるという始末!

ふと 1年を振り返ると ああ~いろいろあったなあ~~

孫の小学校入学で ばあばは応援に駆け付け 放課後倶楽部へと・・・バスに乗る練習。良いこともあったこの一年。夏から秋にかけて としさんの大病!! それも全快し 過ぎてしまえば 良い年だったと 振り返るしかない

 ① 入学も大病もあり去年今年(こぞことし)

 

さてさて 忘年会が 続きます。一緒に飲める友人がいるという幸せ!俳句の会と日が重なったけど 大丈夫です!

 ② 襟立てて急ぎネオンへ師走かな

 

二日前の16日 感動の第九を歌い終えたばかり! 何とかこの感動を詠みたい。しかし その日は 月も出ない雨模様でした。帰り道、川沿いの土手を走ります。橋の灯りは 雨にはねて美しく ロマンチックに 光って見えました。

 ③ 冬灯り第九歌ひて火照る頬(ふゆあかり第九うたいてほてるほほ)

 

そして 手直し句

 ① 入学も大病もあり去年今年

 ② 襟立ててネオン街へと師走かな

 ③ 冬灯第九歌うて火照る頬・・・(ふゆともし第九うとうて)読み方が違っています

 

大きな手直しはないにしても いまいち納得していない私です。

が、しかたない 直しても 陳腐は陳腐!! プレバトの夏井先生の声が聞こえてきそうです~~~

ちゃちゃっと 速攻で作った句は やはり 想い入れも 愛着も無し!

 

あ~~あ 

俳句って 難しいし 心から好き って 言えない私が 

まだ ここに 頑固に 居座ってます・・・  


11月句会

2018-12-08 | かきつばた会

11月20日 かきつばた会 5名

リーダーが倒れてから 7か月。

師の不在のまま どうにか続けていて 手直しは自宅に届けての添削となる。

来年くらいから どうにか出席してもらえそうな気配です!!

さあ~~ どんぐり達5名では どうにも手直しの幅が狭くて 納得できるような添削ができませんが~~~

がんばって 会を続けていますよ~~

 

11月兼題 「新蕎麦」

毎年 11月妹夫妻主催の「そば楽」に参加しています。

空き家になっている実家が そに日だけは 大勢の人が集まり 新蕎麦を打ち 酒を酌み交わし 賑わいます。

駄屋の板戸を開け 土間を横切り 裏庭で 火を焚き 蕎麦を茹でます

そんな情景を 思い出しながら・・・

 ① 新蕎麦や軋む引き戸の向う側

 

広島平和公園を散策した夕刻。原爆ドームに夕日が落ちるのをみて その美しさに心が動きました

 ② 被爆地の紅葉且つ散るドームかな

 

月1山会で松笠山に登ったとき 山の麓で とてもいい香りがしてきました。この季節に いい香りのする花といえば 金木犀。大きな木に いっぱいの白い花。白い花ならギンモクセイ。と言いながら 香りを楽しんだ我らシニア族。

家に帰って 写真を見て 調べると ヒイラギの花でした。柊の花は季語になっていることも知りました。

 ③ 柊の花山道の曲がり角

 

初心者ばかりでは なかなか他人の句の 手なおしは出来ません。

それでも②のドームは 福岡ドームや東京ドームもあるし・・・原爆ドームをイメージすることは難しいかもとの助言をいただきました。

 

そして 最終手直し句

 ① 新蕎麦や引き戸の隙間香を放つ

 ② 紅葉且つ散りて被爆地夕日落つ

 ③ 柊の花山道の曲がり角

 


10月句会

2018-11-05 | かきつばた会

10月16日

ずいぶんと日にちが経ってしまった!

 身を削るほどの多忙や豊の秋・・・だったら身を削れえや~~しかしどれもこれも旨いものばかり!

さてさてそんな日々の中の句会でした

 ① 主無き邸の庭の芒かな・・・今月の兼題は「すすき」です。そして今読んでいる小説の中に頻繁に出てくる「やしき」という文字「邸」。古民家に通う道すがら、数多くの空き家をみます。その中には大きな屋敷の姿も。空き家になって何年も経ち、訪れる人も無く、庭には、いつの間にか茅がはびこり、ススキが揺れています。そんな 平家物語のような光景が、ススキという兼題から浮かんできました。

 ② 三歳児ひょうきんのまま運動会・・・動画が送られてきました。そこに写っているのは、音楽に合わせて踊る?お調子乗りの3歳児クラス。最初から最後まで、ふざけんぼの、お調子乗りですが、リズムにきちんと合っているという、楽しくも可愛い3歳児。

 ③ 退院し何ごともなく温め酒(ぬくめざけ)・・・としさんが退院して約1か月。その後何ごともなく、日々過ごせることの幸せ。一本お銚子をつけて、温かいお酒でも飲みましょうかね。

 

さてさて・・・

①邸とは大げさな・・・私は大きな屋敷なのに荒れているのが言いたかったのですが・・・しかし、伝わらなくては意味がありません

⓶わっははは~~ほんと3歳児はねえ~~ははは…笑っておしまい。

③何事もなくは???少し甘めの に変えてもいいかな??? でもまあ~退院後何ごともないというのが、言いたいことだから・・・まっいいかあ~~

 

とかなんとか いいながら 大きな手直しは無くて済みました!

 ① 主無き山家の庭の芒かな

 ② 三歳児ひょうきんのまま運動会

 ③ 退院後何ごともなく温め酒 


9月句会

2018-10-02 | かきつばた会

かきつばた会 9月18日

今年の8月9月は あまり記憶に残っていないほどの…そんな速さで 過ぎ去ってしまいました。8月句会は欠席!!

欠席を決めたとたんに~~ 

よっしゃあ~~考えなくていいぞ~~・・・へへへ

 

さて 9月はさぼるわけにもいかず かといって 簡単にできるものでもなく・・・

つらつらと 季語集をみる

農家に育ち、現在 見よう見まねで農業をやってる私でさえ 見かけない やったこともない作業の季語が なんと多いことか・・・

案山子 稲架(はざ) 稲干す 稲扱(いねこき) 脱穀 籾摺(もみすり) 今年藁(わらを見ることもなくなった) 籾筵(もみむしろ)・・・・

そんな中 ”種を採る” という季語。 

たまたま ほおっておいたゴボウに花が咲き、花に魅了されて またまた ほおっていたら種ができた。その種を蒔いたら ゴボウの芽が出た!!

この当たり前の現象から 種を採って蒔く。

この一連の作業の楽しさを知った!

 ① 来年はわからぬままに種を採る

 

かきつばた会のあった18日。ちょうど9月場所の真っただ中。17時から1時間夕食準備をしながらの観戦が 場所中の楽しみです。

 軍配が返ったよ!・・・としさんの声に テレビに視線を移す。

 ② 軍配の行方に唸る角力かな・・・相撲を角力とも書けると知って恰好を付けてみました~へへへ

 

大河ドラマ「西郷どん」に感化されて 小説『正妻 慶喜と美賀子』林真理子作 上下2巻を読み終え、さらに 江戸末期に興味をそそられ、『天璋院 篤姫』宮尾登美子作 上下2巻を読んでいる。革命に若者たちが立ち上がり、沢山の命を犠牲にして、現在に繋がっている日本です。

 ③ 長き夜や上下二巻の文庫本 

 

① わからぬままに は 何が分からないのかわからない

⓶ かな は ちょっと大げさかな?

いろいろと 助言をいただき 

手直し句

 ① 来年の予定たたねど種を採る

 ② 軍配の行方に唸る大相撲

 ③ 長き夜や上下二巻の文庫本


7月句会

2018-08-04 | かきつばた会

 覚悟よしばあば出番の夏休み・・・やれ出るな命に係わるこの暑さ・・・いったいどこへ連れて行ったらいいのでしょうかねえ~~!

さてさて

7月のかきつばた会(7月17日)

   兼題 「夏木立」

7月のはじめ 郡山城に行き 毛利家のお墓参りをしました。夏木立の中を歩きまわり、毛利元就の三矢の教えも 改めて文献を読み返したところです。

 ① 元就の三矢の教え夏木立

句会の前夜 7月16日は 月に金星が最も近づく日。きれいな月と金星を観ることができました。

 ② 極暑の夜月に寄り添ふ金の星

句会には 3句持っていかなくてはなりません。あと一つ~~~。季語集をぺらぺら・・・おや 冷蔵庫が季語です

 ③ タッパーと缶とボトルの冷蔵庫

安易ですかねえ~~ 我が家の冷蔵庫を見たまんまなんですけど~~。連日暑くて 思考回路も溶けてしまった感じですので~~。

 

 ① 元就の三矢の教えって、知ってる人はわかるけど 知らない人は全く分からないからねえ~

 ② 月と金星を観た人もいて・・・きれいだったねえ~~と俳句そっちのけで盛り上がりました!!

 ③ ははは 冷蔵庫どこも同じだねえ~~缶ビールとペットボトルに、残り物のタッパー。でも 残り物のタッパーは俳句的に美しくない。

 

結局 元就については うまく言葉が見つけられず断念。毛利家の墓に行く途中の道が苔生していて、 そこに木の隙間からの日差しが、まるで水玉模様のように見えていたのを思い出した

 

手直し句

 ① 水玉の模様光りて夏木立

 ② 極暑の夜月に寄り添ふ金の星

 ③ 香物と缶とボトルの冷蔵庫(香の物=漬物)


6月句会

2018-07-23 | かきつばた会

 新語発命に係わる酷暑かな

6月19日 句会

⓵ 父の日やセルフでワイン老夫婦・・・母の日も父の日も 二人の息子から何の音さたもなく、ニュースを見て気づく有様。まあ~~これが当たり前になってきている我が家風景!”今日は父の日だったよ!ワインでも開けようかねえ~~!?

⓶ 病院と筋トレ通ふ梅雨晴間・・・定期的に決まっている用事は天候に関係ないけど・・・梅雨晴間に出かけるとすれば~~? それは病院と筋トレ!

③ 郭公の声に腰上げ鍬振りぬ・・・古民家で農業をしていると いろいろな野鳥の声が聞こえてくる。カラスは毎度のことですが、鴬・不如帰・郭公・など 耳に届きます。腰を休め休めの農作業にひと時の清涼感とともに、励ましにも聞こえる応援の野鳥の声。もっと野鳥についても知りたいなあ~~!

 

さて お気づきかもしれませんが ひと月遅れの句会報告。実は 指導者である私の姉が 4月に脳梗塞を発症し 懸命にリハビリをしている最中です。右半身に麻痺があるものの、普通にしゃべれて俳句も考えられるということで、残された素人メンバーが あれやこれやと 意見を出し合い、 その後リハビリ病院に届けて 手直しを受ける。

とまあ~~こういう2段階を踏まえての決定句になっています。

素人ばかりで 休会になるかと思いきや なんの何の 我がかきつばた会メンバーは たくましいの一点です。日頃の絆が 1ミリの揺るぎも見せず 忖度無く 自分の感じた思いを言い合える仲。

5月・6月・7月と 3回この形でやっていきました。

 けっこう この形も イケるんじゃない~~!

姉の復帰を念じながら 一回も休むことなく 続いていますよ かきつばた会。

 

さて さて~~

 ① 老夫婦という表現は美しくない!・・・まあねえ~世間的には老夫婦だけど 自分的には老人と思っていない としさんと私です

 ② 季語が合っているかどうか!?

 ③ ホトトギスやカラスの鳴き声と違って カッコウの鳴き声は 時を刻むかのように あと一振りがんばれ~て 聞こえなくもない(カッコ~♪)

 

さてさてさて 2段階を経ての 手直し句

 ① 父の日や翁セルフで白ワイン

 ② 病院と筋トレ通ふ梅雨さなか・・・梅雨晴間より 梅雨さなかが合ってる

 ③ 郭公の声に腰上げ鍬を振る


5月句会

2018-06-19 | かきつばた会

 人生に真坂があるとは夜鷹鳴く

いろいろあって 1ヵ月遅れになりました

かきつばた句会(5月15日)

 ① 水光る田んぼに宿る生命かな・・・「えらい蛙がやかましいねえ~」と、ふと気づくと、ああ~田んぼに水が入っている~そろそろ田植えが始まるねえ~~。田植えが終わると 一斉に 田んぼに小動物が集まって子育てを始めます。カエルやアメンボウ、私の小さい頃は、まだタガメや水カマキリなど沢山いました。おたまじゃくしやタイコウチ それを狙って 蛇がすいすいと苗間を泳ぐ。こんな懐かしい光景を思い浮かべると、半世紀前の私が 竹箒とネギ坊主を握って、ホタルを追っかけています~~

 ② 母の日の義母のブラウス洗濯す・・・今年の母の日 古民家に行きましたがあいにくの雨でした。畑の仕事ができなくて、久しぶりに家の中の片づけ。義母が老人ホームから病院に変わったとき、段ボールに入ったままの荷物を見つけました。気に入っていたブラウス、雨の日だけど、洗濯しながら、ああ~今日は母の日だったなあ~と・・・。

 ③ 薫風や水と帽子と万歩計・・・いい季節です。そんな時 一人での山歩き好きです。

 

 

 ① どうも 俳句の世界では 生命(いのち)とかは 壮大過ぎて 嫌われるようです。私的には 好きなんですけど~~

 ② 義母も母です。確かにそうですが・・・義母と書いてハハと読ませたい。 母の日に母のブラスを洗濯する意味が、事情を知らない人には伝わらない。確かにそうです。

 ③ これは すっきりとよくわかる

 

手直し句

 ① すいすいと水田に宿るアメンボウ

 ② 母の日や卒寿の母に紅を指す

 ③ 薫風や水と帽子と万歩計

 

①②の句 私がすっきりと納得できるような句を作る力が無いこと つくづくと認めます。まあ~力不足のひとこと。

しかたない しかたない・・

やれやれ 

まっ いいかあ~~

 つぶやきて椅子を蹴って立ち上がる・・・今日の一句 字足らず&季語無し


4月句会

2018-04-19 | かきつばた会

4月 かきつばた会(17日) 兼題は 「春惜しむ」

ご存知のように・・・いやいや 誰も私の事 知ったこっちゃあない~~~

3月末より 半月も棒に振り・・・いやいや 無駄に過ごしたわけじゃあ無し~~

孫に振り回され・・・いやいや そんなこと言っちゃあいけない~~

とにかく 私の思考回路は すべて占拠されてた不遇な時を・・・いやいや またしても不適切な表現~~

 

孫まごまご 春惜しむ春惜しむ  そこらへんで一句と思うけど~~入学・旅立ち・自立・喜びなど ことばを探すが 春惜しむとイメージが繋がらない。

孫が可愛いのは当たり前・入学に喜びと、若干の寂しさ・・これも当たり前で面白くないし~~

 

他に やったことは~~野草と畑仕事と山しかないではないか!?

 ① 山菜のてんぷら旨し春やはる・・・天ぷらを ひらがなにするか 天麩羅と漢字にするか??春や春のリフレインを、ひらがなにするか漢字にするか!?見た目も大事、読むリズムも大事。

へへへ プレバトを観て 少し 俳句が 分かってきた私 へへへ

 ② 蕗味噌や歳重ねなお忙しけり(せわしけり)・・・蕗味噌作りが忙しかったのではなく、蕗味噌は春の時期という季語として使った。当然蕗味噌も作ったけれど、今年の春、孫の卒園後の子守、入学手伝いやらと・・・。歳を重ね 少しは暇になるかと思いきや、どんどん忙しくなっていくことを詠んだ

 ③ 山笑ふ媼五人の登山靴・・・前日の16日 媼(おうな=老女)7人で高松山に登った。「おうなしちにん」とすると、これで7文字。これでは 3段切れ!と言われそうだ。「おうなごにんの」よし これで行こう~~!

へへへ プレバトのなっちゃん先生のおかげで 俳句が どんどん分かってきたぞ~~! へへへ

 

さてさて

 ① 読み手が 山菜のてんぷら旨し春はやる と読んでしまった。リフレインが台無しではないか

 ② 「大きな間違いが一つ!」 最初に注意を受ける え??なになに??「蕗味噌や」「せわしけり」。「や」 と 「けり」 断定表現の重なりは俳句では御法度!! これは俳句の基本中の基本!!  

きゃ~~~なっちゃん先生ゴメンナサ~イ・・・トホホ

 ③ 「この句も大問題がある!!」 ええ~~!?!? 自信作なのに~~ 三段切れにならないように考え、なか八にならないように7人を5人に変えて、工夫に工夫を重ねたはず~~なにがあ~~???

「山笑ふ」は春の季語。田舎に行っても 山に行っても そうだ 丹波にも行ったし~~今年の山は ほんとうにきれいだと どこに行っても うっとりとながめた。何もかも 花がいっぺんに咲き、それに加えて 芽吹きも 同時進行で駆け足でやってきた。

馬酔木(あせび)や山桜の新芽は赤いし、薄いきみどり、柔らかな白みがかったきみどりに 鮮やかな緑などなど・・・本当にみやびな山々の眺めを堪能した今年の春。

そこに媼が5人山に登ったのだよ。山に登ったという証拠として登山靴!!この一言を加えるだけで、状況がわかるではないか!!

 何がいけないの~~~??? ぷんぷん

 その登山靴がいけないんだよ!登山靴は夏の季語!! ジャンジャン! 

 きゃ~~~~~~~なっちゃん先生 重ね重ね ゴメンナサ~~イ!!

 

はい お待たせしました。

手直し句です。

 ① 山菜のてんぷら旨し春や春

 ② 蕗味噌や歳を重ねてなお忙し

 ③ 山笑ふ媼五人の背にリュック


3月句会

2018-03-24 | かきつばた会

やはり歳なのだろうか???

気持は焦っても 事は 一向に進まない・・・

やらなければ と 思うばっかりで 決断力が弱ってきたのか 事が 決まらない・・

3月は 年度末ということで 年に一度の 行事も重なってくる

とまあ~~

今回も 苦しい いいわけをして・・・

さてと 3月句会(20日) 兼題は 「水温む」

なのに 一向に考えていない私

迫って迫って ばたばたと 無理やり考える

 

すっかり 忘れていたけど15日が孫の卒園式だったらしく メールで写真が届いた。新しい服を買ってもらったんだな~と、見ていると、ピカピカの服に比べて履いてるシューズは薄汚れている。これをヒントに 考えて考えて~~~

 ① 袖縮み上靴崩れ卒業生・・・3月1日高校生が・・10日中学生たちが・・卒業式の日 我が家の前を華やかな雰囲気で登校していた。

 

封切初日に 映画「北の桜守り」を観に行った。小椋佳 作詞作曲 吉永小百合さんと阿部寛さんが歌ったうた。その歌の題名が・・・

「花、闌の時」 読み方が分からなかった。 だけど好きだった。映画に感動し、歌に魅せられ 題名に心を奪われた

闌=たけなわ どうしてもこの言葉を使って一句作りたいと思った

 ② 闌の花表札の亡父の書・・・花見の思い出は父との思い出 4月3日毎年お弁当を持って裏山に花見に行った。父自慢のコブシの大木がそこにあった。冬枯れの木々の中に、真っ白く、まるで灯りをともしたツリーのように 三角錐の形で 凛と立っていた一本のコブシの木。我が家の表札の文字は父の書です。  この句は7・5・5と呼んでください。闌の花 表札は亡父の書。

 

毎日決まって飲んでいる薬はないけれど、手放せない薬は沢山あります。頭痛持ちの鎮痛剤・繰り返す膀胱炎・眠れない時の入眠剤と安定剤・・・年々依存性が強まっているようで気になります。 春の季語と言えば、明るく希望が見えて暖かい感じですが、薬とのイメージに合う季語はないかと探して見つけました。

 ③ 朝一錠日課となりて比良八荒・・・「ひらはっこう」と読みます。琵琶湖周辺を吹き荒れる季節風のことで春の季語となっています。 

 

さてさて・・・

①・・・袖が縮むということは無いじゃろう~小さくなって短くなってるのじゃろ?? (はい、そうです) 服も靴もと言い過ぎるから難しいのだと思う

②闌の読み方?5・7・5のリズムは? でもまあ~説明をして何とか・・・

③比良八荒と言う季語 良く見つけた あっぱれ! とまでは 褒めてもらえませんでしたが・・・

 

 ① 上靴の汚れしままの卒業す

 ② 闌の花表札は亡父の書

 ③ 朝一錠日課となりて比良八荒

 

あああ~~やっと終わった3月は


2018年2月句会

2018-02-21 | かきつばた会

2月句会(20日)

兼題は「春に関すること」

俳句の世界では 春・夏・秋・冬・新年 そして 再び 春に戻ってくる

1月2月は 本当に寒く これでも春????

 

山に行き 自然を観察すると 

確かに確かに 山々の木々や そこら辺の野草まで・・・

立春を過ぎると

ひっそりと 芽吹きの準備に入っている わずかな変化に気づく

 

とはいえ 例年にない寒さで 雪の日も多くて・・・約束や 急用以外は 外出を控え 暖房した一室で 一日中過ごすことが多かった。

それにしても この部屋で 起きたこと 観たこと だけで 3句すべて作ったなんてねえ~~ 世間の狭いことこの上ない  へへへ

さて 講釈はこのあたりにして・・・

 ①句目 2月に入り この部屋で 妹と味噌をつくり、俳句仲間3人と再び作った。初めて味噌をつくったという先輩3名を迎え、しゃべりと笑いが絶えない時間を過ごしました。

 ②句目 雀たちへの 古米ふるまい!!年末 寒くなってきたころから 再開している。毎朝 きたよ~と知らせるがごとく鳴き しばらくすると 塀に並んで 私が古米をまくまで じっと辛抱強く待っている。この部屋から 毎朝 見る風景です。

 ③句目 羽生譲さんがフィギュアスケートで金メダル。藤井颯太5段が羽生さんに勝って最年少で6段に昇段という 若きエースたちの快挙のニュースが舞った!この嬉しいニュースを、この部屋で 観ていた。

 

というわけで 2月中旬 一室での 出来事俳句です

 ① 媼らの投げては笑ふ味噌の玉   (媼=おうな=老女)

 ② 定刻に塀に並ぶや雀の子  (今の時期はまん丸に羽を膨らました ふくらすずめ ですが、これは冬の季語。春の季語となる雀の子としました)

 ③ あふれんと春水のごと若き棋士   (羽生譲さんと藤井さん、二人の若い溢れんばかりのエネルギーを詠いたかった。しかし フィギュアスケートと将棋、二つを入れるのは出来ませんでした。春水=雪解けで水量が増えている様子)

 

 

三句とも 手直し無しというのは 入会(平成24年9月)以来 初めいてのこと!


1月句会

2018-01-17 | かきつばた会

16日 1月初句会 兼題は 正月に関するもの

前回の句会から ばたばた ばたばた 毎度のことですが ばたばた

気分も乗らず 当日の朝になって 考えに考える・・・・

 ① 元日や限界村に日の差して・・・薪くべて限界村で寝正月 古民家での年越し。我が家のほかに 年越しに帰ってくるものもいなくて・・・。凧揚げの風景も見られない古民家村。寝正月ではあまりにも寂しいので、「日の差して」と変えて、明るい希望を添えてみた。

 ② 小正月読経に添えて唱和せり・・・14日の叔父の法事。住職のお経の声に合わせて唱和。浄土真宗のお経です。住職の声とリズムがあまりにもきれいで、声を合わせながら歌を歌っているような気持ちよさが流れました。

 ③ 女正月ケーキ珈琲韓ドラマ・・・季語集を見ていると、1月半ばを、小正月といい、女性がほっとする時期で女正月ともいうらしい。そこで、私の女正月はと考えるとこうなりました!!

さてさて

①は、無事パス

②は、読経と唱和は同じ意味

③は、韓国ドラマというのはねえ~~!?

ということで

 ① 元日や限界村に日の差して

 ② 小正月和尚に合わせ読経せり

 ③ 女正月ケーキ珈琲骨休め

 

※ ②小正月美声につられ読経せり ③女正月は 女性の骨休めの意味も込められているので 韓ドラマの方が ちょっと好き。! 女正月チョコに饅頭DVD これもダメ??? まあ~私のは 俳句というより ことば遊びですね!


12月句会

2017-12-19 | かきつばた会

12月19日 

寒い日です。古民家はきっと雪で埋まってます。

さて 今月の句会!!

朝から 俳句の本を開いて ああでもない こうでもない・・・・

第九ひろしまが終わったばかりです。

どうしても一句作りたい!!

 ① 歓喜の歌うたいし冬の星一つ・・・17日第九の歓喜の歌を1832人の大合唱団で歌いました。毎年第九を歌った日、高揚した気分で、仲間たちと月の光を浴びて、車をとばして帰ります。しかし 今年は夜空を探せど、月は見当たりませんでした。再度 月を探して見上げると 雲間に一つ 星が輝いて見えました。

 ② 新年や肝に銘ずること多し・・・今年の第九指揮者の曽我大介氏が、とある寺に書かれていた言葉として紹介された「慣れれば腐る、深めれば実る」。その言葉を使って、「新年や慣れれば腐る肝に記す」 と、最初作りました。しかし 慣れれば腐る??てどういうこと!!!??? て言われそうな気がして、換えました。この歳になり、肝に銘じることばかり増えてきます。転ぶな・落ちるな・つまずくな!!

今月の兼題は 賀状に書ける句 です。

 ③ 三世代普段着のままお屠蘇かな・・・毎年古民家で新年を迎えますが、大晦日に遅くまでテレビを見ての元日。遅い時間、やっと全員そろってのお屠蘇。晴れ着どころか夜着のままでの、新年の挨拶となってしまいます。

 

さてさて・・・

①と③は、そのまま状況も伝わり 無事通過!!

問題は②です。

「肝に銘ずること」ってなに?もっと 具体性が欲しい。ちょっと考えんさい!

と、突き返されてしまいました!

具体的にといったって、「慣れれば腐る深めれば実る」と,そのまんま引用はできないし、「転ぶな・落ちるな・つまずくな」は俳句的?ではありません。

今朝本で見つけた季語「淑気(しゅくき)」=新春、四辺に満ちているめでたい気配。

そしてもう一つ「古希の春」・・・なんだか アラブの春 みたいでスマートさが無いなあ~~

あれやこれやと考えに考えて~~ やっと OKをもらいました。

 

以下 今月の決定句です。

 ① 歓喜の歌うたいし冬の星一つ

 ② 古希迎え新たな決意淑気かな

 ③ 三世代普段着のままお屠蘇かな

 

こうして、どうにか 今年 最後の句会は 終わりました。

みなさま どうぞ よいお年を!!


11月句会

2017-11-30 | かきつばた会

11月21日 句会

兼題 「小春日」

早いですねえ~~ もう11月も終ります。

 70代は 時速70㌔やでえ~~ そりゃあ早いわ! 今から もっともっと早くなるでえ~ 80代になってみいや~ 時速80㌔で 過ぎていくわ~!

こんなこと 誰かが 言ってましたよ!!

時速70キロで、過ぎていく・・・そりゃあ速いわ~~!!

 

 ① コンサート長蛇の列や火の恋し・・・大植英次クラシックコンサートに行ったときのことです。長い長い列が ぐにゃぐにゃと 蛇がとぐろを巻くように並んでいました。冬空の下です。火が恋しくなります。

 ② 茶の花や放棄地の石崩れをり・・・古民家の耕作放棄した段々畑。夏草が伸びたまま枯れています。草刈機で刈りこんでいくと、石垣に白いお茶の花が咲いていました。かつて先祖が大切に植えたお茶の木。猪が石垣を崩しています。

 ③ 小春日や老人ホームの皺笑ふ・・・コーラスひまわりで、老人ホームに行ったときのことです。一緒に歌い、ふれあい、笑い、涙を流し、1時間の交流はあっという間に過ぎていきました。

さてさて???

①火の恋しの「火」が季語になっているか??? どこかの本で「火の恋し」ということばが季語になっていたような~~でも確信が持てなくて却下!

③中8つまり「老人ホームの」は8文字だけど~~この場合は良しとする。

ということで 今回はわりとすんなり寝酒かな  なんてね!!

 

 ① 悴むや長蛇の列のコンサート

 ② 茶の花や放棄地の石崩れをり

 ③ 小春日や老人ホームの皺笑ふ

 

明日から12月ですねえ~~

12月といえば師走。 テレビ シブ5時で言ってました。

12月のことを「春待ち月」とも言うって。

次回は、この季語を使って 作ったら かっこいいかもね!