コーヂ 日々のあとさ記

管理人の趣味であるアコギとバイク、登山に限らず、日々のあんなことこんなことを気が向いたように書き散らすぐだぐだなブログ

マスオさん(1)

2005年06月14日 | 雑記
ココ最近、勝手にバカな事ばかり書いているが、今回は先日の日記で登場していただいたマスオさんについて書いてみたい。まさか「マスオさんって誰?」と聞いて来る人、いないよね?





家庭内地位というか家族的立場というか。そういう意味合いにおいて世間一般に

「姓が変わってなくて養子縁組もしてないけど、自分と家族がヨメさんの親とヨメの実家で同居」

というシチメンドクサイ状況説明を、ソフトかつ一言で理解していただくのに一役どころか二役も三役も役立っているのがマスオさんである。

麻雀なら立直で一役、七対子で二役、混一色で三役。合わせるとかなり高得点が期待できる立派な手。いやはや、誠にたいした御仁である。

僕の家庭内立場は、その立派なマスオさんに似ている。ちなみに僕が立派だ、ということではない。似ているのは立場のみである。

時として、僕自身もそのような説明をせねばならないような状況に遭遇した時、マスオさんを有効活用させていただいている。マスオさんがいる説明とマスオさんがいない説明とでは、説明直後の状況の差がタイヘン変わってくるのである。

例えば、先に書いた「姓が変わってないし~」のような通常説明を展開した場合。

対話相手の性格、また、おかれている環境によってはナニカシラのプレッシャーがかかることがあるようなのだ。もしかしたらその人自身、または周辺に僕のような人がいるのかもしれない。

そして、そういう人の反応は概ね

「あら、まあ、同居なのねタイヘンなのね戦いなのね」

という表情をする。まあ、タイヘンかどうかは当事者でなければ分からないのだが、得てしてそういうリアクションが返ってくることがほとんどで、そしてその後、ほんのちょっとだけ重い空気がもやもや~んとその場に漂う。つまり説明する側される側の双方にヘンな気遣いが交錯するのだ。ちょっとだけ。

そんな先方のお心遣いを避ける為、先に述べた方法を取らずに、最初からマスオさんを引き合いに出すのだ。

「僕はですねぇ、いわゆるマスオさんなんですよ。えへらえへら」

するとあら不思議。つられたように相手の反応も

「へぇ~、はぁ~、そ~なんですか。えへらえへら」

このようにマスオさんというキャラクターが醸(かも)し出す

「同居とは みながそれぞれお気遣い 表面的には 一家団欒」

的イメージを掘り起こすことによって、当事者双方が猫背リラックス状態のうちに、この説明と話題をスルーできるのである(ちょっと大げさだな。ま、いいか)。

さすがだ、マスオさん。えらいッ。あんたはえらいッ。放送開始から35年、同居の努力と社会的貢献に惜しみない賛称を送りたいッ、と心から思うのである。
コメント
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