コーヂ 日々のあとさ記

管理人の趣味であるアコギとバイク、登山に限らず、日々のあんなことこんなことを気が向いたように書き散らすぐだぐだなブログ

DNA(2)

2005年06月23日 | 家族
コーヂ行動パターン似の娘1号は小学3年生。

タイヘン生意気盛りの年頃である。

この娘1号は、機嫌がいい時は高い声を発生しつつ「お父さ~~~ん」とベタベタしてきたり「テスト、点がよかったよ~ん♪」などと自慢する。しかし、機嫌の悪い時は不穏なオーラをビシバシと発生させ、「モウ、お父さんはアッチ行ってよね!」と邪険にされたり「テスト? ハァ? なにそれ」などととぼけまくる。

正に「天使と悪魔」または「玉緒と青木さやか」が同居しているかのような、せめぎあいの性格である。同じ2種合体の類では『アシュラ男爵』というキャラがいるが、意思統合されているだけ彼&彼女のほうがマシである。

機嫌が悪い1号は周囲を威圧する。

つい、うかつにも、いつものように「早く風呂入れよ!」と行動の催促をしようものなら、目の前の机をバンと叩き、ギロロッと僕を刺すように睨んで「わかっとるわーッ!」と叫びつつ、ドンドンと床を踏み鳴らして風呂に向かうのである。ゴジラだ。キングジョーだ。レッドキングだ。コワイ。恐すぎる。

僕とヨメと2号は恐怖のどん底に叩き落とされて、チワワのようにガクガクブルブルと怯えるしかない。サマワに向かう自衛隊だって、アレほど闘気はないだろう。瞬間、1号の顔がラオウに見えたりする。

そんな1号は毎日、宿題を持って帰ってくる。たいていは国語と算数の2種類である。

一応、1号は標準的日本人なので、国語は突出して良くはないが心配するほど悪くもない。しかしながら算数が滅法弱い。1号本人もかなり苦手意識があるようだ。実はコーヂも算数はかなり弱かった。

1号がどのくらい算数が弱いかというと、今、問題をすったもんだとやっとの想いで解いたところで。

風呂に入り、体を洗い、頭を洗い、風呂から出て、さっきと全く同じ問題をやらせてみると解けないくらい弱い。多分、頭を洗っている時に泡といっしょに解き方も流れていってしまうのだろう。メモリー少なすぎである。

僕はあまりの出来なさについ




「おまえはハクション大魔王かッ」




と突っ込みたくなるのだが、1号にそんな事を言うと ががーん とショックを受けるどころか「ハクション」+「大魔王」という遊びチックな単語に激しく反応し

「ナニナニ?それってナンナノ?」

とあらぬ方向へ思考回路が転換してしまうので気を付けねばならない。
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DNA(1)

2005年06月23日 | 家族
我が家には2人の娘がいる。当HPをご贔屓下さっている皆様には周知の事実である。

娘1号はコーヂに、2号はヨメによく似ている。似ていると言っても容姿ではなく行動パターンというか、クセというか。

「親子なんだから当たり前」 と言えばしごくごもっとも。

だがその似ているぶりは生活を共にする間柄の肉親とて驚きを禁じえない場合もある。とりあえず僕と1号をA班。ヨメと2号をB班として話を続けよう。

先日、日記に書いた2号のB班から共通項をさらっと上げてみる。
1.朝の起床時、くしゃみを3連発
2.隙あらばどこでも寝る
3.就寝中のいびきがクリソツ
4.寝相、悪すぎ。体位が不自然

実はこれ以外にもかなりあるのだが、全項目を上げていると今月の日記がこの話題だけで終わってしまうので、無意識の癖をメインに上げてみた。

まずはくしゃみ3連発。

B班2名とも1発では終わらない。時には4~5連発の場合もある。B班2名は1年を通してほぼ毎朝3発を炸裂させている。ご近所の目覚まし代わりになっているのではないかと思えるほどの大音響である。だが、A班2名は朝にくしゃみという体験がほとんどない。ましてや3連発などありえない。

ちなみにヨメは結婚前、こんな大音量のくしゃみではなかったのだが…。

どこでも寝るについて。

さっきまで話をしていたのに、ふと気が付くとアッチの世界。おやすみ3秒はB班の得意技である。A班2名はなぜか寝つきが悪いので、寝付けるまでもんもんとしている。

いびきについて。

A班はよほど疲れないと出ないのに、B班は毎日の日課のように重低音のデュエットを奏でている。前記した寝つきの悪いA班は、このB班の2人のいびきにはいつも悩まされている。

まあ、いびきはいい。疲れているとすればガマンもしよう。だがしかし、せめて音量を抑えれんのか。この重低音の周波数に、電源はドコだ? ボリュームのツマミはないのかッ? んもうウーハー自体を壊したいッ! と毎晩イライラしているA班である。

寝相、悪すぎについて。

えてして子供は寝相が悪い。それは分かる。確かに2号もかなり悪い。ふとんに逆さ寝は言うに及ばず、ゴロゴロとふとん上を徘徊し、川の字(実際は||||の字)で寝ている僕を乗り越えることなど造作もない。

もちろんA班も睡眠時の動き自体はあるのだろうが、たいへん大人しく正しい位置・姿勢で寝ているので、なおさらその差を実感するのである。

だが本当に特筆すべきは、ヨメの就寝体位である。(これがネットに上がってるとバレたら怒るだろうなぁ)

本人曰く、「しっくりくる」体位らしいが、その不自然ぶりは常識的に考えても無理がある。逆にその体位で寝ろと申し付けられたとしたら、不条理な事この上ないと誰もが考えるだろう。

説明しよう。まず、通常の仰向けから

イ)右足はまっすぐで左足を曲げ、4の字に
ロ)若干腰を左へ移動
ハ)右腕は体に密着のまま
ニ)頭は右へ倒す。右肩に右耳が付くように
ホ)左腕は右耳タブをつまむように。財津一郎のキビシー!のポーズが見本。

全体的には総じて、イヤミの「シェーッ」に近い体位である。

僕が知る限り、ヨメはこんなポーズの寝かたを既に10年は遂行している。実は結婚前からコノポーズで寝ているという話であるからして、その歳月は推して知るべしである。

睡眠途中で多少、寝相は変わるのだろうが、その逆もあるようだ。

子供とヨメが寝たあとで明日の朝ごはんのコメを研ぎ、僕が寝る時に頭をまっすぐに直してやっても数秒後には無意識で首を右へガクッと曲げる。口をぱかーんと開けてグオオオオォォォと低く唸るその様。

その姿を見るに付け





「…コノ物体は、オレのヨメなのか…」





と後悔の海へ航海に出そうになる。

然るにヨメはよく「腰が痛い」だの「肩が痛い」だのと言う。

「あたしゃ毎日仕事に家庭に頑張っているのよ。はぁ~、エライエライ(名古屋弁で疲れたという意味)」

と言いたげだが、整体へ行ったところ 『寝かたに問題あり』 と烙印を押されて帰ってきたほどである。

かように、この娘2人は、我々夫妻のDNAを「混ぜて」と言うより、それぞれが明確に受け継いでいることを日々の生活の中で確認できる。

分かり安すぎるぞ。
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