今回初めて夏の勉強会に参加させていただきました。
初勉強会で扱った作品は、太宰治の「走れメロス」です。
今までの例会とは違い作品の読みを深めるのではなく、先行論の要約と批評をしました。
今回僕が担当した論文は、高山裕行・「走れメロス」を読む―「人間不信」をめぐって―、です。
論文の内容を要約すると、太宰治が抱いていた「人間不信」という観点から作品を読むと何がわかるのかという趣旨であるとしています。
そして、この作品は一見表面的には明るく美談と化しているが、「人間不信」という観点から読めば表面的な明るさの奥に暗さが垣間見える作品であると結論付けています。
勉強会では、この論文の著者が論を展開するにあたって太宰治の身辺の出来事を作品に当てはめすぎではないか、というような意見が出ていました。
作家が作品を書いた背景も重要ではあるけれど、作品単体の読みを深めることも重要なんだな~、と皆さんの意見を聞いて学べたような気がします。
勉強会に参加して今まで以上に感じたのですが、皆さんの意見が鋭いので思わず感心してしまいました。
いずれ僕もハイレベルな討論ができるようにもっと頑張っていきたいと思います!
一年 松尾
初勉強会で扱った作品は、太宰治の「走れメロス」です。
今までの例会とは違い作品の読みを深めるのではなく、先行論の要約と批評をしました。
今回僕が担当した論文は、高山裕行・「走れメロス」を読む―「人間不信」をめぐって―、です。
論文の内容を要約すると、太宰治が抱いていた「人間不信」という観点から作品を読むと何がわかるのかという趣旨であるとしています。
そして、この作品は一見表面的には明るく美談と化しているが、「人間不信」という観点から読めば表面的な明るさの奥に暗さが垣間見える作品であると結論付けています。
勉強会では、この論文の著者が論を展開するにあたって太宰治の身辺の出来事を作品に当てはめすぎではないか、というような意見が出ていました。
作家が作品を書いた背景も重要ではあるけれど、作品単体の読みを深めることも重要なんだな~、と皆さんの意見を聞いて学べたような気がします。
勉強会に参加して今まで以上に感じたのですが、皆さんの意見が鋭いので思わず感心してしまいました。
いずれ僕もハイレベルな討論ができるようにもっと頑張っていきたいと思います!
一年 松尾
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