近研ブログ

國學院大學近代日本文学研究会のブログです。
会の様子や文学的な話題をお届けします。

伊香保合宿 感想

2012-03-15 17:44:57 | Weblog
ご参加くださった皆様、合宿おつかれ様でした。

私は今回も合宿委員の一人として参加させていただいたのですが、まず不備の目立つ合宿となってしまったことをお詫び申し上げます。また、それにつきまして先生方や先輩方から多くのご心配やフォロー、ご指導をいただきました。大変申し訳なく思うと同時に、皆様のあたたかさに触れ、感謝の気持ちでいっぱいです。ご指導いただいたことは夏合宿で改めていきたいと思います。お世話になり、ありがとうございました。


おおまかに感想を述べたいと思います。
1日目、電車の遅延を心配しすぎて集合場所に40分も前に到着してしまいました。緊張と高揚でなかなか時間が過ぎないことに焦れて、合宿が始まる前なのに少し疲れてしまったことを覚えています。何をやっているんだ!という感じですかね。今思うと心配性にもほどがある気がします。

伊香保に到着後は、徳富蘆花記念文学館と伊香保石段街周辺を巡りました。
途中から雨が雪になったのですが、薄く雪に覆われた石段街はひっそりとしていて、じんわり感じ入るような深い味わいがありました。傘を持つ手の痛さをどこか遠くで感じながら、下から石段を見上げたときの光景はいつまでも心に残って忘れないと思います。

夕食後、谷崎潤一郎『秘密』の読書会がありました。秘密というもののもつ性質の見直しや、「私」の女装、構造などの面から意見がでました。私はまだ一部分にこだわってしまいがちで、全体を通して作品を読めていないことを再認識させられました。精進します!

2日目の朝、旅館の窓から外を見ると、降り続いた雪に一面が真っ白でした。窓を開けて外の空気を吸うと、ひんやりした清い空気が流れ込んできて気持ちよかったです。
朝食の後は竹久夢二伊香保記念館や水沢寺、ハルナグラスなどに行きました。竹久夢二伊香保記念館は夢二の作品のほか、明治時代のガラスや古いオルゴールなどの展示もありました。普段いる都会とは違い、落ち着いた素敵な雰囲気でした。


今回、無事に合宿が終えられたことを心から嬉しく思います。
ご参加くださった皆様、本当におつかれ様でした。

1年 今井

伊香保合宿を終えて

2012-03-11 22:14:00 | Weblog
出発は生憎の空模様。
もうすぐ卒業を迎える僕の最後の合宿が雨とはついてないなぁ。
そんなことを思いながら石段を上り、天気が良ければ伊香保の街が眺望できたのに残念だと空を見上げると、冷たい雨が白く色づき、傘に微かな重みが・・・。
そして瞬く間に雪は積もり始め、空が闇に包まれる前には石段街は雪化粧をまとい、一転して風情ある景色が広がりました。
そして二日目は雪降る街の中を観光し、雪景色が可もなく不可もない伊香保を印象深いものにしてくれたのです。
そんなこんなで僕は3月9日、10日を過ごしたのですが、昨年の今頃を思い返してみると、楽しく合宿を行えることが奇跡だと思いますし、本当に感謝すべきことだと感じます。
今回の合宿を最後に僕は卒業しますが、今後も近研で楽しく合宿がずっと続けられるよう願っています。