皆様こんばんは、いしがみです!
6月27日に行った坂口安吾「桜の森の満開の下」の発表について記載します。
発表者は岡野さんと藤野くん、司会はT先輩です。
同時代評では文体についての説明が挙げてあり、先行論ではキーワードや最後の作者による説明について触れてある論が記載されています。
本文分析では、桜の定義や女に着目した分析や、女の美しさに惹かれた男の分析や、桜と女との類似や、男の在り様、怖れ、男の孤独、首遊び、空が落ちてくる場面や、嘘、鬼、男のふるさとなどについて分析をなさっていました。
まとめと致しましては、女は桜の森の満開の下であり、美であり、都であり、鬼であり、観念的な存在だ。男と女では重なる部分を持ちながらも、対立する価値観を持っている。不変的なものと流動的なものの対比となっている。結末はあまりにも救いようのないものに見える。とのことでした!!
ご質問頂いた内容と致しましては資料内容の確認が一番多かったです。書式や誤字脱字が少々目立ちました。その他のご質問は、「美については先行論で人工美というものも言われていますがそれについてはどう思っていますか」「本文3、4は、愛を知ったことで変わるということですか」「本文7の尽くすのが当たり前とは、もっと前からそのような表現があるのですがこの部分が契機だと思ったのですか」「本文3の女の美しさは不安や恐怖によってということでしょうか」「P362とP361などの苦しみについてはどう思いますか」「男、女はどういう存在ですか」などでした。
ご意見、アドバイスについても資料内容についてのアドバイスが多かったです。
「ラストの男と女が花びらになってしまうところは桜が首遊びをしているように思える、P355で桜に固執していることや、登場人物に名前がないのは桜に名前がないように桜から見て人間にも名前をつけないのではと思いました」「初出初刊は後書きも含めてきちんと見た方が良いですし年号があっているかなども確認しましょう。先行論ではこうだという答えは危険。先行研究は大事な所に傍線を引く。同じ人の論は一つにまとめる。論のタイトルをまず載せる。」「女が鬼になったという解釈は男が要所要所桜に戻り、男は女を狂人のように思う部分があるから。鬼のような場で会う女をどうとらえていますか」「二人にとって鬼は残虐なものですか、鬼はみにくいし残虐だけど女は美しさもある、美しさや優しさを見たから残虐や不安感というものを見たほうが良い」などでした。丁寧なご助言、ありがとうございます!
はじめての発表で読み解きの難しい作品でしたので大変だったと思います、発表者のお二人、お疲れ様でした!
来週の発表は芥川龍之介さんの「杜子春」です。
それでは失礼致します。
6月27日に行った坂口安吾「桜の森の満開の下」の発表について記載します。
発表者は岡野さんと藤野くん、司会はT先輩です。
同時代評では文体についての説明が挙げてあり、先行論ではキーワードや最後の作者による説明について触れてある論が記載されています。
本文分析では、桜の定義や女に着目した分析や、女の美しさに惹かれた男の分析や、桜と女との類似や、男の在り様、怖れ、男の孤独、首遊び、空が落ちてくる場面や、嘘、鬼、男のふるさとなどについて分析をなさっていました。
まとめと致しましては、女は桜の森の満開の下であり、美であり、都であり、鬼であり、観念的な存在だ。男と女では重なる部分を持ちながらも、対立する価値観を持っている。不変的なものと流動的なものの対比となっている。結末はあまりにも救いようのないものに見える。とのことでした!!
ご質問頂いた内容と致しましては資料内容の確認が一番多かったです。書式や誤字脱字が少々目立ちました。その他のご質問は、「美については先行論で人工美というものも言われていますがそれについてはどう思っていますか」「本文3、4は、愛を知ったことで変わるということですか」「本文7の尽くすのが当たり前とは、もっと前からそのような表現があるのですがこの部分が契機だと思ったのですか」「本文3の女の美しさは不安や恐怖によってということでしょうか」「P362とP361などの苦しみについてはどう思いますか」「男、女はどういう存在ですか」などでした。
ご意見、アドバイスについても資料内容についてのアドバイスが多かったです。
「ラストの男と女が花びらになってしまうところは桜が首遊びをしているように思える、P355で桜に固執していることや、登場人物に名前がないのは桜に名前がないように桜から見て人間にも名前をつけないのではと思いました」「初出初刊は後書きも含めてきちんと見た方が良いですし年号があっているかなども確認しましょう。先行論ではこうだという答えは危険。先行研究は大事な所に傍線を引く。同じ人の論は一つにまとめる。論のタイトルをまず載せる。」「女が鬼になったという解釈は男が要所要所桜に戻り、男は女を狂人のように思う部分があるから。鬼のような場で会う女をどうとらえていますか」「二人にとって鬼は残虐なものですか、鬼はみにくいし残虐だけど女は美しさもある、美しさや優しさを見たから残虐や不安感というものを見たほうが良い」などでした。丁寧なご助言、ありがとうございます!
はじめての発表で読み解きの難しい作品でしたので大変だったと思います、発表者のお二人、お疲れ様でした!
来週の発表は芥川龍之介さんの「杜子春」です。
それでは失礼致します。