8月の頭に長野県へ合宿に行ってきました。
長野には昔家族でよく軽井沢にスキーをしに行っていましたが、軽井沢以外はほとんど行ったことがなかったので中々新鮮でした!
1日目
長野県へは新宿から新幹線で向かいました。
新幹線の中で信玄餅アイスというものを食べました。
溶けはじめてからの黒蜜とアイスの相性が抜群でした!
合宿の始まりとして幸先が良かったです。
天気予報では雨の予定だったのですが、上諏訪駅に到着したときにはさっぱり晴れていたので運がよかったです。
ただ長野はどこも避暑地だと思っていて、涼しいのだと思っていたので、予想より気温が高くてちょっとがっかりしました。
そのあと荷物を預けに宿へ行きました。
民宿は入り込んだ造りで迷いそうでした。
部屋も番号ではなく、部屋それぞれに名前が付けられていてとても個性的だと思いました。
上諏訪に着いて最初に見学したところは高島城です!
城といっても昔の状態で残っているわけではなく、後から建て直したもので、天守内部は資料館になっています。
そのため塀の中は公園になっていたり、現代アートっぽい石が置いてあったりしました。
天守に入ると館内の人が、この城のことなどについて説明してくださいました。
この城は諏訪湖の近くにあり、さらに諏訪湖へ流れる川という天然の要害に囲まれているので、難攻不落の城だったようです。
また、諏訪湖を挟んで城を見ると、湖の上に浮いているように見えるので、「浮城」ともいわれていたみたいです。
中々すごい城なのでコンクリートで再建されたのがちょっと残念です。
ただ天守の上層部から見える諏訪湖の景色はとても良かったです!
高島城を見学した後は昼食をいただきました。
ワカサギ入りのお弁当で、さらに刺身や天ぷらが入っていて、豪華で美味しかったです!
昼食後は諏訪市美術館に行きました。
常設展示の彫刻が不気味で、圧迫感がありました。
その後諏訪湖へ向かい、おやこはくちょう丸という遊覧船に乗りました。
風が気持ち良かったです。
はくちょう丸から見た諏訪湖は予想より緑色で、濁っていました。
魚が良く育ちそうな気がしました。
諏訪湖をあとにし、民宿へ帰ってから夕食をいただきました。
焼き魚が美味しかったです!
夕食後には諏訪湖で行われた花火大会に行きました。
花火大会はこの時期になると毎日行われているそうです。
距離が近かったので、かなり迫力があってすばらしかったです!
(余談ながら、浴衣を着て羽織っぽいのを着た姿が紋付き袴を着ているように見えたので「殿」というあだ名をいただきました)
花火を堪能した後、いよいよ1日目の読書会がはじまりました。
初日は堀辰雄の「燃ゆる頬」です。
主人公である私と魚住と三枝との関係についての意見が多かったように思います。
岡崎先生によると、この作品は三角関係という人間関係の根本を追求したものである、とのことでした。
また、同性だけの人間関係の中でも男性役と女性役を求めるようになる、というのは中々興味深かったです。
2日目
この日は一旦上諏訪を離れ、松本へ向かいました。
最初に訪れたのは、松本城です!
さすが国宝に指定されているだけあって、城内に入る前から凄まじいオーラを放っていたような気がしました。
城内に入り少し進んでいくと、なんと広場で甲冑を着たお兄さんがいました!
どうやら松本城の天守をバックに観光客と記念撮影をしていたようです。
僕もさっそく記念撮影しようと思い、写真を撮る係の人に頼んだのですが、タイミングよく携帯の充電が切れてあえなく断念しました…。
非常にがっかりしました。
直前まで門や城全体は撮れていたので、あのタイミングでのバッテリー切れはショックでした。
そんなことがあった後、国宝に指定されている天守に登りました。
天守は当時のものがほぼそのまま現存しているようなので、階段も敵が入って来にくいように急勾配になっていました。
当時のまま残っている天守に入ったのは初めてなので、中々圧巻でした!
次に見学したのは、旧開智学校です。
なんでも明治期に造られた小学校らしいです。
小学校のわりに結構凝った装飾がされていて、天井の模様などもかなり作り込まれていました。
その後、昼食をいただきました。
この日はざるそばでした。
そばは当然美味しかったのですが、それより店内はクーラーがついていたのですごくありがたかったです。
昼食後は旧松本高等学校を見学しました。
ここは現在でも集会所として使われているらしく、見学しているときにオカリナの音が聞こえたりして風情がありました。
旧松本高等学校を見学し終えた後は前日と同じ民宿に帰りました。
この日は夕食の前に「千人風呂」と呼ばれる温泉に入ってきました!
名前の通りかなり広い風呂で、立って浸かれるぐらい深かったです。
民宿に帰った後、夕食をいただきました。
この日の夕食はすき焼きでした!
やっぱり肉は美味しかったです。
そして夕食後に2回目の読書会がはじまりました。
2日目は森鴎外の「蛇」です。
今回の読書会では、新しい価値観の象徴である妻と古い価値観の象徴であるご隠居との確執についてや、新しい価値観を持つ人々には拠り所となる精神的基盤がないことについて、議論がなされていたと思います。
妻とご隠居の確執は、妻が昔の思想を完全に否定していることが原因で起こったのであり、ご隠居との関係を悪化させながら発展させたことが失敗であった、ということらしいです。
3日目
いよいよ合宿の最終日になりました。
この日は3時間ほど電車で移動して小諸へ向かいました。
疲れていたのか移動中ほとんど眠ってました。
小諸に到着したときはもう午後になっていたので、まず昼食をいただきました。
この日のメニューは、郷土料理のおにかけうどんというものでした。
色々な具材が入っていてとても美味しかったです!
それから、懐古園に行きました。
ここは昔武田信玄の城があった場所で、現在は城跡や動物園などがあります。
園内では弓道の公開練習を見たり、草笛師匠(名前は忘れましたが戦前の方だったと思います)が演奏した童謡の録音を聞けたりできました。
別料金なので行かなかったのですが、あの「男はつらいよ」の寅さんの記念館もありました。
時間とお金があれば行ってみたかったです。
懐古園の次には、高浜虚子記念館に行きました。
記念館は住宅街の中にあり、高浜虚子の住んでいた家が綺麗に残っていて、中々良かったです。
この後、自由時間で小諸駅周辺を散策しました。
この日はお祭りだったらしく浴衣の人が多かったです。
色んな所を散策していると、なにやら道路の真ん中に和太鼓が並べられている光景が見えてきました。
どうやらちょうど和太鼓の演奏が行われるようでした。
路上で行われた和太鼓の演奏は、音に迫力があってかっこよかったです!
今回の合宿は初めて合宿委員として参加しましたが、雨も降らなかったのでとても良い旅になったと思います!
本当に皆さんお疲れさまでした!
2年 殿 (松尾)
長野には昔家族でよく軽井沢にスキーをしに行っていましたが、軽井沢以外はほとんど行ったことがなかったので中々新鮮でした!
1日目
長野県へは新宿から新幹線で向かいました。
新幹線の中で信玄餅アイスというものを食べました。
溶けはじめてからの黒蜜とアイスの相性が抜群でした!
合宿の始まりとして幸先が良かったです。
天気予報では雨の予定だったのですが、上諏訪駅に到着したときにはさっぱり晴れていたので運がよかったです。
ただ長野はどこも避暑地だと思っていて、涼しいのだと思っていたので、予想より気温が高くてちょっとがっかりしました。
そのあと荷物を預けに宿へ行きました。
民宿は入り込んだ造りで迷いそうでした。
部屋も番号ではなく、部屋それぞれに名前が付けられていてとても個性的だと思いました。
上諏訪に着いて最初に見学したところは高島城です!
城といっても昔の状態で残っているわけではなく、後から建て直したもので、天守内部は資料館になっています。
そのため塀の中は公園になっていたり、現代アートっぽい石が置いてあったりしました。
天守に入ると館内の人が、この城のことなどについて説明してくださいました。
この城は諏訪湖の近くにあり、さらに諏訪湖へ流れる川という天然の要害に囲まれているので、難攻不落の城だったようです。
また、諏訪湖を挟んで城を見ると、湖の上に浮いているように見えるので、「浮城」ともいわれていたみたいです。
中々すごい城なのでコンクリートで再建されたのがちょっと残念です。
ただ天守の上層部から見える諏訪湖の景色はとても良かったです!
高島城を見学した後は昼食をいただきました。
ワカサギ入りのお弁当で、さらに刺身や天ぷらが入っていて、豪華で美味しかったです!
昼食後は諏訪市美術館に行きました。
常設展示の彫刻が不気味で、圧迫感がありました。
その後諏訪湖へ向かい、おやこはくちょう丸という遊覧船に乗りました。
風が気持ち良かったです。
はくちょう丸から見た諏訪湖は予想より緑色で、濁っていました。
魚が良く育ちそうな気がしました。
諏訪湖をあとにし、民宿へ帰ってから夕食をいただきました。
焼き魚が美味しかったです!
夕食後には諏訪湖で行われた花火大会に行きました。
花火大会はこの時期になると毎日行われているそうです。
距離が近かったので、かなり迫力があってすばらしかったです!
(余談ながら、浴衣を着て羽織っぽいのを着た姿が紋付き袴を着ているように見えたので「殿」というあだ名をいただきました)
花火を堪能した後、いよいよ1日目の読書会がはじまりました。
初日は堀辰雄の「燃ゆる頬」です。
主人公である私と魚住と三枝との関係についての意見が多かったように思います。
岡崎先生によると、この作品は三角関係という人間関係の根本を追求したものである、とのことでした。
また、同性だけの人間関係の中でも男性役と女性役を求めるようになる、というのは中々興味深かったです。
2日目
この日は一旦上諏訪を離れ、松本へ向かいました。
最初に訪れたのは、松本城です!
さすが国宝に指定されているだけあって、城内に入る前から凄まじいオーラを放っていたような気がしました。
城内に入り少し進んでいくと、なんと広場で甲冑を着たお兄さんがいました!
どうやら松本城の天守をバックに観光客と記念撮影をしていたようです。
僕もさっそく記念撮影しようと思い、写真を撮る係の人に頼んだのですが、タイミングよく携帯の充電が切れてあえなく断念しました…。
非常にがっかりしました。
直前まで門や城全体は撮れていたので、あのタイミングでのバッテリー切れはショックでした。
そんなことがあった後、国宝に指定されている天守に登りました。
天守は当時のものがほぼそのまま現存しているようなので、階段も敵が入って来にくいように急勾配になっていました。
当時のまま残っている天守に入ったのは初めてなので、中々圧巻でした!
次に見学したのは、旧開智学校です。
なんでも明治期に造られた小学校らしいです。
小学校のわりに結構凝った装飾がされていて、天井の模様などもかなり作り込まれていました。
その後、昼食をいただきました。
この日はざるそばでした。
そばは当然美味しかったのですが、それより店内はクーラーがついていたのですごくありがたかったです。
昼食後は旧松本高等学校を見学しました。
ここは現在でも集会所として使われているらしく、見学しているときにオカリナの音が聞こえたりして風情がありました。
旧松本高等学校を見学し終えた後は前日と同じ民宿に帰りました。
この日は夕食の前に「千人風呂」と呼ばれる温泉に入ってきました!
名前の通りかなり広い風呂で、立って浸かれるぐらい深かったです。
民宿に帰った後、夕食をいただきました。
この日の夕食はすき焼きでした!
やっぱり肉は美味しかったです。
そして夕食後に2回目の読書会がはじまりました。
2日目は森鴎外の「蛇」です。
今回の読書会では、新しい価値観の象徴である妻と古い価値観の象徴であるご隠居との確執についてや、新しい価値観を持つ人々には拠り所となる精神的基盤がないことについて、議論がなされていたと思います。
妻とご隠居の確執は、妻が昔の思想を完全に否定していることが原因で起こったのであり、ご隠居との関係を悪化させながら発展させたことが失敗であった、ということらしいです。
3日目
いよいよ合宿の最終日になりました。
この日は3時間ほど電車で移動して小諸へ向かいました。
疲れていたのか移動中ほとんど眠ってました。
小諸に到着したときはもう午後になっていたので、まず昼食をいただきました。
この日のメニューは、郷土料理のおにかけうどんというものでした。
色々な具材が入っていてとても美味しかったです!
それから、懐古園に行きました。
ここは昔武田信玄の城があった場所で、現在は城跡や動物園などがあります。
園内では弓道の公開練習を見たり、草笛師匠(名前は忘れましたが戦前の方だったと思います)が演奏した童謡の録音を聞けたりできました。
別料金なので行かなかったのですが、あの「男はつらいよ」の寅さんの記念館もありました。
時間とお金があれば行ってみたかったです。
懐古園の次には、高浜虚子記念館に行きました。
記念館は住宅街の中にあり、高浜虚子の住んでいた家が綺麗に残っていて、中々良かったです。
この後、自由時間で小諸駅周辺を散策しました。
この日はお祭りだったらしく浴衣の人が多かったです。
色んな所を散策していると、なにやら道路の真ん中に和太鼓が並べられている光景が見えてきました。
どうやらちょうど和太鼓の演奏が行われるようでした。
路上で行われた和太鼓の演奏は、音に迫力があってかっこよかったです!
今回の合宿は初めて合宿委員として参加しましたが、雨も降らなかったのでとても良い旅になったと思います!
本当に皆さんお疲れさまでした!
2年 殿 (松尾)