2009年12月15日に初飛行したボーイング787の初号機(ZA001/N787BA)が本日午後、
久しぶりの長旅を終えて無事、セントレアに到着しました。
空港では川上 博・中部国際空港株式会社社長をはじめ多くの関係者が
ボーイング社からの“大きなプレゼント”を出迎えました。
空港内も至る所に「Welcome ZA001」の垂れ幕が掲げられたり
パイロットのトークショーにも大勢の観客が詰めかけたりと
空港のみならず、地域をあげての歓迎ぶりが印象的でした。
今回のフェリーフライトで操縦を担当したのは、同機の初飛行時と同じコンビの
ランディ・ネビル機長(機長席)とマイク・キャリカー機長(コパイ席)で、
さらに初飛行時にチェイス機を操縦していたクレイグ・ボンベン機長が
2人目のコパイロットとして彼らを補佐するという豪華なメンバーでした。
右からネビル、キャリカー、ボンベン各機長。
大いに盛り上がったフェリーパイロットのトークショー。
駐機場所の28番スポットはスカイデッキからでもこのように見え、
また柵外からも遠望できるようです。
ところで取材中、空港に駆け付けた熱狂的ボーイングファンを見つけました。
星条旗を手に、787とクルーらに一生懸命サインを送っているようです。
種を明かせば、彼らはZA001最後のタキシングを誘導するという栄誉を担った
ボーイング社のジョディ・ラスコム氏(上から2番目の写真中央)のファミリー。
甥っ子のめい君はTシャツにクルー全員からサインをもらい
報道陣や787ファンの熱い視線を集めていました。チョーうらやましい~!
ラスコム氏はZA001に先駆けて日本人の奥様と来日し到着に備えていたそうで、
こうしたことからも今回の寄贈がボーイング社にとっても、
特別な意味を持つ一大イベントだったことが分かります。
なお、7月7日には1500時から同機の贈呈記念式典が予定されており
契約書へのサインや鍵の贈呈などが27および28番スポットで行なわれます。