6月5日、東京都下米空軍横田基地で在日米軍司令官兼第5航空軍司令官の交替式があり
サルバトーレ・アンジェレラ中将に替わり、ジョン・ドーラン中将が就任しました。
アンジェレラ中将も今回着任したドーラン中将も、三沢に勤務経験のあるF-16パイロット。
そのため5AF(第5航空軍)司令官機に指定されているのも、35FWのF-16Cです。
ちなみにドーラン中将、マニアックな方は名前を憶えているかもしれませんが、
1992年1月23日、トランスパックのために三沢を飛び立ったF-16が太平洋上1,200kmで
機体トラブルにより墜落、パイロットが海上自衛隊第71航空隊のUS-1Aに救出された
事故がありましたが、その当事者であり、今日の式典には救難機の機長を務めていた
貴田氏も出席していました。
また、ゲストスピーカーはPACAF(太平洋航空軍)司令官のローリ・ロビンソン大将。
ロビンソン大将は女性初のPACAF司令官と、見どころの多い式典でした。
そして会場となったハンガーの外には在日米軍の航空機が駐機され、そのなかには
沖縄から飛来したF-15CやMV-22Bもありました。
さらに、在日米4軍の最高指揮官の交替式ということで、音楽隊も4軍からの選抜メンバーで
構成されていたのも、非常に興味深い光景でした。