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航空専門誌の文林堂『航空ファン』&『世界の傑作機』公式ブログ

世界の傑作機No.166は明日発売です

2015-03-29 12:29:47 | BLOG×記事

ツポレフTu-128 “フィドラー”。
50代以降の飛行機ファンの方々にとって
この名称は一種独特な感慨をもって
受け入れられるのではないでしょうか。
ミグやスホーイの戦闘機、そして
同じツポレフでも“ベア”や“バジャー”など
西側の目に触れる機会の多かった
これらの機材に比べると、本機は
ほとんどメディアで紹介されることもなく、
たまにソ連国営通信が配信する写真は
粒子が粗くボケボケで、それがいっそう
ミステリアス度に拍車をかけていました。
そのくせ、そこに写っている機体は
鋭く尖った機首に深い後退角をもつ主翼、
ショックコーンを備えるエアインテイクに
エリアルールを用いたと思しき流麗な胴体と、
高性能な匂いをプンプンと放っており、
本機への興味はかき立てられるばかりだったのです。

そしてソ連崩壊からほぼ四半世紀のときを経て、
ついに『世界の傑作機』シリーズにTu-128が加わります。
本書のページをめくるたび、その昔航空雑誌の
「ソ連軍用機」特集を夢中で読んだころの
懐旧の念がきっと思い起こされることでしょう。
一方、50代以前の若い方々にとっても
当時のソ連防空戦闘機の用兵思想を知るうえで
新たな発見があること間違いなし。
全国老若男女の読者の皆さん、この機会に
ソ連の隠れた名機フィドラーを特集した本号を
ぜひご購読くださいますようお願いいたします。

↓ 毎号恒例となりました佐竹先生のボツカバーイラスト特集です

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4 コメント

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ベアメタルの機体 (スキンミラー)
2015-03-29 15:40:33
うーん、ベアメタルの機体は空の映り込みが美しく今号も楽しみ。

おなじみのドローイング公開ですが、墨版の効果を考えると自分はB案がいいと思います。
プラモのボックスアート集はありますが、表紙の画集というのは今の所見たことがないので是非ご検討を。
返信する
編集部より (編集部)
2015-03-30 12:12:22
> スキンミラー さん
いつも弊誌のご購読ありがとうございます。
たしかに「B案」も迫力があっていいですね。Tu-128の胴体形状がよくわかるアングルだと思います。

画集単体での商品化は現在考えておりませんが、機会をみて当blogなどでご紹介してければと考えております。
返信する
単体発売の話題のついでに。 (田辺義明)
2015-03-30 12:43:03
わたくしの中学校時代(大阪万博の前)に、写真部の部長をしていた先輩がいます。彼はいまや飛行機写真の「鬼」(表現が悪ければ「神」)になっております。
『航空ファン』誌も購読していて、先日会った際に「連載の“写真を磨く”を1冊の単体に編纂してほしい」、「原画との比較がしやすいように、原画サイズも大きくしてほしい」と言っていました。
わたくしも同記事は好内容だと思います。また実際に活用させて頂いております。今後はNikonの新世代画像処理ソフトCaptureNX-Dの活用法をご解説頂きたく思っております。
以上、編集部と読者諸先生にご意見を伺いたいところです。
返信する
5月9日以降 (みやとん)
2015-05-05 21:50:47
遅まきながらでありますが、買いましたよ「世傑」の‘フィドラー‘。(本家ロシア以外は)世界的にも「マイナー」(失礼)な機体が邦語で読めるとは、編集部と藤田さんとゴルドンさん誠にありがとうございます。これからも、ロシア機の特集を大いに頑張って下さい。

さて今週土曜日(9日)のロシアの軍事パレード、陸上兵器は注目の新型兵器がお披露目ですが、航空関係はこちらも大いに楽しみです。何やら1980年代の「熱いトキメキ」(?)が甦りつつありますね。兎に角ロシアからは目が離せませんね。
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