3月21日(木)発売の『航空ファン』5月号(一部発売の遅れる地域があります)では
「特集:NATOの要衝トルコとステルス戦闘機KAAN初飛行」として、
トルコの航空戦力について分析します。
親日国としても知られるトルコは、自国製の無人機を各国に輸出するなど、
航空産業の面でも先進技術を持つ国家です。NATOの一員でありながら
ロシアとの結びつきも維持しており、
ウクライナ戦争では当初仲介役を果たしていましたが、
その一方でロシア製地対空ミサイルS-400の導入を決めたことで
開発パートナーとしても携わっていたF-35の輸出を凍結されたりもしています。
しかしそうしたなかでも、2月21日には自国開発のステルス戦闘機KAANの初飛行に成功、
またノルウェーやスウェーデンのNATO加盟の承認を材料に
アメリカとF-16V獲得交渉を決めるなど、したたかな一面を持っています。
特集では国家戦闘機TF-X/MMUとして開発されたKAANを初飛行の様子を含めて紹介、
ウクライナ戦争でも重要なキーとなるトルコのNATO内でのパワーバランスと、
同国の最新航空戦力について解説します。
特集以外にも、カラーでは日米豪共同訓練コープノース24やレッドフラッグ24-1、
ヨルダン王室御用達のアクロバットチーム“ファルコンズ”の空撮、
アンデスの麓で活動するチリ空軍ヘリ航空群Grupo de Aviación 9 “Panteras”、
シンガポール・エアショー、航空自衛隊小牧基地オープンベースなどを紹介、
シリーズ198Xの空ではドイツ海軍のF-104G/RF-104Gを取り扱います。
ほかにも計画が中止された米陸軍将来攻撃偵察機FARAや空自の航空管制競技会、
シコルスキー電動ティルトウイング機HEX/VTOL、
隻眼の操縦士前田伸二氏が挑む戦後80年目の太平洋横断についてなどもご案内し、
さらに渡辺洋二氏の不定期連載、個人としての航空戦史では
陸海軍の航空要員を回想する「後ろに座った2名」を掲載します。