年の瀬が近づき、F-35Bの導入だ防衛予算だ大綱だと騒がしい状況ですが、
『航空ファン』2019年2月号ではそんな話題に関連するふたつの大きなトピックを
特集として掘り下げます。
ひとつは「いずも型護衛艦の空母化とF-35Bの運用」。
F-35追加購入の話題とともに浮上した、STOVL(短距離離陸垂直着陸)型F-35Bの導入と、
「いずも」型護衛艦に同機を搭載して「空母化」するという計画の本質を、
限られた情報とそれぞれの装備の性能などから推測します。
もうひとつは「空自将来戦闘機国内開発の意義」。
11月に開催された防衛装備庁主催の「防衛装備庁技術シンポジウム」と
日本航空宇宙工業会主催の「国際航空宇宙展2018東京」の展示や講演から見えてきた、
航空自衛隊の将来戦闘機に関するさまざまな情報を紹介します。
そして表紙は、1月号に続いて航空自衛隊の記念塗装機の空撮です。
なにかと話題になった築城基地第8航空団の航空祭記念塗装F-2Aが
2機揃った空撮を表紙と巻頭で紹介、
そのままの勢いで全国各地の空自基地で連続して開催された
6つの大規模な航空祭をリポートしていきます。
そのほかにもカラーページでは戦力化の進むドイツ空軍のエアバスA400M、
成長著しいバーレーン国際航空ショー、新世代の国際練習機L-39NGロールアウト、
横田基地のC-130J-30一斉出動演習「サムライサージ」、
海上保安庁S-76Dの船上オペレーション、
レッドブル・エアレース2018最終戦フォートワースなどを紹介、
また国際航空宇宙展2018東京リポートや珠海航空ショー取材記、
加西市が進める「紫電改」実物大模型の製作の話題なども掲載します。
発売は次の週末の12月21日(金)です(一部発売の遅れる地域があります)。
『航空ファン』、『世界の傑作機』など、
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印刷などのタイミングでどうしてもタイムラグが生じてしまうため、今回の閣議了承も編集部としてはつらい時期の発表となってしまいましたが、2月号でも「いずも」型護衛艦を単純に「空母化」するわけではないことなどを説明しつつ、F-35の有効な運用方法などについても推測、提言していますのでお読みいただければ幸いです。
今年の空自航空祭では各地で記念塗装機が話題となりましたが、こちらも巻頭から紹介しておりますので、どうぞお楽しみに。
築城基地航空祭はSNSでかなり盛り上がっていたので、私もチェックしてましたが、第8飛行隊の機動飛行を企だて、自ら飛んだGEOSさんのマニア目線の手書きの機動飛行解説は、かなり笑わせてもらうのと同時にこういうファンサービスを考えるパイロットさんが自衛隊に居るんだと感動しました。
機動飛行後だから相当疲れてるでしょうに、GEOSさんがサインされてる姿なんかも素晴らしかったです。
来年は築城基地航空祭に行こうかなと言う気にさせてくれました。
おっしゃるとおり今回は第8航空団、とくに第8飛行隊の有志の皆さんのお心添えがあって実現した巻頭です。航空祭でのファンサービスをはじめ、こうした現地部隊の方々の努力は、自衛隊のPRの重要なパートだと思います。
いつもありがとうございます。月刊誌を出していくなかで、締め切りから発行までのタイムラグというのは宿命のようなものなのですが、今回は非常に残念なタイミングとなってしまったというのが編集部の本音です。今後もあらたな大綱やこれにともなう情報をもとに、装備関連の記事については逐次紹介していきたいと思います。