8月14日、お盆真っ只中の神奈川県米海軍厚木航空施設で、恒例の
アメリカンフェスティバル&盆踊りが開催されました。
イベントはバンドのライブや盆踊りのほか、さまざまな露店やゲームといった内容で、
USSジョージ・ワシントン(CVN-73)も出港中でしたが、一部部隊のグッズ販売や
ゲートガードと呼ばれる保存展示機の夜間撮影など、航空機ファンにも
楽しいイベントでした。
HSL-51は分遣隊がGWの戦闘群とともに洋上に出てはいますが、会場には
残っているメンバーがブースを出し、キティちゃんの被り物で盛り上げるなど、
子供から若い女性にまでアピール(笑)。ゲートガードの前第7艦隊司令官乗機、
UH-3Hも、暗いグラウンドの中でそのVIPヘリらしいピカピカの
機体をわずかに光らせていました。
そして現在、日本に唯一残っているF-14Aも、厚木では見ることができます。
現代のVFA-195塗装となってややアンバランスなイメージのA-4E(写真)や
VFA-27塗装のF-4Sも、考証にはやや疑問はあるものの、貴重な存在。
熱心に写真を撮っている、普通の盆踊りではあまり見かけないような
ファンも多かったように思います(笑)。
さて、そして航空ファンも、さっそくというかようやくというか、10月号が校了。
今月号では最近報道されたF-X関係の情報や、ファーンボロを機に日本メディアに対して
タイフーン関連ツアーを行なったBAEシステムズの話など、
空自の次期戦闘機の最新情報をお届けします。
そして表紙は、そのF-Xの配備まで、まだまだ現役でがんばっていくであろうF-4EJ改。
百里基地航空祭を盛り上げた、『ファントム無頼』バージョンの
ダンダラファントムです。こちらは8月21日の発売予定。いましばらくお待ち下さい。
『航空ファン』、『世界の傑作機』など、
文林堂の本の情報はコチラから!
コメントありがとうございます(そんなに気にしないでくださいね)。
『ファントム無頼』ですが、小学館の週刊少年サンデー別冊(ようは月刊)で1978年から1984年にかけて連載されていました。作画の新谷かおる氏は有名ですが、原作は史村 翔氏(その後「武論尊」の名で『北斗の拳』の原作も手がけて有名になりました)で、史村氏は航空自衛隊で仕事をされていた経験もあります。あえて荒唐無稽な話をストーリー化していますが、そこはご自身の経験をバックボーンとして活かしつつ、あくまでもマンガとしてのダイナミックさを大事にした作品に仕上げているようで、そのおかげもあって成功したのではないでしょうか。
お買い上げありがとうございます。
正直、F-X選定について今後どうなっていくのか、日本政府も防衛省も現時点では明確なビジョンがないのでは? などとも考えてしまいがちですが、いろいろな検討、かけひきなどが渦巻いていることは確かなんでしょうね…。
私たち編集部もやきもきしてしまう気持ちは確かにあります…。
>リンクスマンさん
コメントありがとうございます。
『航空ファン』では、新聞報道はそれとして内容をお伝えし、その情報がどうして出てきたのかを推測しています。いずれにせよ、拙速なかんぐりは禁物、物事の本質を見極めないといけないことは多そうですね…。
①河合氏撮影のQ300:四季にわたる取材の成果がうかがます。比較的地味な機体ですが、人と自然を絡めると絵になりますね。軍用機ファンで旅客機はあまり撮らないのですが写真の絵作りの参考になりました。
②記事:稲坂氏のIDFミニレポと駿河氏の事故調養成講座レポが興味深かった。また、大路氏の海外展示機探訪は毎回興味深く読んでいます。
今月は日米欧、軍民と写真・記事のバラエティーが豊富で楽しめました。
コメントありがとうございます。
丘珠のQ300の写真は、地元北海道在住で日ごろからさまざまな写真撮影に奔走している河合カメラマンならではのページだったと思います。
たしかに今月は掲載したジャンルが多岐にわたっていましたね。てんこ盛り過ぎて、少々特集のパンチが弱く感じてしまったのが反省点のような気もしています。