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航空専門誌の文林堂『航空ファン』&『世界の傑作機』公式ブログ

第12飛行教育団と航空学生

2021-04-26 16:56:28 | BLOG×記事
『航空ファン』6月号では航空自衛隊から完全退役したF-4ファントムを特集していますが、
今月はそのほかにも航空自衛隊関連の記事をたくさん掲載しており、
山口県の防府北基地で訓練に励む第12飛行教育団と、
隷下の航空学生学生隊についても紹介しています。





第12飛行教育団と静岡県静浜基地の第11飛行教育団は
T-7練習機を使った初級操縦課程を実施していますが、
第12飛行教育団ではこれに加えて航空学生と飛行準備課程も担当しています。
航空学生は高校卒業生を対象にした航空自衛隊のパイロット育成コースで、
操縦教育課程に進む前の訓練や勉学を2年間かけてこなす課程です。
対外的には防大などでも盛んな銃を携えて行進や集団演技を行なう
ファンシードリルなども有名です。
ある日、以前からお付き合いのあった防府北基地司令で
第12飛行教育団の司令も務めていた樋口達巳1佐(当時)と話をしているなかで、
今年卒業の航空学生(第75期)はコロナ禍の影響で地元防府北基地航空祭も実施されず、
ファンシードリル展示の場もほとんどなかったほか、
卒業式にも家族などの参加が叶わない状態だという話を聞きました。
そこで各所との調整を進め、航空学生の卒業式と第12飛行教育団の業務について
『航空ファン』で紹介させていただくことが決まり、
今回の記事掲載となったわけです。ご本人も航空学生出身で、
第306飛行隊でのF-4、F-15の搭乗などもこなしてきた樋口1佐は、
じつは航空自衛隊で唯一(世界でも唯一?)という貴重な経験
(ここでは詳しくは書きませんが…)もされているパイロットでもありますが、
若い人材を伸ばし育てる指揮官としても優秀で、とても熱い人柄でもあり、
今回の記事を『航空ファン』に掲載できたのは私たちとしても嬉しい出来事でした。



また樋口1佐は、在任中に第75期航空学生のファンシードリルの動画を、
航空幕僚監部広報室を通じてYouTubeの航空自衛隊チャンネルに上げて、紹介もしています。
空を飛ぶ航空機と違って、ファンシードリルは地上で実施されることもあって、
航空祭で実施していても見たことのない人も多いと思います。
しかし最近の演技はフォーメーションの組み換えなどの技術も非常に高く、
まさに将来大空を舞台に仲間と協力して活躍する航空学生の、
コンビネーションや団結力を表わしています。
下記リンクから、ぜひ彼らの冴えわたる演技をご覧ください。



そして、彼らの今後の活躍にもご期待ください。

航空学生ファンシードリル
https://www.youtube.com/watch?v=DrghQ4W-lu0
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