全国の傑作機ファンの皆さん、お待たせいたしました。
いよいよ明日、No.154「P-47サンダーボルト」が全国の書店さん、
ならびに各オンラインショップで発売になります。
P-47といえば、レイザーバック(razorback:背中の出っ張った野生のブタ)
と呼ばれるとおり、ゴツくて鈍重そうなイメージがあります。
しかし、バブルトップ・キャノピーに改修したD-25以降は
スタイルが格段に洗練されて、当編集部でもお気に入りの大戦機のひとつ。
インベイジョン・ストライプを巻いた銀ピカのバブルトップのP-47Dなんか
いつまで眺めていても見飽きることがありません。
アメリカ軍のメジャーな戦闘機はどれも迫力あるいい写真がたくさんあって、
あれにしようか、これにしようかとセレクトするのが一苦労なのです。
今回もそうした写真のなかから厳選して紹介しているので、
きっと本機の魅力を充分にご堪能していただけるのではないでしょうか。
なお、P-47は現在でもフライアブルな機体が何機か残っていますが、
本号では大戦中の姿にこだわって当時の写真のみで構成しました。
約70年前の撮影としては驚くほどきれいなカラー写真を
タップリ載せていますので、ご購入のうえジックリとご鑑賞ください。
護衛空母マニラベイから発艦するサンダーボルト。
イギリスのB-17基地上空を編隊航過するP-47。
高高度をB-17を護衛して飛ぶP-47のコントレール。
パイロットたちの好き嫌いもはっきり分かれる機体だったようですが、こういうクセのある名機が大好きなので明日早速買いに行こうと思います。
ところで以前、世界の傑作機シリーズで特集される機体には「退役が始まっており、評価が決まっている」という条件があると聞きました。
サンダーボルト二世であるA-10攻撃機はこれに当てはまるのでしょうか?
護衛空母マニラベイからカタパルト発進するサンダーボルトの写真も旧版とは別の写真があり、個人的に一番好きなP-47N型の写真が増えてたのも嬉しかったです。
やっぱりアメリカ軍の戦闘機の中ではサンダーボルトが一番好きです。
これからも旧版、新装版共にずっと大切にさせて頂きます、ありがとうございました。
>こにやん さん
弊誌『P-47サンダーボルト』をご購読いただきまして誠にありがとうございます。
お二方のコメントから短いながらもP-47へのお気持ちがヒシヒシと伝わってきて、嬉しい限りです。
冷戦の終結で不遇を託っていたものの、湾岸戦争での大活躍で再びその存在が見直されたサンダーボルトⅡことA-10。その評価はすでに決定的といえるでしょう。いずれ取り上げたいと考えていますので、お待ちいただければと存じます。
P66の『P-47の生産ライン』の一番上の写真に対する記事は『10,000機目のサンダーボルト』とあるんですが、写真のプレートには
1,000TH FUSELAGE
と書いてあるように見えます。
ひょっとしたら1,000機目のサンダーボルトの写真なのではと思い、機体も10,000機目はバブルトップ型のはずですが、写真はレイザーバック型に見えますしたので…疑問に思いまして再度投稿させて頂きました。
間違っていたらすみません。
ご指摘のとおりP.66トップの写真は1,000機目の機体です。
本来ならばP.35の写真を入れるはずだったのですが、手違いにより、1,000機目の写真が入ってしまいました。
にこにゃんさんを含め弊誌をご購読いただいた読者の皆さんにお詫びして訂正いたします。