月の前半は『航空ファン』の進行が佳境に入る時期ですが、今週頭の11月号の
校了に先駆けて、ようやく『ブルーインパルス50年の軌跡』も校了を迎えました。
当初のご案内より約半月、発売を延期した『ブルーインパルス50年の軌跡』ですが、
その甲斐あって8月21日の50周年記念式典と翌日の航空祭をカバーすることができ、
また編集作業を進めるうちに発見された新資料や秘蔵写真なども掲載できました。
この本に先立ってイカロス出版さんからは『ブルーインパルス パーフェクトガイド』
という本が発行されましたが、こちらのメインは現役のT-4ブルーインパルス。
さすが『Jウイング』編集部らしく、T-4ブルーに関しては細かな部分まで
紹介されていたため、航空ファン編集部でも同書との差別化をいかに図るか
考えてしまいましたが、結果的には「同じブルーインパルスを題材にした本でも、
これだけ内容は違うんだ…」と皆さんに感じてもらえるような、独自色の強い、
内容の濃い本になったと自負しています。
表紙はイラストレーター和田隆良氏による、3機種揃い踏みのカッコいいイラストで、
表面は渋いマットPP加工(ツヤのないカバー)。カラー120ページを含む
A4変形判168ページのなかには、現役のT-4ブルーはもちろん、いままで航空雑誌で
紹介されることのなかったF-86FやT-2の時代のエピソードも満載、
ストーリーも読み応え充分です。
また、今回の発行に対するこだわりがグラビア印刷です。『航空ファン』では
オフセットと呼ばれる方式で印刷していますが、グラビア印刷はファッション誌や
女優さんのポートレートなどに多用される、色の深みなどを重視した、きめ細やかな
仕上がりとなる印刷方式。インクがやわらかいためシャープさではオフセットに
およびませんが、その自然な滑らかさや奥行き感などは抜群の仕上がりで、
今回掲載した古い写真でもそのあたりは実感していただけると思います。
そして3世代のパイロットのコメントを中心に構成された特別付録のDVD。
『Blue is Blue』を手がけたバナプルさんの協力で編集されたオリジナルの内容は、
15分とはいえ必見です(その後に続く予告画像も充分に楽しめますので乞うご期待)。
発売はまもなく、9月16日。2,300円(税込)の価格に対して絶対に損はない
内容となっていますので、ぜひ実際に書店でご覧ください。
そして、もう1冊。『航空ファン』11月号も連休明けの9月21日に発売となります。
こちらでもブルーの50周年式典と松島基地航空祭は表紙、巻頭で紹介していますが、
あわせてファーンボロで発表されたスーパーホーネットの進化型の解説など、
最新情報が満載です。
『航空ファン』、『世界の傑作機』など、
文林堂の本の情報はコチラから!
校了に先駆けて、ようやく『ブルーインパルス50年の軌跡』も校了を迎えました。
当初のご案内より約半月、発売を延期した『ブルーインパルス50年の軌跡』ですが、
その甲斐あって8月21日の50周年記念式典と翌日の航空祭をカバーすることができ、
また編集作業を進めるうちに発見された新資料や秘蔵写真なども掲載できました。
この本に先立ってイカロス出版さんからは『ブルーインパルス パーフェクトガイド』
という本が発行されましたが、こちらのメインは現役のT-4ブルーインパルス。
さすが『Jウイング』編集部らしく、T-4ブルーに関しては細かな部分まで
紹介されていたため、航空ファン編集部でも同書との差別化をいかに図るか
考えてしまいましたが、結果的には「同じブルーインパルスを題材にした本でも、
これだけ内容は違うんだ…」と皆さんに感じてもらえるような、独自色の強い、
内容の濃い本になったと自負しています。
表紙はイラストレーター和田隆良氏による、3機種揃い踏みのカッコいいイラストで、
表面は渋いマットPP加工(ツヤのないカバー)。カラー120ページを含む
A4変形判168ページのなかには、現役のT-4ブルーはもちろん、いままで航空雑誌で
紹介されることのなかったF-86FやT-2の時代のエピソードも満載、
ストーリーも読み応え充分です。
また、今回の発行に対するこだわりがグラビア印刷です。『航空ファン』では
オフセットと呼ばれる方式で印刷していますが、グラビア印刷はファッション誌や
女優さんのポートレートなどに多用される、色の深みなどを重視した、きめ細やかな
仕上がりとなる印刷方式。インクがやわらかいためシャープさではオフセットに
およびませんが、その自然な滑らかさや奥行き感などは抜群の仕上がりで、
今回掲載した古い写真でもそのあたりは実感していただけると思います。
そして3世代のパイロットのコメントを中心に構成された特別付録のDVD。
『Blue is Blue』を手がけたバナプルさんの協力で編集されたオリジナルの内容は、
15分とはいえ必見です(その後に続く予告画像も充分に楽しめますので乞うご期待)。
発売はまもなく、9月16日。2,300円(税込)の価格に対して絶対に損はない
内容となっていますので、ぜひ実際に書店でご覧ください。
そして、もう1冊。『航空ファン』11月号も連休明けの9月21日に発売となります。
こちらでもブルーの50周年式典と松島基地航空祭は表紙、巻頭で紹介していますが、
あわせてファーンボロで発表されたスーパーホーネットの進化型の解説など、
最新情報が満載です。
『航空ファン』、『世界の傑作機』など、
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私が次に期待するのは、大阪万博閉会式にスモークで描いた(?)"サヨナラ"についてです。確か「日本万国博覧会公式記録」だと思うのですが、閉会式で"サヨナラ"の煙文字を描いた、ということが書かれています。しかし、航空ジャーナル臨時増刊「ブルーインパルス」には、天候の関係でフライパスのみだった、となっています。(過去の天気を調べてみると1970年9月13日の大阪は一日中曇りだったようです)また、高倉清雄氏「ブルーインパルスファイナル写真集」には浜松上空での練習と思われる"サヨナラ"の写真が載っています。たとえば"EXPO'70"では知られているような書き順であるとか、わかればうれしいです。
さらに1983年11月に岐阜で行われた国際航空宇宙ショーで描いたシンボルマークについても詳細があまり知られていないと思います。
http://plaza.rakuten.co.jp/FL410/diary/201005120000/
返信が遅れすみません。F-2も搭載数や細かなレイアウトは違いますが、チャフ/フレアー・ディスペンサーのマウントはF-16同様に水平尾翼の付け根下面と垂直尾翼付け根右側に装備されていますね。
F-16のブロックに関しては、あくまでもサブタイプ(AとかCとか)ではありませんし、本来は一瞥して分かるものではないとあきらめたほうがよいかと思います…。
ご高評、ありがとうございます。
『航空ファン』11月号の編集後記で編集長・三井がお話ししているように、巻頭を飾るハチロクブルーOBの外薗茂夫氏が昭和54年に撮影された「浜松上空のループ」は、編集部の長年の希望が叶った結果です。写真の存在を知ったのはいまから20年くらい前で、T-2ブルーの終焉に合わせて15年前に発行した『ブルーインパルス-青い衝撃の歴史』の製作時も、なんとか掲載できないかと動いたことがありました。
今回、何人かの関係者を経て外薗氏ご本人と連絡が取れ、本書掲載の許可とオリジナルネガ/プリントをご提供いただいたうえ、撮影記もご執筆いただくことができました。パイロットが撮った編隊アクロ中の空撮という、当時としては非常に珍しいこれらの写真を多くのファンの方々に見ていただくことができて、本当によかったです。
おおっ!トップは外薗氏のハチロクブルー空撮(しかもループ中)ではないかっ!
ループ中の写真は「青空をかけて」の表紙を飾って以来のはずですから、世に出るのは20年以上経ってますよね。いつ原画を「発掘」して特集本として発行してくれるかと待ち続けてきました。掲載に際してはイロイロとご苦労があったかと思います。一連の写真と外薗氏の手記だけでもハチロクブルーで育った世代にとっては「買い」の一冊ですね。
(外薗氏の写真掲載)ありがとうございました!
>kassさん、onikiさん
SLAP SHOTについては10年間の連載で、ある意味所期の目標は達成できた感があります。すばらしい作品はたくさん応募されてくるのですが、いわゆる常連の方々の独壇場になることもしばしばで、今後はデジカメから写真に入ったような方々にも参加していただけるような、いいアイデアを考えたいと思っています。すぐに新連載が始まるわけではないかもしれませんが、今後にご期待ください。
>ほかほかヤムイモさん
F-4EJのブルーインパルス、実現していたらと想像するだけでも楽しいですね。いずれにせよ、今回の本の中では50年間の表も裏も、読者の皆さんに知っていただけるような本をめざしたつもりです。熟読していただければ幸いです。
私もSLAP SHOT楽しみにしていたので残念です。今のままでもよかったのですが、形を変えて新しい企画になるということですので、楽しみにしています。
今月号も楽しませてもらっています。いろいろありますが、特にD-21偵察機の記事が興味深いです。
これからも、がんばってくださいー。
浜松に住んでいますので、晴れた日には富士山とハチロクブルーが見られるという印象が強かく、ハチロクブルーは浜松の空では当たり前すぎて、なくなってしまった今となってはもっとしっかり見ておけばよかったと少し残念に思ったりします。
F-4EJが配備されしばらくすると、次のブルーはファントムということを聞き、日米ともアクロチームはファントムになり、ブルーズやバーズと違うどんなアクロになるか楽しみにしていましたが、第一次オイルショックのためファントムの採用は見送られたと新聞で見たときは残念でした。もっとも米国では大きな事故もあり、また騒音の関係で採用されない方がよかったですが、空飛ぶダンプカーの編隊を見てみたかった気もします。
毎月楽しみにしていただけに、とても悲しいです。
いつかの復活を、心より期待しております。
非常に難しいテーマですが、実現できるかどうか検討してみたいと思います。
中国は世界市場に軍用機を輸出するようになりました。J-10だったでしょうか。価格面で魅力的な中国機が性能を高めるにつけ、ロシアがどのような目で中国を見ているのか気になります。
中国は自軍の近代化にロシアの新鋭機を導入し、ライセンス生産なども行っていますが、ロシアにとって中国軍の強大化、新鋭化と経済力の増大化、そしてロシアにとって重要な輸出品目の一つである軍用機市場でのライバルとなりつつある中国は警戒すべき存在だろうと思います。
そこで、「軍用機を巡るロシアと中国の微妙な関係」という記事はいかがでしょうか。
ロシアは中国を政治的に何処まで信用しているのか、中国に新鋭機を売る際に高性能電子機器をどこまでブラックボックス化し、ライセンス生産をさせる場合に技術情報をどこまで開示しているのか、とても興味があります。
何卒、御検討下さいます様、お願い致します。
ブルーインパルスはF-86を小学生の時に見て以来、約30年ぶりにT-4の演技を数年前に見て、感慨深いものがありました。T-2の演技は何故か見たことがありません。残念です。F-86の演技を最初に見た時は確か、国際航空宇宙展とかいうもので、F-15やF-14の演技飛行もやってました。F-15とF-14の演技では雷のような凄い爆音で驚いた記憶があります。F-86の爆音もなかなかの迫力だったので、その記憶があったせいか、T-4の大人しさには正直なところ、物足りない感じでしたね。(笑)
11月号はF/A-18特集があるんですね。とても楽しみです。
リボルトにお出かけになられたのですね。羨ましい限りです。
編集部でもその件は話題になりましたが、私たちも慣習の違いなのではないかと思っています。50回目(50年目)のエアショー、50年目のシーズンを「50周年」とカウントしているのでしょう。たとえば日本でも鈴鹿でのF1日本GPの10周年は、当然10回目のレースになるということで9年目に実施されましたが、そういうカウントなのではないでしょうか。ちなみにブルーインパルス(やほかの自衛隊部隊)は発足から50年を経過し、51年目のシーズンに入るそのときが50周年ですよね…。
>YAS-3さん
ご期待にそえる内容になっていると自負しております! お楽しみに!
今から楽しみにしています。
フレッチェの場合、創設が1961年で今年を50周年といっていました。ですがブルーの場合は創設が1960年で同じく50周年といっています。さてどちらが正しいのか?それとも日本とイタリアの習慣の差でしょうか???