連載「写真を磨く」の第13回作例募集の締め切りが迫っています。
以下、3月号および4月号(P.143)でご案内した募集記事を再掲載します。
※上記写真は4月号掲載のi.mさん作品(上が元画像、下が磨きの完成画像)。
-------------------------------------------------------------------------------------------------
航空イベントの空白とエアラインの暗黒に終わりの兆しが見えないなか、日本のファントムは終焉を迎え、オリジナルのYS-11も去って行った。だがその間空を見上げる人びとに明るい救いをもたらしてくれたのはほかでもないブルーインパルス。今春の「写真を磨く・特別編」のテーマは「ブルーインパルス 2020/2021」である。医療従事者への感謝飛行、オリンピック・パラリンピックでの記念飛行、各地での祝賀飛行、そして松島基地での訓練風景など2020年と2021年に撮影されたブルーインパルスの写真を募集する。ガンガン磨くので、どんどん応募していただきたい。
もちろん毎月1点を採り上げる定例の「写真を磨く」への応募も同時に受け付ける。記録性の高い写真、冒険心や遊び心にあふれる写真、そして作品狙いの写真など、いろいろな写真を送っていただきたい。特別編、定例編ともに採用された読者には掲載誌が贈呈され、筆者が磨き上げた画像データをプレゼントする。A4版以上の大サイズプリントに耐えるTIFFデータで、印刷誌面とはひと味違う本物の画像データだ。
「写真を磨く」は写真コンテストではない。最高の瞬間が撮れたと思ったのに後で画像を見るとどこか冴えない、そんな写真を採り上げる場である。ターゲットがファインダーの中で迫りくるとき、われわれは冷静ではいられない。いや、自ら進んで高揚の中に身を投じることもあるだろう。そんな自分をなんとかコントロールしてシャッターを切る。その至高の瞬間、自分が飛行機に感じた魅力は必ず画像に捉えられているはずだ。問題はそれをしっかりと写真としてものにできるかどうかにある。これが自分の力でできれば、航空写真は間違いなくもっと面白くなる。「写真を磨く」が目指すところはまさにここにあるのだ。
“写真を磨けば輝き始める”こと、そして“どうやって磨けばよいか”が分かるのが、連載11年目に入った「写真を磨く」だ。記事ではデジタル画像をRAW現像・編集ソフトウエアで仕上げる手順をていねいに追う。どんな写真に仕上げたいのか、それはなぜかを語り、カメラ、レンズ、デジタル画像の技術面に触れ、撮影のヒントを示す。ポイントとなる手順や微妙な仕上げの方法については、実際のPC操作画面を添えて説明するので、自分で試すときの参考になるだろう。
作例写真の採用は新人を優先する。だからこれまでためらっていた方は思い切って応募していただきたい。もちろんリピーターの方も大歓迎だ。みなさんの応募を心からお待ちしている(講師・元井英貴)。
●募集要領
• 対象画像: 自分で思うように仕上げられない画像や、エキスパートの仕上げを希望する画像をお送りください。コンテストではないので“うまい写真”の必要はありません。
• 被写体: 定例テーマ「航空機または航空に関するシーン」 + 特別テーマ 「ブルーインパルス2020/2021」
• 使用カメラ: デジタル一眼レフカメラまたはミラーレス一眼カメラ(メーカーと機種は自由)。
• 応募点数: 各テーマひとり7点以内。
• 応募画像データ形式: RAWデータ※未編集データで、Exifデータが付いていること。
• 応募方法: 画像データをCD、DVD、BDなどのディスクメディアに収納して送付。撮影場所、氏名、メールアドレス、住所、電話番号を添えてください。
• 採用時に本名ではなくニックネームの掲載希望の場合はその旨明記してください。
• 作品募集期間: 2022年2月28日(月)までに下記着。
• データ送付先: 〒164-0001 東京都中野区中野3-39-2 ㈱文林堂「航空ファン・写真を磨く」係
• 応募画像の取り扱い: 編集部で画像を管理、不使用画像および使用済み画像のデータを消去。ディスクメディアは返却しませんのでご了解ください。
• 採用発表: 採用された読者に編集部から事前通知。
• 使用ソフトウェア: 各カメラメーカーの純正ソフトウェア(例 :Nikon NX Studio、Canon Digital Photo Professionalなど)またはAdobe Photoshop Lightroom CC。ご希望があれば応募時に明記してください。