今月号国内ニュースでも紹介しているとおり、
航空自衛隊は3月18日付で青森県の三沢基地に「臨時偵察航空隊」を新編しましたが、
これを追うように同隊で運用される予定の
高高度無人偵察機RQ-4Bグローバルホーク(ブロック30)の日本向け1号機が、
米カリフォルニア州のノースロップ・グラマン社パームデイル工場で
4月15日に初飛行しました。
防衛省では3機のRQ-4Bを導入する計画ですが、現時点での発注は、まだこの1号機のみです。
今後、米本土での社内試験を経て防衛省に納入され、日本に運ばれてくることになりますが、
その時期や日本での試験など、詳細については現時点では発表がありません。
なお、今回のニュースで注目したいのは、
国籍マーク(日の丸)がF-35Aに続いてグレイのモノトーンで初飛行したこと、
そして部隊編成については、2019年3月に解散したRF-4を運用する偵察部隊の名称
「偵察航空隊」がそのまま復活したこと、この2点が興味深いところです。