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まだまだ暑い日が続いていますが、『航空ファン』は早くも10月号が8月21日に
一部の地域を除いて書店に並びます。今月は7月23日早朝、社会問題となって
多くの日本国民が注視するなか山口県の岩国基地に海路搬入され、陸揚げされた
米海兵隊の新型輸送機、ボーイングMV-22Bオスプレイを特集。
本号では表紙と巻頭で12機のMV-22がサンディエゴを出港、岩国基地に陸揚げされて
エンジンテストが行なわれるまでの1ヵ月をリポート、
さらにアメリカ本土の航空ショーで派手なデモフライトを繰り広げ、その高い機能性を
見せつける同機の姿を洲崎カメラマンの写真でお届けします。
また日本において、オスプレイの配備が現在のような政治問題に至った経緯や
マスコミが作り上げた“虚像”、さらにMV-22が日本に配備されると
どのような運用が考えられるのかなどを、航空専門誌的立ち位置から冷静に紹介、
V-22のフライトマニュアル(飛行技術指令書)を入手し、「V-22に関する22の疑問」として
オスプレイの持つ本来の最新技術や操縦方法などについても分かりやすく解説します。
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なお、特別付録としてオスプレイなど現用海兵隊主要機のシルエットを絵柄に配した
米海兵隊航空100周年記念の布製パッチ(サブデュード版)を封入、
フルカラーバージョンとデザートバージョン2種を誌上限定販売します。
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このほかの注目記事としては米スカイウエスト社から100機を大量受注した三菱MRJ、
不定期連載のヒコーキマニア的人間航空史、航空自衛隊機KC-767が初参加したRIAT2012、
航空自衛隊秋田救難隊25周年、航空自衛隊第31教育飛行隊11万1,111時間無事故記録達成、
太平洋地域の要衝となったアラスカ州エルメンドルフ(JBER)リポート、
徳永カメラマンによるフランス空軍最後のミラージュF1飛行隊空撮、
タイ空軍100周年イベントと洪水から復活した博物館などを掲載。
好評連載群に加え追補版の「個人としての航空戦史」として百式司偵の戦いについても
お届けします。(今月はパッチが付いて特別定価1,350円)
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さてそのオスプレイ、岩国への陸揚げ後には森本防衛省が渡米、事故調査徹底の要請や
体験搭乗を行ないましたが、その際に確認された「事故原因が究明され安全性が
確認されるまで飛行しない」との日米の共通認識の下、現時点ではまだ日本での
フライトは実施されていない状況です。
また13日には海兵隊司令官が来日、15日には都内で行なわれた日米両政府の合同委員会で
MV-22オスプレイの安全性について話し合いが持たれ、環境レビューに盛り込まれた
低空飛行訓練についても話題に上るなどしましたが、米政府は日本国民と米軍兵士の
安全性を最重要視していることを強調、同機に関する情報を日本政府と緊密に共有し、
また懸念事項があれば善処することを確認し、日本政府にモロッコとフロリダでの
調査結果が示されるまでは飛行しないことを再確認したといいます。
なお、日本時間の16日未明には4月に発生したモロッコでの事故が、パイロットによる
制限のかかった動作が原因によるものという調査結果が、米国防総省から
訪米中の神風英男防衛政務官に伝えられました。これにより政務官に同行する
日本政府の分析評価チームは1週間から10日間ほどで結論を出すことになりそうです。
またあわせて、6月に起きたフロリダでのCV-22の事故についても、
今月中に詳しい説明がありそうです。
『航空ファン』、『世界の傑作機』など、
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