日本の貿易収支は、昨年1兆6,400億円の赤字になっている。
2019年分の貿易収支は1兆6千億円の赤字で、2年連続の赤字となった。輸出は約76兆円、輸入は78兆6千億円で、ともに3年ぶりに減少している。
かっての貿易大国の日本の姿は、もうそこにはない。
もちろん、性能面で今でも強さを持っている自動車にしても、米国や中国で現地生産する台数が増えるていることも否定できないが、自動車部品の輸出も減少しているから、日本製自動車のシェアが減少しているともいえるだろう。
一大消費財の生産国になっている中国が、米中貿易摩擦の解決が長引く結果、対米輸出が間違いなく減少しているのだろう。 日本から中国向けの電子部品などが、ずっと低迷していることが想像される。
といっても、中国からの対米輸出の肩代わりを日本がしている訳ではない。 日本の対米輸出も、ずっと減少したままだ。
安倍首相は、始まった国会演説で、相も変わらず修飾語をちりばめて、中身に要領を得ない説明を続けるが、消費税を10%に上げて、国内消費が伸び悩む中、輸出にも逃げられない結果が今年は顕著になりそうで、オリンピック頼みのインバウンド需要が終了した後は、日本は深刻な不景気に見舞われそうに、筆者は感じてやまないのだ。
(ロイターより貼り付け)
貿易収支12月は1525億円の赤字、対中輸出10カ月ぶり増=財務省
Reuters Staff
2020.01.23.
[東京 23日 ロイター] - 財務省が23日発表した2019年12月貿易統計速報は、貿易収支が1525億円の赤字だった。 ロイターの予測中央値1500億円の赤字とほぼ同じ結果となった。輸出は前年比6.3%減で13カ月連続の減少となったものの、中国向け輸出が10カ月ぶりに増加に転じた。全体の輸入は同4.9%減だった。
輸出の減少品目は、自動車(11.8%減)、建設用・鉱山用機械(39.1%減)、自動車の部分品(10.9%減)など。一方、半導体等製造装置は25.8%増となった。
輸入の減少品目は、液化天然ガス(23.5%減)、原粗油(7.3%減)、石炭(17.5%減)など。
対中輸出は0.8%増で、10カ月ぶりの増加となった。半導体等製造装置(59.7%増)、ハイブリッド車などの自動車(36.3%増)、プラスチック(15.6%増)などが好調で、輸出全体を押し上げた。環境規制の強化で、先月に引き続きハイブリッド車の需要が高まっている。減少したのは、化学医薬品などの有機化合物(24.9%減)など。
対中輸出のプラス転換について財務省幹部は「現時点でトレンドが転換したとまでの判断するのは難しい。今後も注視していく必要がある」と話した。
対米輸出は14.9%減で5カ月連続の減少。11月(12.9%減)より減少幅が大きくなった。2000―3000ccを中心とした自動車が21.4%減となったほか、ギアボックスなどの自動車部分品(20.4%減)、航空機エンジンなどの原動機(17.7%減)が減少した。
2019年分の貿易収支は1兆6438億円の赤字で、2年連続の赤字となった。輸出は76兆9278億円、輸入は78兆5716億円で、ともに3年ぶりに減少した。
財務省幹部は輸出の減少について「様々な要因がある。ほぼ全ての地域で前年比マイナスとなったが、特に中国やASEAN向けの落ち込みが大きかった」と述べた。
(貼り付け終わり)
2019年分の貿易収支は1兆6千億円の赤字で、2年連続の赤字となった。輸出は約76兆円、輸入は78兆6千億円で、ともに3年ぶりに減少している。
かっての貿易大国の日本の姿は、もうそこにはない。
もちろん、性能面で今でも強さを持っている自動車にしても、米国や中国で現地生産する台数が増えるていることも否定できないが、自動車部品の輸出も減少しているから、日本製自動車のシェアが減少しているともいえるだろう。
一大消費財の生産国になっている中国が、米中貿易摩擦の解決が長引く結果、対米輸出が間違いなく減少しているのだろう。 日本から中国向けの電子部品などが、ずっと低迷していることが想像される。
といっても、中国からの対米輸出の肩代わりを日本がしている訳ではない。 日本の対米輸出も、ずっと減少したままだ。
安倍首相は、始まった国会演説で、相も変わらず修飾語をちりばめて、中身に要領を得ない説明を続けるが、消費税を10%に上げて、国内消費が伸び悩む中、輸出にも逃げられない結果が今年は顕著になりそうで、オリンピック頼みのインバウンド需要が終了した後は、日本は深刻な不景気に見舞われそうに、筆者は感じてやまないのだ。
(ロイターより貼り付け)
貿易収支12月は1525億円の赤字、対中輸出10カ月ぶり増=財務省
Reuters Staff
2020.01.23.
[東京 23日 ロイター] - 財務省が23日発表した2019年12月貿易統計速報は、貿易収支が1525億円の赤字だった。 ロイターの予測中央値1500億円の赤字とほぼ同じ結果となった。輸出は前年比6.3%減で13カ月連続の減少となったものの、中国向け輸出が10カ月ぶりに増加に転じた。全体の輸入は同4.9%減だった。
輸出の減少品目は、自動車(11.8%減)、建設用・鉱山用機械(39.1%減)、自動車の部分品(10.9%減)など。一方、半導体等製造装置は25.8%増となった。
輸入の減少品目は、液化天然ガス(23.5%減)、原粗油(7.3%減)、石炭(17.5%減)など。
対中輸出は0.8%増で、10カ月ぶりの増加となった。半導体等製造装置(59.7%増)、ハイブリッド車などの自動車(36.3%増)、プラスチック(15.6%増)などが好調で、輸出全体を押し上げた。環境規制の強化で、先月に引き続きハイブリッド車の需要が高まっている。減少したのは、化学医薬品などの有機化合物(24.9%減)など。
対中輸出のプラス転換について財務省幹部は「現時点でトレンドが転換したとまでの判断するのは難しい。今後も注視していく必要がある」と話した。
対米輸出は14.9%減で5カ月連続の減少。11月(12.9%減)より減少幅が大きくなった。2000―3000ccを中心とした自動車が21.4%減となったほか、ギアボックスなどの自動車部分品(20.4%減)、航空機エンジンなどの原動機(17.7%減)が減少した。
2019年分の貿易収支は1兆6438億円の赤字で、2年連続の赤字となった。輸出は76兆9278億円、輸入は78兆5716億円で、ともに3年ぶりに減少した。
財務省幹部は輸出の減少について「様々な要因がある。ほぼ全ての地域で前年比マイナスとなったが、特に中国やASEAN向けの落ち込みが大きかった」と述べた。
(貼り付け終わり)