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北方四島、いや二島でも、ロシアから取り戻すのは至難の業だぞ。

2019年01月23日 12時36分00秒 | 日記

 安倍首相とプーチン大統領の首脳会談が、日本時間の昨夜モスクワで開かれた。

 当初から、今回の会談は進展がないのではないかと、直前にドタキャンしても良いのではという意見もあったくらいだ。

 結果は案の定だった。 安倍、プーチンが何度も会談している間柄でありながら、結局、なんの進展もない。

 日本側は太平洋戦争の敗戦直前に、ソ連が日ソ不可侵条約を一方的に破り、北方四島を侵略したとしている。 しかし、ソ連は連合国として米国が勝利するように、攻め込んだのだという。 ロシアは正当性を主張して、四島の主権を放棄する気は毛頭ないのだ。

 ロシアとしては、実質的な経済協力などを日本側に要求するが、日ロ平和条約締結そのものも、詳細な煮詰めには、まだまだ時間を要する予感がする。

 果たして北方四島は、いつ戻るのだろうか? 安倍首相の外交の手腕にしたかったのだろうが、何代もの首相が取り組んできている日ロ交渉は、なんの進展もないに等しい。

 日本のメディアはどう判断するのか分からないが、ブルームバーグなど海外のメディアは、日ロ交渉がいつ決着するか、大いに疑問だと、冷徹に率直に書いている。

 韓国、中国との外交関係も、決して良い方向に向かっているとは言えない。 もういい加減に、外交の安倍の看板を下ろしたらどうかと思う。

 

(ブルームバーグ より貼り付け)

日ロ主脳会談、プーチン大統領は「大変な作業が控えている」 と警告

2019.01.23

  安倍晋三首相とロシアのプーチン大統領は、領土問題の解決に向けてモスクワで会談した。 膠着(こうちゃく)状態の打開を目指す日本側の期待をロシア側がくじいた格好となったが、両者は交渉継続で一致した。

  プーチン大統領は22日、安倍首相との会談後に記者団に対し、会談はビジネスライクで建設的なものだったと評価。一方で「大変な作業が控えている」と述べ、解決策は日ロ相互の国民にとって受け入れ可能なものでなくてはならないとの認識を示した。
 
 安倍首相は「率直かつ真剣に平和条約を議論した」とし、2月のドイツ・ミュンヘンでの国際会議で両国外相が交渉を継続すると語った。
 
 会談後にロシア大統領府のペスコフ報道官は「相互の信頼感を強化することが必要だ」と発言。「その実現に向け最善の道は、あらゆる可能な分野で貿易と経済の協力を進めることだ」と主張した。
 
  両者の会談について、ロシアの元駐日大使で副外相を務めた経験があるアレキサンダー・パノフ氏は、安倍首相には時間がなくなりつつあり、同首相が平和条約を締結できなければ日本には誰も問題解決に取り組もうとする政治家はいないだろうと指摘。プーチン大統領にはそのようなプレッシャーはないとし、「平和条約の交渉は長くなることがいまや明白だ。領土問題をいつ解決できるかは誰にも分からない」と語った。
 
(貼り付け終わり)