野の花を添えて、綾便り

綾のお花、綾情報をお届けします。

田淵民雄さんが、種をまいてくれた黒ささげで、酵素玄米を炊きます

2013-12-21 23:28:57 | こだわりの食材

田淵さんに、注文して育てていただいた黒ささげの豆が6キロ届きました。

今年9月29日に亡くなられた田淵民雄さん。

綾の有機農業の先駆者でした。

綾の宝ものでした。

古嶋では冬にとれる甘い蕪を毎年お願いしておりました。

突然の悲報で、とても信じられなくて、

ご家族も<畑から帰ってきそうだと、

時々思うとこの豆を届けてくれた時に、言っておられました。

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この黒ささげの物語を今日はお話ししましょう。

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昨年古嶋は国富のお店で黒ささげを見つけました。

長岡酵素玄米の講師の新井さんから、この豆が一番いいと聞いていました。

購入した時

この豆は、1キロぐらいしかなかったので、自分で増やしてみようと思いました

ただ、我が家の畑は狭いので

このお豆を種にして、

尊敬する田淵民雄さんに育てていただこうとお願いしました。

 

私も自分で植えようと袋に入れたままに保存をしていました。

 

暖かくなってから、我が家の黒ささげは、

虫がたくさん豆を食べて、ワシャワシャと、黒い虫が湧いてしまいました。

ギャー・これ何・・・これは大変。

気持ち悪かったけれど、水で虫を洗い流して、少し水を張っていましたら

<私たちは子孫を残したいの。生きてるの・・・という声が聞こえる、

見る見るうちににょきにょきと目を出して

3センチほどに、、、もやしのようになってしまいました。

そのようすをみていて、かわいそうになり

どうなるかわわかりませんでしたが・・・

植えることにしました。

みんな窮屈なお皿の箱からぬけだして、うれしそうでした。

発芽率は95パーセント以上あったかも・・・

芽の出ない豆はなかった。

・・・4月・・・

まだ植えるのは早かったのですが・・・

庭の片隅と、借りている畑に植えました。

本当は7月ぐらいに種をまくそうです。

 

豆たちは、さむそうでしたが。

ほっとしたように、土のベットに手足を伸ばしました。

虫に片手をもがれた子・・、<双葉の葉っぱが、一枚の豆・・・>

そんな障害をのりこえて、一枚のはっぱで、成長して

見る見るうちに新しい葉っぱを伸ばし、蔓を伸ばし・・・

たくさんの子孫を残しました。

手の平のわずかなお豆が・・・

古嶋は3キロほど収穫。

田淵さんは6キロほど納品してくれまして。

写真が、そのお豆です。

この3か月ほど、古嶋の黒ささげ豆。

本物センターで見つけた黒ささげ豆

延岡の母が育てたお豆・・・

・・・と長岡の酵素玄米に黒ささげを使って炊きましたが、

ちょうど豆が切れたころに、お豆がやってきました。

今日からはまた、この6キロのお豆を大事に使って

酵素玄米ごはんをたきます。

 

古嶋・・最近このご飯を炊くのが楽しみです。

だって、ほんとうにすごくおいしいんです。

このごはんを普及することで、

黒ささげの生産農家さんを増やしていきたいと

ひそかなロマンをいだいております。

このお豆で炊いた酵素玄米ご飯は、

色好きがよく、酵素がたくさん育ちます。

只今・・・

月曜日はフーデリー霧島店・青葉店で販売しています。

あしたは、綾本物センターにて、

古嶋の精進カレーのご飯につかっています。

お楽しみに。

 



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