ニセコ高原風だより

ニセコ高原のアコーディオン弾きがお送りする季節のおしらせ。

どれだけ・・こどものころに・・・無為の『無駄な・・』時間を過ごせたか・・・・

2012-08-15 17:54:55 | Weblog





お天気は下り坂だった、日中はなんとか持ったけど,夕方から怪しくなって来た、
お盆も最終日、街の中はガランとしている、
車の流れは多い。

朝から、You tubeへ演奏を送った、先日、リクエストのあった、「Estrellita」M. Pance メキシコの作曲家、
夕方になって、Dance of the Comedians F. Smetana を どちらも1回のTakeで・・・・・
10回やっても、30回やっても、半日かかっても,ダメな時はダメな時、1回でも「まぁ」?・・・と送れる「送る」時もある、
ビデオカメラが近くて、フォルテ・ピアノの表情がまったく付かない、
カメラ自身が、カヴァーして、弱い音をしっかり拾おう、拾おうとする,逆に強い音を、半分くらいで拾おうとする・・・
有り難・迷惑な所もある、「Estrellita」は「小さな星」という題名の通り、美しい曲だ、
もう・何もしないで?「1本の旋律」だけを丁寧に弾いた、あまりごちゃごちゃおかずっぽいものは避けた、
Dance of the Comedians はまわり切らない指を駆使して弾いてみたけど、申し訳なかった。

毎日,走る、道路の脇の草むらから,キリギリスが最後の力を振り絞って、羽根と後ろ足をすり合わせている、
この前まで、もちょっと元気があったけど、ここに来て流石に掠れて来た、
子どもの頃,私はキリギリス採りの名人だった、
灼熱の太陽が中天を過ぎた,昼下がり、近所の草むらに行っては、目と耳をさらのようにして、
キリギリスを追いかけた、草むらのキリギリスは、目の前にいても分からないことが多い、
人を察知すると、鳴きながら上手く茎の反対側へ身体を隠す、微妙な色をしているので、
草と虫と区別がつかない、それでも,毎日、何十匹ものキリギリスを捕獲していた、
縁日では1匹、O十円だから,この1籠でO百円だ・・・・・と捕らぬ狸の皮算用をしていた。

昨日辺りから、また、風が変わって、すっかり秋の気配が色濃く空を覆っている、
「暑いな!!」と感じたのは、ほんの3日間だけだった、
過ぎれば、寂しい気持ちになる・・・もう秋か・・・・

どれだけ・・こどものころに・・・無為の『無駄な・・』時間を過ごせたか・・・・
それによって、その後の人生の「豊かさ・・・・」が決まって来るような気がしてならない、
公園の砂場の砂は、汚いから触っちゃダメ!!・・・と管理の行き届いた遊び場でしか
遊ばせてもらえない、現在の子どもたちは、可哀想な気がする、

昨日帰った,息子は子どもの頃,小さなヘビやミミズを両手に鷲掴みにして、
家に持ち帰り,姉達にこっぴどく叱られていた。

ヘビを握ったり、鮒を手づかみして、生き物の震えを覚える。