ニセコ高原風だより

ニセコ高原のアコーディオン弾きがお送りする季節のおしらせ。

たまには,掃除機を持って,仕事する!!。

2010-02-18 06:20:45 | Weblog







お天気は、一日の中でも、目まぐるしく変わって行く。
里には、お日様が顔を出していても、
山は、変わりなく厚い雪雲に覆われている。

そんな中、今シーズンの素晴らしい雪質に、後押しされるように、
次から次へとニセコのパウダーを求めて、全世界からお客様が
訪れるようになった。

昨日、帰ったノルウェーからの若者二人も、実に愉快な旅人だった。
日本語を上手に駆使する、「何処で、日本語を勉強?しましたか・・・?」
「あ~~~、スラムダンク・ワンピース・ドラゴンボール・・・・etc」
「??・・・・日本のアニメですか?」
「そう・・・・日本のアニメで、日本語覚えた・・・・」
「でも・・ノルウェーでは、日本のアニメが買えません(販売されてない)」
「インターネットで買っている・・・エヴァンゲリオンは3年くらい前に
 見たけど、あまり面白くなかった」

目から鱗だけど、彼らは日本のアニメフェチ?で、
アニメから「ひらがな・カタカナ」を読み取り覚え、
日本のことも吸収している。
21歳のT君は、今、仕事しているけど、来年から、また、中学校に行くと
話してくれた、相棒のI君は「お前、そりゃ凄いわ・・」と感心した。

前の日,ニセコ駅でピックアップした時は、だいぶヨッパラってたけど・・・。
話しっぷりに、癖があるのはビールの所為ではなく、ワンピースの所為だった。

その前日に3泊して帰った,韓国のKさん(うら若きお嬢様)は最近、
ブエノスアイレスやボリビアも訪れ、ブエノスアイレスでは、
アルゼンチンタンゴに,ノックアウトされた。
タンゴ・アルゼンチーナのお話,目を輝かせて話してくれた。
街角の色んなシーンで、楽団.ダンサーを見て,聞いてしまった。
異文化に、鮮烈な衝撃を受けた様子だった。
ご自分でも、ピアノを奏されるので、私の書いた「フェリシア」
「Por Una Cabeza」等を,コピーしてお土産に?進呈した。
お正月になっても,帰って来ない娘を心配して,韓国の母さんから
「元気か???」と電話が入ったりしていた。

先ほど帰った,オーストラリアのA君は、長野で滑って、ニセコに来た。
スノーボーダーだった、色んな所で滑りたくて、留寿都へも行った。
でも、ニセコのパウダーが、ぜんぜん最コーだったと、言い残して帰った。

一昨日、上海からお見えになったKさんは、昔は「猿のように」滑られた
みたいだけど、今は、スキーには、あまり興味は無いようで、
一週間で回数券一枚あれば、充分なお方にキャリアアップ?された。
温泉、酒、上海での厳しい仕事の疲れを癒されている。

昨夜のメールでは、香港のTさんが、今年は仕事が忙しくて行けない・・と
連絡をくれた。何年か前に、自分の会社の事務所が全焼した、
若き社長さんだけど、持ち直して稼いでいらっしゃる。
何時も、スキーはレンタルだけど、マイ・ウエアーは持参される、
多分、一年1回、ここで使うだけなので、いつもナフタリンの匂いが
印象に残っている、Tさんだった。

90歳に、手の届く,京都のJ翁を、昨日、ニセコ駅まで、送った。
「今年の雪は、素晴らしかった・・・・」と
言い残して帰られた笑顔が素敵だった。
20年以上、通われている。
山スキーは、YHの倉庫で大切に保管している。
冬のニセコ行きの為に、夏は近くの山に登って,足の筋力,体力の消耗に
マッタをかけている。

私達は,日々,多くの方達と会話し,お世話し、仕事を続けている。
何十年もこんなことをしているので、色んなことは,あった。
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