PIKEなMINICAR

昔々デザインをしたパイクカーたちが主人公のブログです。
ちひさきものはみなうつくし。

ボディカラー

2008年01月04日 | Be-1
微妙なボディカラーといえば、今回の京商パイクカーシリーズは実車と同様に4色のカラーバリエーションを持っています。予約で購入できた方はいいですが、全色揃えるのはなかなか大変。オークションで人気なのは、それぞれのイメージカラーになっているBe-1のパンプキンイエロー、PAOのアクアグレー、FIGAROのエメラルドで、定価の倍以上で取引されているようです。さらに予約購入特典のFIGAROのピンクは実車にない色で、かなりの高額で取引されています。

これまでにも何社かからミニカーやプラモ、チョロQなどが発売されていますが、特に色についてはいまいちのモデルばかりでした。しかしこのパイクカーシリーズではモデルとして完璧に微妙なボディカラーが再現されています。最も難しいのがパンプキンイエローで、単純に「黄色」というイメージを持たれている方が多いのでしょうが、実はほとんど黄土色というか、言葉では表現が難しい複雑な色なのです。空の色が映りこんではじめて黄色っぽい色に感じられるもので、単純に黄色を塗ると工事車両などのどぎつい色になってしまいます。

画像は当時の実車の塗色見本の上に載せたBe-1。パーフェクト! Be-1のボディカラーは全体のデザインコンセプトにあわせて、パンプキンイエロー、オニオンホワイト、トマトレッド、ハイドレインジアブルーと、ナチュラルカラー(アースカラー)と総称されるイメージでまとめられています。植物系のネーミングですが、もう一歩踏み込んで「あじさい色」を「茄子紺色」くらいにすれば野菜系でまとまったのだが・・。今なら間違いなく日本の伝統色から選びますね。

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