2022年の「みんなで作るNISSANカレンダー」の10月にPAOが登場しています。
https://drive.nissan.co.jp/IMAGES/DRIVENAVI/CALENDAR/2022/ST/PICT/10.jpg
期せずして、2022年2月号ドライバー誌の付録(手前)にBe-1が登場しているのも10月。
昔の記事(2008年5月)を見つけた方からパオのオーディオのキャリングケースに関するお問い合わせをいただきました。
今でも持っていらっしゃるとのこと。激レア商品。
正式名称は「キャリングボックス」。1989年5月頃から当時の松下通信工業が受注生産した商品。納品には約3か月かかりました。
画像は当時の「パオとパオイストのための冒険シミュレーション・ブック」とオプションカタログなど。真ん中は1987年の東京モーターショーに出品したパオのプロトタイプと、キャリングボックスのプロトタイプ。上面にはパオと同じ形のビードが入り、両サイドには小ネジで留めた金属ベルト。全体的にスリムで量産タイプよりもスタイリッシュなイメージ。コストダウンのためビードや金属ベルトなどは不採用に・・。
アオシマカプセルトイの1/64パオ。
このサイズにしては良く出来ています。
が、ここで間違い探しです。
ルーフビードの数と位置が違うよ・・。
4本じゃなくて5本。
ボンネットは5本なので、普通に考えればルーフも5本でしょ。
さらに、後端の位置はリアサイドウインドウ上辺の中間あたり。
キャンバストップ用とノーマルルーフ用のルーフパネルは基本的に同じ。
ノーマルルーフのビードを避けて、もう一度プレスカットするとキャンバストップ用のパネルになるようにデザインされています。
ボディーカラーも全体にやや明るめ。ピンクは前回の1/64 Be-1よりも濃いめ。
せめてハズレカラー同士で揃えることはできなかったのか・・。
全体的に残念感が強く、京商1/43やコナミ1/64の方が完成度が高いといえます。
もしパオコレクション第二弾を計画するなら、
アイボリーとオリーブグレーの追加と、ルーフ部分の金型修正を希望します。