6/20に発売と今日、日本棋院からアナウンスがあった
山下敬吾プロの「【新版】基本手筋事典」だが、
既に一部の書店には出回っている。
記述は青木勝、協力に孔令文プロ、桑本晋平プロ。
パッと見「随分、分厚いな」と思ったが、
これはこれまでの「基本○○事典」が
上下二巻本だったのに対して、
今回の「【新版】基本手筋事典」が一巻のみであるため。
全体は
「攻めの部」(12章)
「守りの部」(10章)
と大きく2部に分かれ、
更に各章ごとに20型から30型程度の手筋が示される。
勿論中身は全面改訂されているわけだが、
イメージとしては藤沢秀行先生が書いた、
旧版の下巻をやめて上巻だけに絞り、
そこに基本死活の手筋を足したものという感じ。
旧版も満足に読んでいないので
テーマ図の重複などはわからないが、
旧版と同じく「活碁新評」や「碁経衆妙」「官子譜」
「玄々碁経」といった古典から多く取材している。
日本棋院からの売り出し文句には、
「問題集としても使える」とあったが
基本レイアウトも旧版と同じ。
各型1ページで最上段にテーマ図、
その下段に正解と失敗などを3図で解説している。
ただ旧版と違いテーマ図の横に「ツケ」とか「ハネ」とか
正解の筋を示す表記がなくなったことが、
あるいは「問題集としても使える」の意味だろうか?
またそれとは別に各章の頭に2ページ程度で
解説する手筋の狙いのポイントを解説している。
手筋と呼ぶには曖昧模糊としているものが多かった
旧版の下巻の大半をバッサリとなくしたのは賛否両論ありそうだが、
一冊になった、そのまとまりの良さは確かに魅力。
一方、周囲の条件次第で手筋は毒にも薬にもなるので、
全くテーマ図と同じ形が出るということは少ないく、
タイトルの「事典」としての使い方はちょっと難しいかも。
旧版にも言えるが「基本」といえども
読みこなすにはネット碁有段者以上の棋力は必要。
個人的には問題を解くということに固執せず
章毎に何度も繰り返し眺めて、
発想のヴァリエーションを増やすと同時に
整理するという使い方をオススメしたい。
山下敬吾プロの「【新版】基本手筋事典」だが、
既に一部の書店には出回っている。
記述は青木勝、協力に孔令文プロ、桑本晋平プロ。
パッと見「随分、分厚いな」と思ったが、
これはこれまでの「基本○○事典」が
上下二巻本だったのに対して、
今回の「【新版】基本手筋事典」が一巻のみであるため。
全体は
「攻めの部」(12章)
「守りの部」(10章)
と大きく2部に分かれ、
更に各章ごとに20型から30型程度の手筋が示される。
勿論中身は全面改訂されているわけだが、
イメージとしては藤沢秀行先生が書いた、
旧版の下巻をやめて上巻だけに絞り、
そこに基本死活の手筋を足したものという感じ。
旧版も満足に読んでいないので
テーマ図の重複などはわからないが、
旧版と同じく「活碁新評」や「碁経衆妙」「官子譜」
「玄々碁経」といった古典から多く取材している。
日本棋院からの売り出し文句には、
「問題集としても使える」とあったが
基本レイアウトも旧版と同じ。
各型1ページで最上段にテーマ図、
その下段に正解と失敗などを3図で解説している。
ただ旧版と違いテーマ図の横に「ツケ」とか「ハネ」とか
正解の筋を示す表記がなくなったことが、
あるいは「問題集としても使える」の意味だろうか?
またそれとは別に各章の頭に2ページ程度で
解説する手筋の狙いのポイントを解説している。
手筋と呼ぶには曖昧模糊としているものが多かった
旧版の下巻の大半をバッサリとなくしたのは賛否両論ありそうだが、
一冊になった、そのまとまりの良さは確かに魅力。
一方、周囲の条件次第で手筋は毒にも薬にもなるので、
全くテーマ図と同じ形が出るということは少ないく、
タイトルの「事典」としての使い方はちょっと難しいかも。
旧版にも言えるが「基本」といえども
読みこなすにはネット碁有段者以上の棋力は必要。
個人的には問題を解くということに固執せず
章毎に何度も繰り返し眺めて、
発想のヴァリエーションを増やすと同時に
整理するという使い方をオススメしたい。