対局日誌

ネット囲碁対局サイトでの、私の棋譜を記録していきます。
全くの初級者がどう成長していくか、見守ってください。

ワールドカップ準々決勝前夜

2010-07-02 22:22:22 | スポーツ
今日から準決勝ということで
「1日1試合ペースで見られる」
と胸を撫で下ろしていたら、
2日で準々決勝4試合を消化してしまうんですね。
…ファンも大変だけれど選手も大変だ。
私も昨日は久々に試合のない日だったので、
帰宅するなりパソコンも起動せず寝てしまいました。

さて日本代表についてですが、
帰国のフィーバーっぷりや、
岡田監督を持ち上げる報道をみると
凄く違和感を感じます。

目標のベスト4はどうなったの?
今回の成績をもって日本の進歩ということになっていますが、
一番進歩していない、世界レベルにないのはメディアですね…。
検証もしないでまた神頼み的、結果に頼るのでしょうか?
まぁ、それを検証したりするのはメディアの仕事ではないのでしょうが
決勝トーナメントならば岡田監督続投要請へ」とか煽るのは
「ホントにやめて」という感じでした。

全ての人にとって幸いなことに
マトモな岡田監督には、その意思がないようです。

またこれもちょっと前の話題でしょうが、
岡田監督に謝るツィッターでのつぶやきがブーム
というのがありますが、これもおかしい。
ある程度、大会前から自分の意見をもっていた人は、
こんなに一気に方向転換しないはず…というのは私の思い込みでしょうか?

私も岡田監督を見誤っていて謝らないといけないところがあるとすると、
それは開幕直前の岡田監督の
「いい準備ができた」
という発言に対して「嘘つけ」「どこが?」と内心思ってしまったことだけです。
確かに出場していた選手は皆コンディションがよく、
それが決勝トーナメント進出を果たしたファクターであったのは確か。
その点に関してだけは「ごめんなさい」です。

しかし「監督の手腕」を見誤っていたとは今も思いません。
悪い監督ではありませんが、国内レベルの監督でしょう。
例えばオランダ戦に阿部ちゃんに代えて今野選手を起用しようとしたところ、
選手から「元に戻して」と言われて断念したという報道があります。
(断っておきますが今野選手は好きです
 【追記】またカメルーン戦で阿部ちゃんがゾッとするパスミスをいくつかみせていたのも認めます)
またオランダ戦の中村俊輔選手、玉田選手の投入は機能したと言いがたいし、
同じようにトーナメント1回戦での玉田選手の投入は効果がなかった。
つまり是が非でも勝ちたい時の「勝ちにいく」策が全くなかったわけで、
こんなところからも今回の戦果が多分に偶発的なものとわかります。

それだけにトーナメント1回戦の結果を改めてみると、
「悔しい」とか「残念」とかよりまず感じてしまうのは「もったいない」。
ここまで「これしかない」という幸運が続いて、あとPK戦を制すればベスト8なんて、
もう今後のぞめないでしょう。
そんな千載一遇の好機を理屈ではなく、
「勘で」キッカーを選んで負けるなんて
もったいないお化けも真っ青です。
だからこそ大胆な戦術変更も可能だったのかもしれませんが。

協会も次期監督は少ない人脈をいかして、
懐に溜めた資金を惜しみなく投入して、
しっかりビジョンをもって決勝トーナメント以上に進める監督を選んで欲しいものです。
あ、Jリーグのチームには迷惑かけずに

また選手も川島選手、内田選手、長友選手、トゥーリオ選手、本田選手、岡崎選手、森本選手と、
次回大会も期待できそうな年齢の選手が残っているのは幸いですが、
それより若い層の突き上げが必要なのはイタリアなんかをみても間違いない。
こちらの強化も欠かせません。
名ばかりの「プラチナ世代」なんていらないから!
まずはJリーグで存在感をみせてくれ!

今回の結果でジーコ監督が破壊した一般世間のサッカーへの関心が、
少し持ち直したようです。
これをまた無にしたら本当にもったいない
頼みますよ。

…長くなりました。
急ぎ足で今日の準々決勝の予想をば。
「どっちが勝って欲しい」という感情は抜きでいくよ!

23:00からのオランダvsブラジルは3-2でブラジルとみます。
正直この試合はどっちが勝っても面白い試合になって欲しいし、
またそうなるだけの選手が揃っていると思います。

3:30からのウルグアイvsガーナは、
タレントの差でスアレスフォルラン擁するウルグアイが2-1で。
ガーナはむしろエッシェン抜きでよくここまで勝ち上がってきたと思います。

あとワールドカップも8試合です。

新刊棋書情報「第57回NHK杯テレビ囲碁トーナメント 勝敗を分けた次の一手」

2010-07-02 12:48:52 | 雑談
NHK出版から「NHK杯囲碁トーナメントから学ぶ次の一手第57回NHK杯テレビ囲碁トーナメント 勝敗を分けた次の一手
という本が出ている。
著者は優勝した結城プロ。

中身はタイトルの通り、昨年のNHK杯を題材にした次の一手問題集だが
解説が1ページながら大小図を使い分けて丁寧。
また巻末に何と昨年のNHK杯本戦の総譜が
一口解説付きで全て掲載されているのが
値段を考えると凄い

惜しまれるのは、第57回という半端な時期のスタートであること。
NHK杯は早碁しか打たないアマには、
最も教材としていいと思っているので、
せめて過去7回分も遡って刊行をお願いしたい。