対局日誌

ネット囲碁対局サイトでの、私の棋譜を記録していきます。
全くの初級者がどう成長していくか、見守ってください。

第3次猿十番碁第5局第2譜

2010-07-23 23:55:55 | 棋譜
金曜ロードショー「となりのトトロ」のラストシーンで目頭が…。
何度観てもあのシーンはツボであります。

実戦図4(128-161手)


ここで私は黒1を利かして、3と守った。

参考図1


黒1と右辺を守りたいのは山々谷々だけれど、
上の図のように白2から4みたいな手で攻められたら、
生きた心地がしないし、すぐ負けだろう。

参考図2


黒7とここで戻ったのはおかしいかもしれない。
白8では参考図2白1のように三々入ってしまえば、
大差で勝負は早かったろう。
「取りかけにこられるのが怖かった」
とはhexaさんの感想だが、とても黒はそんな身分ではない。
優勢になるといろんな不安が生じてくるのか、
あるいはあまりに優勢過ぎて、ユルめる気分が働いたか?

参考図3


実戦図4の黒25では参考図2のように打って、
黒7まで先手でヨセるところだったか?

ともあれ実戦は左上をそのまま囲えることになって望外の地に。
その分、右辺に実戦図4白34と食い込まれるのは仕方ない。

実戦図5(162-198)


大ヨセに入り、双方まずそうなヨセ手順。

参考図4


実戦図5の白32辺りで、参考図3白1とオクべきだったと、
局後真っ先にhexaさんは反省していた。
黒2で3と一子を助ければ、白先手ヨセになって上手い。
碁会所のおっちゃんに教わった手だそうな。
「なるほど~」
と感想戦の時には感心して聞いていたが、
改めて考えてみると、
参考図4黒2と2子にして捨てれば後手になりそう。
この場合は「碁会所のおっちゃん」の手は不成立か?

黒37のツギ辺りでは曖昧な目算から
まさか、もしや
という期待も出たが…。

実戦図6(199-223)


hexaさんは「数えキリ」。
いわば私はお釈迦様の手のひらで踊らされていた孫悟空だったようだ。

コミは出ず白の3目半勝。
尚、白21の手入れは不要である。