対局日誌

ネット囲碁対局サイトでの、私の棋譜を記録していきます。
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新刊棋書情報「やさしい死活」

2010-07-29 21:27:15 | 棋書
タイトルに見覚えがあったので、「そうじゃないかなぁ」とは思っていたが、
MYCOMの新刊「やさしい死活」は、
1978年に成美堂出版から出版された、
同名の上下2巻本を1冊にまとめたもの。
恐らく前半第1章~第3章が上巻、
後半第4章から第6章が下巻からと思われる。

第1章、第4章で死活の色々なパターンを解説、
第2章、第5章で練習問題、
第3章、第6章でテストというのが基本の流れ。
「やさしい」というほど「やさしく」はない。
「初段合格の死活」と同程度の難易度なので、
ネット碁初段前後向けだろうか?

第1章、第4章は解説といっても、
色々な基本詰碁のパターンを見ていこうというもの。
それほど分類されているという感じはしない。

基本は1ページ1題で裏に解説という形だが、
第3章の「一手の死活、三手の死活」は
1ページ3題で、その裏に正解のみ1図ずつという、
シンプルな作りになっている。

ただそれを差し引いても解説81型、
問題211問という分量は魅力。
「この本だけを繰り返せ!」というコピーは肯ける。

著者の工藤プロは「すべての囲碁ファンにささげる本」(旧題「碁キチにささげる本」)で、
「死活は基本10型を身につけよ!」と説いているが、
本書もその教えに沿った本に仕上がっていると思う。


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